(親湯BS)→蓼科山→亀甲池→北横岳→坪庭→(ロープウェイ駅)
- GPS
- 26:30
- 距離
- 15.6km
- 登り
- 1,900m
- 下り
- 1,007m
コースタイム
新宿駅 0800
↓ (JRあずさ5号)
茅野駅 1006 1025
↓ (諏訪バス)
親湯(しんゆ)入口BS 1102 1107
↓
新湯(巌温泉) 1123
↓
蓼科山登山口BS 1301 1309
↓
2011m地点 1456
↓
蓼科山 1712
【DAY 2】
蓼科山 0700
↓
将軍平 0720 0726
↓
天祥寺原 0832 0840
↓
天祥寺平 0853
↓
亀甲池 0923 0937
↓
北横岳(北峰) 1143 1210
↓
北横岳(南峰) 1216 1229
↓
坪庭 1319
↓
ピラタスロープウェイ山頂駅 1334 1400
↓ (ロープウェイ)
ピラタスロープウェイ山麓駅 1410 1549
↓ (諏訪バス)
茅野駅 1620
↓ (JRあずさ26号)
新宿駅 1836
天候 | DAY1: 晴れ時々曇り DAY2: 晴れ後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所無し。 蓼科山登山口〜蓼科山:日陰は雪があり、日向は雪が無いので、何回かアイゼンの脱着をする破目になる。 蓼科山〜天祥寺原:雪多し。数名の踏み跡有り。 天祥寺原〜亀甲池:雪無し。ぬかるんでいる。 亀甲池〜北横岳:雪多し。二、三人の踏み跡有り。 北横岳〜坪庭:雪多し。良く踏まれている。 |
写真
感想
【DAY 1】
朝起きると、全くの曇天で、先行きが危ぶまれたが、ネットで天気予報を確認すると、長野県地方の5〜6日は晴れ時々曇りのようなので気を取り直して、新宿駅で8時ちょうどのあずさ5号に乗って旅立つ。ゴールデンウィーク後半だからか、ガラガラで良かった。茅野で下車したころには、薄日が射す天気に回復。茅野からピラタスロープウェイ行の諏訪バス(アルピコバス)に乗るが、これもガラガラで、他に登山者は2名(1組)のみ。親湯入口BSで降りたのは、自分だけだった。新湯入口BS から、しばらく舗装道をゆっくり登って行き、信玄の隠し湯などを見ながら、15分ほどで親湯温泉に着く。ここで滝の湯川に架かる橋を渡り、登山道に入って滝の湯川に沿って、落葉松の中をゆっくり登って行くと、やがて広い砂利道に出る。木立の間から前方にある蓼科山が時折見え隠れするが、山頂はかなり高い。やがて、砂利道と別れ、あまり人が歩いていない感じの登山道に入り、小川を横切るところで昼食のパンを食べる。その少し先が、女乃神茶屋で、蓼科山登山口のバス停がある。ここまで予想外に遠かったので、歩くのが目的でなければ、バスを利用したほうが良かったかもしれない。道を挟んだ向かい側が登山口で、しばらくは、ゆっくりと、笹まじりの雑木林を登って行く。やがて、岩場の急登になり、右手に八ヶ岳が見えて来る。天気は、かなり回復し、所々に青空が見える。2000mあたりから時々、雪道となる。この辺りから、山頂までの間、日向は雪が無く、日陰は雪がある状態が、交互にあらわれ、しかも結構な急登なので、結局、4回アイゼンを着けたり外したりする。これが割と面倒くさい。2110m地点を通過したあたりから、木立も少なくなり、八ヶ岳や南アルプスの眺めが良くなる。息を切らしながら岩場の急登をこなし、山頂直下の10mぐらいの雪の急斜面をアイゼンを着けて登ると、蓼科山山頂特有のごろごろした岩場になり、そこを越えて、雪の斜面をトラバースした先に蓼科山頂ヒュッテが見える。山頂は、所々に雪が残っている程度だがヒュッテのあたりには、かなり雪が残っていて、ヒュッテは全く雪に埋もれていた。予定より大分遅れてヒュッテに到着し、早速晩御飯をいただく。他に登山者無し。日没頃、外に出てみると、霧の中だったが、しばらく待っていると、霧が切れ、この日最後の日の光を雲の切れ間に見て、残照の山頂を楽しむ。
【DAY 2】
朝、山小屋の親父さんに「日の出だよ」と起こしてもらい、御来光を拝む。視程がとてもよく、北アルプス、中央アルプス、南アルプス、東アルプス(奥秩父山塊)、日光連山、高妻・火打・妙高、浅間山が、全部雲の上に見える。贅沢に黎明の山頂を独り占めする。昔来たときは、霧の中で、八ヶ岳すら見えなかったので、とてもうれしい。曇天にめげず、来てよかった!朝食後、もう一度、ゆっくりと、日のあたるこれらの山々を見て、写真を山ほど撮って、7:00下山開始する。山頂から将軍平への下りは、かなりの傾斜で、北斜面なので雪も多い。アイゼンを着けて、転ばないよう注意して下りて行く。山荘のある将軍平で小休止して、天祥寺原へ樹林の中を降りて行く。雪がかなり積もっているらしく、顔や胸のあたりに、木の枝がぶつかるので歩きにくい。やがて小さな沢に出て、沢に沿って降りて行った先が天祥寺原で、ここで大河原峠からの道と交わる。アイゼンを外し、亀甲池めざし、笹のまじる雑木林を、緩やかに登って行く。ここで、踏み跡にまじって、ごく最近、熊が通ったと思われる足跡を発見し、あわててクマよけ鈴を高らかに鳴り響かせる。沢の近くなので、朝、水を飲みに来たのだろうか?幸い、熊に遭遇することもなく、天祥寺平に着く。ここで、亀甲池方向の道に入り、笹原を緩やかに登って行く。振り返ると蓼科山が随分高く、もうあんなに下ったのかと思う。下りは早い。亀甲池で小休止して、アイゼンを装着する。ここから北横岳(北峰)直下までは、ずっと鬱蒼とした樹林帯で、雪は、まだまだ深かった。踏み跡を頼りに、ジグザグに延々と登って行き、まさに山頂直下でパッと視界が開ける。ここでアイゼンを外し、一息で北横岳(北峰)へ到着。誰もいない静かな頂である。八ヶ岳には、残念ながら、少し霧がかかって来た。北アルプスは、幽かに見える程度になってしまった。蓼科山は良く見える。ヒュッテも良く見える。お弁当に作ってもらったおにぎりを食べる。天気は良いし、風もあまりないので、暖かくて気持ち良い。小休止後、南峰へ向かう。南峰も無人だったが、すぐに一人登山者がやって来た。今日初めて人間に会う。南峰からは、少し霧がかかっているとはいえ、八ヶ岳と八ヶ岳高原の眺めがすばらしい。小休止して、下山開始。アイゼンなしで下り始めたが、結構滑るので、北横岳ヒュッテのところで、念のためにアイゼン装着。ここからは、何人かの登山者とすれ違い、坪庭に出る。ロープウェイに乗らずに下山しようかとも考えたが、バスの時間を見ると、ロープウェイで降りた方が都合がよさそうだったし、足も疲れたので、ここは楽をする。ロープウェイの山麓駅でざるそばを食べ、さらに茅野駅で特製かき揚げ蕎麦を食べ、1620の特急あずさ26号に乗って帰る。これもガラガラだったが、新宿からの山手線等は、混んでいた。世間では、今日はゴールデンウィークではなく、平日だった。休暇が取れてラッキーだった。
詳細は写真集ビデオにて
DAY-1
DAY-2
概要版
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