朝日岳は遠かった！！

2017年07月19日(水) 〜 2017年07月20日(木)

• GPS: 31:40
• 距離: 12.8km
• 登り: 1,743m
• 下り: 1,736m

コースタイム

1日目

• 山行: 10:14
• 休憩: 1:21
• 合計: 11:35

4:44 東黒沢
7:37 7:37 松ノ木沢の頭
9:05 9:06 白毛門
10:28 10:30 笠ヶ岳
13:00 14:18 朝日岳
16:19 笠ヶ岳

2日目

• 山行: 5:14
• 休憩: 0:03
• 合計: 5:17

6:31 笠ヶ岳
7:53 7:54 白毛門
8:59 9:00 松ノ木沢の頭
11:39 11:40 東黒沢
11:48 白毛門登山口駐車場

天候

晴れ時々曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

水上町国道291号線、水上方面より上越線土合駅を過ぎてまもなく土合橋手前で右に入り込んで直ぐ、白毛門登山口駐車場へ。

コース状況／危険箇所等

朝日岳まではピークのアップダウンが多く、急登も多い。特に白毛門までは、標高差961mの急登は厳しい。加えて大きな根っ子・岩やザレた斜面・鎖場やロープも有り、気が抜けない。ここは復路下山時の疲労が溜まった時点では要注意であろう。それに比べ、笠ヶ岳手前から朝日岳までは急登は相変わらず多いが、山路は比較的歩きやすく、展望も開けて素晴らしい。

その他周辺情報

笠ヶ岳山頂直下に避難小屋、３〜４人が寝るのが精いっぱい。

写真

7/19 2:30

土合駅へ午前3時前に到着。

7/19 2:30

登山届(右端)とトイレを済ます。

7/19 2:43

改札は無人、通路には仮眠者2名。登山客には見えない。

7/19 4:40

土合駅から直ぐに白毛門登山口駐車場(無料に到着)。午前3時過ぎ。

7/19 4:43

1時間ほど仮眠、駐車場奥の登山口より出発。

7/19 4:47

谷川連峰馬蹄形概念図。この白毛門登山口からスタート、反時計廻りでは、朝日岳始めとする多くの山々を縦走、最後は谷川岳の西黒尾根を下って、この駐車場へ戻ってくるという、いわゆる馬蹄型周回縦走、中級者レベル向き。それも日帰りでこなす、というから凄い。

7/19 4:48

馬蹄は無理、せめて朝日岳までのピストン縦走を、と勇んで東黒沢の橋を渡る。

7/19 4:50

アカショウマ

7/19 4:54

夜明け直後で樹林内は薄暗い。

7/19 5:08

7/19 5:39

7/19 5:41

樹林帯の本格的な急登へ。これから白毛門までが長い。

7/19 5:53

葵の一種？

7/19 5:54

急登は続く。

7/19 5:49

木の間から雲が掛かった谷川岳が顔を出す。

7/19 6:22

一息もつけない急登の連続。

7/19 6:28

帰途のビバークまで頭を過ぎる。大きな大木の根元、洞あり。ビバーク・ポイント候補・・・その1。

7/20 10:25

これはその洞の中、意外と広く、ツエルト、シュラフを拡げるスペースは有りそう。背をちょっと屈める高さ。

7/19 6:47

ヨツバヒヨドリ

7/19 6:47

クガイソウ

7/19 6:47

ヤマブキショウマ

7/20 9:23

山路の角で見つけたビバークポイント候補2．先のポイントより葯1時間ほど上。

7/19 6:58

武尊連峰？

7/19 7:02

オオカメノキ

7/19 7:05

ツルアリドオシ

7/19 7:23

急登・・・・

7/19 7:35

ロープでよじ登り。

7/19 7:39

アカモノ

7/19 7:41

次は鎖場登り・・・フットと一息、下を見下ろす。

7/19 7:41

顔を西に向ければ、山頂を隠す谷川岳。

7/19 7:43

7/19 7:45

行く手には雲に隠れた白毛門。

7/19 7:46

まずは松ノ木沢ノ頭へ。ここまで長かった！

7/19 7:47

谷川岳山頂は依然雲の中。

7/19 7:51

雲が切れ白毛門が見えてきた。次の目的へ、再出発！

7/19 8:06

オトギリソウ。

7/19 8:06

？

7/19 8:10

白毛門は、まだまだ向こう。

7/19 8:28

ジジ岩、ババ岩

7/19 8:32

タテヤマウツボグサ

7/19 8:32

ニッコウキスゲ

7/19 8:33

タテヤマウツボグサ

7/19 8:33

ハナチダケサシ

7/19 8:36

シロバナニガナ

7/19 8:36

シロバナニガナ

7/19 8:37

ミヤマカラマツ

7/19 8:44

7/19 8:45

キンコウカ

7/19 8:45

クローズアップ

7/19 8:52

カライトソウの蕾

7/19 8:54

ジジ岩？　それともババ岩？

7/19 8:56

岩の急登でもうヘトヘト。

7/19 8:58

なかなか遠い白毛門。

7/19 9:01

白毛門までもう一息！

7/19 9:06

オオコメツツジ

7/19 9:06

オオコメツツジ

7/19 9:10

なんとか白毛門へ到着！

7/19 9:11

展望の山々案内板。

7/19 9:11

でも雲に隠れて今一つ・・・　一休みして次の目的、笠ヶ岳へ。

7/19 9:20

タカネニガナ

7/19 9:20

シロバナニガナ

7/19 9:21

ラン科？

7/19 9:21

ゴゼンタチバナ

7/19 9:21

ゴゼンタチバナ

7/19 9:25

シモツケではないようだが？

7/19 9:30

笠ヶ岳(左)が見えて来た！・・・でもその稜線も長そう・・・

7/19 9:38

ネバリノギラン

7/19 9:38

7/19 9:39

アブラツツジ

7/19 9:43

ベニハナイチヤクソウ

7/19 9:44

アカモノの蕾

7/19 9:46

笠ヶ岳へも結構長いねーーー！

7/19 9:48

？

7/19 9:51

この7月19日、未だ雪渓が残る笠ヶ岳と小烏帽子(右)。

7/19 9:57

マイズルソウ

7/19 9:59

？

7/19 9:59

ツマトリソウ

7/19 10:02

タニウツギ

7/19 10:02

タニウツギ

7/19 10:10

ヤマサギソウ？

7/19 10:10

ネバリノギラン

7/19 10:12

ヨツバヒヨドリ

7/19 10:17

？

7/19 10:17

？

7/19 10:24

ミヤマコゴメクサ

7/19 10:24

クローズアップ

7/19 10:26

？

7/19 10:28

タテヤマウツボグサ

7/19 10:28

タテヤマウツボグサ

7/19 10:28

ジョウシュウオニアザミ？

7/19 10:30

？

7/19 10:31

いよいよ笠ヶ岳の山頂へ向けての急登・・・もうヘトヘトです。

7/19 10:37

シモツケ？

7/19 10:39

倒れ込むように笠ヶ岳山頂へ・・・

7/19 10:41

腕の山時計が指す高度は63m低い！・・・校正不十分か？それとも天候の気圧変動が大きいからか？

7/19 10:44

これから目指す朝日岳の前には小烏帽子、大烏帽子。
目を凝らすと目の下には・・・・笠ヶ岳避難小屋。疲労がひどく、これからの朝日ヶ岳、それからの下山は日帰りは無理・・・

7/19 10:52

では、避難小屋を見てビバーク出来るか判断しようと。

7/19 10:53

内部を見てみると3人がシュラフを敷けばやっとの狭さ。床も粗末で最低限の避難小屋。でもここで凌ごうと決断。・・・体力を振り絞り、いざ朝日岳へ！

7/19 10:59

付近はニッコウキスゲの群生地。

7/19 10:55

素晴らしい眺望共々、山野草に癒される。

7/19 10:56

ハクサンシャクナゲが未だ咲いていた。

7/19 10:59

こちらはハクサンフウロ。

7/19 10:59

ミヤマカラマツ

7/19 11:03

？

7/19 11:07

コバイケイソウ

7/19 11:07

？

7/19 11:10

でも朝日岳遠い・・・これからピークを幾つも・・・

7/19 11:15

シロバナニガナ

7/19 11:15

タカネニガナ

7/19 11:15

シロバナニガナ

7/19 11:25

タテヤマリンドウ

7/19 11:26

ニッコウキスゲ

7/19 11:29

オミナエシ

7/19 11:29

オミナエシ

7/19 11:29

オミナエシ

7/19 11:31

行く手、大烏帽子方面を望む。

7/19 11:36

ベニハナイチヤクソウ

7/19 11:37

ちょっとした斜面をトラバース、疲れているので気を遣う。

7/19 11:44

ウラジロヨウラク。

7/19 11:44

クローズアップ。

7/19 11:46

ハクサンボウフウ

7/19 11:48

見えて来た！！　朝日岳。でもまだまだ遥か。

7/19 11:52

振り返って谷川岳方面をパノラマ撮影。

7/19 11:56

気持ちが良さそうな稜線歩き・・・でも疲れている身には味わう余裕無し・・・

7/19 12:07

雪渓の残雪で、頭・身体を冷やしたい衝動に。

7/19 12:10

おっ、雲がだいぶ晴れて来た！　谷川連峰・馬蹄コース山稜の七ツ小屋山方面。

7/19 12:10

朝日岳が近づいて来た。

7/19 12:15

再び残雪の誘惑が・・・

7/19 12:20

ハクサンボウフウ

7/19 12:35

シモツケソウ

7/19 12:38

？

7/19 12:40

イブキジャコウソウ

7/19 12:40

イブキジャコウソウ

7/19 12:41

イワシモツケ

7/19 12:41

ホソバヒナウスユキソウ発見！！

7/19 12:41

この時期、未だ残っていた。

7/19 12:44

イワシモツケ

7/19 12:46

オオバギボウシ

7/19 12:46

タテヤマウツボグサ

7/19 12:46

タテヤマウツボグサ

7/19 12:46

イワシモツケ

7/19 12:47

谷川岳方面山頂の雲が切れた！　左からトマ、オキの耳、一ノ倉岳、茂倉岳。いずれも谷川馬蹄コースの一部。

7/19 12:48

ホソバヒナウスユキソウ

7/19 12:48

ミヤマダイモンジソウ

7/19 12:52

山頂はあの向こう、最後の体力を振り絞って・・・

7/19 13:01

山頂が見えた！！　でもこの登りも屹い、足が動かない！！

7/19 13:06

なんとかかんとかで朝日岳山頂へ倒れ込む！　癒すかのように雲が切れた谷川岳が正面に。

7/19 13:09

腕の高度計はやはり64m低い。

7/19 13:11

ソバナ

7/19 13:14

山頂に祠、廻りにはホソバヒナウスユキソウが沢山。

7/19 13:17

7/19 13:15

7/19 13:17

7/19 13:19

7/19 13:21

7/19 13:23

7/19 13:24

7/19 13:15

朝日岳からさらに下ってジャンクションピーク。手前に湿原・池塘と水場有り。用意した2．5Lの水も残り1L余り、今夜と明日の山行には心もとない。

7/19 13:28

水の補給へ水場へ。木道を下る。遠望は左、巻機山方面、右、越後三山(八海山、越後駒ヶ岳、中ノ岳)

7/19 13:30

木道しばらく下れば宝川温泉方面との分岐へ。

7/19 13:44

これを右折して葯100m位が水場。ここで補水して、しばらく前の木道で大の字にひっくり返り、ひと間の休憩。

7/19 13:44

池塘の向こうには左遠くに　・・・

7/19 14:12

さらにその右手、遠くに燧ヶ岳。その右、至仏山、(尾瀬)笠ヶ岳。

7/19 14:27

朝日岳へ引返し、さらに笠ヶ岳避難小屋へ戻る。

7/19 14:30

タカネバラ

7/19 14:33

シロバナトウウチソウ

7/19 14:41

また幾つかのピーク越える。

7/19 14:49

クルマユリ。

7/19 14:49

クローズアップ。

7/19 15:05

至仏山〜(尾瀬)笠ヶ岳。右遠望は鬼怒沼山方面。

7/19 15:04

右、燧ヶ岳

7/19 15:05

武尊連峰。その右遠望は、皇海山と袈裟丸連峰。

7/19 15:05

右は赤城山、左遠望は袈裟丸連峰。

7/19 15:57

笠ケ岳が見えて来た。

7/19 16:25

ニッコウキスゲの群生地の向こう、登れば避難小屋、もう一息！

7/19 16:26

笠ヶ岳の下は、ニッコウキスゲの群生地

7/19 16:27

ツバメオモト。写りが悪い！！

7/19 17:45

避難小屋到着。一息ついて簡単な掃除。マットにシュラフカバーで寝床作り。シュラフは敢えて持参しなかった。(これが誤算)

7/19 17:47

汗でビッショリの着衣はロープで干して・・・

7/20 5:03

翌朝四時半過ぎ起床、結局2時間おき位に起きたり眠ったり・・・堪えるほどでは無いが保温が悪くスカスカの寝心地だった。外朝、廻りはガスの中、小烏帽子もボンヤリ。

7/20 5:03

こちら、戻る笠ケ岳も。

7/20 6:05

早々に下山開始、笠ヶ岳で朝食。

7/20 6:07

谷川岳連峰が雲海より顔を出していました。雲海には笠ヶ岳の影がくっきりと。なかなかお目にかかれない光景かも。

7/20 6:09

こちらは烏帽子、朝日岳方面。

7/20 6:29

さて白毛門(写真上部)に向けて下山再開。

7/20 7:08

早朝の野鳥のさえずり、ウソがシンギングポストに。

7/20 8:05

1日休んだ割には結構、身体が重かった。登り返しに苦労して白毛門へ。

7/20 9:07

次の松ノ木沢ノ頭までは、さらに四苦八苦。

7/20 10:03

クガイソウ

7/20 10:56

その後の急登の下りも苦難の連続。やっとこ土合駅が見れる地点まで下りて来た。

7/20 11:52

沢の橋が見えた時点では完全にグロッキー気味。

7/20 11:54

駐車場では強い日差しの中、車影に倒れ込んでぐったり。・・・・お疲れ様でした。・・・その後、傍の谷川の冷水を頭から浴びて息を吹き返しました。

撮影機器：

OLYMPUS STYLUS TG-4 Tough オリンパス

感想

matsutakesan

　難関の登山とは覚悟していたが、結構年配者も日帰り下山のレポ情報・・・で、小生もあわよくば・・・これが甘かった！！　10kgのザックと、のっけからの急登、その後もアップダウンと急登、それに直射の暑さ・・・笠ヶ岳の時点で体力消耗しヘトヘト、最遅コース目標タイムぎりぎり。なんとか朝日岳山頂は踏んで帰りたい一心で笠ヶ岳避難小屋でのビバークを決断しました。一応、事前の覚悟と準備はしていたものの、この初めての経験では幾つかの反省点あり。
　でも、花の朝日岳の期待を裏切らない沢山の花々、それに素晴らしい眺望、加えて自身の体力の限界の自覚と貴重な経験・・・これまで以上に意味ある登山でした。