谷川岳/衝立岩中央稜&一ノ倉沢南稜

天候 | 8日:雨のち曇りときどき晴れ 9日:快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
ファイル |
非公開
6761.xls
計画書
(更新時刻:2013/05/25 13:56) |
写真
感想
昨年の9月に雨で中止になってから、ずっとモヤモヤが残っていました。
ようやく行けて、よかった!!スッキリ。
土曜は雨。
本チャンアタックは日曜1本勝負とし、黒岩というフリーの岩場へ転進。
マルチの練習するはずだったけど、ルートがふさがっていたので
結局みんなフリーに夢中…
フリー大好きな人たちを見て
クライマーってこういう人種なんだな、とわかった気がした。
一ノ倉沢の駐車場にテント張るのはちょっと問題ありそう、ということで
この日もベースプラザ泊。
温泉〜スーパーでしげさん組・L学組と合流して総勢14人で宴会。
わいわいと楽しく飲んで21時半頃に就寝。
日曜、2時起き3時出発。
準備中に3パーティほどの出発を見送った。みんな早すぎじゃない?(汗)
途中、とても口には出せない事件もありつつ
一ノ倉沢駐車場にて身支度し、いざ出発。
雪渓、滑りそうで怖い。帰りはもっと怖そう。
テールリッジ、以前から脅されていた理由がわかった。
ナメ苦手なわたしが、当然苦手とする分野。めちゃくちゃ滑りそう。。。
ファイブテンのC4のおかげで滑らず行けたけど、コケたら終わりだな、と緊張した。
しかしやっぱり、みんな歩くの早い。
わたし1人、すでに息があがって汗だく。
最近岩トレばかりで歩いてなかったから、体力落ちてるとは思ったけど…反省。
そして中央稜の取り付きへ。
南稜を登攀するしげさんパーティとはここでお別れ。
ガチャ類を装備し、5:20、まずはとく班が登攀開始。
続いて我々こやP班も。
最初は問題なかったけど、3P目のトラバースがかなり怖かった。
体ノケ反り気味だし、先は見えないし、掴んだホールドは浮いてるし。。最初の核心だった。
それ以上に精神ダメージ食らったのが4Pのチムニー。
外にはホールドない、中に入っても甘いのしかない、しかもちょっとハング気味じゃない!?
ここで一番苦しんだ。
上からはこやPの「そこちょっと厳しいから頑張ってね〜」という声。
頑張るけど、頑張るけどさ!!でも難しいよ〜〜と半泣きになる。
後続パーティの「前がつかえてるからちょっと待って」というやりとりもプレッシャー。
いわゆるチムニー登り?手足をつっぱって登るしかないかと思っても、
やっぱり「何かを掴んで」ないと安心できないので、怖くてなかなかできず。
後ろのラッキーが色々アドバイスをくれて、最終的には腹をくくってツッパリ登る。
ビレイ点についた時には恐怖と緊張感でゼーゼーハーハー。しばしヌケガラに。
こういうテンパッた後って、放心状態になってしまうのでちょっと危ない。
緊張感を持続せねば、と気を引き締める。。
幸い、ここが核心で、この後特に厳しいところはなかったので助かった。
南稜にはしげさん班(とっくに見えない)、L学Kさん班、
中央カンテにはshimog班、mkame班がいて
手を振ったり声をかけ合ったりして、つかの間なごむ。
浮石も多くて、支点も錆び錆びで、これが本チャンなんだなぁ…と実感。
もちろんゲレンデでも落石とか浮石はあるけど、そこまで多くないし
支点は堅牢だし、やっぱり本チャンにくらべて「ゲレンデ」と言われる所以がわかった。
懸垂下降も、「落石起こしちゃったら」と思うと怖くて、壁に足をつくことも恐る恐る。空中懸垂の方が気がラクだった。
狭いところをピンポイントで狙って下りるのも難しい。
取り付きにたどり着いたときには、もう本当に安堵!!
ああ、ようやくここまで来た〜とヘロヘロに。
でも、まだまだ終わらない。。
恐怖のテールリッジの下りが待っている。
滑りそうなスラブを恐る恐る歩き、どうにか無事に雪渓に出る。
んが、雪渓では何度も転び、びしょびしょ。。
滑ることを怖がって、おっかなびっくり、へっぴり腰なのがダメらしい。
「板履きたい〜!!」と遠吠えしながら何とか下る。
観光客の多い一ノ倉沢出合いに到着し、心からほっと一息。
先に下りていたしげさんパーティが待っていてくれて、みんなでハイタッチ!
ああ、感動〜!!なんとか、なんとか登って帰ってこれた!!
もうヘロヘロです。
体力もだけど、やっぱり登攀能力がないと余裕がなくて厳しい。
クラックとかチムニーとか、いろんな登り方を知っておかないとダメだなと思いました。
いざという時、ムーブが全くわからなくて窮してしまう。
連れて行ってくれたこやP、とくさん。
企画・練習・もろもろ調整と、何から何まで面倒見てくださってありがとうございました。
次はリードできるように精進します。
メンバーのみんな、
登れるタフガイクライマーたち、頼もしかった。ひたすらバカなトークも和みました。ありがとう。
でもレディがいる場で下ネタはどうかな〜。今後の改善を求む!
ご一緒してくださった別パーティのみなさま、
緊張感でいっぱいだったけど、わいわい飲めて楽しかったです。
登攀中も、隣のルート・その奥のルートにも常に誰かが見えて、なんだか嬉しかったです。
応援のメッセージをくれたみなさま、
ホントにありがとうございました!勇気づけられました。
ようやく1つの課題が終わった…という安堵感に包まれながら、
でも、オールフォローで連れて行ってもらっただけなので
ちゃんとツルベで行けるようにならなくては。
そのためには足りないものがたくさんありすぎる。。体力、登攀力、判断力etc…
山って奥が深すぎる〜。。
まだ序章を終えたに過ぎないので、
これから本章に入れるように、色々と頑張っていきたいと思います。
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