ポン楽古岳(1365)
- GPS
- 08:39
- 距離
- 9.2km
- 登り
- 1,173m
- 下り
- 1,167m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
楽古山荘に5時半ぐらいに到着。北海道山のメーリングリスト(HYML)の仲間の同行者を待っている間に池田在住のshun1さん(同じくHYML参加)が仲間4人とコイボクシュメナシュンベツルートで楽古を目指すという。
彼らを見送って30分ぐらいして苫小牧・札幌の3人が到着して準備を進める。苫小牧のまっちゃんとは初めての同行だ。
前日の雨でメナシュンベツ川も水量は多いが水は澄んでいて溯行を取りやめる理由はない。
楽古岳への尾根夏道の入り口をやりすごしてずっと進むわけだが、660メートルで増水した水が2段の滝で踊っているのを見て少しひるむ。
ここは左を高巻く。
前回、札幌の岩村和彦(ganさん)とサイさんは790メートルの滝を見落として、820メートルの二俣を右に行ってしまって頂上に到達できなかったという。
790メートルの滝は、地形図ほどの沢型を伴わないので、間違ったとしてもそんなに悔やむことはない気は他人事の私としてはする。
880メートル付近でぼこぼことした表面が特徴的な赤い岩肌の30メートルの滝が出現する。
ここは右を大高巻きする。どんどんと沢身から離れていくので、全員が必死に左の斜面に目をやるのだがなかなか適当な乗り越し地点が見つからない。
相当高い地点でやっと乗り越す地点を見つけて微妙なトラバースを経て水の流れに戻ることができた。
ここからは、コイボクシュメナシュンベツや野塚南面直登沢を思い浮かべるような怒濤の登りが待っていて楽しめる。
1200ぐらいから斜度が緩くなり1250付近で源頭に達し、極めて薄い藪を軽く漕いで北の稜線に10時40分に出た。頂上直登にこだわるganさんは悔しそうだ。
稜線には薄い踏み跡があり、快適に進んで10時50分に頂上に立つ。
ザックから取り出されたそれぞれのビールに驚愕。おいしく呑みながら11時半までゆったりと頂上で過ごす。
南の山並みが見えて結構楽しめた。広尾岳の頂上は拝めなかったがいつか行こうと決めているピロロ岳はよく見えた。
なにより十勝側の雲海がとても素敵だった。
shun1さんに聞こえるかなと全員で楽古岳に向かって咆哮するが届いただろうか?
下りは鹿道をつないで、頂上から南西尾根1100付近まで降り西に向かって藪を下降した。
枝沢を降りていくと15メートルの滝が出現して懸垂下降で降りる。
明瞭な沢に降り立ち下っていくとヒグマに襲われたと思われる生々しい鹿の死体に遭遇する。全員、興奮と驚きを抑えきれない。
夏尾根の登山口に2時に到着。楽古山荘には2時40分に到着した。
今回の溯行は参加者全員が初見の沢であり情報もない。わくわくするような時間を過ごした。
水量の多い迫力ある連漠を堪能したが、もともとは水量の少ない沢であるようで、前日の雨が逆に幸いしたのかもしれない。
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