幌尻岳〜戸蔦別岳（額平川コース/日帰り）

2016年09月24日(土) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 29.7km
• 登り: 2,019m
• 下り: 2,007m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:55
• 休憩: 1:15
• 合計: 11:10

5:00 第2ゲート
6:15 6:20 北電取水施設
7:15 7:30 幌尻山荘
8:15 命の水分岐
9:20 振内・新冠コース分岐
9:30 9:45 幌尻岳
10:40 1720m鞍部
11:20 11:35 戸蔦別岳
11:55 １８８１ｍ分岐
13:15 13:30 幌尻山荘
14:30 14:40 北電取水施設
16:10 第2ゲート

日帰りできなくもないですが、体力的にはそこそこしんどいです。
最終バスが第2ゲートを17:00発と時間的な制限があることが日帰りの難しいポイント。しかしながら、第2ゲートのバス乗り場には仮眠場があり、寝袋さえあればそこで一晩明かせます。
また9月はとよぬか山荘を出発するバスの始発が04:00発ですが、7月〜8月は始発が03:00発なので、行程に1時間余裕ができるので日帰りするには夏場の方が時間的には楽かと思います。

天候

晴れ、ときどきガスに巻かれることあり

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

額平川の徒渉は膝上程度。流れはそこそこ速いものの流されそうになるほどではなかった。（沢靴着用）
幌尻山荘から北カールに出るまでは急登。
戸蔦別岳分岐から六の沢までの下りも前半はハイマツ帯の急坂。ハイマツで何度か脛を打ち痛かったです。

その他周辺情報

登山後は日高町内にある「沙流川温泉・ひだか高原荘」にて入浴（￥500）
営業時間は20:00まで。

写真

9/24 5:27

朝5時に第2ゲートでシャトルバスを降りて、林道を歩く。
この日とよぬか山荘を04:00に出るバスに乗車した人は私を含めて3人。私以外の2人は日帰りの予定らしく、自分だけ幌尻山荘に予約を入れている。
自己紹介など会話を交わしながら、3人揃って北電の取水施設を目指す。

前日までの雨も止み、夜明けとともに雲が取れてくる。前日に高層天気図などをじっくり読み、晴れることを予想していたが雲が取れてくる瞬間はいつでも嬉しい。

9/24 6:17

北電の取水施設到着。ここまで第2ゲートから1時間15分。
さすがに日帰り予定の2人だけあって歩くペースが速い速い。

ここで沢靴に履き替え必死に食らいついていく。

9/24 6:48

このあたりが一番深かったポイント。
膝上から腿あたりまで浸かるけど、徒渉ポイントは明瞭なため特に問題なし。

9/24 7:16

沢がいい感じで筋肉をアイシングしてくれて気持ちがいい。

9/24 7:17

シャトルバスを降りて2時間15分で幌尻山荘到着。
2人のおかげでかなりいいペース。

まだこの時点では今晩ここに宿泊するつもりで管理人さんに宿泊の旨を伝え、寝袋など必要のない荷物をデポする。
5:00にバスを降りてから2時間ちょっとでここまで到達する人は滅多にいないらしく、管理人さんから少しだけ驚かれる。

ちなみに、8月のお盆時期はかなり混雑する幌尻山荘も9月になれば概ね空いており、予約が取れないことはほとんど無さそう。
今晩の宿泊者は約10人程度とのことで、平日ならもっと少ない様子。

9/24 8:34

ようやく戸蔦別岳が見えるポイントへ...。

幌尻山荘から北カールを目指し、ひたすら登る。
すごい急登でここが一番きつかった。

9/24 8:48

北カールは秋の装い。
ここまで来ると登りも緩やかになり、楽しく山頂を目指す。

9/24 9:03

登ることよりもシャッターを押すことに集中したため、一気にペースダウン（笑）

9/24 9:16

幌尻岳山頂までもう少し！

9/24 9:31

9時半に山頂到着。
バスを降りてから4時間半。幌尻山荘から2時間。

このあたりから今晩幌尻山荘に宿泊する必要が無いのではないかと思い始める。

9/24 10:36

鞍部まで降り、戸蔦別岳を目指す。
眼下には七つ沼カール。

9/24 10:40

七つ沼カールの紅葉がこのコース最大の秋色。
いつかここでテント泊したい。

9/24 10:51

戸蔦別岳へは約250mの登り返し。
そこそこ急なものの距離はそこまで長くない。

9/24 11:11

光と影。
カールを抱く幌尻岳の美しさを垣間見る。

9/24 11:23

11時20分、戸蔦別岳山頂到着！
ここで体力が落ちてきて、他の2人に付いていけなくなってくる。

9/24 11:21

戸蔦別岳からエサオマントッタベツ岳方面を望む

9/24 11:28

何度振り返っても美しい。
広い裾野と、美しいカールは、薬師岳と黒部五郎岳を足して2で割ったような山容。

9/24 11:55

北戸蔦別岳と幌尻山荘方面の分岐の看板。
幌尻山荘の文字は無いので要注意。
ここから六の沢方面へ明瞭な踏み跡があるので見落とすことは無いと思うが...

9/24 12:00

幌尻岳も見納め。
何度か雲に隠れながらも天気は良好で気持ちのいい稜線だった。

9/24 12:07

六の沢まで一気に下る。すごく急でここを登るのは大変そう。

9/24 14:31

結局、幌尻山荘には13:15に到着。
第2ゲートを出発する最終バスの17:00までに余裕で降りられる時間だったために小屋で宿泊のキャンセルを行い、下山開始。

足は痛いし、このころには他の2人に迷惑をかける程スピード出なくなっているけど、必死に歩く。

9/24 16:16

16:00に第2ゲート到着。約30kmの行程、偶然バスに乗り合わせた2人のおかげで完歩。
本当にありがとうございました。

撮影機器：

NIKON D750 NIKON CORPORATION