瑞牆山(残雪の黒森コース:みずがき山自然公園から時計回りに周回)
- GPS
- 07:45
- 距離
- 12.2km
- 登り
- 1,162m
- 下り
- 1,167m
コースタイム
天候 | 晴れ のち 曇り 29日朝駐車場到着時の気温:+1℃ 30日早朝テント内最低温度:+2.8℃ ※ようは寒かったと言うことです。 |
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過去天気図(気象庁) | 2017年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車場:みずがき山自然公園駐車場(無料)を利用させていただきました。 ※駐車場のキャパは100台程度 |
コース状況/ 危険箇所等 |
[黒森コース] ・不動滝までは緩やかに標高を上げて行き、不動滝からの急坂で一気に標高を上げて行きますが、富士見平経由のルートと比較すると、こちらから登るハイカーさんは少数派のようです。今回、山頂直下までにお会いした(追い付かれたので先行していただいた)ハイカーさんは、1名だけでした。 ・巨岩の点在する樹林帯と沢沿いを交互に歩いて行くのですが、ちょとルーファイに手間取る所があるかも知れません。 [積雪/凍結] ・この時期、黒森コースに積雪/凍結が有るのは当たり前です。 ・今回は不動滝から凍結が多くなり、山頂に近づくに連れて残雪が増えて行きました。雪質は良く締まっていて、ラッセルや踏み抜きにはなりませんでした。また、トレースは残っていましたが、トレースを付けた時は踏み抜きが起こっていたようでした。 ・自分は不動滝からしばらく、チェーンアイゼン(スパイク)を装着しましたが、急斜面の手前でフルアイゼンに切り替えました。先行いただいたハイカーさんは、最初からフルアイゼン(とピッケルも装備)を装着されていたので、自分も最初からフルアイゼンでも良かったかなと思いました。 また、自分はピッケルまでは持ってこなかったので、ダブルストックの先ゴムを外し、長さを短く調整して代用しました。 ・富士見平コースは、山頂付近に残雪と凍結が残っている程度で、軽アイゼンやチェーンアイゼン(スパイク)が有れば無難と思われます。ただ、黒森コースと合流後の鎖場が凍結していて、滑り止めを携行していないハイカーさんが通過に手間取っていました。 ◎折れた丸太の渡渉ポイント(写真19) ・折れた丸太がかかった渡渉ポイントですが、無理やり丸太を渡らなくても、ちょっと上流側へ迂回すれば石伝いに渡渉できました。 [山頂〜富士見平小屋] ・登りで歩いた黒森コースと打って変わって、瑞牆山登山のメジャールートなのでハイカーさんが多いですが、両手も使って進むアスレチックな岩のガレ場が続きます。 [みずがき林道] ・林道と名が付いているので舗装路歩きが多いのかと思われるかも知れませんが、実際は歩き易い非舗装の登山道が続きます。また、途中から右手に瑞牆山の全貌を見ながら歩くことが出来ます。 [トイレ] ・みずがき山自然公園、富士見平小屋(協力金100円) [水場] ・富士見平小屋(富士見平湧水) ※今回も水量豊富で美味しいお水でした。 [最終コンビニ] ・中央道 須玉IC 出口から「西川橋西詰」交差点までにあるローソン(左側2店)とデイリーヤマザキ(右側)が最終です。 [登山ポスト] ・富士見平小屋に登山ポストあり ※今回の黒森コースの時計回りでは意味がありませんが。 [登山計画書] 今回はヤマレコの提出機能を活用して、山梨県警へメールで提出しました。※遭難時を考慮して、車の登録ナンバーと車種(ボディーカラー)も合わせて知らせるようにしています。 |
その他周辺情報 | 営業していれば、みずがき山自然公園のキャンプ場管理棟で食事できます。 |
写真
装備
備考 | <持って行って良かったもの> 冬靴/アイゼン/ゲイター/冬用ボトムス:まんま雪山ハイクだったので。 ただし、フルアイゼンとチェーンアイゼンを両方携行する必要は無いですね。結構重さのあるものですしね。 ヘルメット:瑞牆山はヘルメットの似合うお山です。 耳栓:テン泊時に周囲の会話を含む雑音を遮断できます。 |
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感想
今回の山行は 日本百名山の瑞牆山(2230m)を、みずがき山自然公園を起点として、黒森コースから富士見平コースを時計回りで歩いてきました。
この山行ルートは、2年前のほぼ同時期に歩いているのですが、今回は前回よりかなり積雪/凍結が多かったです。お花も全然咲いてないし、今年は春の訪れが遅いのでしょうか。
雪質は良く締まっていて、トレースあり、ラッセルなし、踏み抜きなしと雪山歩きには好条件でした。事前にみずがき山自然公園のサイトで「冬山装備が必要」を確認していたので、冬靴/ゲイター/アイゼン/冬ボトムスで山歩きに臨みましたが、大正解でした。あと、ピッケルはともかく、ストックのバスケットに積雪用のものを持ってきていれば、なお良かったかも知れません。
[キャンプ]
山行後にみずがき山自然公園のキャンプ場でテン泊したのですが、今回は山行とキャンプを切り離し、山行はザックを含めて日帰り装備で歩き、キャンプは重量増となるため山行では携行しないグッツ(折りたたみのイス とか カメラの三脚 など)を持ち込んで充実させることにしました。(それが出来る場所なので)
結果的にどうだったかと言うと、山行は日帰り装備が雪山歩きにマッチしていたし、キャンプは明らかにテン泊の快適度が増したので、テン泊山行への道には逆行しますが、こう言うのも有りかなと思いました。
[お題]
今回の山行&キャンプに際して、5つのお題を課してみました。
その内容と達成度は以下の通りです。
お題
1)富士見平小屋で2年ぶりに鹿肉ホットドックをいただく
2)富士見平小屋の水場で給水してテント泊ご飯に使う
3)瑞牆山のアーベントロートを撮影する
4)星空を撮影する(カメラの性格的に無理っぽい)
5)瑞牆山のモルゲンロートを撮影する
お題の達成度
1)100% 達成!鹿肉ソーセージが美味しかったです。
2)100% 達成!相変わらず美味しいお水でした。
3)ちょっと微妙、達成度50%くらいか
4)予想通り未達0%
5)これはお題の設定ミス、そもそもアーベントロート(夕焼け)とモルゲンロート(朝焼け)を、同じお山で同じ方向から拝めるはずは無いよな...と現地で気付きました〜、という訳で、対象を南アルプスに切り替えましたが、こちらもちょっと微妙で達成度50%くらいかな。
総合的には、2勝1敗2引き分けの結果となりました。(^^)v
[テント泊覚え書き]
1)水を使わない清潔グッツ
・今回、ドライシャンプーシートとボディタオルを使ってみました。
いつもの様に山行で大汗をかきましたが、これらのグッツを使うことで、一晩は何とかなりました。(もちろん着替えは行いましたが)
2) ベースキャンプ型山行?
1日目にやまに登り、下山後テン泊して、2日目の早い時間に帰路につくパターンになり、ちょっともったいない気がするかも知れませんが、このパターンだと、日帰りに比べて山行で疲労した状態で帰路につく必要がなく、のんびりと山の自然に囲まれて過ごすことができます。
さらに、疲労も回復して帰り道のドライブを充分に楽しむことができ、早い時間に通過するので渋滞にも遭遇しないメリットは大きいと思います。
はじめまして。
明日から同じルートで予定しています。gutenmrgenさんのレコ大変参考になりました。
みずがき山自然公園でテン泊デビューを計画していましたが、初心者 で寒がりなため今回のデビューは見送りました。gutenmrgenさんがテン泊されたときは、眠れないくらい寒かったでしょうか?
私は1日目の瑞牆山 、2日目の甲武信ヶ岳 を車中泊で楽しんでこようと思います。
polepole213さん、こんばんは。
黒森コースで周回されるとのことですが、少数派と思われますので、お気をつけて歩いていただければと思います。
自分としては、みずがき山自然公園は、テン泊デビューに向いていると思っています。(自分も昨年デビューの場にさせてもらいました。)
ただ、寒さの感じ方には個人差があると考えますし、シュラフの性能にもよりますね。なので、自分の装備でどうなのかは、やはり一度どこかで経験してみて、その時の経験を基準に判断するのが良いのではないでしょうか。
ちなみに、当日風は弱かったので、自分の装備としては、まだ耐えられるレベルでした
コメントありがとうございました
こんにちは。
自分も山梨県の串団子の山頂標識が気に入ってる一人なので "新しく変わってしまって残念! " と思ったら木の茂みに残されてましたよ(記載されてないだけで気づかれてるかもですが)。
……金峰山も同様、新しい標柱と串団子の標柱が2つありました
oruoruhaさん、こんにちは。
茂みの方に目をやらなかったので、気が付きませんでしたが、串団子の山頂標識も、山頂に残されていたのですね。
山頂において、山頂標識は二次的なものと思いますが、山梨百名山(山梨県)としては、今の新しい標柱型で統一する方針のようですね。
コメントありがとうございました
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