【皇海山】初めてのガイド同行登山。

2016年09月25日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 5.8km
• 登り: 802m
• 下り: 792m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:35
• 休憩: 0:40
• 合計: 5:15

8:10 登山口
9:50 9:55 不動沢のコル
10:45 11:15 皇海山
11:50 11:55 不動沢のコル
13:25 登山口

・コースタイムは概ねで区切っています（3〜4分の誤差あり）。
・小休憩は不動沢のコル以外で、中間地点のみ（5分程度）。
・ルート上で長く立ち止まる事はあまりありませんでした。

天候

晴れ。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

・宿泊先から一旦、南郷温泉しゃくなげの湯に移動。今回はソロ行3名全てがマイカーで来ていた為、それぞれがオーナーさんの運転する車に連なって、しゃくなげの湯まで移動。そこからオーナーさんの車で登山口まで移動しました。

コース状況／危険箇所等

・コース状況というか登山口までの林道が大変。下をすらずに往復するのは至難の業だと思います。またパンクのリスクも高いし、行きは通過できても帰りはどうなるか分かりません。その辺は覚悟の上で挑む必要があります。
・皇海橋から不動沢のコルまでは、増水時はそれなりの沢を渡渉します。今回、自分はローカットで挑みましたが、完全に水没です。また雨天が続いたせいか、登山道の損傷も激しく、仮に次に来た時はそのルートが存在しないかも…とガイドさんが言っていました。
・道標はそれなりに立てられていますが、通常とは異なるルートを辿ってきた人もいたので、要注意です。
・以上の事から単独行はおすすめできません。

その他周辺情報

【宿泊】ペンション　オウレット
・夕食（１８時３０分〜）朝食（５時４５分〜）でした。
・登山用の昼食弁当、登山口までの送迎、ガイド料込です。
・今回は総勢３名（皆ソロ）ということで、全員個室です。
・お風呂は家庭浴を順番に使う感じです。
・トイレは男女別で共用。洗面台もあります。

【日帰り入浴】南郷温泉　しゃくなげの湯
・３時間で５６０円（大人）
・内湯と露天が１つずつ、洗い場もそれなりにありました。
・ボディシャンプー、リンスインシャンプーあり。
・ガイドさんの話だと、そこそこ混み合うらしいです。
・登山バッチ（皇海山）販売していました。何故かレジの中からコッソリ出してきました（笑）

写真

【皇海橋】トイレあります（男女共用個室1つ、小便器1つ）。個室は和便ですが、綺麗に掃除されています。紙もありますし流せます。山奥なのに…と思うレベル。

【駐車場】と言っても適当に停める感じなんでしょう。シルバーのワゴンが宿の送迎車です。帰ってきたらライダー達がたむろってた。

天候は良好！！

【登山口】

ガイドさんも予想できなかった沢の増水。どこにも迂回路が無い為、水没覚悟で渡渉。念の為、ロープを張ってくれました。大変心強いです。

ほぼ樹林帯を歩きます。よってソロだと非常につまらない道。でも我々にはガイドさんがいます。

写真とは全く関係ありませんが、所々でガイドさんが植物や動物だけでなく、土地の歴史などを教えてくれるので飽きません。

【中間地点】このちょっと先で休憩しました。帰りはここで休憩しました。この配分もベスト。

【不動沢のコル】鋸山が見えます。ここで数名とすれ違う。足尾の方から来たらしい。すげーの一言しかない。

不動沢のコルから山頂までは、どこにでも存在するような登山道です（1箇所少し急登がありますが）。

写真では分かりませんが、男体山が見えました。展望良好箇所はこの辺くらい（笑）

【山頂手前の剣】ここまで来たら、山頂はすぐそこです。

【皇海山】誕生日後の記念すべき1座が皇海山。そして百名山51座目という折り返しでもある。感慨深い…のか？？

大菩薩嶺なみに周りが見えない。

でも場所を少しずらすと、燧ケ岳や至仏山、日光白根などが見えます（近いしね）。

源流もあるのか…。

【不動沢のコル】ここまでは快調に下ります。

この上が非常に上り下りに苦労します。落としたくなくても石が落ちてしまいますし、道も崩れます。数年後には歩けなくなるんじゃないかと。

こういう沢の中を下るのが怖い。結構滑ります。

ガイドさんも言っていました。動かない事です。

下山完了！！ガイドさんと同宿の方々、楽しく過ごせました！！

【皇海橋】登山者以外にこの林道を使う人はいるのだろうか？という我々の素朴な疑問にガイドさんは丁寧に答えてくれました。知りたい人は是非、皇海山と共にガイド付き登山を。

難峰「皇海山」を終えたと思ったら、これまた手厳しい山「高妻山」が残っているという現実に萎える。

感想

sato-ciel

初めてガイドさん同行の登山をしました。当初、致し方なく選択したのですが、結論としては、とても楽しかったです。このルートを一人でトボトボ歩いていても面白くないし、人気（ひとけ）が無いゆえに発狂しそうですし（笑）単にピークのみを求める自分のスタンスも有りかと思っていますが、その山や周辺の地域の歴史などを知ることで、また山に、登山に愛着が出てくるんだろうなと思いました。動植物についても知ることで、また登山の深みを味わえるんでしょうけど…センスが無いのか、自分は中々頭に入りません。


念の為、今回のプランの概要です。

【前泊】
・夕食は18時30分〜。コース料理でした。
・入浴に関しては、自分は到着早々に済ませました。
・翌朝は短い時間で出立しなければならないので、きっちり準備を済ませます。

【当日】
・朝食は5時45分〜。通常の小屋で出されるものと類似。
　今回は「追貝（おっかい）」側からの林道が封鎖されているとのことで、やや遠回
りする「根利（ねり）」側から林道を利用する為、朝食時間が15分早まった。
・出発時刻は6時15分。結構バタバタです。この出発の時点で、オーナー車にザックを載せてしまいます。
・オーナー車が先頭になり、しゃくなげの湯まで我々を先導。到着後、速やかにオーナー車に身だけ乗り換える。
・根利の集落を越えて少し経つと、いわゆる林道突入。ほぼ1時間くらいはガタンゴトン揺られまくり。あんなの普通車じゃ無理です。
・登山を終え、しゃくなげの湯まで送ってもらったところで解散。

おそらくこの皇海山のツアーは、色々な事情で様変わりすると思います。例えば集まった人数や、どういう交通手段で来たのかとか、一番のポイントは林道が使えるか否かですが。

オーナーさん自身もパンク経験があると話していましたし、ツアー客じゃないけど悲惨なパンク現場も見てこられたそうです。なので、この林道突入には、相当な覚悟と自己責任をもって臨んだ方が良いと思います。林道は携帯圏外なので、トラブったらアウトです。そしてすれ違いも難しいので、他の人の迷惑にもなります。林道はほぼ一本道なので、歩いて集落まで行けなくはないと思いますが、辛いでしょうね。