春に大室山へ登った時は、天気予報では朝の早いうちだけ雨で、曇りになるとのことで、小雨の中登山を決行したら、見事に下山時までずっと雨になって、全く景色は楽しめないものになりました。そのリベンジのために、春と全く同じルートで歩くべく、朝5時50分に家を出ました。土曜日に登山に出発するのがいつもこの時間ですが、丁度今なぜか毎日観ている「時代劇専門チャンネル」で、土曜5時から「絶景百名山」の再放送が放映されているため、ついついこれを見終わってからの出発になっちゃうんですよね(^∇^)v
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春に大室山へ登った時は、天気予報では朝の早いうちだけ雨で、曇りになるとのことで、小雨の中登山を決行したら、見事に下山時までずっと雨になって、全く景色は楽しめないものになりました。そのリベンジのために、春と全く同じルートで歩くべく、朝5時50分に家を出ました。土曜日に登山に出発するのがいつもこの時間ですが、丁度今なぜか毎日観ている「時代劇専門チャンネル」で、土曜5時から「絶景百名山」の再放送が放映されているため、ついついこれを見終わってからの出発になっちゃうんですよね(^∇^)v
東名高速で大井松田ICを目指すと、厚木からずっと富士山がくっきり朝日に照らされて、見事に見えますので、今日はイケるぞとはやる気持ちを押さえて丹沢湖を抜け、県道76号線を終点までやってきて用木沢出合にある駐車スペースに到着したのが7時45分頃。ただ、先に2台の車がここに来ていましたが、一台の1Boxが駐車スペースに横向きに止めていて、他の車が止められなくなっていました。ちゃんと縦にバックして止めるようにすれば3台はそこだけで収まります。他の人のことを考えて頂きたいですね。他の一台は後ろの方に苦しい体勢で止め、こちらも用木沢の入口にちょっと入ったところに止めざるを得ませんでした。
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東名高速で大井松田ICを目指すと、厚木からずっと富士山がくっきり朝日に照らされて、見事に見えますので、今日はイケるぞとはやる気持ちを押さえて丹沢湖を抜け、県道76号線を終点までやってきて用木沢出合にある駐車スペースに到着したのが7時45分頃。ただ、先に2台の車がここに来ていましたが、一台の1Boxが駐車スペースに横向きに止めていて、他の車が止められなくなっていました。ちゃんと縦にバックして止めるようにすれば3台はそこだけで収まります。他の人のことを考えて頂きたいですね。他の一台は後ろの方に苦しい体勢で止め、こちらも用木沢の入口にちょっと入ったところに止めざるを得ませんでした。
準備も完了して7時50分にいよいよスタートです。まずは柵の脇からそのまま直進し、林道沿いにしばらく歩くと、車道が終了して左右に歩道が延びたところに出ます。ここを直進するのが白石峠方面で、左の歩道橋を渡るとモロクボ沢方面になりますが、道は途中までのようです。それにしてもさすがに早朝の西丹沢は寒いですね。歩いているうちに火照ってくると思いきや、まだまだ冷たいままです。
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準備も完了して7時50分にいよいよスタートです。まずは柵の脇からそのまま直進し、林道沿いにしばらく歩くと、車道が終了して左右に歩道が延びたところに出ます。ここを直進するのが白石峠方面で、左の歩道橋を渡るとモロクボ沢方面になりますが、道は途中までのようです。それにしてもさすがに早朝の西丹沢は寒いですね。歩いているうちに火照ってくると思いきや、まだまだ冷たいままです。
しばらく沢沿いの道を進むと、いよいよ渡渉を繰り返して進むようになります。この辺の沢には堰が大変多く設置されているので、それらを効率良く越えるために沢を右に左に渡ってから抜けやすいところに道が続いています。
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しばらく沢沿いの道を進むと、いよいよ渡渉を繰り返して進むようになります。この辺の沢には堰が大変多く設置されているので、それらを効率良く越えるために沢を右に左に渡ってから抜けやすいところに道が続いています。
結構長い丸木橋。木が傷んでいるのではなく、橋自体の重みでたわんでいますが、乗ってみると大変固くて丈夫です。
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結構長い丸木橋。木が傷んでいるのではなく、橋自体の重みでたわんでいますが、乗ってみると大変固くて丈夫です。
左に渡ったかと思うと、すぐにまた右に渡り、斜面の登りを進んで堰を越えます。こんな感じでの登りがしばらく続きますが、勾配はきつくないので、あまり疲れません。
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左に渡ったかと思うと、すぐにまた右に渡り、斜面の登りを進んで堰を越えます。こんな感じでの登りがしばらく続きますが、勾配はきつくないので、あまり疲れません。
少しするとこんな具合に本格的に登山道の始まりかと思えるようなところを登ります。階段もある急な登りを進むと、あっと言う間に勾配が緩みまた下ってしまいます。
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少しするとこんな具合に本格的に登山道の始まりかと思えるようなところを登ります。階段もある急な登りを進むと、あっと言う間に勾配が緩みまた下ってしまいます。
そしてまた堰のところに出て渡渉です。ここはコンクリートの堰ではなくて、こうした鉄フレームを斜めに通して、下の足で支えるタイプのものが使われていますが、見ていて今にも押し潰されそうな雰囲気ですね。でも、この状態で数十年土砂を支えているんだから凄いものです。
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そしてまた堰のところに出て渡渉です。ここはコンクリートの堰ではなくて、こうした鉄フレームを斜めに通して、下の足で支えるタイプのものが使われていますが、見ていて今にも押し潰されそうな雰囲気ですね。でも、この状態で数十年土砂を支えているんだから凄いものです。
左に渡渉したら道が沢から逸れて左に折れる形になり、山の斜面をトラバースする区間になります。この辺からはぐっと勾配が増してきますが、まだ厳しいと言うほどのものではないです。
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左に渡渉したら道が沢から逸れて左に折れる形になり、山の斜面をトラバースする区間になります。この辺からはぐっと勾配が増してきますが、まだ厳しいと言うほどのものではないです。
いかにも登山道然としてきましたね。先ほどの沢から離れていますが、今度は左側に沢の音が聞こえてきます。と言うことは、もうそろそろ白石の滝に近いことになります。
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いかにも登山道然としてきましたね。先ほどの沢から離れていますが、今度は左側に沢の音が聞こえてきます。と言うことは、もうそろそろ白石の滝に近いことになります。
案の定、間もなく白石の滝に到着。春は雨雲で真っ白で、音でしか分かりませんでしたが、今も木の枝に遮られて完全には見えません。ただし、高さがかなりあるのは見て取れました。大理石の滝と書かれているように、この辺の石は白いやつが多かったです。
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案の定、間もなく白石の滝に到着。春は雨雲で真っ白で、音でしか分かりませんでしたが、今も木の枝に遮られて完全には見えません。ただし、高さがかなりあるのは見て取れました。大理石の滝と書かれているように、この辺の石は白いやつが多かったです。
白石の滝の先はこうした桟道区間があります。ここを抜けると滝上に出て、そのまま上流部に進んで行くことになります。
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白石の滝の先はこうした桟道区間があります。ここを抜けると滝上に出て、そのまま上流部に進んで行くことになります。
そして、このような涸れ沢の部分を通り抜けますが、岩だらけの歩きづらい区間になります。まだ峠まで1kmとなっていますが、ここかrなお登りはキツイので、今までの2.8kmよりはるかに大変です。
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そして、このような涸れ沢の部分を通り抜けますが、岩だらけの歩きづらい区間になります。まだ峠まで1kmとなっていますが、ここかrなお登りはキツイので、今までの2.8kmよりはるかに大変です。
標高も増してきて最近雪が降ったのか、日影では溶けることなく残っていました。
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標高も増してきて最近雪が降ったのか、日影では溶けることなく残っていました。
少しするとベンチが設けられた休憩スペースがありました。せっかくだからここに腰を下ろして持って来たお茶をごくりと飲んで一休みします。
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少しするとベンチが設けられた休憩スペースがありました。せっかくだからここに腰を下ろして持って来たお茶をごくりと飲んで一休みします。
かなり荒れ荒れの登り区間。奥の木にリボンが見えますから、これがルートであるのは間違いないです。
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かなり荒れ荒れの登り区間。奥の木にリボンが見えますから、これがルートであるのは間違いないです。
歩きづらいゴロタ石だらけのところが続きましたが、こうして桟道が敷かれていると何と歩きやすいことでしょう。
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歩きづらいゴロタ石だらけのところが続きましたが、こうして桟道が敷かれていると何と歩きやすいことでしょう。
氷柱もたっぷりありましたが、こうしてまるで花みたいに伸びて開いたものもあちこちに見えました。平地では全く感じませんが、丹沢とは言っても今の時期の深夜は相当寒いのでしょうね。
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氷柱もたっぷりありましたが、こうしてまるで花みたいに伸びて開いたものもあちこちに見えました。平地では全く感じませんが、丹沢とは言っても今の時期の深夜は相当寒いのでしょうね。
道もこんな感じで雪&氷柱だらけになります。全体を覆っている訳ではないので、普通に歩いている限り滑ることはないものの、それでも勾配のあるところでは落ち葉に雪が乗っているとツルッとなります。
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道もこんな感じで雪&氷柱だらけになります。全体を覆っている訳ではないので、普通に歩いている限り滑ることはないものの、それでも勾配のあるところでは落ち葉に雪が乗っているとツルッとなります。
もう峠まで400mになりましたが、道は日が当たっていても雪が残っていまして、勾配もキツくなっています。
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もう峠まで400mになりましたが、道は日が当たっていても雪が残っていまして、勾配もキツくなっています。
こうした鎖場もあるように、最後の登りがちょっとハードです。
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こうした鎖場もあるように、最後の登りがちょっとハードです。
鎖場が終わってもこんな階段区間が続き、尾根ではなく谷間を登るので、つづら折れにはなっておらず、ストレートに一気に登って行く感じです。
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鎖場が終わってもこんな階段区間が続き、尾根ではなく谷間を登るので、つづら折れにはなっておらず、ストレートに一気に登って行く感じです。
ふと見るとここにも氷柱かと思いきや、土嚢が破れたものでした(笑。(←アップするなっちゅーの^^)
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ふと見るとここにも氷柱かと思いきや、土嚢が破れたものでした(笑。(←アップするなっちゅーの^^)
そしてちょっと右の尾根側斜面から、尾根に乗って最後の登りになります。上の方に稜線が見えてきました。
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そしてちょっと右の尾根側斜面から、尾根に乗って最後の登りになります。上の方に稜線が見えてきました。
そしてやっと白石峠に到着! 9時52分ですから丁度2時間掛かったことになります。それにしても、稜線の尾根に出ると北側からの風が吹き抜けて寒いこと。今までキツい登りでかいた汗が一気に冷えて震えそうになります。しかし、これまでは見晴らしはほとんどダメでしたが、ここからは木々の間からちらちらと遠景が見えるので、ちょっと富士山がはっきり見えるところを探して左のモロクボ沢ノ頭方面に少し登ってみます。
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そしてやっと白石峠に到着! 9時52分ですから丁度2時間掛かったことになります。それにしても、稜線の尾根に出ると北側からの風が吹き抜けて寒いこと。今までキツい登りでかいた汗が一気に冷えて震えそうになります。しかし、これまでは見晴らしはほとんどダメでしたが、ここからは木々の間からちらちらと遠景が見えるので、ちょっと富士山がはっきり見えるところを探して左のモロクボ沢ノ頭方面に少し登ってみます。
100m登ると小ピークになっていて、ここで上手く見えるところを探しますが、やはり枯れ枝がちょっと多くてイマイチでした。
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100m登ると小ピークになっていて、ここで上手く見えるところを探しますが、やはり枯れ枝がちょっと多くてイマイチでした。
それでもこんな具合に富士山が見えました。今日は雲一つなくしっかり富士山を拝めそうです。さっさと峠に戻り、加入道山方面に向かうことにします。
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それでもこんな具合に富士山が見えました。今日は雲一つなくしっかり富士山を拝めそうです。さっさと峠に戻り、加入道山方面に向かうことにします。
峠から加入道山へはそう遠くないです。「山と高原地図」では30分となっていましたが、登りの勾配はそう厳しくなくて、結構楽に歩ける道です。
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峠から加入道山へはそう遠くないです。「山と高原地図」では30分となっていましたが、登りの勾配はそう厳しくなくて、結構楽に歩ける道です。
春に来た時も同じように、この“屋根”の下にカメラを突っ込んでパチリとやりました。白石峠から大室山にかけてのルートには、ところどころこうしたオブジェがあって、ニンマリさせてくれます。
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春に来た時も同じように、この“屋根”の下にカメラを突っ込んでパチリとやりました。白石峠から大室山にかけてのルートには、ところどころこうしたオブジェがあって、ニンマリさせてくれます。
ここが道志の室久保方面への分岐。日影の道は暗く細く急でした。大室山は道志側を拠点に一周することもできますから、いずれそちらから歩いてみたいです。
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ここが道志の室久保方面への分岐。日影の道は暗く細く急でした。大室山は道志側を拠点に一周することもできますから、いずれそちらから歩いてみたいです。
分岐からは緩やかな登りの区間が続きます。歩きやすくて気持ち良い道ですね。
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分岐からは緩やかな登りの区間が続きます。歩きやすくて気持ち良い道ですね。
そして程なく加入道山の頂上に到着。10時25分頃ですから、まだ昼食には早いですが、ちょっと小腹が減った感じになりました。しかし、ここは下の避難小屋でお茶を飲んで一休みして、先を急ぐことにします。
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そして程なく加入道山の頂上に到着。10時25分頃ですから、まだ昼食には早いですが、ちょっと小腹が減った感じになりました。しかし、ここは下の避難小屋でお茶を飲んで一休みして、先を急ぐことにします。
加入道避難小屋は今年の頭に建て直して完成した新しいもので、中は大変きれいで、まだ新築らしく材木の香りが立ち込めています。ところで、今回持ってきたフィルムカメラはマミヤDSX1000で、1974年に発売されたM42マウントのTTL開放測光一眼レフ。平均測光とスポット測光が選択可能でしたが、汎用のM42マウントなのに、専用のマミヤセコールSXレンズでないと、露出計は絞込み測光すら使えないと言う曲者カメラです。
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加入道避難小屋は今年の頭に建て直して完成した新しいもので、中は大変きれいで、まだ新築らしく材木の香りが立ち込めています。ところで、今回持ってきたフィルムカメラはマミヤDSX1000で、1974年に発売されたM42マウントのTTL開放測光一眼レフ。平均測光とスポット測光が選択可能でしたが、汎用のM42マウントなのに、専用のマミヤセコールSXレンズでないと、露出計は絞込み測光すら使えないと言う曲者カメラです。
加入道小屋で軽く休んで、前大室に向かいます。加入道山から前大室までは15分とありましたが、この区間は結構見晴らしが良くて写真を撮る機会が多くて、もう少し時間は掛かりました。道端の倒木にはこんな文字が彫られています。ほのぼのしますね。
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加入道小屋で軽く休んで、前大室に向かいます。加入道山から前大室までは15分とありましたが、この区間は結構見晴らしが良くて写真を撮る機会が多くて、もう少し時間は掛かりました。道端の倒木にはこんな文字が彫られています。ほのぼのしますね。
そして、なぜか「クマヨケ」の板が。これをコンコン叩く訳ですが、果たして効果は如何に。
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そして、なぜか「クマヨケ」の板が。これをコンコン叩く訳ですが、果たして効果は如何に。
ふと南側を見ると、この日も大島がくっきり見えました。画像には写っていませんが、式根島かとこかの伊豆七島も見られましたように、初冬の空はクリアーでとても遠景が楽しく見えます。
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ふと南側を見ると、この日も大島がくっきり見えました。画像には写っていませんが、式根島かとこかの伊豆七島も見られましたように、初冬の空はクリアーでとても遠景が楽しく見えます。
前大室までの区間は穏やかな草の尾根道を歩く区間が多かったですが、最後の登りはご覧の組み立て階段が続きます。ただ、勾配が厳しい訳ではないので、これは足場の確保よりも、道を荒らさないための措置なんでしょう。
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前大室までの区間は穏やかな草の尾根道を歩く区間が多かったですが、最後の登りはご覧の組み立て階段が続きます。ただ、勾配が厳しい訳ではないので、これは足場の確保よりも、道を荒らさないための措置なんでしょう。
そして間もなく前大室山頂に到着。10時52分ですから加入道小屋を出て20分くらい掛かっています。
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そして間もなく前大室山頂に到着。10時52分ですから加入道小屋を出て20分くらい掛かっています。
前大室は大室山方面を向いていると気付きませんが、振り向くと富士山ポイントなんですね。木の枝がちょっとまだ邪魔しますが、富士山の全容がしっかり見えます。この時間は微妙に雲が山頂に絡まってますね。
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前大室は大室山方面を向いていると気付きませんが、振り向くと富士山ポイントなんですね。木の枝がちょっとまだ邪魔しますが、富士山の全容がしっかり見えます。この時間は微妙に雲が山頂に絡まってますね。
そして大室山を目指して歩を進めます。先に見えるのは大室山ではなく、その手前の名無しピークです。前大室から大室山まではおよそ1時間の行程で、実は結構離れています。
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そして大室山を目指して歩を進めます。先に見えるのは大室山ではなく、その手前の名無しピークです。前大室から大室山まではおよそ1時間の行程で、実は結構離れています。
下りがけにまた「クマヨケ」が。これは先の方にももう一つありましたが、それは途中で割れて落ちていました。効果はともかく、こうしたものを作って吊り下げてくれるのは何か温か味を感じますね。
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下りがけにまた「クマヨケ」が。これは先の方にももう一つありましたが、それは途中で割れて落ちていました。効果はともかく、こうしたものを作って吊り下げてくれるのは何か温か味を感じますね。
前大室から鞍部に降り立つ時には一旦ちょっと尾根から少し下に逸れて進みます。狭いところで、雪が残っていますから、この梯子も慌てずゆっくり下ります。
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前大室から鞍部に降り立つ時には一旦ちょっと尾根から少し下に逸れて進みます。狭いところで、雪が残っていますから、この梯子も慌てずゆっくり下ります。
そしてこのトラバース区間を抜けますが、いかにも寒そうでしょう? 実際風が強く抜けているので、帽子が飛ばされそうな勢いだったこともあり、結構寒かったです。
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そしてこのトラバース区間を抜けますが、いかにも寒そうでしょう? 実際風が強く抜けているので、帽子が飛ばされそうな勢いだったこともあり、結構寒かったです。
そしてここから登りに転じるヤセ尾根の鞍部、「破風口」。大室山まではまだ1.5kmもあります。名前の通り、まるでビルの隙間風みたいにここに風が勢いよく抜けます。
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そしてここから登りに転じるヤセ尾根の鞍部、「破風口」。大室山まではまだ1.5kmもあります。名前の通り、まるでビルの隙間風みたいにここに風が勢いよく抜けます。
破風口から少し登って振り返ると、木々がない中での富士山の絶景が堪能できました。先週登った塔ノ岳からの見晴らしに全く負けていませんね。山中湖もちらりと見えます。
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破風口から少し登って振り返ると、木々がない中での富士山の絶景が堪能できました。先週登った塔ノ岳からの見晴らしに全く負けていませんね。山中湖もちらりと見えます。
名無しピークまでは意外とハードで、こんな梯子を登りますが、その上はまだピークではないです。
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名無しピークまでは意外とハードで、こんな梯子を登りますが、その上はまだピークではないです。
梯子が終わっても組み立て階段がしばらく続き、既に結構疲れているので一歩一歩ゆっくり進んで息が上がらないようにしていました。
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梯子が終わっても組み立て階段がしばらく続き、既に結構疲れているので一歩一歩ゆっくり進んで息が上がらないようにしていました。
そして名無しピークに到着。向こうに大室山が見えてきました。
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そして名無しピークに到着。向こうに大室山が見えてきました。
しばらく平坦なところを進みますが、長い桟道の手前に凍った水溜りがあり、既に誰かが踏んでバキバキに割られていました。この辺の道は土の上でも底の方の水分が凍っていて表面を浮き上がらせ、踏み込むとザクッと1〜2cmほど氷が潰れて表面が凹みます。1500m以上ですから、日が当たっていても解けない気温なんですね。
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しばらく平坦なところを進みますが、長い桟道の手前に凍った水溜りがあり、既に誰かが踏んでバキバキに割られていました。この辺の道は土の上でも底の方の水分が凍っていて表面を浮き上がらせ、踏み込むとザクッと1〜2cmほど氷が潰れて表面が凹みます。1500m以上ですから、日が当たっていても解けない気温なんですね。
また南西の方を見ると、箱根山と天城の連山がしっかり見えますね。もちろん北側には奥秩父の山々がはっきり見えましたように、前大室から大室山までの区間は遠景を堪能できて飽きませんね。
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また南西の方を見ると、箱根山と天城の連山がしっかり見えますね。もちろん北側には奥秩父の山々がはっきり見えましたように、前大室から大室山までの区間は遠景を堪能できて飽きませんね。
そして犬越路方面の分岐に到着。丁度お昼ですが、先に目と鼻の先の大室山山頂に行って来てから、ここのベンチで昼食を撮ることにします。
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そして犬越路方面の分岐に到着。丁度お昼ですが、先に目と鼻の先の大室山山頂に行って来てから、ここのベンチで昼食を撮ることにします。
ほとんど厳しくない登りを7〜8分歩くと大室山山頂に到着。ここは木々が立ち込めているので、展望はイマイチですが、葉は皆落ちているために、今の時期は隙間からそれなりに富士山も見えます。
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ほとんど厳しくない登りを7〜8分歩くと大室山山頂に到着。ここは木々が立ち込めているので、展望はイマイチですが、葉は皆落ちているために、今の時期は隙間からそれなりに富士山も見えます。
山頂には2組のハイカーさんらがいましたが、晴天の土曜日の割りに意外と少なかったです。全体では5組くらいの皆さんと出会いましたが、大倉尾根や表尾根に比べてはるかに少ないですね。大室山は中央道を下っていると、藤野PAの辺りで左にドーンと構えたその立派な容姿が印象的な山ですが、人気ないのかな? とりあえず記念写真だけ撮ってベンチに戻ります。
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山頂には2組のハイカーさんらがいましたが、晴天の土曜日の割りに意外と少なかったです。全体では5組くらいの皆さんと出会いましたが、大倉尾根や表尾根に比べてはるかに少ないですね。大室山は中央道を下っていると、藤野PAの辺りで左にドーンと構えたその立派な容姿が印象的な山ですが、人気ないのかな? とりあえず記念写真だけ撮ってベンチに戻ります。
そして、ここでいつもの「出前山頂」タイム。富士山を見ながらの温かいラーメンは最高ですね(^∇^)v
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そして、ここでいつもの「出前山頂」タイム。富士山を見ながらの温かいラーメンは最高ですね(^∇^)v
ゆっくり休んで1時前に下山開始。ここからまず犬越路に下って、峠の分岐を右に折れる形で用木沢に向かいます。ここから2時間ちょっとの行程ですが、途中で休んで写真を撮りながら歩きますから、2時間半くらい掛かりそうです。
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ゆっくり休んで1時前に下山開始。ここからまず犬越路に下って、峠の分岐を右に折れる形で用木沢に向かいます。ここから2時間ちょっとの行程ですが、途中で休んで写真を撮りながら歩きますから、2時間半くらい掛かりそうです。
大室山からの下りは、まず組み立て階段が備えられて整備された区間になりますが、先の方ではただの土の道で、これが結構滑って大変でした。上の稜線の道とは異なり、南向きのこちらはたっぷり日差しを受けて氷が解けるんでしょう。おかげで土がヌルヌルしていました。
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大室山からの下りは、まず組み立て階段が備えられて整備された区間になりますが、先の方ではただの土の道で、これが結構滑って大変でした。上の稜線の道とは異なり、南向きのこちらはたっぷり日差しを受けて氷が解けるんでしょう。おかげで土がヌルヌルしていました。
階段に足を掛けるところに埋め込まれる切り株にもこんなマークが彫られていました。「大室山」となったやつもありますが、この辺の整備を担当されている皆さんはセンスが良いですね。
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階段に足を掛けるところに埋め込まれる切り株にもこんなマークが彫られていました。「大室山」となったやつもありますが、この辺の整備を担当されている皆さんはセンスが良いですね。
そして、その富士山マークのところで横を向くと、ご覧のような見事な光景が。この日は最後まで富士山が雲に隠れることなく見えましたね。
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そして、その富士山マークのところで横を向くと、ご覧のような見事な光景が。この日は最後まで富士山が雲に隠れることなく見えましたね。
犬越路までの下りはこんな熊笹地帯もあります。道が細くなっていますが、ここも湿った土で、斜面では慎重に足を進めないと簡単に滑ります。
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犬越路までの下りはこんな熊笹地帯もあります。道が細くなっていますが、ここも湿った土で、斜面では慎重に足を進めないと簡単に滑ります。
東側を見ると蛭ヶ岳の裏側の姿が見えますね。また来年の春に別ルートでじっくり歩きたいです。
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東側を見ると蛭ヶ岳の裏側の姿が見えますね。また来年の春に別ルートでじっくり歩きたいです。
熊笹がなくなって、細尾根区間になりますが、以降こんな草の中の道を歩くことになります。この草のおかげで滑りやすい箇所はもうありません。
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熊笹がなくなって、細尾根区間になりますが、以降こんな草の中の道を歩くことになります。この草のおかげで滑りやすい箇所はもうありません。
下り一辺倒ではなく、わずかにこうして登るところもあります。一応鎖が掛かっていますが、岩が階段になっていて鎖を握るまでもないです。
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下り一辺倒ではなく、わずかにこうして登るところもあります。一応鎖が掛かっていますが、岩が階段になっていて鎖を握るまでもないです。
犬越路まで残り800m。この下りですから、そう疲れることなく進めそうです。
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犬越路まで残り800m。この下りですから、そう疲れることなく進めそうです。
そして犬越路避難小屋が見えてきました。せっかくだからここでも中で一休みすることにします。
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そして犬越路避難小屋が見えてきました。せっかくだからここでも中で一休みすることにします。
犬越路に到着したのは2時5分頃。この小屋も建て替えてかなりきれいになったようです。ただし、こうした山の避難小屋で泊まるには、寝袋やマットを持って歩かないといけないので、かなり大荷物になってその点面倒ですね。でも、一度やってみたいかな。
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犬越路に到着したのは2時5分頃。この小屋も建て替えてかなりきれいになったようです。ただし、こうした山の避難小屋で泊まるには、寝袋やマットを持って歩かないといけないので、かなり大荷物になってその点面倒ですね。でも、一度やってみたいかな。
犬越路はかつて武田信玄が北条攻めをする際に、犬を道案内役に先に歩かせて進んだことが由来の峠です。青根の方からここを越えて世附を抜け、足柄を登ってやっと小田原ですから、昔の戦国武将も大変ですね。
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犬越路はかつて武田信玄が北条攻めをする際に、犬を道案内役に先に歩かせて進んだことが由来の峠です。青根の方からここを越えて世附を抜け、足柄を登ってやっと小田原ですから、昔の戦国武将も大変ですね。
ここは檜洞丸方面にも行けますが、途中大笄(おおこうげ)・小笄(ここうげ)の急で危険な鎖場を越えないといけません。なかなかハードな道ですが、いかにも登山気分を味わえるルートです。
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ここは檜洞丸方面にも行けますが、途中大笄(おおこうげ)・小笄(ここうげ)の急で危険な鎖場を越えないといけません。なかなかハードな道ですが、いかにも登山気分を味わえるルートです。
犬越路から用木沢への下りは、しばらく急な下りになりますが、ここが浮いたゴロタ石だらけで歩きづらくて大変です。変に石の上に足を置くと、不安定な場合が多くて、簡単に前に滑ったり、横に足を取られてグキッとなったりします。前回来た時もこの石ころが面倒で仕方なかったですが、注意していたのにこの日も足をひねって他の石に足の甲の側面をヒットさせて青あざを作ってしまいました。
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犬越路から用木沢への下りは、しばらく急な下りになりますが、ここが浮いたゴロタ石だらけで歩きづらくて大変です。変に石の上に足を置くと、不安定な場合が多くて、簡単に前に滑ったり、横に足を取られてグキッとなったりします。前回来た時もこの石ころが面倒で仕方なかったですが、注意していたのにこの日も足をひねって他の石に足の甲の側面をヒットさせて青あざを作ってしまいました。
こうして特に急なところには梯子もありますが、基本は丸木階段を埋め込んでいるところが多く、その上に石が浮いているのでやっかいです。その上、落ち葉で石が見えなくなってるからたちが悪いですね。
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こうして特に急なところには梯子もありますが、基本は丸木階段を埋め込んでいるところが多く、その上に石が浮いているのでやっかいです。その上、落ち葉で石が見えなくなってるからたちが悪いですね。
急な下り区間が終わり、トラバース区間になります。道幅はしっかりしているので危険な箇所はないですし、徐々に石も少なくなってきて、歩きやすくなります。
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急な下り区間が終わり、トラバース区間になります。道幅はしっかりしているので危険な箇所はないですし、徐々に石も少なくなってきて、歩きやすくなります。
丸木の桟道ではなくてこうしたコンクリ&鉄フレームの橋も結構掛かっています。あまり他では見かけないですね。
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丸木の桟道ではなくてこうしたコンクリ&鉄フレームの橋も結構掛かっています。あまり他では見かけないですね。
ここはそれに加えて頑丈な手すりさえも設けられています。安全ですね。
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ここはそれに加えて頑丈な手すりさえも設けられています。安全ですね。
この沢沿いの道も何度か渡渉します。左側にはこんな桟道が長く敷かれていますが、道幅もたっぷりあるので、なくても全く問題ないところですね。
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この沢沿いの道も何度か渡渉します。左側にはこんな桟道が長く敷かれていますが、道幅もたっぷりあるので、なくても全く問題ないところですね。
がっちりした橋があるかと思えば、本流の渡渉は他と同じく丸木橋を使います。水量が多くないので、手前の橋は意味をなしていないですね。
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がっちりした橋があるかと思えば、本流の渡渉は他と同じく丸木橋を使います。水量が多くないので、手前の橋は意味をなしていないですね。
下流の方では大きな堰があり、そこを左から右へ渡渉するにはさすがに丸木橋ではなく、こんな立派な歩道橋が設けられています。横から見ると本当にがっちりしたアーチ型の橋ですが、このルートは妙にお金を掛けていますね。
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下流の方では大きな堰があり、そこを左から右へ渡渉するにはさすがに丸木橋ではなく、こんな立派な歩道橋が設けられています。横から見ると本当にがっちりしたアーチ型の橋ですが、このルートは妙にお金を掛けていますね。
立派な橋を渡ると程なく用木沢出合に到着です。時刻は3時15分ですから、予定通りでした。夕方に実家でちょっとお手伝いがありますから、この日は寄り道することなくさっさと東名を使って戻りましたが、春に全く景色が見えなかった雨の大室山を、初冬に快晴の中遠景を堪能しながら歩けて幸せでした。年末はもう一回だけ丹沢を歩いておきたいです。
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立派な橋を渡ると程なく用木沢出合に到着です。時刻は3時15分ですから、予定通りでした。夕方に実家でちょっとお手伝いがありますから、この日は寄り道することなくさっさと東名を使って戻りましたが、春に全く景色が見えなかった雨の大室山を、初冬に快晴の中遠景を堪能しながら歩けて幸せでした。年末はもう一回だけ丹沢を歩いておきたいです。
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