雨の赤城自然園をさすらう。

2016年09月18日(日) [日帰り]

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:30
• 休憩: 0:00
• 合計: 2:30

12:50 赤城自然園出入り口
15:20 赤城自然園出入り口

花を見ながらゆっくり歩いて、1周2〜3時間程度です。

天候

雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

先だっての台風13号の豪雨で線路や道路への土砂流入などの被害があった赤城山麓周辺ですが、自然園までの道も園内も支障はありませんでした。

コース状況／危険箇所等

木道や、丸太の切り株が敷き詰められた道などが滑ります。
木材チップが敷き詰められ、普段ならフカフカの遊歩道が、雨で泥水を吸ったスポンジのようになっていたのにはびっくりしました。
普段靴でも歩けますが、雨の日は長靴で行ったほうが無難かも。

写真

9/18 12:54

しとしと降ったと思ったらざーっと降る雨、の割に物好きが集う赤城自然園、今日の花たち、虫たちはどんなかな・・・

9/18 12:55

雨で幹がくっきりと浮かびたちます

9/18 12:56

犬泪夫藍（イヌサフラン＝コルチカム）の咲く季節になりました

9/18 12:56

もちろん彼岸花（ヒガンバナ）も

9/18 12:57

野薊（ノアザミ）はしっとりと

9/18 12:58

白嫁菜（シロヨメナ）は大勢で楽しげ

9/18 13:00

姥百合（ウバユリ）の実は、お寺にある鉄の杖みたい

9/18 13:00

そろそろ終わりの小葉擬宝珠（コバギボウシ）

9/18 13:02

白根川弓（シラネセンキュウ）、アップだと別の花みたい

9/18 13:03

まさに季節の秋明菊（シュウメイギク）

9/18 13:06

木々の葉っぱも色づき始めていますよ

9/18 13:09

山百合（ヤマユリ）の実、花と同じで存在感ばっちり

9/18 13:10

松虫草（マツムシソウ）、雨ですがしっとりと

9/18 13:11

男郎花（オトコエシ）の近くには、

9/18 13:13

女郎花（オミナエシ）もセットで咲いています

9/18 13:14

蝮草（マムシグサ）の実、熟し具合の違うカラフルな色目がかわいらしいです

9/18 13:22

雨が木肌を伝う木無（ブナ）の木、これが見たかったんだよね（＾＾）

9/18 13:23

木肌が光る光る！

9/18 13:24

滝のように表面を流れる水、母なる水、フカフカの地面にたっぷりと水を蓄えさせます

9/18 13:27

可憐な花からは想像付かない、なんとも毒々しい山芍薬（ヤマシャクヤク）の実

9/18 13:28

こっちは雪笹（ユキザサ）かな

9/18 13:30

上から見ると三角形に配置されたモビールのような・・・花と同じの蓮華升麻（レンゲショウマ）

9/18 13:32

ぶら下がってる実は吊花（ツリバナ）かな

9/18 13:33

彼岸花の三姉妹

9/18 13:33

タイ国産のアザミだと思っていた大薊（タイアザミ）汗

9/18 13:36

大葉升麻（オオバショウマ）も咲いています

9/18 13:39

白い上薬を塗られた陶器のように光る茸

9/18 13:41

伶人草（レイジンソウ）雅楽の奏者が被る冠に似ているから付いた名前なんだとか

9/18 13:43

漢方薬の元になるという河碧（カワミドリ）、漢字で書くと雰囲気が出ますね

9/18 13:45

田村草（タムラソウ）、田虫草とも書くようですが、名前の由来が分からないのもおおらかで素敵

9/18 13:46

吊舟草（ツリフネソウ）、こちらは漢字で書くとそのままです（＾＾）

9/18 13:46

いつもは下草に隠れてコッソリと咲く南天萩（ナンテンハギ）も、ここでは主役

9/18 13:46

野紺菊（ノコンギク）、野に咲く紺色の菊という意味から来ているようです

9/18 13:47

葉場山火口（ハバヤマボクチ）火山みたいな名前ですが、草刈場に咲いていて、乾燥した葉を火打ち石から火花を受け取るのに使ったから付いた名前だとか

9/18 13:51

秋の七草、桔梗（キキョウ）はそろそろ終わり

9/18 13:54

藤袴（フジバカマ）を吸蜜する浅黄斑（アサギマダラ）

9/18 13:58

栗の実、抹茶緑と薄茶色の組み合わせがいいんだよね

9/18 14:01

雁草（カリガネソウ）花弁が雁の形に見えるかな

9/18 14:08

山鳥兜（ヤマトリカブト）、まだ咲き始めです

9/18 14:10

たわわに実る肝木（カンボク）の赤い実、不味くて鳥も食べないんだとか

9/18 14:19

類葉牡丹（ルイヨウボタン）の実、ヨーグルトに混ぜて食べたらおいしそう・・・

9/18 14:22

朮（オケラ）生薬として使われるそうです

9/18 14:24

咲き乱れる雁草、見頃はこれから

9/18 14:26

ミズスマシの池、水澄の足跡が残る水面に、木々の影が映ります

9/18 14:28

沢桔梗（サワギキョウ）、はっきりとした江戸前の色目が大好きです

9/18 14:28

草牡丹（クサボタン）、なんだかご機嫌そうですね

9/18 14:36

トンボ池にはまたまた浅黄斑、アザミの蜜に夢中になっているところを接写

9/18 14:38

彼岸花を真上からパシャリ

9/18 14:39

山鳥兜が、遊歩道を歩いている人を監視しています

9/18 14:41

冬の造形美しか着目されない、かわいそうな霜柱（シモバシラ）

9/18 14:42

彼岸花、巾着田には当然負けますが、山の緑を背景に咲き始めがはっきり、くっきり

9/18 14:42

飴色の茸、作り物みたいです

9/18 14:47

晒菜升麻（サラシナショウマ）は、若芽を茹でて食したことに由来、てっきり蕎麦みたいに更科産が由来だと思っていました（汗）

9/18 14:50

柚香菊（ユウガギク）、花が柚子の香りがするんだとか

9/18 14:52

野萱草（ノカンゾウ）、萱という字が忘れるという意味を持ち、憂いを忘れる花だという故事に由来しているらしい

9/18 14:53

浅間平江帯（アサマヒゴダイ）と思しきアザミの花、植えられた花以外の花も奥が深いのが、赤城自然園のいいところ（＾＾）

9/18 14:59

深山秋麒麟草（アキノキリンソウ）、春に咲くキリンソウに似ているのが由来だとか

9/18 15:06

鬼灯（ホオズキ）、由来はいろいろあるようですが、怪しげな実にふさわしい和名かも

9/18 15:08

秋明菊、白バージョンもいいですね

9/18 15:09

中国原産の秋海棠、土手などを強化する狙いで川沿いなどに多く植えられたのだそうです

9/18 15:11

秋咲きのシクラメン、篝火花とか豚饅頭とかいう和名らしいですが、こちらはカタカナのほうがしっくり来ます

9/18 15:13

山路杜鵑草（ヤマジノホトトギス）も秋を感じさせる花です

9/18 15:15

そして季節外れの躑躅（ツツジ）、最近四季咲きのツツジが多い気がする

9/18 15:25

困ったときの赤城自然園、予想以上に楽しく歩けましたよ！

撮影機器：

サイバーショット DSC-RX100 SONY

感想

yamaonse

秋雨前線が台風に刺激されて活発になった3連休。初日は通院やら、新しくゲットしたiPhone7の設定やらで一日が過ぎて行き、起死回生の中日は雨。それでも出掛ける気は満々なので、困ったときの赤城自然園へ、初秋の花を愛でに行ってきました。

最近は知名度が上がり、いつ行っても盛況な赤城自然園も、もしかしたら雷雨、なんて予報出されて係の人も手持ち無沙汰。それでも、酔狂な御仁がちらほらと、ガスの巻いた園内を三々五々、歩き回っています。自分も負けずと徘徊開始（爆）

ときおりざーっと雨は強くなるものの、全体的にはシトシト雨の昼下がり、雨で木肌がくっきりと浮かび上がったブナの木に感動したり、健気に咲く花たちや、天気お構いなく飛び回るアサギマダラに歓喜したりしながら、散策を楽しみました。

下山後は、地元民御用達のスズラン百貨店で、秋の全国うまいもの会に参戦。普段閑古鳥が鳴いている旧市街にあって、どこから湧いてくるのだろうと疑問に思う程の集客力を示す物産展。生憎の空模様を吹き飛ばす、楽しい一日となりました。

コメント

ランツベルク

雨でも楽しめましたね
yamaonseさん、おはようございます。

昨日は雨でも赤城自然園を楽しめましたね。

雨が木肌を滝の様に流れる様子など雨でなければ体験出来ない現象をお目当てにされていたとはさすが自然をこよなく愛するyamaonseさんと感心しました。
そして、相変わらず花の多いyamaonseお気に入りの場所ですね。

土曜日は何とか天気が持っていましたがレコをアップされていないのでこの3連休は外出されないのかと考えておりましたら驚きの雨の赤城自然園のレコを楽しませて頂きました。

Landsberg

yamaonse

Re: 雨でも楽しめましたね
Landsbergさん、おはようございます！
雨の赤城自然園、園内は広いですが、所々に避難できる東屋やビニール傘完備。
係員の方も巡回しているので、小雨くらいなら安心して徘徊できます（＾＾）

雨でくっきり浮かび立つ木肌は、受付で雨の日のオススメを聞いて訪問しました。
花はいつ行っても何かしらメインとなるものがあり、メイン以外の穴場花もあり。
ダメなら園芸種と、ハズレることのない自然園は最後の頼みの綱です

土曜日は、お医者さんの待合室で待っているうちにみるみる天気が悪くなり、
結局午後は、満を期してゲットしたiPhoneの設定で半日過ぎて行きました。
スマホの小さい字は老眼との勝負ですが、 はヤマレコでも役に立つのかな・・・

ELK66

雨でも楽しめますね。
yamaonseさん、おはようございます。

この連休は生憎の天気で、行き先に困ってしまいますね。
でも、yamaonseさんには、赤城自然園という
オールマィティーな切り札があるんですね。

雨が降っていても、これだけいろんな種類の花を鑑賞できるとは
山の中の百花店といった感じでしょうか。
アサギマダラも間近で観察できて良いですね。

スズラン百貨店で、「秋の全国うまいもの会に参戦」
という言葉にも興味津津。
何か、美味しいものが見つかりましたでしょうか?

yamaonse

Re: 雨でも楽しめますね。
ELK66さん、おはようございます！

秋雨前線全開な三連休、こんなときは別のことしてたほうが効率的な気もしますが、
こんなときこそどこか行きたくなる困った私（爆）にピッタリな赤城自然園。

早春のように百花繚乱、とまでは行きませんが、元からあったと思しき地元花や、
珍しい山野草まである、まさに山の百花店。アサギマダラもほぼ必ず見られます。

前スズで絶賛開催中の物産展では、柿の葉寿司と北海道のウニイクラ丼等をゲット。
高崎の高島屋は北海道展を同時開催中だし、エルクさんもいかがですか

Blue-Green

行っちゃいましたねっ(^_-)-☆
yamaonseさん、こんばんは
はっきりとしない天気、でもどこか歩きたい
そんな時でも迎えてくれる「赤城自然園」行っちゃいましたね〜
沢山の花々が競演されて綺麗ですね
雨の日の撮影もしっとりとしてイイ感じです
今回はまだ登園していないので近いうちに 行きたいと思います

yamaonse

Re: 行っちゃいましたねっ(^_-)-☆
あおさん、みどりさん、こんばんわ！

雨模様だしもしかしたらお二人の姿が・・・と思っていましたが、
前日に湯ノ丸山、烏帽子岳行って、山歩きはオフだったんですね。

レンゲショウマは終わりだし、紅葉には早いし、きっとなにもない
と思って歩き出しましたが、案外花が盛りだくさんで驚きました。

雨中の森を歩くのは、山登りが目的なら早く終わりにしたいもの。
ここでは雨で見慣れぬ景色を、目に一杯焼き付けて来ることが出来ました。

静かな山歩き楽しめた赤城自然園の初秋の開園は１０／１０まで。
シーズン中は何度も行って、たっぷり元取りたいですね

點

雨♪
yamaonseさん　おはようございます

雨の里山いいですね
植物もイキイキしてるように見えます。

最近は仕事が忙しく土日祝日も有りませんが・・・
仕事なくなると現実的には山に行けなくなるので今は頑張るのみ

yamaonse

Re: 雨♪
ten-no-kiさん、こんにちわ！
あいにくの雨模様も、災い転じてイキイキと見える花たちに癒されてきました^ - ^
山歩きはいい気分転換になりますが、やはり普段の生活があってこその休日の楽しみ、サンデー毎日になったらありがたみも半減しそうです( ◠‿◠ )
それにしても早く安定した天候が続くといいですね。

yakidango

雨の中の散策
yamaonse さん、こんにちは(^ ^)雨の日に出かけるとしたら山よりもまち歩きやら散策が気楽ですね。近くに赤城自然公園のような魅力的な公園があるのが羨ましいですね（森林公園はありますが^_^;）フジバカマやらオミナエシやら秋の七草も綺麗ですね。七草と言えば、私も同日、遅ればせながら、雨の中の長瀞七草寺めぐりに行ってまいりました。雨降りに歩く酔狂な参加者は当然数えるほどしか居なくて寂しいハイキングでした(^_^;)

yamaonse

Re: 雨の中の散策
yakidangoさん、こんばんわ。なんとあの天気のなか、長瀞七草寺を巡って来たとは（驚）
赤城山中腹の赤城自然園は園内に木々が生い茂り、なにげに直接雨がバシャバシャ当たる場所は少なかったのですが、街歩きでは直接雨が当たって大変だったのではないでしょうか。
ただ、雨の中での新しい発見、花たちが鮮やかに見えたことでしょう。
暑さは峠を越してきた感じがするので、街歩き向きの陽気になりつつありますね。