愛鷹山(黒岳-越前岳-鋸岳-位牌岳周回)めちゃイイ山でしたよ!
- GPS
- 07:49
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 1,311m
- 下り
- 1,309m
コースタイム
- 山行
- 5:31
- 休憩
- 2:17
- 合計
- 7:48
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
須山の先、愛鷹登山口バス停を左に入り、林道を進むと広い山神社駐車場があります。 駐車場に仮設トイレあり。(紙あり) |
コース状況/ 危険箇所等 |
●山神社駐車場(登山口)〜愛鷹山荘〜富士見峠; 歩きやすい登山道です。道も明瞭。愛鷹山荘は無人避難小屋になっています。 ●富士見峠〜展望広場〜黒岳; 少々急な場面もありますが、通常の登山道。富士山の展望が素晴らしいです。 ●富士見峠〜鋸岳展望台〜富士見台〜越前岳 急登の場面もありますが、登山道としてはよく踏まれて明瞭です。 ただし標高1400mくらいから積雪があり、トレースが凍結しています。 急斜面で凍結しているので注意が必要。軽アイゼンでもあれば安心でしょう。 足元に気を取られると、横たわる木の幹に額ゴーンというのが何回かありました。 ●越前岳〜呼子岳〜蓬莱山; 呼子岳登り返しまで一気の下り。 南側で凍結はありませんが急な斜度で足腰に負担がかかります。道は明瞭 ●蓬莱山〜鋸岳〜位牌岳; 進入を遠慮するよう看板があります。風化崩落が進む危険ルートとされています。 岩場、鎖場、ロープ場の連続です。 足場に積雪がある場面もあり、慎重さが要求されます。 ただ、雪に蹴り込めて進めるところもあり積雪がありがたい場面も。 核心は、蓬莱山直後と、位牌岳取付き付近でしょうか。 手がかりも多く、一歩間違えると即・・という感じではないですが、 鎖に頼らないと登れない箇所もあるので精神的に疲れます。 ●位牌岳〜前岳; 池の平方面にしか標識がないので一瞬迷いますが、前岳方面に踏み跡があります。 道自体は緩やかな普通の登山道です。 ●前岳〜山神社駐車場(登山口); 道はしっかりしていますが、河原に出るまでは落ちそうなくらいの激下りです。 凍結している部分もあるので慎重に。 河原からは林道を歩いて駐車場に到着です。 ●イオンモバイル(docomo電波)状況; だいたいのエリアで概ね良好ですが、 位牌岳周辺、割石峠付近で電波が弱いところがありました。 |
その他周辺情報 | ●下山後のお風呂; 天母の湯(富士宮市) 410円/人 (1時間まで) 温泉ではなく薬草湯です。露天風呂あり リンスインシャンプー、ボディソープあり。タオルなし、ドライヤー無料。 |
写真
装備
個人装備 |
GPS 1
ストーブ・ライター 1
ダウン防寒着 1
ハードシェル 1
携帯電話 1 iPhone5c
ツエルト、エマージェンシーシート 1
救急セット 1
着替え 1 シャツ、ソックス
デジカメ 2
カイロ 3
携行食 1 2日分
地図、コンパス 1
ヘッドライト 1
アイゼン 1 10本爪
ピッケル 1
サングラス 1
日焼け止め 1
水 1 水1.5L
ヘルメット 1
|
---|
感想
前日の東京出張からこの日は休日。もちろん山へ。
丸一日を使えるとなるといろいろ欲が出るが、日本海側の方の予報がイマイチ・・
結局は無難に。いつか行ってみたかった愛鷹山へ。
全く知らなかったけど、愛鷹山って連峰だったんですね。最高峰は北方の越前岳。
「愛鷹山」っていうピークもあるようだが、両方踏むにはマイカーでは不利・・
さらにいろいろ調べてみると、鋸岳というスリルあるルートもあるらしい。
どうしよう・・
短い時間でレコを調べたが、先週の雪状態のものまでしかなく、直近の状態がわからない・・
・・まぁ、行ってみて状況を判断して決めよう。
アイゼンピッケル雪山フル装備で6:10スタートです。
昨日は山頂で日の出を迎えたが、今日は既に明るく。気持ち良い樹林帯を進みます。
さすがに人気の山らしく、よく踏まれよく整備されています。
途中、愛鷹山荘という避難小屋に立ち寄り、開始から30分ほどで富士見峠へ。
・・と言っても、富士山は藪で見えないですけどね。。まずは黒岳方面へ歩みを進めます。
急登も良い準備運動。黒岳手前の展望台からは、見たことないほど大きい富士山が。
宝永火口が真正面に。ビッグな全貌に見とれます。そのまま6:55 黒岳山頂へ。
ここからももちろん富士山。裾野の広さをあらためて実感。宝永火口が格好良いです。
少し見とれてノンビリしたら、また富士見峠へ引き返し。今度は越前岳方面へ。
道中、富士山は枝に隠れて見えにくくなるが、時折反対側に鋸岳の展望が得られます。
そしてギザギザな稜線に憧れがヒシヒシ。。どうなんだろ。行けるのかいけないのか・・
そんなことを考えながら黙々と歩いていると、標高1400m付近からは残雪路に。
かなりよく踏まれているため、氷結ツルツルテカテカ。スリップしまくりです。
軽アイゼンかスパイクでもあったら良かったが、10本爪しかないのでそのまま進みます。
スリップに苦戦しながらも、足元に気を取られると、横たわる木の幹に頭ゴーーン。。
様々な障害物に苦戦しながらも、昔の紙幣のモデルとなった場所を通り、8:25越前岳頂上へ。
道中含め誰か居るかと思ったが、平日のこの時間だとひっそり。絶景を独り占めです。
あまりにも気持ち良いので、海を見ながら15分ほどお菓子タイムです。
富士山には白い雲がかかっているが、富士市や大好きな由比方面の景色がバッチリ。
太平洋側の景色を見ながら一旦下って登り返した呼子岳に着いたら、問題はここから。
鋸岳の縦走は、今まで経験した戸隠西岳や不帰嶮や八峰キレットと比べたらどうなのか・・
手前の看板にも警告が。情報が少ないだけに緊張。ヘルメット装備です。
危険なルートは久しぶりなので序盤から慎重に慎重を重ねて進みます。
高度感はあまりないが、「風化崩落が進んでいる」とのことなので、一歩一歩確認しながら。
鎖やロープも引っ張ったりして強度を確認し、なるべく頼らないように。
小さい足場に雪が積もっていたりするので、踏み固めながら。
雪の中に埋まった鎖やロープを掘り起こし、ぐっと握り三点支持。
万一落ちた場合の結末も予想し、気を張る場面と大丈夫な場面をメリハリつけて進みます。
ただ、ルート自体は予想よりは問題なし。よく整備された跡が見られます。
風化や崩落が無かったらしっかりした縦走ルートだったのでしょう。
鎖場はトータルで1時間ほど。むしろ、その後の偽ピーク連発の方が辛かったです。
30分ほど偽ピークに悩まされ、11:15位牌岳に到着。本日のゴールです。長かった〜。
そして位牌岳から振り返ると、富士山の雲もすっかり取れ全貌が見えるように!!
まるで長いルートを歩いたご褒美のよう。富士山を見ながら贅沢に昼食&コーヒータイム。
写真撮ったり記帳したりお菓子食べたり。。結局1時間以上も長居してしまいました。。
のんびりまったりランチの後は12:35下山開始。前岳方面から駐車場に戻ります。
前岳からの下山の斜度が凄すぎて凍結路でまた2度ほどスリップ。
最後は河原から林道へ合流し、14:00駐車場に帰着。結局山行中は誰にも会いませんでした。
「いい山だったなぁ。楽しかったなぁ。楽しかったなぁ・・」下山中考えたのはそんなこと。
帰りの道中、富士川SAから眺める愛鷹も富士山以上の存在感。登ったからこそですがね。。
それほど良い山。余韻に浸れるルートでした。
バイタリティ凄いですね。
出張絡めて仕事前登山も凄いなと思いましたが、返す刀でニ座目を仕留めましたか。
私は昨日、野伏ヶ岳やってきまして、本当なら今日はそのままステイで白尾山をさらりと…の予定が、白尾山のGPSデータを移行させるのを忘れてきて、地図なし山行する訳にもいかず、大日に予定変更も考えましたが、再来週に行く予定を入れているので連発も何だし…。
ということで諦めて帰宅しました。
今日はギアの手入れ整頓をしながら、自宅でマッタリの予定でした。
Mahitoさんのバイタリティに触発され、これでは自分はイカンなぁと反省しました。
午後には、各務原アルプスにでもトレーニングに行って来ますか…。
喝を入れられた思いです、ありがとうございました。
コメントありがとうございます!
最近、自治会やら行事やら仕事やらでなかなか山へ行けるチャンスがないので、こういう機会は無理しちゃいますね。。
しかも天気予報が晴れだったので。
本来は、さらに土曜も、と3連発を計画していましたが、予定が入り諦めました。。
GPS地図無し山行をしないところは私も同じです。どんな低山でも舐めたらいけませんしね。
皆さんのレコを見てると、また伊吹山が積雪増えてたり、他にも新雪が復活してる場所があったようですね。
喝なんてとんでもない。
自宅でマッタリ。時にはそれも必要ですよ。。山に行きたい気持ちを盛り上げる意味でも。。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する