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記録ID: 1016708 全員に公開 積雪期ピークハント/縦走飯豊山

飯豊本山(弥平四郎〜三国小屋〜飯豊本山〜御西小屋〜クサイグラ尾根〜梅花皮荘)

日程 2016年11月23日(水) 〜 2016年11月26日(土)
メンバー taka5895, その他メンバー1人
天候概ね好天
1日目 晴のち曇り、一時雪
2日目 晴、稜線上は風強し(東京に54年ぶりの積雪)
3日目 午前快晴、午後はガス
4日目 快晴(稜線上はガス)
アクセス
利用交通機関
電車バス、 タクシー
公共交通機関で移動

往路
会津若松まで夜行バス
会津若松駅→JR→野沢駅→デマンドバス(500円)→弥平四郎 下車

復路
梅花皮荘→タクシー(約8000円)小国駅→JR→米沢→新幹線→東京
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地図/標高グラフ


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歩くペース 1.0〜1.1(標準)
※ヤマプラ掲載の「山と高原地図」標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率(全コースのうち50%の区間で比較) [注意事項]
表示切替:

コースタイム [注]

1日目
山行
5時間54分
休憩
18分
合計
6時間12分
S弥平四郎バス停10:5112:04祓川駐車場12:1714:10上ノ越14:1115:21巻岩山15:51疣岩分岐16:02疣岩山16:0316:44三国岳16:54剣ヶ峰の水場16:5717:03三国岳
2日目
山行
6時間36分
休憩
15分
合計
6時間51分
三国岳07:2709:10種蒔山09:35切合避難小屋09:4610:38草履塚10:59御秘所11:0312:26飯豊山避難小屋、本山小屋、飯豊山神社13:01飯豊山13:18駒形山14:18御西岳避難小屋
3日目
山行
11時間28分
休憩
1分
合計
11時間29分
御西岳避難小屋05:3707:38御手洗ノ池07:3917:06宿泊地(クサイグラ尾根)
4日目
山行
6時間57分
休憩
0分
合計
6時間57分
宿泊地(クサイグラ尾根)07:1314:10温身平G
コースタイムの見方:
歩行時間
到着時刻通過点の地名出発時刻
コース状況/
危険箇所等
積雪は多いところでひざ下。
稜線上の吹き溜まりはラッセル。
クサイグラ尾根は13時間の藪漕ぎでした。

三国小屋の水場は発見できず。
小屋の中はとても快適です。

切合小屋の水場は凍結。

御西小屋の水場は探しに行く気も起こらず。
御西小屋のトイレがなぜか空きません。
小屋の中はとても快適です。
その他周辺情報梅花皮荘の温泉は26日で割引300円、通常500円。
とても良い温泉でした。
10分の差で15:20のバスを逃し、温泉で癒された後、タクシーで小国駅へ向かいました。
小国駅で食べた「みよし食堂」のご飯がとてもおいしかった。

装備

個人装備 防寒着 雨具 ゲイター アイゼン ピッケル ガスカートリッジ 地図(地形図) サングラス テントマット シェラフ 水筒(保温性)
共同装備 テント

写真

弥平四郎登山口 下車
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弥平四郎登山口 下車
新ルートで登高。登り出しは雪がない。落ち葉でとても滑りやすい。
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新ルートで登高。登り出しは雪がない。落ち葉でとても滑りやすい。
稜線上に出たところ。雪はくるぶし程度。
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稜線上に出たところ。雪はくるぶし程度。
スケールの大きさを感じ始める。
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スケールの大きさを感じ始める。
三国小屋。日没ギリギリ
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三国小屋。日没ギリギリ
翌朝飯豊本山方面
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翌朝飯豊本山方面
三国小屋からいきなりの急斜面
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三国小屋からいきなりの急斜面
切合小屋の水場は凍っています。
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切合小屋の水場は凍っています。
草履塚から大日岳
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草履塚から大日岳
飯豊本山が見えているのにまだまだつかない。
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飯豊本山が見えているのにまだまだつかない。
御秘所を登る
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御秘所を登る
1
ここから急登
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ここから急登
最高の景色。この世とは思えない。
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最高の景色。この世とは思えない。
3
飯豊本山到着!
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飯豊本山到着!
1
飯豊本山から大日岳のたおやかな稜線
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飯豊本山から大日岳のたおやかな稜線
2
夕暮れの大日岳の景色
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夕暮れの大日岳の景色
2
夜明けの大日岳
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夜明けの大日岳
5
烏帽子岳へ向けてトラバース
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烏帽子岳へ向けてトラバース
クサイグラ尾根の分岐の先。ハイマツを乗り越えながら進む。
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クサイグラ尾根の分岐の先。ハイマツを乗り越えながら進む。
ずーーーっとこんな感じ。
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ずーーーっとこんな感じ。
残念ながらビバーク
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残念ながらビバーク
1
翌朝。ダイグラ尾根から朝日が昇る
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翌朝。ダイグラ尾根から朝日が昇る
2
振り返って見た景色。
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振り返って見た景色。
ここがルートです。ちなみにここはまだ笹もハイマツもなくて歩きやすい。
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ここがルートです。ちなみにここはまだ笹もハイマツもなくて歩きやすい。
こんなところも登りました。写真を取る余裕があるということです。
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こんなところも登りました。写真を取る余裕があるということです。
熊っぽい足跡多数
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熊っぽい足跡多数
1
1110の岩場を懸垂。
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1110の岩場を懸垂。
しつこいほどの低木藪漕ぎ。
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しつこいほどの低木藪漕ぎ。
石転び沢方面を望む
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石転び沢方面を望む
シェルが破れる…
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シェルが破れる…
ほとんど木登り
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ほとんど木登り
1

感想/記録

何と言っても一番の思い出は“クサイグラ尾根”。漢字で書くと草衣倉、エアリアマップではくさいぐら尾根とあります。

●下山がクサイグラ(バリエーションルート)となった背景
2日目に飯豊本山を越え御西小屋泊、3日目に御西小屋から門内岳を越えて梶川尾根で下山かと思っていました。ところが御西小屋から烏帽子岳まで、しっかりとした積雪で、ひざ下ラッセルが続く。この先のアップダウンを考えると辛くなってきました。
クサイグラは深い藪とは知っていたものの、地形図では、しっかりした尾根で、雪で藪も少しはましだろうと、梶川よりは早く下山できるだろうとも思いクサイグラを選択。尚且つ私は藪漕ぎにはとても自信がありました。

●実際のクサイグラの概要
想像を超えるとてつもない藪漕ぎに大苦戦しました。
今まで数々の藪を超えてきましたが未体験の世界でした。

クサイグラ尾根上は、笹だけではなく、低木とハイマツの藪漕ぎ&もちろん笹MIX。低木は最後の最後まで続きます。
低木は頑丈で簡単に折れり倒れたりしませんので、くぐったり、踏みつけたり、跳ね返りを受けながら突き進むことの連続です。それだけではなく、太い木が雪の重みでうねり、根元から斜めに生えて通せんぼ状態のことろも多数あるので、木を乗り越えて進まなければなりません。登山というよりも、木登りをしているようなところも多くありました。

この時期で積雪は10僂曚鼻∩蕕使根の急斜面のところも多くありましたので、12本アイゼンを念のため装着するも、前爪は木やツルにひっかかり、何度も足を取られました。

また1110mのところにちょっとした岩場があり、ロープで懸垂下降しました。そこだけに関わらず道中は油断できない岩場が多いので、ここまで来られる技術がある方にとっては1110mの岩場の難易度はたいしたものではありません。フィックスロープも張ってあります(使用できるかは自己責任で)。

結果、体力的にも難易度も時間的にも梶川尾根よりはるかに厳しい状況となりましたが、引き換えに得たものは藪漕ぎスキルの向上と充実感でした。
身も心も着ていた雨具も手袋もボロボロとなってしまいました。

通常は安易に選択すべきでないルートです。

●クサイグラ下山ルートの詳細
記憶が曖昧ですが、記載しておきます。
クサイグラ分岐から1895までは笹薮が雪に覆われており比較的歩きやすい。
1895〜1777まではハイマツの藪漕ぎ。急登のハイマツ藪漕ぎもあるので非常にしんどい。
1777〜1520のビバークポイントまでは動物の足跡に流され沢状地形を進んでしまったので岩の多いところを慎重に進みました。尾根でなければ直径1mほどの岩がゴロゴロしています。積雪がなければ落石にも大いに注意しなければならないと思います。
1520付近のピークはハイマツの登り藪漕ぎです。一層藪が深く、どのように進めばよいか見当がつきませんでした。
ピーク以降も動物の足跡に流され斜面をおりました。一度降りてしまうと東の尾根にとりつきたいものの、樹に阻まれ簡単にトラバースができないため、木登りをしながら強引に登り返しました。
1450〜1300は尾根伝いに低木の枝をかき分けながら進む。このあたりから稜線上にマツが生え出します。目印とはなりますが、部分的にマツの枝も漕いでいかなければなりません。夏を想像するとマツヤニの被害がひどそうです。
1270あたりの稜線上に岩があり、その東面でビバーク。後から振り返るとここでの早めの判断が良かったと思います。
1270の岩は東面を藪をゴボウでつかみながらトラバース。
その先はかなりきつい斜面が断続的に続きます。低木が多く、低木を踏みつけながら進みました。
1110に岩場。
1088からこれまでより少し藪が薄くなる。低木の藪漕ぎです。西を見ると石転び沢がきれいに見ることができます。
816からさらに藪が薄くなり出しますが、いわゆる通常の藪漕ぎ程度です。
シャクナゲがでてきます。この先すべりやすい痩せ尾根が続くので滑落に注意し進む。安堵感が出るかもしれませんが油断せず。
藪漕ぎ時間13時間

●クサイグラ下降のコツ
念のため記載いたしますと、下降のコツは、例え目の前に低木やハイマツがあろうと尾根の稜線上をひたすら藪漕ぎすること。安易に獣の足跡に流されたり、石転び沢側の斜面にトラバースを取ると余計に難しく、歩きにくくなります。
東のダイグラ尾根側が常に切れ落ちているので、ダイグラ尾根側の谷を見ながら進むと良いでしょう。GPSがあるとより安心できます(藪での装備紛失注意)。
道中は熊の足跡と思われるものが散見されましたのでお気を付けください。

●ビバークポイント
通常は1日では降り切ることは難しいと思います。
ビバークポイントとして、1520mあたりのポイントが適切かと思います。
その先にはほとんどが藪でおおわれており、例えのこぎりがあったとしても快適なビバークポイントはありません。

もう一度明記すると、積雪期以外で安易に下山路や登りで選択すべきでないルートです。
訪問者数:304人
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この記録へのコメント

登録日: 2016/8/4
投稿数: 4
2016/11/28 18:33
 すげー!
初日は寒かったことでしょう(*^^*)
で、そこから数えて3泊も山中でするなんて凄いですねぇ(//∇//)
野生に襲われることなく、自然に打ち勝っての生還おめでとうございました♪
登録日: 2016/10/31
投稿数: 1
2016/11/29 15:45
 激藪漕ぎお疲れ様でした!
くさいぐら尾根の現在の積雪状況を知りたくて検索したところ、ドンピシャでこの記録がヒットしました。大変詳細な情報提供ありがとうございます。
雪が十分に積もるまでは、くさいぐら尾根には足を踏み入れまいと決意致しました(笑)。
登録日: 2013/11/19
投稿数: 3
2016/11/29 18:46
 Re: すげー!
ねぎらいのお言葉をいただきありがとうございます。
初日の夜は東京に雪が降った日でしたが、こちらの夜は-12度ぐらいでした。
といっても寒さはまだマシで、ガスにも巻かれず概ね好天でした。
避難小屋の有難さを痛感です。
最後は野生に襲われるというよりも、野生に戻りはじめた感じでした…。
登録日: 2013/11/19
投稿数: 3
2016/11/29 18:49
 Re: 激藪漕ぎお疲れ様でした!
今後、安易にクサイグラに入ってウェアをボロボロにする方が少しでも減るように、詳細な情報を忘れないうちに記載いたしました。
しかし数日経つとまたクサイグラにリベンジしたいと思うことが不思議です。

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