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Yamareco

記録ID: 1197578
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

南限のタイトルいっぱいの光岳(てかりだけ)

2017年07月15日(土) 〜 2017年07月16日(日)
 - 拍手
体力度
7
1〜2泊以上が適当
GPS
15:42
距離
30.4km
登り
2,664m
下り
2,672m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
8:35
休憩
0:41
合計
9:16
5:47
71
第二駐車場
6:58
7:00
98
8:38
8:43
187
11:50
12:23
63
13:26
13:27
96
2日目
山行
5:17
休憩
0:11
合計
5:28
7:50
42
8:32
8:33
58
9:31
9:39
82
11:01
11:02
65
12:07
12:08
70
13:18
第二駐車場
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2017年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
・圏央道〜中央道経由飯田IC〜国道152号にて道の駅 遠山郷へ
・中部電力北又渡発電所手前の第二駐車場(無料)15台くらいのスペース
 7/15 5:30am時点で残り1台分のスペースがあり無事駐車できました。
 第二駐車場の先1km程度の所に第一駐車場(50台くらい?)のスペースあり
・第二駐車場〜易老渡登山口まで徒歩(5km / 1時間10分)
コース状況/
危険箇所等
・残雪なし
・易老渡登山口からすぐのつづら折りの登りと下りの一部において、登山道が細く、ザレて滑りやすいところがあるので注意が必要。(特に下りは疲れていると思うので)
・馬ノ背あたりが少し危険です
その他周辺情報 ・道の駅 遠山郷 / 遠山温泉郷 かぐらの湯
 http://tohyamago.com/osusume/kaguranoyu/
・7/15 3:00amに到着し、車中にて仮眠。トイレあり。
 下山後の食事と入浴 620円
 駐車場まで1時間30分以内。
・コンビニは中央道飯田IC降りてすぐのセブンイレブンを利用(国道152号線にはありませんでした)
第二駐車場。
ここから易老渡登山口まで5km程度の林道歩き。😱
第二駐車場。
ここから易老渡登山口まで5km程度の林道歩き。😱
運良く1台空きのスペースがあったので、駐めました。
運良く1台空きのスペースがあったので、駐めました。
第二駐車場から1km程度先の第一駐車場のゲート。
ここから易老渡登山口まで4km程度。
第二駐車場から1km程度先の第一駐車場のゲート。
ここから易老渡登山口まで4km程度。
易老渡登山口。
林道終点。自転車が数台駐まっていました。うらやましい。
ここまでタクシーで来られる方も多かったです。
易老渡登山口。
林道終点。自転車が数台駐まっていました。うらやましい。
ここまでタクシーで来られる方も多かったです。
8時間...。
行ってきま〜す。
8時間...。
行ってきま〜す。
2017年07月15日 07:00撮影 by  ILCE-5100, SONY
7/15 7:00
噂通りのいきなりの急登。1泊の装備のカラダには堪えます。
噂通りのいきなりの急登。1泊の装備のカラダには堪えます。
面平(標識 10/30)通過。写真を撮る余裕がありません。
2017年07月15日 08:30撮影 by  ILCE-5100, SONY
7/15 8:30
面平(標識 10/30)通過。写真を撮る余裕がありません。
易老岳(標識 30/30)到着。写真を撮る余裕が一切ありません...。
2017年07月15日 12:22撮影 by  ILCE-5100, SONY
1
7/15 12:22
易老岳(標識 30/30)到着。写真を撮る余裕が一切ありません...。
三吉平〜水場間のガレた急登。
三吉平〜水場間のガレた急登。
靜高平。
水場。この上にももう一箇所あります。
ここの水が出ている間は、小屋では水は分けてもらえないそうです。
2017年07月15日 14:46撮影 by  ILCE-5100, SONY
7/15 14:46
水場。この上にももう一箇所あります。
ここの水が出ている間は、小屋では水は分けてもらえないそうです。
最後の登り。
2017年07月15日 14:46撮影 by  ILCE-5100, SONY
7/15 14:46
最後の登り。
光岳小屋が見えてきました!
2017年07月15日 14:54撮影 by  ILCE-5100, SONY
7/15 14:54
光岳小屋が見えてきました!
イザルヶ岳分岐。
南限のハイマツが見られます。そして、南限の雷鳥の鳴き声が聞こえました。姿は見えませんでしたが...。
2017年07月15日 14:55撮影 by  ILCE-5100, SONY
7/15 14:55
イザルヶ岳分岐。
南限のハイマツが見られます。そして、南限の雷鳥の鳴き声が聞こえました。姿は見えませんでしたが...。
とうちゃ〜く。
今日は山頂には行かず、まずはテントを張ります。テン場いっぱい。入りきれない人は、小屋の許可を得て草の上にテント張ってました。
今日は山頂には行かず、まずはテントを張ります。テン場いっぱい。入りきれない人は、小屋の許可を得て草の上にテント張ってました。
我らがシェフの炊飯が始まりました。
私は内臓疲労でダウン。テントで横になっていましたが...。
我らがシェフの炊飯が始まりました。
私は内臓疲労でダウン。テントで横になっていましたが...。
いつもながらすごいなぁ。生野菜持ってきて、一手間かけて食事を創る姿勢には頭が下がります。
いつもながらすごいなぁ。生野菜持ってきて、一手間かけて食事を創る姿勢には頭が下がります。
2017年07月16日 04:17撮影 by  ILCE-5100, SONY
7/16 4:17
4:00にテン場を出発し、イザルヶ岳にご来光を見にきました。
テン場から15分程度。
4:00にテン場を出発し、イザルヶ岳にご来光を見にきました。
テン場から15分程度。
2017年07月16日 04:43撮影 by  ILCE-5100, SONY
7/16 4:43
360度のパノラマでした。目の前に聖岳がど〜ん。左に中央アルプス、そしてその先に北アルプス。右に目をやると遠くに丹沢山塊。そして富士山。
2017年07月16日 04:59撮影 by  ILCE-5100, SONY
7/16 4:59
360度のパノラマでした。目の前に聖岳がど〜ん。左に中央アルプス、そしてその先に北アルプス。右に目をやると遠くに丹沢山塊。そして富士山。
光岳。
一度テン場に戻り朝食を摂ります。
光岳。
一度テン場に戻り朝食を摂ります。
朝食後、光岳に登頂。ちょっと地味ですね。
2017年07月16日 06:36撮影 by  ILCE-5100, SONY
1
7/16 6:36
朝食後、光岳に登頂。ちょっと地味ですね。
山頂から10m程度降った展望台へ。
2017年07月16日 06:35撮影 by  ILCE-5100, SONY
7/16 6:35
山頂から10m程度降った展望台へ。
光石まで行こうとしていましたが、展望台から眺めるだけで退散。
2017年07月16日 06:40撮影 by  ILCE-5100, SONY
7/16 6:40
光石まで行こうとしていましたが、展望台から眺めるだけで退散。
一度テン場に戻ります。
2017年07月16日 06:58撮影 by  ILCE-5100, SONY
7/16 6:58
一度テン場に戻ります。
私達3人のテントしか残っていませんでした...。みなさん縦走かな?テントを片付けて出発します。
2017年07月16日 07:00撮影 by  ILCE-5100, SONY
7/16 7:00
私達3人のテントしか残っていませんでした...。みなさん縦走かな?テントを片付けて出発します。
昨日苦労して登った易老岳に到着。
2017年07月16日 09:35撮影 by  ILCE-5100, SONY
7/16 9:35
昨日苦労して登った易老岳に到着。
さぁ、下り。急登=急降下?
2017年07月16日 09:36撮影 by  ILCE-5100, SONY
7/16 9:36
さぁ、下り。急登=急降下?
面平(標識 10/30)通過。脚が自分の足じゃなくなってきました...。
2017年07月16日 11:05撮影 by  ILCE-5100, SONY
7/16 11:05
面平(標識 10/30)通過。脚が自分の足じゃなくなってきました...。
無事、易老渡に下山し、長〜く長〜い、退屈な林道歩きで駐車場に戻ります。お疲れ様でした。
無事、易老渡に下山し、長〜く長〜い、退屈な林道歩きで駐車場に戻ります。お疲れ様でした。
撮影機器:

感想

 当初、3連休+1日を使って、雲ノ平を中心とした4座周回を計画していましたが、どうにも雲行きが怪しく、急遽行程を短縮、行き先を変更。あらゆる天気予報を四六時中チェックし、天気が比較的良い南アルプスを選択。悪沢岳・赤石岳・聖岳周回も考えましたが、どうにも行程が厳しいということで、これまた急遽参戦が決まったメンバーを加え、なんの理由があってか光岳に向かいました。

 横浜を出発し、圏央道・中央道経由で飯田へ。道の駅 遠山郷で仮眠をし、駐車場へ。一番手前の駐車場が運よく空いていたので、直ぐに駐め、5kmの林道歩きを行いました。1km先に大きな駐車場がありましたが、ほぼ満車だったので、1km余計に歩く結果になりましたが、最初の駐車場に駐めて良かったです。(無理やり路上に駐めている車もいましたが...。)林道を歩いている時にタクシーが何台か通りましたが、ひたすら羨ましい限りです。いいなぁ〜。

 元気に林道歩きをクリアし、易老渡登山口に到着。いよいよ登山開始です。と思ったら、いきなりの急登!そこから樹林帯の眺望がない急登が延々と続きました。易老岳まで30番まである標識の10番目である面平で結構へこたれ始める...。ペースを落とし、途中昼食を摂りましたが、おにぎり半分しか食べられない。入らない...。出た〜恒例の内臓疲労だ!そこからは地獄。同行者に先行してもらいました。なんとか易老岳に登頂し、横になりました。完全にシャリバテ?睡眠不足?
 易老岳から光岳小屋キャンプ地までは、地獄というか、苦行。三吉平手前からは365歩のマーチの如く、♫10歩進んで◯分休む〜という感じでした。水場でなんとか生き返り、最後の登りへ。ゼンジヶ原にあたりで小屋が見えた際には本当にホッとしました。ご褒美に?姿は見えませんでしたが、南限のライチョウの奇妙な鳴き声が聞こえました。「おつかれさん」とでも言ってくれているでしょうか?ありがとう!テン場でテントを張った後少し横になりましたが、吐き気がし、手が痺れていたので、同行者との楽しい夕食もごめんなさいし(最後の最後に雑炊だけ食べましたが)、早めに就寝しました。

 翌朝目が覚めると空腹感があり、行動食などを少し食べましたが、食欲がある。んっ!? 行ける!よっしゃ〜!。4時にテン場を出発し、イザルヶ岳にてご来光を拝み、テン場に戻り朝食。食べれる食べれる!いやっほ〜!朝食後、光岳山頂に登頂し、山頂直下の展望台からテカリ石を眺め、テン場に戻り、出発準備をし、下山開始。快調。脚も大丈夫。昨日苦行だったガレ場も順調(下りだからか?)。易老岳への登り返しも好調。昨日の自分が嘘のよう。易老岳から面平までは、脚に痛みが出始めましたが、まぁ頑張れる。面平からはさすがに自分の脚が自分の脚でないようになってヘロヘロでしたが、なんとか登山口まで下山。と思ったら、そこから5kmの林道歩き😱。いやはやとんでもないきびしい山行を経験しました。日本三大急登を経験し、周りの多くの山友からヘンタイ呼ばわれしている同行者が、「今までで一番きびしいかも」と言っていたので、嘘じゃないと思います。自分の体力不足を痛感しましたと同時に、登山口までのタクシーもしくは自転車利用、山頂での小屋泊をオススメします。幌尻岳同様、百名山挑戦で後回しにされるのも頷けます。

 とにかくアクセスも、山行も、長〜く遠〜い比較的地味なお山でした(すみません)。帰りの車中で(遅っ!登る前に勉強すべきでしたが...)、なんで光岳が百名山なんだ?何が魅力なんだ?という会話になり、みんなで調べました。テカリ石があるから?地味じゃない?なんて話していましたら、
日本アルプス最南端、2,500m超の標高最南端、高山帯植生の分布の南限、ハイマツ植生の南限、ライチョウ生息の南限と保持しているタイトルいっぱいでした。
びっくり...。帰宅後、いくつかのビデオを観て、本を読んで、知れば知るほど魅力を感じましたが、全身筋肉痛の現在では、また行きたいととても思えないのですが、過去最高のきびしいお山として記憶に残るお山となりました。

 ありがとうございました。

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コメント

お疲れ様でした
コメントいただきありがとうございました。
光小屋テント場隣の家族です。
体調不良の時の登山は辛いですよね。私も熱中症の持病?があるので、湿度が高いと動けなくなります。さらに重装備だと辛いです。
それにしても豪勢なご飯!私が必死で炊飯していると、子供が「隣の人、トマトとか切ってタコライス作ってるよ!」、「朝もなんか美味しそうなの炒めてるよ!」と比較され困りました(笑)。
下山後、タコライスを食べたくて困りました〜。
どこかの山でまたお会いできると良いですね!
2017/7/19 4:04
Re: お疲れ様でした
ありがとうございます。

タコライス、お早めに召し上がってください(笑)
私は、見てるだけ...、食べるだけなんですがね...。

こちらこそ、また、お会いできるといいですね。
2017/7/19 6:26
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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体力レベル
4/5
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光岳 日帰りチャレンジ
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
1/5
体力レベル
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