甲武信ヶ岳・木賊山
- GPS
- --:--
- 距離
- 13.9km
- 登り
- 1,464m
- 下り
- 1,448m
コースタイム
所要時間:8時間10分(うち1時間18分休憩)(コースタイム9時間20分)
天候 | 晴れ。気温は5月下旬にしては高く、遠景はガスっていた。 |
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過去天気図(気象庁) | 2011年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
西沢渓谷が標高およそ1100m。甲武信ヶ岳は標高2475m。標高差は1300mを超え、ひたすら登り道のため、体力的には中々厳しい。ただし、徳ちゃん新道、戸渡尾根は、整備されていて登り易い。ところどころ急坂なので、下りの際はストックなど、体を支えるものがある方が良い。 今年(2011年)は雪がかなり多く、5月21日時では、2400m以上に相当雪がつもっていて、辛うじてストック・アイゼン・スパッツなしで行き切ったが、尾根伝いはかなり苦戦した。(特に木賊山からの急坂下り) 温泉は、国道140号沿いに沢山ある。が、お勧めは、県道206号を入って、牧丘町牧平にある「鼓川温泉」。場所が場所なだけに、地元の方々以外はあまりいない。登山客などで混む、笛吹の湯、花かげの湯などより空いている。料金は3時間500円。湯質は、塩山周辺によくあるアルカリ泉。多分鼓川温泉は弱アルカリで、ちょっとぬめっとしていて、とても気持ちいい。 |
写真
感想
甲武信ヶ岳登山。日帰りピストンはそこそこ時間を要するため、今まで躊躇っていたものの、大分日帰りで行ける百名山が減ってきたため、今回は強行。前夜、所要で徹夜する羽目になったのもあり、かなり心配だったが、どうにか甲武信登山を完遂出来た。
一言で、甲武信ヶ岳を言えば「静かな素晴らしい山」。
奥秩父というと、金峰・瑞牆の二座に目がいきがち。確かに、この両座はアルプスにも引けをとらない、特徴のある、また登り甲斐のある山。
それらに比べて、甲武信ヶ岳はパッと見、ちょっと見劣りしてしまう。標高は2500mに及ばず、金峰・瑞牆ほどの特徴はなく、さらに日帰りするにはコースタイムが長く、とどめは一番登り易い登山口が観光客の多い西沢渓谷。
ところが、今回登ってみて、思わず惚れてしまった。西沢渓谷から徳ちゃん新道の入り口までは、人通りも多く、舗装道で雰囲気も何もあったものじゃない(笑)ところが、いざ徳ちゃん新道に入ると、いかにも奥秩父らしい深山の雰囲気が出てくる。ガレ場など、派手な登山道ではないが、茅尾根、シャクナゲなどの灌木帯、ハイマツなどの高山植物帯、次々と移り変わる登山道をただただ歩く。まさに奥秩父の代表格と言えよう。
ここまでベタ褒めだが、登山道は割ときつい。徳ちゃん新道で3度程、さらに戸渡尾根(ヌク沢からの登山道と合流後)でも、急登が2回、3回と続く。ほぼ登り一辺倒のため、的確な休憩が必要になる。登り一辺倒というと、修験の山を想像しがちだが、甲武信は男体山などとは違って景色が心癒してくれるから、そこまで厳しくはない気がする。
また、徳ちゃん新道・戸渡尾根からは、木々の合間から鶏冠尾根を望むことが出来る。戸渡尾根とは全く異なり、ひたすら岩峰が続く。両神の八丁尾根をピストンしたら、鶏冠尾根で木賊山まで行ってみたいものだ。
いずれにせよ、一歩一歩、木々の間を着実に歩き続けるで、素晴らしい景色に出会え、しかもその景色が緑数色という感じが、奥秩父らしく、個人的には本当に気に入ってしまった。甲武信を敬遠している方も、是非一度は登って欲しい。
※なお、徹夜で、かつ序盤で飛ばし続けた割に、しっかりコースタイムを巻ききることが出来たから、案外時間は心配しなくてもいいのかもしれない(;´Д`)
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