紅葉の丹沢大山から鶴巻温泉へ
- GPS
- 06:56
- 距離
- 16.6km
- 登り
- 1,236m
- 下り
- 1,522m
コースタイム
- 山行
- 5:01
- 休憩
- 1:55
- 合計
- 6:56
天候 | 快晴〜晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
・ケーブルバス停から本当のケーブル駅までは標高差100mあります。お覚悟を。 ・ケーブル降りてから山頂までは標高差500m以上。高尾山とはだいぶ違います。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・11時頃以降、大山山頂付近の表参道登山道は急斜面で行列ができてマイペースで登れない状況になるので、もう少し早めに登頂する方がベターです。 ・高取山、弘法山方面の南陵の尾根道は指導標が増えて迷いにくくなっていました。高取山の登り返しは結構あるので疲れているとしんどいです。 |
その他周辺情報 | 善波峠から弘法山と反対の左へ吾妻山を目指すと、そのまま鶴巻温泉弘法の湯まで歩いて行けます |
写真
感想
このところ風邪をひいたり飲み会が何度かあったりで不摂生が続いた。「ダイエットがてら手軽な大山に行く」とヤマノカミに告げたら、「それなら大山寺で関東36不動巡りのご朱印もらってきて」と頼まれた。面倒くさいなあと思ったが、おりしも大山寺付近が真っ赤なモミジの紅葉真っ盛り。信心はするものですな(?)。
久々の伊勢原駅前に降り立つと、神奈中の職員が大山登山者を誘導していた。7時58分の直行バスに乗る気だったが、その前に臨時直行が出るという。待たずに発車して、予定より早く大山ケーブルバス停に到着できた。
のっけから山腹の紅葉が出迎えてくれる。観光客ふうの人と山登りの人が入り混じって仲見世(こま参道)の階段を踏みしめ、標高差100mのケーブルカー駅へ至る。ここで大半が乗車待ちの行列に付く。こちらはご朱印ゲットのため女坂を選択。道端の紅葉を愛でながらしばらく行くと、後ろに真っ赤なモミジを従えた古びたお堂が現れた。本堂はこの裏手、きつい石段を上った先にある。その石段下に人だかりができていた。石段沿いに生えたモミジが見事に赤く色づいている。
登り切って振り返れば輝く相模湾に江の島が浮かぶ。取り急ぎ本堂にお参りして頼まれた朱印を受け取り、もう一度モミジを鑑賞してから先を目指した。しばらく石段交じりの胸突き八丁となり、それが終わると右から男坂が合流して下社下の広場に着いた。
観光客の群れる下社で再び下界の絶景を俯瞰し、左奥の鳥居をくぐって急な石段を直登する。登り切るとようやく登山道らしくなる。自然の岩のようでもあり、不揃いの石段のようにも見える歩きにくい道が続く。小さな子供連れの登山者も多いが、慣れない大人の方がかなり苦労しているようだ。
16丁目追分などで休憩する人を少しずつ追い抜き、標高1100m近い富士見で快晴下の富士山の眺望を堪能した。ここまでくればあとわずか。ヤビツ峠からのイタツミ尾根分岐を50mほど入って、さらに立派に見える富士山と丹沢山塊の絶景を拝み、最後のひと登りで山頂に着いた。大山寺で時間を潰した割にはまずまずのタイム。早すぎるので昼食を採るか迷ったが、一段下の東南向きの広場が風もなく暖かかったので、結局、カップラーメンと賞味期限切れの米国製栄養バー(ビスケットみたいな非常食)で昼食とした。
山頂トイレの裏手に回ると、西の富士山から北の奥多摩、奥武蔵までの山並みが一望できる。右手遥かにはぼんやり赤城山も。昼を食べたベンチからは都心から筑波山に至る関東平野が一望できた。多少霞がかかっているが、相変わらず絶景の山だ。
昼を遅らせるなら雷尾根の見晴らしでと思っていたが、山頂で食べてしまったし、そちらに向かう階段が混んでいるようなので、真っ直ぐ表参道を戻ることにした。頂上直下は登り客が大渋滞で、遠慮しながら左端を下る下山客の後につく。西が開けた所は西風が募っている。「蓑毛へ」とだけ表示のある16丁目分岐でほっと一休みし、これまでと打って変わって登り客がちらほらという程度の南稜尾根へ分け入った。
急勾配で一気に下り、「西の峠」、蓑毛分岐を経て蓑毛・下社の十字路へ。スカウトの遠足らしい小学生グループが昼食中だった。NTTの電波中継施設が見えて直進しかけ、すぐ手前の分岐へ戻る。ただ、作業道伝いでもどちらでもあまり差はなかった。
作業道伝いに短い急坂で一山越えて不動越を目指していると、オフロードバイクが駆け上がってきた。確証はないが一般車は2輪も進入禁止のはず。停止した川崎ナンバーのバイクを睨みつけて先へ。植林の切れ間に高取山が見える道を下って不動越の林道交差に着いた。
ここからは100mほどの登り返しとなる。まず一段登って長く平らな尾根を歩き、2段目の急坂を登る。西風で木々がざわめく中、知らぬ間に後ろから迫ったトレイルランナー2人に「こんにちは」と言われ、びっくりした。あと少しで山頂という所では女性二人が休憩中だった。「ゴルフ場への下山道が分からない」と言うので、こちらも地理不案内ながら、先ほど通過した不動越の林道を西に下りれば間違いなく人里に下りられる、と教えてあげた。
山頂は寒いので早々に通過し、念仏山を目指す。聖峰分岐の先で見えた途中のピークを誤認し、「登山道が巻道に付け替えられたか?」と首を捻ったが、そんなことはないので、ほどなく視界の開けた山頂に着いた。男性が一人休憩している。西に伸びる踏み跡を辿ると、赤い頭巾と涎掛けを着けた地蔵?のような石仏が置かれていた。
そろそろ足がだるくなってきた。一休みして思ったより距離のあった善波峠へ。切通しを通ってラブホテル街を左に見下ろしながら、弘法山からのハイキング道と合流した。外れのホテル敷地で外国人らしい集団が屋外で大音量のダンス音楽をかけて踊っている。
手書きの東海大学前駅分岐標識を過ぎ、ひと山越えると正規の?同駅への分岐となる。少し登り返し、平らになった道をさらにいくと東屋のある吾妻山に着いた。高齢者のグループや若いカップルなどが休憩している。まだ3時前というのに日はすっかり傾いて夕方の風情だ。一休みして汗を拭き、頭に巻いたタオルを帽子に取り換えて「街歩き仕様」に整えたうえで、一気に下って最後の分岐を右へ。ほどなく東名高速の防音壁が見えて市街地に着いた。
さて、今日は直接歩いて辿り着いた弘法の里湯は既に大混雑。出るころには脱衣所にロッカーの空き待ち行列ができていた。
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