朝5時20分に自宅を出て、いつもの宮ヶ瀬経由の道で道志を目指します。天気予報は晴れのち曇りでしたが、日中は概ね晴れるようで、道志みちを西走していると目に入る大室山の立派な雄姿もはっきりしています。
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朝5時20分に自宅を出て、いつもの宮ヶ瀬経由の道で道志を目指します。天気予報は晴れのち曇りでしたが、日中は概ね晴れるようで、道志みちを西走していると目に入る大室山の立派な雄姿もはっきりしています。
今回の目的地はまたも室久保林道で、4日前の水曜日に登ろうと思っていたものの、時間的に厳しくなって諦めた水晶沢ノ頭に直接出られる尾根道を通ることが一番の目的です。7時半には到着して、準備を整えて出発したのが7時37分です。
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今回の目的地はまたも室久保林道で、4日前の水曜日に登ろうと思っていたものの、時間的に厳しくなって諦めた水晶沢ノ頭に直接出られる尾根道を通ることが一番の目的です。7時半には到着して、準備を整えて出発したのが7時37分です。
駐車場のすぐ脇にある「横浜ロータリーの森」入口の林道を少し入ってすぐに左に折り返し、画像の後ろに見える尾根の尻に取り付きます。
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駐車場のすぐ脇にある「横浜ロータリーの森」入口の林道を少し入ってすぐに左に折り返し、画像の後ろに見える尾根の尻に取り付きます。
初めのうちはこんな感じで落ち葉まみれで踏み跡が見えませんが、勾配は穏やかで、歩き初めには具合が良いです。水源の森林標柱が2箇所に立っていました。
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初めのうちはこんな感じで落ち葉まみれで踏み跡が見えませんが、勾配は穏やかで、歩き初めには具合が良いです。水源の森林標柱が2箇所に立っていました。
徐々に勾配は増してきますが、特別きついところはなく、尾根筋に沿って登って行きますと、左側の尾根からの道と合流しました。
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徐々に勾配は増してきますが、特別きついところはなく、尾根筋に沿って登って行きますと、左側の尾根からの道と合流しました。
振り返って撮っていますが、下りでは左側に進むことになります。
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振り返って撮っていますが、下りでは左側に進むことになります。
先に小ピークらしきものが見えますが、尾根の肩でした。
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先に小ピークらしきものが見えますが、尾根の肩でした。
この辺の区間は勾配が強まって伐採した丸太が転がっていて歩きづらいですが、元々林業関連で使われていたことが分かりますね。
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この辺の区間は勾配が強まって伐採した丸太が転がっていて歩きづらいですが、元々林業関連で使われていたことが分かりますね。
尾根が細まってくると笹の枯れ茎が多くなってきますが、落ち葉で見えなかった踏み跡がはっきりしてきます。通り道には茎が踏みしだかれているので、分かりやすいです。
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尾根が細まってくると笹の枯れ茎が多くなってきますが、落ち葉で見えなかった踏み跡がはっきりしてきます。通り道には茎が踏みしだかれているので、分かりやすいです。
中間地点の小ピークに到着。1009mになります。やはり笹の茎が通り道にはないことから、「登山詳細図」等に載っていない道ながらもしっかり歩かれていることが分かりますね。
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中間地点の小ピークに到着。1009mになります。やはり笹の茎が通り道にはないことから、「登山詳細図」等に載っていない道ながらもしっかり歩かれていることが分かりますね。
こうしたスッキリした一本尾根区間が多いですが、やはり中盤から勾配が増してきました。
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こうしたスッキリした一本尾根区間が多いですが、やはり中盤から勾配が増してきました。
あまり岩は多くない尾根でしたが、ところどころこうして落ちている区間もあります。
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あまり岩は多くない尾根でしたが、ところどころこうして落ちている区間もあります。
小ピークみたいになったところの先で尾根が右にカーブしています。
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小ピークみたいになったところの先で尾根が右にカーブしています。
幅広になったところにはこうした踏み跡が見られました。中には獣の足跡もありますが、一番歩きやすいところに通っていますね。
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幅広になったところにはこうした踏み跡が見られました。中には獣の足跡もありますが、一番歩きやすいところに通っていますね。
いよいよ甲相国境尾根に出ました。水晶沢ノ頭の山頂です。場所は山頂の標柱とベンチがあるところからほんのわずかに西側に進んだところで、入口を示すマーキングが横たえられた丸太に巻いてありました。
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いよいよ甲相国境尾根に出ました。水晶沢ノ頭の山頂です。場所は山頂の標柱とベンチがあるところからほんのわずかに西側に進んだところで、入口を示すマーキングが横たえられた丸太に巻いてありました。
前に通った時には見られなかった手製の山名表示板。ベンチのすぐ後ろに掛かっていました。
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前に通った時には見られなかった手製の山名表示板。ベンチのすぐ後ろに掛かっていました。
ここの道標には後付けで山名を記した金属プレートが真ん中に嵌め込まれています。せっかくだから記念にパチリ。ここまでは2km・1時間40分ほどでした。
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ここの道標には後付けで山名を記した金属プレートが真ん中に嵌め込まれています。せっかくだから記念にパチリ。ここまでは2km・1時間40分ほどでした。
すぐに国境尾根を南西に進んで次のジャガクチ丸北尾根を目指します。水晶沢ノ頭からの下り初めにこんな大きな倒木がルートを塞いでいるところがあり、木の先端まで進んで回り道します。
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すぐに国境尾根を南西に進んで次のジャガクチ丸北尾根を目指します。水晶沢ノ頭からの下り初めにこんな大きな倒木がルートを塞いでいるところがあり、木の先端まで進んで回り道します。
ジャガクチ丸までは2つの小ピークがあり、そのうちの手前の一つはナメクラ沢ノ頭と言う名前が付いているんですね。ただし、現地には何らその名は記されていませんでした。画像は二つ目の小ピークです。
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ジャガクチ丸までは2つの小ピークがあり、そのうちの手前の一つはナメクラ沢ノ頭と言う名前が付いているんですね。ただし、現地には何らその名は記されていませんでした。画像は二つ目の小ピークです。
この辺の国境尾根は起伏が少なくて大変歩きやすいです。これまで見えなかった富士山が木々の合間から拝めるようになりました。
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この辺の国境尾根は起伏が少なくて大変歩きやすいです。これまで見えなかった富士山が木々の合間から拝めるようになりました。
そしてジャガクチ丸に到着。このテープには番号等が書き込まれているように、この付近のルートを管理しているところで巻いたものらしいです。ここには「ジャガクチ丸」と記入されていますが、「山と高原地図」には「シャガクチ」、「西丹沢登山詳細図」には「シャガグチ」と記載されています。調べたら、漢字で「蛇ヶ口丸」と書かれるようで、「蛇」は「シャ」とは読みませんから、そうなるとこのテープに書かれたものが正しいようですので、自分もこのように表記させて頂きます。
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そしてジャガクチ丸に到着。このテープには番号等が書き込まれているように、この付近のルートを管理しているところで巻いたものらしいです。ここには「ジャガクチ丸」と記入されていますが、「山と高原地図」には「シャガクチ」、「西丹沢登山詳細図」には「シャガグチ」と記載されています。調べたら、漢字で「蛇ヶ口丸」と書かれるようで、「蛇」は「シャ」とは読みませんから、そうなるとこのテープに書かれたものが正しいようですので、自分もこのように表記させて頂きます。
道標の向かいを進むと尾根が始まりますが、そちらに夏に巻いておいた目印のリボンがあります。ここの尾根を真っ直ぐ下れば室久保林道に出られます。
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道標の向かいを進むと尾根が始まりますが、そちらに夏に巻いておいた目印のリボンがあります。ここの尾根を真っ直ぐ下れば室久保林道に出られます。
すぐにこんなもじゃもじゃ地帯になりますが、尾根はずっと一本なので、脇に逸れてもすぐに戻れば問題ないです。
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すぐにこんなもじゃもじゃ地帯になりますが、尾根はずっと一本なので、脇に逸れてもすぐに戻れば問題ないです。
少し下ると加入道山から手前の国境尾根の山々が見えます。左の加入道山の隣りは白石峠の手前の名無しピークで、その左(中央)が水晶沢ノ頭です。左側から続く尾根を登って行った訳です。
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少し下ると加入道山から手前の国境尾根の山々が見えます。左の加入道山の隣りは白石峠の手前の名無しピークで、その左(中央)が水晶沢ノ頭です。左側から続く尾根を登って行った訳です。
すぐに右側が崩れた地点に至ります。尾根の中心は木々で覆われているので、わずかに右下をトラバースして抜けます。ここは少しですが危険なので、しっかり枝や根を掴んで進むと良いでしょう。
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すぐに右側が崩れた地点に至ります。尾根の中心は木々で覆われているので、わずかに右下をトラバースして抜けます。ここは少しですが危険なので、しっかり枝や根を掴んで進むと良いでしょう。
尾根を塞ぐ大きな岩を避けて右側を通ると、この岩が真ん中からパックリ割れたものだと分かります。
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尾根を塞ぐ大きな岩を避けて右側を通ると、この岩が真ん中からパックリ割れたものだと分かります。
ほとんど支尾根はありませんが、一箇所出てきます。ここを右に進みますが、踏み跡もしっかり右にありますから、間違えることはないでしょう。ただし、マーキングはありません。
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ほとんど支尾根はありませんが、一箇所出てきます。ここを右に進みますが、踏み跡もしっかり右にありますから、間違えることはないでしょう。ただし、マーキングはありません。
細尾根になってこんなコブを越えますが、傾斜は大したことありません。
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細尾根になってこんなコブを越えますが、傾斜は大したことありません。
ふと西を見ると、富士山の頭が見えました。先ほど見た山頂の雲が消えかかっていて、なんだかタバコの輪っか煙を吐いているみたいですね(^∇^)b
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ふと西を見ると、富士山の頭が見えました。先ほど見た山頂の雲が消えかかっていて、なんだかタバコの輪っか煙を吐いているみたいですね(^∇^)b
このヤセ尾根区間も危険そうに見えますが、右にしっかりと回避する踏み跡があって、楽に抜けられるようになっています。
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このヤセ尾根区間も危険そうに見えますが、右にしっかりと回避する踏み跡があって、楽に抜けられるようになっています。
尾根の幅が広まってくると、左側に太いワイヤーケーブルの残骸がありました。やはりここも林業で使われていた杣道であったことが分かります。
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尾根の幅が広まってくると、左側に太いワイヤーケーブルの残骸がありました。やはりここも林業で使われていた杣道であったことが分かります。
夏に来た時もあった水源かん養林の標柱。もう残り1/4ほどでゴールです。
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夏に来た時もあった水源かん養林の標柱。もう残り1/4ほどでゴールです。
この時期ですから、山には花など咲いておらず、紅葉ももう末期ですが、こんな赤い実がまだ落ちずに残っていました。
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この時期ですから、山には花など咲いておらず、紅葉ももう末期ですが、こんな赤い実がまだ落ちずに残っていました。
先で尾根が二又に別れているところに出ました。ここはどちらもすぐ先で林道に出られるはずで、夏は右側から登ってきました。地形図では左も同じような勾配に見えますので、ここは調べてみることにします。
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先で尾根が二又に別れているところに出ました。ここはどちらもすぐ先で林道に出られるはずで、夏は右側から登ってきました。地形図では左も同じような勾配に見えますので、ここは調べてみることにします。
わずかに進むとすぐに林道の上に出ましたが、勾配は思ったよりキツくなっていました。左を見るとつづら折れして斜面を下れるようになっていましたが、登りではここから登る気にはならないでしょう。
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わずかに進むとすぐに林道の上に出ましたが、勾配は思ったよりキツくなっていました。左を見るとつづら折れして斜面を下れるようになっていましたが、登りではここから登る気にはならないでしょう。
一旦戻って今度は右側のところから下ってみます。
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一旦戻って今度は右側のところから下ってみます。
ここもすぐに尾根の尻になりますが、こちらはもう少し低いところまで行けます。そこから右の谷間に向かい踏み跡があり、2度折り返して林道に下れました。
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ここもすぐに尾根の尻になりますが、こちらはもう少し低いところまで行けます。そこから右の谷間に向かい踏み跡があり、2度折り返して林道に下れました。
ここの尾根の尻が出てきたところです。夏に取り付いたのはこの谷間の隣の尾根で、もうほんの少し上でこちらの尾根と合流していますね。
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ここの尾根の尻が出てきたところです。夏に取り付いたのはこの谷間の隣の尾根で、もうほんの少し上でこちらの尾根と合流していますね。
何はともあれ、横浜ロータリーの森のところまで戻ってきました。時間はまだ11時丁度です。この後、どこを歩こうか決めておらず、時間によって室久保林道の先の方から浦安峠や城ヶ尾峠経由で一周してこようとも思ってはいましたが、時間に余裕があるので、道の駅どうしに移動して、鳥ノ胸山方面を一周してくることにしました。
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何はともあれ、横浜ロータリーの森のところまで戻ってきました。時間はまだ11時丁度です。この後、どこを歩こうか決めておらず、時間によって室久保林道の先の方から浦安峠や城ヶ尾峠経由で一周してこようとも思ってはいましたが、時間に余裕があるので、道の駅どうしに移動して、鳥ノ胸山方面を一周してくることにしました。
道の駅どうしには11時25分に到着。装備したままですから、すぐに出発します。
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道の駅どうしには11時25分に到着。装備したままですから、すぐに出発します。
しばらく舗装路を進みますが、この分岐を左に折れて途中から鳥ノ胸山に急登する北西尾根ルートがあるようです。鳥ノ胸山へは夏に初めて登りましたが、その時は検見ヶ丸からのバリルートで、正規ルートでの周回はしたことがないので、今回は右に進みます。
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しばらく舗装路を進みますが、この分岐を左に折れて途中から鳥ノ胸山に急登する北西尾根ルートがあるようです。鳥ノ胸山へは夏に初めて登りましたが、その時は検見ヶ丸からのバリルートで、正規ルートでの周回はしたことがないので、今回は右に進みます。
登山道入口手前にあった案内板。可愛らしいイラストのほほえましい案内板ですね。
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登山道入口手前にあった案内板。可愛らしいイラストのほほえましい案内板ですね。
登山道入口の脇では堰堤工事が行なわれていて、本来のルートとは別なのか、紐で道をはっきりさせたルートをしばらく通ります。もう一般登山道としてはなかなかの勾配でした。
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登山道入口の脇では堰堤工事が行なわれていて、本来のルートとは別なのか、紐で道をはっきりさせたルートをしばらく通ります。もう一般登山道としてはなかなかの勾配でした。
新たに道を作ってこんな風に丸木階段を設置していますが、元々あったところでも勾配は同じようなものなんでしょうね。
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新たに道を作ってこんな風に丸木階段を設置していますが、元々あったところでも勾配は同じようなものなんでしょうね。
しばらくして林道に出ました。先ほどの工事現場から先は通れませんので、この道は事実上廃道ですね。ここを少し登り方向で進みます。
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しばらくして林道に出ました。先ほどの工事現場から先は通れませんので、この道は事実上廃道ですね。ここを少し登り方向で進みます。
するとこんな具合に林道が終了しますが、林道自体はこの先にありましたので、ここは終点ではなく崩落地点なんでしょうね。上の段の側を進みます。
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するとこんな具合に林道が終了しますが、林道自体はこの先にありましたので、ここは終点ではなく崩落地点なんでしょうね。上の段の側を進みます。
また林道になったところを進むと、左に登山道が出てきます。林道は先にも続いていますが、木の簡単な柵で止められています。
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また林道になったところを進むと、左に登山道が出てきます。林道は先にも続いていますが、木の簡単な柵で止められています。
最初は穏やかな勾配の道で歩きやすかったですが…。
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最初は穏やかな勾配の道で歩きやすかったですが…。
すぐにキツい登りになって、こんなトラロープも吊られていました。古い埋め込み階段もあるんでロープは必要ないですけどね。
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すぐにキツい登りになって、こんなトラロープも吊られていました。古い埋め込み階段もあるんでロープは必要ないですけどね。
急勾配はまだまだ続きます。鳥ノ胸山の登山道は急勾配だとは聞いていましたが、こんなに続くと息が上がってしまいますね。何度か立ち休みして息を整えながら登りました。
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急勾配はまだまだ続きます。鳥ノ胸山の登山道は急勾配だとは聞いていましたが、こんなに続くと息が上がってしまいますね。何度か立ち休みして息を整えながら登りました。
やっと小ピークみたいになったところに出てきました。今回ここに来る予定ではなかったので、地図は持ってきておりませんでしたが、整備された一般ルートなので、ここまではスマホのGPS情報だけで問題ないです。残りはまだ直線距離で500mくらいあります。
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やっと小ピークみたいになったところに出てきました。今回ここに来る予定ではなかったので、地図は持ってきておりませんでしたが、整備された一般ルートなので、ここまではスマホのGPS情報だけで問題ないです。残りはまだ直線距離で500mくらいあります。
少し勾配の緩まったところを進みますが、先にやっと鳥ノ胸山山頂が見えてきました。でも、秋葉山への分岐尾根がこの辺に見えないと言うことは、あのピークのところから左に下るのがその分岐で、山頂はまだ奥になるのかな。
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少し勾配の緩まったところを進みますが、先にやっと鳥ノ胸山山頂が見えてきました。でも、秋葉山への分岐尾根がこの辺に見えないと言うことは、あのピークのところから左に下るのがその分岐で、山頂はまだ奥になるのかな。
途中見かけた変な形の木。多分低い頃に折れかけて裂けてしまったけれど、何とか持ち直して成長し、裂け目から二股に分かれてとぐろを巻くようにねじれて育ったんでしょう。
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途中見かけた変な形の木。多分低い頃に折れかけて裂けてしまったけれど、何とか持ち直して成長し、裂け目から二股に分かれてとぐろを巻くようにねじれて育ったんでしょう。
富士山みたいな三角形の岩があったのでそちらに目をやると、面白いことにその先に本物が見えました(^∇^)v 木々に葉が生い茂っていたら気付かなかったでししょうね。
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富士山みたいな三角形の岩があったのでそちらに目をやると、面白いことにその先に本物が見えました(^∇^)v 木々に葉が生い茂っていたら気付かなかったでししょうね。
枯れ木もまた変な格好で立っています。蛭ヶ岳に至る途中の主脈尾根にこんなくねっと曲った朽木が一本だけあって目だっていますが、ここは周りに木々が多いので目立ちませんね。ちなみに今回持って行ったフィルムカメラは1970年製のフジカST-701で、フジカでは初めてのフォーカルプレーン式一眼レフカメラでした。ねじ込みのPマウントを使ったTTL絞込み測光式の地味なモデルでした。
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枯れ木もまた変な格好で立っています。蛭ヶ岳に至る途中の主脈尾根にこんなくねっと曲った朽木が一本だけあって目だっていますが、ここは周りに木々が多いので目立ちませんね。ちなみに今回持って行ったフィルムカメラは1970年製のフジカST-701で、フジカでは初めてのフォーカルプレーン式一眼レフカメラでした。ねじ込みのPマウントを使ったTTL絞込み測光式の地味なモデルでした。
やはり山頂はまだ先で、ここに道標が立っていて、向かい側に秋葉山に下る「観光農園」方面の表示板が立っていました。
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やはり山頂はまだ先で、ここに道標が立っていて、向かい側に秋葉山に下る「観光農園」方面の表示板が立っていました。
山頂のポールは少し先にあります。ただ、もう登りはほとんどなく、奥行きのある形の山頂でした。
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山頂のポールは少し先にあります。ただ、もう登りはほとんどなく、奥行きのある形の山頂でした。
山頂からは富士山がくっきり見えます。時間は12時55分で、昼食時間には丁度良いので、ここで休憩を取ることにします。
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山頂からは富士山がくっきり見えます。時間は12時55分で、昼食時間には丁度良いので、ここで休憩を取ることにします。
道の駅を出発したのが11時25分頃ですから、案内板に記されていた通り1時間30分で山頂までたどり着きました。
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道の駅を出発したのが11時25分頃ですから、案内板に記されていた通り1時間30分で山頂までたどり着きました。
そしてゆっくり「出前山頂」タイム。富士山を拝みながらのラーメンは最高ですね。つい1ヶ月前に自分があの頂上に立っていたんだと思うと、感慨深いものがありました。
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そしてゆっくり「出前山頂」タイム。富士山を拝みながらのラーメンは最高ですね。つい1ヶ月前に自分があの頂上に立っていたんだと思うと、感慨深いものがありました。
昼食を済ませて下山を開始したのは1時38分頃。下山ルートは観光農園方面から一周します。
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昼食を済ませて下山を開始したのは1時38分頃。下山ルートは観光農園方面から一周します。
このルートも一般ルート扱いなのに、のっけから急勾配の下りになり、落ち葉が大変多く、踏み跡もはっきりしません。ここを下った人の痕跡は、まるでラッセル状態になった深い落ち葉を掻き分けたような滑り跡がちょくちょく見えましたが、落ち葉の深い区間では踏み跡はほとんど見えないですね。
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このルートも一般ルート扱いなのに、のっけから急勾配の下りになり、落ち葉が大変多く、踏み跡もはっきりしません。ここを下った人の痕跡は、まるでラッセル状態になった深い落ち葉を掻き分けたような滑り跡がちょくちょく見えましたが、落ち葉の深い区間では踏み跡はほとんど見えないですね。
最初は幅広尾根でしたが、すぐに前の画像のように細まり、こんな岩が真上を塞いでいるのは、バリルートのジャガクチ丸北尾根と似たような感じです。本当に一般ルートなのかと思えてきます。
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最初は幅広尾根でしたが、すぐに前の画像のように細まり、こんな岩が真上を塞いでいるのは、バリルートのジャガクチ丸北尾根と似たような感じです。本当に一般ルートなのかと思えてきます。
東に目をやるとここからも加入道山から西の国境尾根が見えます。「あれ?自分は今ジャガクチ丸北尾根を歩いているのか?」と一瞬錯覚しちゃいそうです。
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東に目をやるとここからも加入道山から西の国境尾根が見えます。「あれ?自分は今ジャガクチ丸北尾根を歩いているのか?」と一瞬錯覚しちゃいそうです。
支尾根もたっぷり出てきますが、マーキングが豊富なので道迷いはしないでしょう。スマホでGPS情報の確認をする必要もない感じでしたが、ちょっとうかつでした。
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支尾根もたっぷり出てきますが、マーキングが豊富なので道迷いはしないでしょう。スマホでGPS情報の確認をする必要もない感じでしたが、ちょっとうかつでした。
マーキングが左上に見えますが、道ははてどこなのよと思えるような按配です。本当にこれで一般ルートなんでしょうかねぇ…。
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マーキングが左上に見えますが、道ははてどこなのよと思えるような按配です。本当にこれで一般ルートなんでしょうかねぇ…。
そして今度はまた急斜面。先が落ちていて見えないので、本当に下れるのかと思っちゃいそうなところですが、前に出てみるとキツイながら、しっかり下れるようになっていました。
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そして今度はまた急斜面。先が落ちていて見えないので、本当に下れるのかと思っちゃいそうなところですが、前に出てみるとキツイながら、しっかり下れるようになっていました。
ここの細尾根も勾配がキツ目です。先で鞍部になっています。
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ここの細尾根も勾配がキツ目です。先で鞍部になっています。
鞍部から登りに転じると、こんなラクダのコブのような小ピークになっていました。先に見えるピークこそ秋葉山でしょう。
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鞍部から登りに転じると、こんなラクダのコブのような小ピークになっていました。先に見えるピークこそ秋葉山でしょう。
その手前のコブにはこんな標柱が埋め込まれていましたが、何でしょう「字大根」って。「あざだいこん」でしょうか「あざおおね」でしょうか。はたまた「字大板」でしょうか。
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その手前のコブにはこんな標柱が埋め込まれていましたが、何でしょう「字大根」って。「あざだいこん」でしょうか「あざおおね」でしょうか。はたまた「字大板」でしょうか。
秋葉山山頂はルートから少し北側に逸れたところです。もちろん山頂に進んでみますが、雑然としていて何もありませんでしたね。見晴らしは道志の山々を見ることができて、開放感はあります。後で地図を見ると三角点マークがありましたが、山頂では見付かりませんでした。
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秋葉山山頂はルートから少し北側に逸れたところです。もちろん山頂に進んでみますが、雑然としていて何もありませんでしたね。見晴らしは道志の山々を見ることができて、開放感はあります。後で地図を見ると三角点マークがありましたが、山頂では見付かりませんでした。
すぐにルートに戻ってここから西側斜面を下ります。ここもいきなりの狭い足場での急な下りで、ちょっと危ないですね。
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すぐにルートに戻ってここから西側斜面を下ります。ここもいきなりの狭い足場での急な下りで、ちょっと危ないですね。
朽ちた階段があるのでまだマシですが、これを見ると普通にバリルートにしか見えませんね。
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朽ちた階段があるのでまだマシですが、これを見ると普通にバリルートにしか見えませんね。
急勾配は最後まで続きます。いよいよ沢に近付くところには長いロープ区間になります。丸木階段の残骸が現われますが、それにうかつに足を踏み込むと、いともたやすくボキリと割れてしまうものもあります。
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急勾配は最後まで続きます。いよいよ沢に近付くところには長いロープ区間になります。丸木階段の残骸が現われますが、それにうかつに足を踏み込むと、いともたやすくボキリと割れてしまうものもあります。
沢に出ると対岸にマーキングが見えました。ここを渡渉します。画像で良く見ると、先に階段の残骸みたいなものが登っていますね。しかし、マーキングのすぐ後ろに道ができていまして、すぐ先の対岸にマーキングがありました。
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沢に出ると対岸にマーキングが見えました。ここを渡渉します。画像で良く見ると、先に階段の残骸みたいなものが登っていますね。しかし、マーキングのすぐ後ろに道ができていまして、すぐ先の対岸にマーキングがありました。
ここがそれです。雑然とした沢の区間を避けて右斜面の側を進む感じでした。
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ここがそれです。雑然とした沢の区間を避けて右斜面の側を進む感じでした。
その斜面の踏み跡がこの画像の右側のところで、倒木をまたいで向こうに抜けます。
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その斜面の踏み跡がこの画像の右側のところで、倒木をまたいで向こうに抜けます。
その後で沢からどんどん離れた高いところを進みますが、いよいよ道志川が見えてきたところでこんなマーキングがあるものの、この先は段差が急で下れません。
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その後で沢からどんどん離れた高いところを進みますが、いよいよ道志川が見えてきたところでこんなマーキングがあるものの、この先は段差が急で下れません。
右に進むとまたマーキングがあって、下降ポイントになっていましたが、先の方にもまだマーキングが見えます。変だなと思ってスマホGPS情報を確認すると、正規ルートはしばらく手前の山の斜面をトラバースして西に向かうところ、マーキングに誘導されて直接川原の手前まで下って来た訳です。しかし、スマホのMAPではもう平坦で西に移動できそうなので、ここから川原に下って観光農園に進むことにしました。
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右に進むとまたマーキングがあって、下降ポイントになっていましたが、先の方にもまだマーキングが見えます。変だなと思ってスマホGPS情報を確認すると、正規ルートはしばらく手前の山の斜面をトラバースして西に向かうところ、マーキングに誘導されて直接川原の手前まで下って来た訳です。しかし、スマホのMAPではもう平坦で西に移動できそうなので、ここから川原に下って観光農園に進むことにしました。
下り切るとこんな柵で川原には出られません。3週間前のエビラ沢の下山時みたいです。仕方ないのでこのまま西側に進んでみると倒木で柵が崩れたところがあって、無事川原に出られました。
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下り切るとこんな柵で川原には出られません。3週間前のエビラ沢の下山時みたいです。仕方ないのでこのまま西側に進んでみると倒木で柵が崩れたところがあって、無事川原に出られました。
川原をしばらく進むと、平地が終わって川の流れに阻まれて進めなくなります。左にある柵をまたくぐって内側に入り込まないといけません。丁度下側に隙間のできたところがあったので、リュックを外してそこをくぐります。
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川原をしばらく進むと、平地が終わって川の流れに阻まれて進めなくなります。左にある柵をまたくぐって内側に入り込まないといけません。丁度下側に隙間のできたところがあったので、リュックを外してそこをくぐります。
しかし、今度はこんな難問が。川の護岸の壁がしばらく続いていて、すぐ下に水の流れがあるので、川原からは到底進めませんから、もうこの岸壁の上を進むしか選択肢がありません。
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しかし、今度はこんな難問が。川の護岸の壁がしばらく続いていて、すぐ下に水の流れがあるので、川原からは到底進めませんから、もうこの岸壁の上を進むしか選択肢がありません。
壁の上は多少平坦なところもありましたが、多くは斜面からの土が被っていて斜めになっていて、滑り落ちないように慎重にトラバースします。中間地点に先ほどの沢の流れ落ちる水路がありまして、ここを乗り越えて向こう側に出ます。
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壁の上は多少平坦なところもありましたが、多くは斜面からの土が被っていて斜めになっていて、滑り落ちないように慎重にトラバースします。中間地点に先ほどの沢の流れ落ちる水路がありまして、ここを乗り越えて向こう側に出ます。
何とか岸壁の上を伝って再び川原に出ると、そこはもう管理釣り場の敷地でした。ここを抜けて隣り合わせの観光農園の先の橋から対岸に渡ります。
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何とか岸壁の上を伝って再び川原に出ると、そこはもう管理釣り場の敷地でした。ここを抜けて隣り合わせの観光農園の先の橋から対岸に渡ります。
農道をしばらく進んでから国道に出ますが、道の駅までは結構な距離がありますね。今下ってきた秋葉山もここから見ると勾配の緩い尾根に見えますね。
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農道をしばらく進んでから国道に出ますが、道の駅までは結構な距離がありますね。今下ってきた秋葉山もここから見ると勾配の緩い尾根に見えますね。
道端にはこんな花がまだ咲いていました。スイランと言う花のようです。
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道端にはこんな花がまだ咲いていました。スイランと言う花のようです。
そしてやっと道の駅どうしに到着。午後3時40分になりましたが、時間的には丁度良かったです。
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そしてやっと道の駅どうしに到着。午後3時40分になりましたが、時間的には丁度良かったです。
山行区間は前半が5km、後半が7kmで、合計12kmほどになります。国境尾根の名のあるピークには、道志側から直接登れる道が大変多く、とても面白いです。また、鳥ノ胸山も比較的地味な山ながら、なかなかハードな登山道でした。ここは国境尾根から平指山-雑木ノ頭を経由してくるのが一番楽かも知れませんね。
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山行区間は前半が5km、後半が7kmで、合計12kmほどになります。国境尾根の名のあるピークには、道志側から直接登れる道が大変多く、とても面白いです。また、鳥ノ胸山も比較的地味な山ながら、なかなかハードな登山道でした。ここは国境尾根から平指山-雑木ノ頭を経由してくるのが一番楽かも知れませんね。
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