鎌ケ岳(三ッ口谷〜長石谷)


- GPS
- --:--
- 距離
- 5.4km
- 登り
- 662m
- 下り
- 666m
コースタイム
(10:30〜10:35)〜鎌ヶ岳山頂(10:45〜11:30)〜犬星の大滝出会い(12:25〜12:35)〜堰堤(13:00〜13:15)〜三滝川本流
(13:30〜13:45)〜長石谷登山口(13:45)
天候 | 晴天 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
船
(すでに30台ほどが駐車) |
コース状況/ 危険箇所等 |
鎌ヶ岳へのルートで滝あり、ザレありの谷を遡行する楽しいコースだ。 三ツ口谷は常に左岸に捲き道が続いているので、出来る限り忠実に谷を詰めると面白い。(詰まったら逃げれば良い) 長石谷は名の通り石の長い谷になるので、時間に余裕が無いときは不向き、又 渡渉が多いので雨の時など 水量が多い時は避けたほうが賢明だ。 |
写真
感想
三滝川本流左岸の小さなテントサイトを見送りしばらくして、立派な道となり三ツ口谷堰堤を右から回り込むと、
スカイラインに出会い、指標が三ツ口谷の入口を。指標に従い樹林と岩壁でうす暗い三ツ口谷へ下りていく。
堰堤上流部は東多古知谷・三滝川本流・三ツ口谷の三本の谷が合流している。
二本の流れを徒渉し、一番奥の樹林と岩壁でうす暗い三ツ口谷へ入り谷を遡行する。
谷底を沿って進むとすぐに約3mほどのF1が現れる。手前右山腹に懸かるナメとの間の山道を使って捲く。
(F1は直登出来るがその先で行き詰まるので左岸通しが良い)
何本も滝を下に感じながら左岸をからんで行くと流れに降りると堰堤に。堰堤を右岸から高捲きするとすっかり
整備された谷底へ出てゴーロの河原になる。ここから振り返ると御在所岳が良く見える。
この先はほぼ谷筋を左岸寄りにからんで行く。やがて大きな二俣になる。
指標に従いナメ状の右俣を行くと滝の捲き道となるので、今日は左俣の流れに踏み込む。
すると谷はすぐに右曲して約20mの「三ツ口谷大滝」(F3)となり行き詰まる。
ここは滝の飛沫を浴びながら左から右へ横切り左岸岩壁を攀じて
山腹から高捲きすると、やがて二俣からの捲き道へ登りつく。
左岸の高みから谷底へ下りてしばらく沿うと流れが右曲する。
すると正面には約5mの滝(F4)、右手左岸は絶壁で行き詰まる。少し戻り左岸岩壁の手前から高捲きする。
(滝の左へりの岩溝が攀じれそうなのでトライしてみたがスタンスが危ういのであきらめた。)
捲き終えたらトラバース気味となり、涸れた谷を横切って流れの左岸へ降りる。
再び岩を飛びながらつめて行くと流れが少し心細くなる。
やがて左手にザレが見え、長石尾根への分岐となる。そろそろ流れが心細いのでここで水を補給して
谷から離れて分岐を左へ明るいザレの尾根へ向かう。(この少し手前からも新道が尾根へ派生している。)
樹林の尾根にからんだ急登が続く。やがてササが現れ山頂近しを思わせる頃、開けたザレの尾根上に出る。
花崗岩の石門で小休止の後、一息登るといきなり鎌ヶ岳山頂飛び出る。
トンボが乱舞する山頂で昼食の大休止の後、長石谷を下山ルートに選ぶ。
山頂を後にして岳峠へ向かう。峠の手前を左へ折れ長石谷へ下りる。急な涸れ谷の底を急降下して行くと
やがて谷幅が広がり左から大きな支流を併せると流れが戻る。岩のペンキを目印にルートを探しながら
流れを右・左に何度も渡り返し下ると約1時間で左から大きな水音を聞く。谷最大の滝「犬星の大滝」だ。
流れを飛び左岸へ渡ると落差約30mの大滝の落ち口に立つ。(そのまま流れを左から右へ横切り山腹を
へつると滝を捲きながら長石尾根へ出られるようだ。)
足元から喰いつく蛭を気にしながらなおも下ると、やがて傾斜がゆるみ開けた河原が堰堤に変わる。
堰堤の左から樹林の暗い山腹へからんで谷から離れるとやがて左へ長石尾根への分岐指標を見ると大きな
流れに立つ。三滝川本流だ。流失した橋を睨んで岩を飛ぶとすぐ先が長石谷登山口だ。
舗装道路を湯ノ山温泉とは逆方向に向かうとスカイラインへ出られる。
長年使い慣れた山靴を買い換えた。従来のオール皮製ではないので非常に軽く、耐久性も考慮して皮革を
多く使用したタイプにしたが、何より内部がゴアテックス加工のため防水性にも優れている。
靴の調子を試すのにもってこいの谷コース、長い距離で今回履いてみたが良い感触だ。(2010/7/10)
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