中秋の大菩薩リハビリハイク(上日川峠〜大菩薩嶺〜同峠〜丹波道)
- GPS
- 07:58
- 距離
- 18.7km
- 登り
- 989m
- 下り
- 1,970m
コースタイム
- 山行
- 6:08
- 休憩
- 1:51
- 合計
- 7:59
天候 | 曇り・ガス時々晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2017年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
(復路)丹波山温泉‐奥多摩駅(西東京バス最終:SUICA・パスモで1,009円、車内チャージ可) |
コース状況/ 危険箇所等 |
・コース中、特段の危険箇所なし(雷岩〜大菩薩峠の区間、混雑時はすれ違い・落石・コース外れ注意。) ・追分〜藤ダワの間、沢の徒渉点付近の沢筋で夏の大雨・台風等のためやや荒れている箇所あり(赤テープ等ナシ)、コース外れ注意。 |
その他周辺情報 | 丹波山温泉「のめこい湯」:休憩室・食堂あり(10/13まで露天風呂工事中・使用不可で大人1人300円!)。10/10-13は風呂改修のため臨時休業。 |
写真
装備
備考 | 水分消費:親子二人で水1.5l(うち800ccは昼食時スープ・ドリンク用)、ペットボトル約1本半、ガッツキア×2 |
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感想
夏の北ア転倒・負傷から2ヵ月弱、両手の機能回復は順調に進み、国内外出張も支障なくこなせるように。それでも、足腰の基礎力低下が心配な上、ここ数週間の週末の大快晴・展望絶佳、息を呑む鮮やかな紅葉山行の記事を拝見するうち、どうにも山歩きの虫が抑えられなくなってきました。ちょうど3連休後半はまずまずの好天予報、大学生の長男をアシスト&お目付け役に(お小遣い付きで…)駆り出し、標高差が小さく歩き慣れた大菩薩エリアを目的地に、リハビリハイクへ出撃です。
甲斐大和駅から満員の臨時バスに揺られ、予定より少し早めに上日川峠を出発。雲は少し多めながら、稜線方面には青空も覗き、絶好のハイキング日和です。ムスコはお初の大菩薩、百名山にも興味はなくもないようなので、当初予定を変更し、唐松尾根を大菩薩嶺へ。稜線付近のガスは濃く、お楽しみの富士や南アの大展望は拝めず仕舞いでしたが、雷岩から嶺までの標高2,000mの稜線はまさに今が紅葉真っ盛り。展望の悪さを補って余りある、鮮やかな赤や黄色の錦秋のシャワーを楽しめました。
さすがに三連休の中日、大菩薩峠までの稜線はハイカーで溢れ、尾根上の展望スポットはことごとく昼食を楽しむグループで満員の盛況。空腹を訴えるムスコをなだめ透かしつつ、峠手前の親不知ノ頭でようやく昼食タイム。近場の大菩薩湖や小金沢連嶺の展望を楽しみながら、ゆっくり昼食を済ませ、峠のお茶屋でトイレ休憩の後、いよいよ本日のメイン、丹波道へ足を踏み入れます。
ここからは行き交うハイカーもぐっと少なくなり、落葉のクッションも効いて、静寂が支配する緩やかで歩きやすいルートです。小生はお初のコースでテンションアップながら、昼飯ですっかり満足の愚息はモチベーション低下、今度は強烈な眠気に襲われている模様。途中の鞍部・ノーメダワのベンチで居眠りしそうになると、何やら近くの林でガサガサと木を揺する物音が…。すわクマの出現か、と二人で身構えると、物音の主は赤ら顔の野生のサル。仲間も複数近くにいるようで、向こうもこちらの動きを注意深く窺ってますが、食糧を奪われないうちに、そそくさと出発します。
途中、桟道通過箇所で北アの転倒負傷がフラッシュバック、思わず緊張しながらも無事通過。水場で元気回復の後、沢筋がやや荒れている区間も支障なくクリア。最後は疲れた両足を労りながら舗装の林道をズンズン下り、ローラーすべり台に心惹かれながらも、明るいうちに何とかゴール地点の丹波山温泉「のめこい湯」に辿り着きました。
ともかくも、ムスコのアシストを得て、総距離18km余の久々のプチロングハイクを無事に終えることができました。大菩薩ならではの富士や南アの大展望が楽しめなかったのは残念でしたが、紅葉のはしりを満喫できた上、家族との絆を大事にしつつ、山歩き再開の感慨を味わえたのは何よりでした。これからも、安全第一を心がけながら、少しずつガッツリ山登りも復活していければと念願しています。
PS. 前回の北ア古道歩き・両手負傷のヤマレコ記事に、いつも山行記事を拝見している複数のヤマレコユーザーの皆様から、温かいお見舞いと励ましのメッセージを頂戴しました。この場を借りて御礼申し上げます。。
satonaoさま、こんにちは。
山歩きご復帰♪おめでとうございます。
ロングコースを、息子さんと一緒に良かったですね。
秋の大菩薩もよくて🌾
私も足の指を痛めていたのですが、今週2ヶ月振りに走る事ができて。。風をきって、とても気持ち良かったです。
久しぶりだと嬉しくて、また新鮮ですよね✨
これからもまた少しづつ楽しみですね。
miruru(^.^)
miruruさま:温かいメッセージ有難うございます。脚の方は何ら問題なく、両手の回復も順調で、ユルユルコースなら何とか無理なく歩けるところまで復帰しました。ヤマレコユーザー各位の悶絶紅葉ピーカンの山行レコを見るうち、どうにも山歩きの衝動が抑えられなくなっちゃいました。今週末も、前の職場の上州山と温泉ツアーの予定が入ってますが、皮肉なもので、先週から秋雨前線が南下して天候イマイチですね…(苦笑)。やはり、「まだ復帰は少し早いよ」という天の啓示かも…。
貴女の北穂高、白毛門のレコも羨ましく拝見しました。やはり鉄板の涸沢、谷川の紅葉は今年も最高ですね!渋滞を巧みに避けられるコース取りもさすがです。高山の紅葉が下界に降りてくるのと同時に、間もなく山々は冬の装いですね。貴女も足指の予後に留意されつつ、残り少ない錦秋の山歩きをお楽しみ下さい!
一足先に鎖骨骨折した私も、最初は息子のサポートで山歩きを再開し、何とか骨折前の9分5厘まで回復することができました。
お互いに下半身には問題なく山歩きは大丈夫なのですが、そこは、事故を起こした身、転んでしまうと、悪化させかねないため、慎重を期さざるを得ず、徐々に難度を上げてきました。
当方は11月21日に埋め込んだプレートを取り除く予定です。そうすれば、左腕を上には挙げることができるようになり、完全復活です。
時間が薬のようなものですので、焦らず、治癒を優先させましょう。
Gonpapaさま:メッセージ有難うございます。貴殿も骨折から順調に回復されているご様子、何よりです。先日の栂海新道踏破&太平洋‐日本海の足跡繋ぎの大願成就もおめでとうございます。最後の「日本海ワンタッチ」も感動的でしたが、坂田峠から先、入道山以降の細かいアップダウンにご苦労された様子に、小生も昨夏に熱中症寸前のヘロヘロ状態に陥った苦い記憶が蘇りました…。
11月にプレートを外され完全復活の由、待ち遠しいことと拝察します。当方は両手のプレートを外すにも手間ヒマ・コストが掛かりますので、暫くはそのままにしておこうと思います。先日、海外出張の折にも空港の金属探知機に引っかかりませんでしたし(苦笑)、日常生活に大きな支障はなさそうです。
ともかくも、ご指摘の通り、傷の物理的な回復には時が一番の薬ですし、かなり低下(!?)した家族の信頼も、時間をかけてじっくり再構築を図っていくしかなさそうです。。いずれまた、安全かつ気ままに単独ハイクへ出かけられる日が来ることを念願しつつ、まずは地道なリハビリに努めていく所存です。貴殿も、完全復活のその日まで、どうぞ油断召されず、ご安全に!
よかったですね。
回復のはやさ、気合ですね。
息子さんとの山行いいですね。
お小遣い付き、大事です
nyororoさま:メッセージ有難うございます。脚の方は軽傷だったこともあり、意外と早く山歩き再開できました。もっとも、相当低下した家族の信頼回復には、まだまだ時間がかかりそうで、暫くは気楽なマイナー足跡繋ぎソロ山行はお預けとなりそうです…。
貴女の早月尾根日帰り山行のレコも、垂涎の眼差しで拝見しました。相変わらずのご快足ぶり、さすがですね!高山は間もなく冬の装いですが、どうぞご安全に、楽しく充実したご山行を。小生も、ヤマレコ記事でバーチャル登山を楽しませて頂きます。。
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