既に廃版になったようで、Amazonではプレミア価格（笑）で売られているようだ。廃版は2018年ぐらいらしい。チタン製だが今時のULとは少し路線が違い、特徴的な蓋の影響もあり重量は蓋込で136gである。サイズはφ105×H113mm、110ガスがぴったり収納できる内径となっている。
特徴的な蓋には、ヤカンやパスタの湯切りに使える注ぎ口の穴と、お湯を注ぐときの蓋押さえや本体に引っ掛けておける突起が付いている。これによってカップラーメンやコーヒードリッパーにこぼれにくく湯を注ぐことができる魅力がある反面、収納時に飛び出てしまい納まりが悪いというデメリットも発生する。ちなみに蓋を裏返して収納しようとしても上手くはいかない。
付属のスタッフバッグは蓋の上に110ガスカートリッジを乗せた状態でもまだ余裕が有る。できればこの状態で紐を絞った時にジャストフィットだと満足感が高いと思う。
クッカーは他製品とのスタッキングも楽しみの一つだが、同じスノーピークのチタンシングルマグ600は入らず、450だとスカスカになるようだ。そのため、ストイックにこれ一つで使うか、スタッキングせずに別のカップを持つのが正しい使い方と思われる。
内面にはmlとozの目盛りが有る。700mlは最大水量ではなく実際に湯沸かしできる余裕がある水量だ。カップヌードルの推奨湯量は290mlなので二人分を一度に沸かすことができるわけだ。
実は、この商品はトレッキングにはまる前に釣りのお供に購入したもので、内部に110ガスと超小型バーナー（日本の安全基準を満たさない海外製品。自己責任で）を収納して使っていた。ソロトレッキングには少々半端なクッカーだが、愛着のある道具だ。