因って、日の出前・日没後に行動するのは危険極まりない。目を瞑っているのと同じくらい暗いし、無理して進んで滑落すると目も当てられない。
たとえ日帰り予定でも、何らかのトラブル(道迷い・怪我・人助け等)で暗くなってから行動せざるを得ないことも充分考えられる(暗くなったら諦めて、動かないのが鉄則だとは思うが)。
その時に役立つのがヘッドランプである。
大学時代はヘッドランプのことを「ヘッデン」と呼んだりしていた。
ヘッデンは頭に装着することができる=両手が空くので、実用的な照明器具である。
その点、ランタンはテント内・テン場・山小屋で寛いだりするための物で、これは行動に使わない方が良い。
画像右の、ナショナル製の黄色の物は、2000年頃から使用していたものだ。
単3電池を4本(だったかな?)使うもので、気付けばツマミ式のスイッチがザックの中でオンになって、いざという時に点かないこともあり、予備電池は必須であった。
今となっては現役を退き、非常時持ち出し袋の中にいる。
現在は、画像左のBlackDiamond製のギズモを使用している。
時代が変わってLED電球となり、単4電池2本だけで途方もないくらいの点灯時間をほこる。しかもコンパクトで軽い。
点灯だけでなく、点滅モードもボタン操作ででき、かつてのヘッデンと同じく照射角度も調整できる。何より明るい。
付属のゴムバンドで頭に装着するが、本体のクリップで何処かに取り付けることもできる。
私は殆ど日帰りなので、車中泊の車内や山行前の点検時に点灯させるのがメインになるが、購入してから3年以上経っても一度も電池交換をしていない。それくらい持ちが良い。
また、ザック内で勝手に点かれては困るので、メーカーは違うが、画像中央のペツルのヘッデンケースに収納している。
ケースはチャック式のセミハードで、掌サイズ。これにしてからは、今まで勝手に点灯していたことはない。
あまりにコンパクトなので、パッキング時は荷物の隙間にねじ込むだけで事足りる。
これだけコンパクトなのに、自分の命運を分ける重要な装備だと思うと、非常に有難みが増す。
「暗くなる前に降りられるから」とタカを括って持たずに出て、漆黒の山中で前にも後ろにも進めずに後悔するくらいなら、お守りのつもりで持つべき。
というか、持たないで山に入る人なんていないとは思うが。
LEDになってから、電池寿命は飛躍的に伸びましたね〜。
はじめましてultramomoといいます。私もナショナルのヘッデンを使ってました。今は$7.99で買った(笑)Energizer社のヘッドランプです。信じられないくらい明るくて、有名メーカーと比べて遜色ないというか、それ以上というか…侮れませんね。家電メーカー。
>ultramomoさん
山用品の進歩は目を見張るものがありますよね。
学生時代に比べると技術進歩と価格破壊の進行が凄いです。
廉価でそれなりに良いものが手に入る。しかも当時より山やアウトドアが市民権を得たので、それに拍車が掛かる。
良い循環が起こっていて嬉しい限りですね。
こんばんわ。jm80さん 。
ナショナルのヘッドランプ懐かしいですね〜 。たまに息子と山に行く時、現役復帰してま〜す。
ただバンドがのびのびでちょっと難儀しますね〜。
はじめまして。いまだに一番右の黄色いの使ってます。
高校の時に買ったものだから、おそらく27年ものです。(笑)
重くてかさばっておまけに単3電池4本だからいいかげん今年はブラックダイヤモンドを買おうと思ってこの日記をみてナイスタイミングかと思いました。
ちなみに私のストーブもでかいんですよね・・・。
イワタニですが、今のは小さくていいですね。
jm80さん、こんにちは。初めまして。
ナショナル製のヘッデン、同じ型(私自身には2つ目)のはまだ持っています。回転式のスイッチになってから操作しやすくなったのですが、その分、ザックの中でスイッチが入りやすくなりましたよね。80年代前半にはスイッチ部分がスライド式で少し凹んでおりました。(ここが強度的に弱点で本体が割れていくのですが )
それでも万一スイッチが入ってしまっては大変と、電池に紙を挟んで持って行くのがルールでした。ザックから出してそのままスイッチを入れて点灯すると上級生が厳しく指導することになっていましたね。
今はノーブランド品ですが単4が3本のLEDになって何年も電池を入れ替えていません。同じく回転スイッチ方式なのですがトルクも必要なので紙を挟むことはなくなりました。一度もザック内でスイッチが入ったことはありません。
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