で、調理には火が必要。ただ、山荷物はコンパクト且つ軽量で済ませなければならない。
その点で、山用品のガスストーブは想像以上に良い働きをしてくれる。
畳めば手のひらに収まるほどのサイズでありながら、別売のガスカートリッジを装着すれば、何処でも火を使うことができるのだ。
ガスストーブは、約10年前からイワタニプリムスのP-151を使っている。
大学の仲間とホワイトガソリン使用のコールマン・スポーツスターで地道にポンピングしていたこともあるが、主に使ってきたのはカートリッジタイプである。
まずストーブ本体の話。
生地が厚いナイロンケースから出して、畳まれたフレームを広げカートリッジに嵌める。これだけでセット完了。手がかじかんでいても簡単にセットできる。
点火は100円ライターみたいな押しボタン式の点火装置がついているので、ガスつまみを回して、プシューっとガスが出る音がしたら点火するだけ。
そして意外に火力が強い(体感では、家庭コンロに匹敵するんじゃないかというくらい早く沸騰する)。
取り外し可能な風防がセットになっていて(強風時以外は外して使用している)、強風下でもまず消えることはない。
カートリッジについて。
プリムスのガスカートリッジ(大学時代はプリ缶と呼んでいた)には内容量以外に2種類ある。文字が黒色の通常タイプと、赤色の高地寒冷タイプだ。
あちこちで使うから、私は専ら文字が赤色の方を使っている。
で、実際だが、夏の富士山山頂では余裕で着火する。
極寒の冬山や海外の高山に行ったことがないので他はどうか分からないが、雪山シーズン以外なら、日本中何処でも思い立った時にラーメンやらコーヒーやらを、場所を選ばず楽しめるわけだ。
もはや習慣になっているが、これのお陰で私は登頂後にコーヒーをすすってまったりできる。感謝。これさえあれば災害とかでガスが止まっても、火が使える。
他にはテント内で点火して内部を暖めたり(テント内の火気使用は要注意)、凍えたら暖を取ったりできる。
10年以上使っていてメンテなんて全くしてないが、点火スイッチが作動しなくなった(ライターで代用)以外は全く好調。タフである。
大して高価なものではないので、購入した方が山をもっと楽しめる。
山の上で調理した食事は最高に美味しい。
初めまして。NISSYと申します。私も10年位愛用してます。本当に頑丈で助かってます。これからもレビュー楽しみにしています
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する