酉年の初滑りは鳥海山でしょう〜
- GPS
- 08:49
- 距離
- 21.8km
- 登り
- 1,574m
- 下り
- 1,576m
コースタイム
天候 | この時期の東北・日本海側での奇跡の快晴〜 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
<鳥海公園青沢線> 荒木橋までは下部はまだ藪が埋まらずショートカットが困難。 上部はなんとかショートカット出来る箇所あり。 <荒木沢と澄郷沢との間の尾根・宮様コース> 下部は藪が多いが、標高1000mを越えると ほぼ藪は埋まり、帰りの滑降もなんとか出来る。 <湯の台口コース> 実際には一つ東側の尾根を上がるが、藪は少なく、ややウインドクラスト気味。シュカブラが発達している箇所もあるが、何とか滑降は出来る。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
バラクラバ
毛帽子
ブーツ
ザック
ビーコン
スコップ
ゾンデ
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
ガムテープ
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
ビンディング
スキー板
シール
|
---|
感想
この日、北高南低の気圧配置となった秋田県は快晴の予報。
1月のこの時期にこの天気は奇跡ともいえる気象条件が揃った。
厳冬期の鳥海山にはほとんどレコがなく事前の情報が少ないが
この機会を逃すと東北出張中には次はないかもしれない。
これは行くしかない・・・・
福島を前日出発し、道の駅・鳥海で車中泊。
湯の台温泉の東・大台野を4:00スタート。
月明かりがなく真っ暗な中を道路沿いにシール登高する。
ヘアピンカーブあたりでショートカット出来ないが探るが
まだ藪多く、また暗いためルートが見いだせない・・・
しばらくは道路沿いに我慢のシール登高だ。
荒木橋の手前で宮様コースの尾根に上がる。
ここも藪が多いが、標高1000mを越えるとそれもまばらになってきた。
ご来光を迎え、前方には伏拝岳が紫からオレンジへと雪面を染まっていた。
滝の小屋までのシール登高はややラッセルもあったが
比較的楽に登れたようだ。
滝の小屋を過ぎ、笹や藪は雪の下に埋まり、一面の雪原が広がる。
奇跡の青空に無風という1月とは思えない最高のコンディションだ。
シール登高に汗を覚えるが、今日はそれを予想してポカリスエット持参だ。
振り返る景色は真っ白に装った月山。
あちらも今日は多くの山スキーヤーが楽しんでいることだろう。
鳥海山も多くの山スキーヤーを予想してたが
この日は結局私を含め3人のみ。
シュカブラ、氷結斜面をクトーで乗り越え、文殊岳東側の稜線へ。
そこから見る鳥海山の最高峰・新山は多くの雪を抱き、
外輪山も厳冬期の様相であった。
今日はこれで満足。
この景色を楽しむために一眼レフも持参したのだ。
稜線からの景色を堪能し、滑降準備。
小雪路では最高のターンを描く。
滝の小屋下の荒木沢では重パウながらも堪能だ。
噂では聞いていた鳥海山のスノーモービル軍団に遭遇した。
その数30台ほど。
2サイクルの甲高い爆音と見苦しいトレースを残していたのが
唯一の残念なことであった。
コメント
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こんばんは。
今日、これほど良い天気になるとは思いませんでした
職場からも朝のうちは、真っ白な南蔵王が久しぶりに見えました。
こんな素敵な斜面を見ると、滑りたくなりますねー
ゲレンデしか滑れませんが
やっぱり酉年は鳥海山からですね ( ´艸`)プププ
私の今年の年賀状は、鳥海山でした。
受け取る方は、山に興味がない方ばかりですが
今週は第一級の寒波がやってくるようですね。
今後の天気に期待しましょう
コメントありがとうございま〜す
北からの高気圧に北東北は本当にいい天気でした。
鳥海山からは見事な展望でしたよ。
そして月山以南は次第に雲に覆われているのもわかりました。
厳冬期の真っ白な鳥海山の姿、感動しました。
独立峰だけにその姿は荘厳なものがありますね。
今週からの寒波に期待、福島市内にも雪が降るのかなぁ〜
さすがtekapoさん、前回の平標に続き、今回の鳥海山も大当たりですね!
自分も春に行きましたが、残雪はどうしても茶色や黒が入ってしまいます・・・それに引きかえ純白の鳥海山は本当に素晴らしい。
よい景色&良い滑走で最高でしたね。
今日も当たりくじを戴きましたよ。
日本海側の山でこれだけの晴天は稀だと地元の方もおっしゃってました。
日差しを受けて真っ白に輝く鳥海山は何度も見返してしまいますね。
最高の天気、そして滑降だっただけにあのスノーモビル軍団には閉口でした。
tekapoさんのレコを拝読するたび東北の山の良さが伝わってきます。
いつになるかはわかりませんが紅葉と雪の時期に東北遠征もしてみたいものです。
東北の山々、どれも存在感があって、
山頂から見えるその景色、麓から見る景色、どれもが素晴らしく
深く私の頭の中に刻まれたようです。
とりわけこの鳥海山は秋の紅葉シーズンにも訪れただけに
その山容の美しさが大好きでしたが、
この日は真っ白に装った姿にもう完全に魅了されましたよ。
◎ 良いなぁ〜! 快晴で真っ白な程良い雪、それに御来光も見れて持ってますね〜! 今年はtekapoさんの年かも知れませんね! ^0^y
◎ 綺麗なシュプールが満足そうな笑顔に見えましたよ! 酉年で鳥海山ですか、、参りました!(笑)
◎ 山頂までは行けないのでしょうか? スノーモービル軍団は何時も居るのでしょうか?怖いですね。 今シーズン中に何とか行きたいと思ってますので情報を集めて行きたいと思います。
◎ 只々羨ましい限りです。 勉強に参考に成るレコを有難うございます! そしてお疲れ様でした! m(_ _)m
いつもコメントありがとうございます。
まさか、この時期に鳥海山を滑れる機会に恵まれるとは思ってませんでした。
もうこれは幸運というしかありませんよね。
ご来光とともにモルゲンロートに浮かび上がる鳥海山を望めた時には感動〜でしたよ。
山頂までは行けなくはないですが、ほとんどアルパインの世界でしょうね。
でも写真に写っています先行者Neuronさんは見事山頂まで行かれてました。
スノーモビル、事前に得た少ない情報でも出現率は高いようです。
2サイクルのあの甲高い金属音は勘弁してほしいものです。
もう少し雪が降れば鳥海高原ラインはショートカットが楽に出来そうです。
また宮様ルートも最近は藪が多いようで、今回のように雪が少ないと
ルートが分かり難かったです。
tekapoさん こんばんは
昨年の平標山といい鳥海山といいオープンバーンで景色も最高で滑りも本当に楽しそうですね。いつもながら出張が羨ましく思います。(いいところばかりしか見てないだけかも)
僕の生活サイクルだと難しいのでいつの日か訪れることを夢見てレコを見ています。
鳥海山は春になればもう山スキー天国のような斜面が一杯滑れそうでしたよ。
私も次に行くことが出来たら千蛇谷を滑ってみたいもんです。
独立峰の山を滑るのは展望が最高でほんと気持ちいいもんです。
石川から鳥海山まで500km、気合一発〜!ですね。
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