入笠山、花めぐり、NV-U37デビュー
- GPS
- 03:17
- 距離
- 8.3km
- 登り
- 363m
- 下り
- 376m
コースタイム
13:15駐車場-13:30山頂駅スタート-14:25裏登山口-14:40山頂-16:50山頂駅着-17:15駐車場着
(17:20駐車場-17:35自宅)
天候 | 曇り、時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
14時ぐらいの入笠湿原には人が100名単位でいて普段着と普段靴のハイキング姿の方も多数でした。岩場コースを選ばなければ、普段着と普段靴でも山頂に行けるでしょう。 |
写真
感想
先週、初めて花と木を楽しむ登山を西岳、編笠山で行いました。今日日曜日も夜大雨が降り朝は曇りで眺望はあまりなさそうなので、花を楽しむ登山を行いたいと思います。花と言えばこの辺ではやはり入笠山でしょう。ということでお昼をうちで食べてから午後入笠山に行きました。
本日は、花を楽しむハイキングですが、新品の登山靴デビュー、さらには登山/自転車にもつかえるカーナビNV-U37(以下U37と省略)のデビューでもあります。カーナビは昨日届き、さっそくメモリスティックに長野県や周辺の県の1/25000の地図を入れ、もって来ました。
昨日はカーナビとして町内を回ったり自宅に戻ったりしましたが、特に不満はなく使えてます。まずはカーナビとして入笠山へ向かいます。本当は沢入駐車場まで登りたかったのですがマイカーは駐車禁止のようで山の麓の道にも見張りの方がおり、急遽パノラマスキー場へ進路変更しました。
スキー場につくと、カーナビからさっそく歩行ナビに切り替え、さらに1/25000地図に切り替えます。歩行直前まで車で充電されます。amazonで千円で買ったSANWA SUPPLY CAR-DCV4というポーチに入れて胸の紐からぶら下げてました。ポーチは前面がグレーの透明となっています。U37が省電力のため、バックライトなしの半透過モードになると、かなり見にくいですが、見る角度を工夫すると見えないこともないです。等高線まで見えませんが、現在位置は目印に対しどの辺か?程度には使えます。見たいときは、ポーチの上からパネルに触るとバックライトが付き見えます。あと、拡大+、縮小の-も、ポーチの上から操作できるのを途中で発見しました。いちいちあけなくてもOK。
ゴンドラ乗り、山頂駅でGPSログをONし出発。まずは入笠湿原へ。入笠湿原は花も沢山咲き、人も100名以上おりにぎわってました。すずらんは見頃も過ぎてましたが、よく見ると陰に隠れて小さく咲いているものもありました。そこらここらに小さい花があり、皆かわいいです。
入笠湿原を出て登山口へ向かう途中もかわいい花があります。登山口からは無料バスがでています。花畑をぐるっと一周してからバスに乗り、裏登山口へ向かいました。裏登山口の方が花が豊富と聞きましたが登山道周辺は笹薮ばかりで花はなし。山頂は4名程度でした。下界(富士見町、諏訪湖)と南アルプスが少々見えますが、八ヶ岳や他は一切見えず。
表登山道の岩場を下ります。険しくはありませんが、そこそこごつごつしています。普段着と普通の靴ではここは厳しいですね。私は去年の大晦日に防寒長靴で来てここの下りで足裏を怪我(肉離れの類)しました。なめてはいけないですね。登山靴はありがたいものです。
帰りも、人のいなくなった入笠湿原でゆっくり花を見ながら散歩をして、電波塔に寄り、アカノラ山の山頂を踏み、ゴンドラ山頂駅の下の山野草エリアや恋人の聖地の展望台、ドイツすずらんを見ていたら、ゴンドラ最終の17時近くになりました。山頂駅でGPSログをOFF。夕方になると雲がでてきて下界が見えなくなって来ました。
なお、帰りのゴンドラではおしぼりがでました。びっくり。気持ちよく顔と首を拭きます。チケット買った際、花の小冊子ももらえとても役に立ったし(ほとんどの花がこのおかげでわかりました。花の色別で探しやすいです。)、サービスがとてもよいです。
●NV-U37使用レポート1
■U37使用感
カーナビとして、画面が小さめではありますが、問題なく使えてます。
山用としては、1/25000地図で上は常に北、電子コンパスで方位を確定しながら歩く、という基本的なコンパス+地図の使い方で歩けます。位置も高度も方角も正確で問題ありませんでした。
紙の地図に比べると、画面が小さく全体が俯瞰できない、と、半透過画面は暗く見づらい、とかありますが、拡大/縮小を使ったり、画面タッチで20秒はバックライトをつけるとか工夫をすれば、なんとか使えるレベルとは思います。ただ、紙の地図も必要でしょう。
当然、落とすと壊しますので、ポーチの類は必須です。今回使ったサンワのポーチは、わるくないです。落としても壊れなさそう(実験はしてません)、画面が暗いながらも見える、タッチパネルが動く。画面保護シート1000円を買おうか迷いましたが、ポーチがあれば不要かと思いました。
4時間歩行モードで使いましたが、電池は1/4減ったような残量でした。マニュアル上はスタミナモードで9時間。スタミナモードは半透過で表示、触ったときだけバックライトという通常使うモードです。今回は限界まで試してませんので、また、次回。もし、持たないようならUSB給電も可能ですので、携帯型のUSB給電器を購入したいと思います。3000-4000円程度と思いました。USB給電中は使えないので休憩中こまめに給電が必要になるでしょう。
マニュアルはわかりやすいとはいえません。GPSログ機能を探すのに手間取りました。P80までの基礎操作とともに、P81からP94の編集、設定をする、をしっかり読みましょう。重要なことが書いてますが、文字が小さく老眼の私は最初は読み飛ばしてしまいました。P95以降はほとんど必要なし。
■GPSログ機能ON/OFF
U37でGPSログのON/OFFは、以下のようにやります。
なお、GPSログはメモリスティックに入るので必須となります。
1-1) 左上のメニューボタンをタッチ、設定をタッチ、設定をタッチ、システム設定をタッチ。
1-2) 下スクロールして、GPSログ設定をタッチ。
1-3) GPSログ機能をタッチして、NMEA形式にすると、GPSログが開始される。
1-4) GPSログを終わる時は、上記を選び、OFFを選ぶと終了。2時間以内に再開すると前のログから連続するようです。
■GPSファイル変換&間引き(NMEA->GPS)
U37からGPSログをPCに持ってきて、カシミールでGPXに変換する方法は以下です。
2-1) NV-U37を電源OFFでUSBケーブルをつないでから電源ON。
2-2) (メモリスティックの中の)MSSONYの下にGPSというフォルダーができ、その下に例えば11070301というテキストドキュメントができている。それをPCにコピーする。
2-3) カシミールを起動する。(私は無料のスターターキットをインストールし、無料の国土地理院にて起動)
2-4) カシミールで、右下の広域表示を使い、表示領域を移動する。
2-5) ツールメニューからNMEA/IPSファイルの読み込み、を選び上記ファイルを選ぶ。1%-5%-10%程度に間引く。5%で10秒、10%で5秒間隔のログ。歩きなら1%でもよいぐらい。赤線で経路が表示される。100%でやると数MBのファイルになってしまいます。私はだいたい5%で。
2-6) 編集メニューからGPSデータ編集を選ぶ。GPSデータエディタが開き、トラックでトラック名でlogファイルを選ぶと赤線が点滅。
2-7) GPSデータエディタでファイルメニューから選択したGPSデータの書き出しを選ぶ。拡張子はGPXデータで書き出す。
2-8) あとは、ヤマレコのルート設定でGPXファイルを読むだけ。
7/30追記:NMEA形式はヤマレコで直接読めますが、サイズが3MBに制限されているようです。私の記録では、入笠山、雨乞山は読めますが、天狗岳、北八ツは読めませんでした。5時間ぐらいが目安でしょう。大きなファイルはヤマレコで読むのも時間かかりますし、常にカシミールで5%以下に間引いてGPX化しています。
■まとめ
まとめると、カーナビがそのまま登山ナビになり、帰りにカーナビに戻るのは便利です。登山ナビとはいっても、1/25000地図で位置、高度、方位を出し、ログをとってくれるだけです。(街での、徒歩や自転車は行き先をナビしてくれるようですがまだ未体験)。とはいっても、サンワのポーチと組み合わせ常に胸にぶら下げ、いつでも見れるようにしておくと現在位置把握、地形把握には威力を発揮します。私は単独が多く、道迷いリスクも怖いので、今後は常に携帯しようと思います。
従来も地図と気圧式の高度計をつねにぶら下げ、初めてのルートは地形と高度より常に現在位置把握に努めながら歩いてましたが、U37により飛躍的に確度があがりそうです。ただ、画面が小さく広域把握には向かないので、それ用には紙の地図も併用したいと思います。ログもはじめて使いましたがおもしろいですね。今回、アカノラ山の山頂に寄り道した時の迷走ぶりがログにでており、楽しく思い出せます。
今後も使用したところで、日記や山行記録に適時使用感をレポートします。
今日は、レポートその1ということで。
今回は、花を楽しめ、U37のデビューをして、無料バスまで利用し裏登山ルートも上れた楽しい山登りでした。
totoro_sanさんコンバンワです。
早速のデビューおめでとうございます。ちょっと気になっていましたので、早々のレポート大変興味深く見ました。今後の活躍楽しみにしています。
kintakunteさん、拍手/アクセスいただいた皆さん、こんにちわ。今後も1年を通じU37に活躍してもらうために、今朝早起きしてU37のマニュアルを詳しく読みました。そこで気がついた点を2点ほど追記します。
●USB給電
マニュアルには”USB給電中は使えません”とあります。確かにPCにつなぐとそれ専用の表示となり、PCではフォルダーが開き、メモリスティックのファイルシステムモードに入り使えません。しかし、USB給電専用のコンセントアダプターにつなぐと、給電しながらも本体は正常にナビ動作ができました。モバイルのUSBバッテリーをつなげながら使えそうです。例えば大容量を誇るSANYOのKBC-L2BS(4000円強)などを満充電でつなげば、本体の満充電含め3倍程度つかえるかもしれません。
8時間以上のロングコース歩いてみて、バッテリーの持ちに不安を感じたら、モバイルのUSBバッテリーを検討します。
●温度範囲
使用温度範囲が5℃-45℃となっています。5℃以下は使えない...低温に弱そうな部品として、液晶、バックライト、リチウム電池が思い浮かびます。他の電子部品は-20℃程度は大丈夫でしょう。以下で低温リスクの分析を試みます。
○ 液晶の低温リスク: 民生用だと0℃程度から反応がどんどん悪くなり、-20℃近くで凍ってしまう可能性がありそうです。もし車載のコンソールパネル用なら-40℃まで持つのですが。カーナビは民生用かな...
○ バックライトの低温リスク: 0℃以下は、輝度がどんどん落ちるようです。
○ リチウム電池の低温リスク: 0℃以下での充電ではリチウムが析出して危険なようです。U37も温度センサーが働き、高温と低温では充電が働かないようになっているという記述があります。もしUSB給電するなら、本体も満充電しておき充電動作しなくていいよう最初からモバイルのUSBバッテリーをつなぎっぱなしがよいか?あと、低温になると電池容量も減ります。リチウムは他電池よりは低温に強いですが、それでも冬山では1/1.5から最悪半分かも。ますますモバイルのUSBバッテリー必須かな。
上記は推測なので、冬になったところで壊さない程度に試してみようと思います。実力では多分-5℃からうまくいけば-10℃ぐらいまでは外に曝していけるんじゃないの、でも-15℃とか-20℃ではザックにいれ保温材でくるまないとまずそう、と思ってます。-20℃というハードな雪山は予定にないですが。
U37に興味を持っています。
情報、大変参考になりました、有り難うございます。
SONYサポートサイトで本体とアプリケーションのマニュアルを見ましたが、情報が少なく不明な点が多かったので・・・。
ひとつお尋ねしますが、PCとU37をUSBでつなぐと、PCからはU37をマスストレージとして認識するのですね?
すなわち、何のドライバーも必要く、メモリースティック内のファイルを操作できる?
それと、U37のNMEA形式のGPSログファイルですが、GPXへの変換にカシミール3D以外のソフトを使われましたでしょうか?
宜しかったらお教えください。
kazkaz39さん、こんばんわ。
・ U37をUSBケーブルでつなげるとメモリスティックをマスストレージとして認識します。ドライバー不要。
・ また、メモリスティックを直接カードリーダーで読み書きできます。スピードが速いので、近頃はこちらしかつかいません。(1/25000地図データの書き込み、GPSログの読み込み、の2つ)
私の7/5の日記”NV-U37レポート2、1/25000地図”でメモリスティックのファイル操作についてレポートしてますので、ご興味あればご参照ください。
NMEA形式のGPXへの変換にはカシミール3D以外のソフトは一切使ってません。ver8.9.2。インストールしたスターターキットにはGPSのプラグインが入っていると読んだ上でインストールしました。また、ver8.9.2ではNMEAファイル読み込みのバグが直っているとの情報がありました。上記2-3)から2-7)がNMEA->GPXの変換のすべてです。
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