(金精トンネル)→金精山→五色山→弥陀ヶ池→日光白根山→五色沼→前白根山→湯の湖→(湯滝入口BS)
- GPS
- 12:19
- 距離
- 16.3km
- 登り
- 1,345m
- 下り
- 1,724m
コースタイム
↓ (夜行バス)
金精峠 0500
↓
金精山 0541
↓
五色山 0636 0649
↓
国境平 0710
↓
弥陀ヶ池 0905 0908
↓
白根山 1031 1131
↓
避難小屋 1231 1234
↓
五色沼 1256 1310
↓
前白根山 1350 1405
↓
湯元 1535
↓
湯滝 1650
↓
湯滝入口BS 1720
↓
東武日光駅 1827 1841
↓(東武鉄道・普通)
下今市駅 1850 1852
↓(東武鉄道・特急「きぬ138号」)
北千住駅 2022
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
感想
毎日新聞の毎日アルペン号を利用して、土曜日1030竹橋発の夜行バスで、日光白根山に行く。幸い、バスは混んでおらず、乗客は9名だけ。一人二席が確保できた、とは言え、シートピッチが狭いので、あまり眠れないのは、夜行バスでは毎度のことだ
途中のサービスエリアで時間調整し0445金精トンネル着。降りたのは一人だけだ。日の出前で、未だ真っ暗だ。トンネル脇の駐車場で身支度を整え、ヘッドランプを点けで出発する。金精峠まで、急な山道を木段で登って行くが、一歩の高さが大きいのでとても疲れた。休憩しながら金精峠に辿り着く。峠は、金精山から奥鬼怒方面へ向かう縦走路の鞍部になっていて、中禅寺湖や男体山方面の眺めが良いはずなのだが、生憎、雲が低く眺めはいまいち。奥鬼怒方面の湯泉ヶ岳は、崩壊地も見え、なかなか荒々しい。明るくなってきたのでヘッドランプを片づける。峠には、社のようなものがあり、その背後に金精山が見えるが、とても尖っていて、「まさかこれに登るんじゃなくて巻いてゆくんだろぅな!」と思って地図を見ると登ることになっていて、たじろぐ。とは言え、他に道は無いので、息を切らしながら、休み休み登って行く。日の出時刻を過ぎた頃、雲間から陽が出てきて、紅葉と湯泉ヶ岳が輝く。「このまま晴れて行け!」と祈ったが、雲が厚くなって太陽は隠れてしまった。急登をこなし、苔の緑が美しくなると、金精山頂に着く。日光連山は、裾野だけ見えるが、ほとんど雲の中だ。残念!
金精山頂からは、左が崩壊気味の尾根に沿って大きく下る。何の変哲も無い国境平を通り、登り返したところが五色山で、正面に五色沼越しに自根山が見えるはずなのだが、残念ながら雲の中だ。とは言え、エメラルドグリーンの五色沼は美しく、雲間から陽が射すと輝きを増す。この辺りは、もう森林限界を越えているのか、あまり木が茂っておらず見晴らしが良い。五色山からは、弥陀ケ池経由、前白根山経由のどちらでも白根山に登ることができる。前白根山は、最後に湯元に下る時に通るので、弥陀ケ池コースを選ぶ。
白根山にかかった雲が切れることを期待して、しばらく待ったが、雲が切れそうな気配はないので、弥陀ケ池に向け、熊笹の中の尾根道を下る。五色沼へ下る道を分けた先に、五色沼や日光連山方面の長めの良い小広く開けた所があったので小休止する。相変わらず、日光連山にかかる雲は低く、眺めがいまいちなのが残念だ。弥陀ケ池まで下ると、丸沼方面からの道が合わさり、急に登山者が増える。
弥陀ケ池で少し休憩し、いよいよ白根山への登りにとりかかる。これがまた大きな岩がゴロゴロしている、岩場の歩きにくい結構な急登だ。山頂が雲の中なので、先行きが見えないのも辛い。ようやく山頂付近まで来ると、山頂に人が鈴なりとなっているのが、ガスの中にぼんやりと見える。気温が低く、身を切るような強風が吹いているが、ガスが切れるのを期待して、フリースとレインコートを着込んで、昼食のカップ麺とスープ御飯を食べる。気温が低すぎて、あまり身体は温まらなかった。
食事を終え、ひと登りで山頂に達する。山頂を示す標識に付けてある温度計を見ると、0.5℃!寒いはずだ。おまけに、とても冷たい強風が吹いているので、体感温度はもっと低かったに違いない。それでも我慢して、雲が切れないか待ったが、雲は厚く切れそうな感じはしないので、下山を開始することに決める。山頂からは、前白根山経由で湯本へ下る計画だ。山頂付近は広いので、今日のようにガスで視界が悪い時は注意が必要だ。下山してゆくと、次第にガスの中から出て、視界が晴れてくる。目に飛び込んできたのは、輝く五色沼だ。その向こうには五色山も見える。遥か日光連山にかかる雲も、少し高くなってきているようだ。白根隠山は、なかなか恰好が良い。何枚も写真を撮りながら、紅葉に囲まれた避難小屋まで下る。避難小屋の周りで人々が昼食をとっている。ここからは、尾根に出て前白根山に至るコースと五色沼を経由して前白根山に至るコースがあり、後者の方が一旦下ってから登り返すので少し時間がかかるようだ。時間もあったので、後者の五色沼コースを採ることに決めて避難小屋を後にする。紅葉の中をゆっくり下って行き、ぱっと開けたところが五色沼の畔だ。振り返って見上げると白根山にかかるガスが切れ、山頂が見えていた。急いで写真を撮る。
五色沼から、前白根山までは、またまた急登だ。水が枯れた水場を通り越し、あまり人が歩いていない感じの道を直登して行くが、普通に注意していれば踏み跡を見失うことはない感じだ。それに、尾根に向かって真っすぐに登って行くだけだ。尾根に出ると避難小屋からの縦走路と交わり、すぐに前白根山の登りになる。砂礫の登りにくい道だ。山頂はだだっ広く、白根山と五色沼や日光連山の眺めが良い。白根山には、いつの間にか雲がかかってしまったが、日光連山の方は、雲が高くなって、太郎山、女峰山、大真名子山等が見えている。男体山にかかった雲も、あと少しで切れるところだ。少し休憩し、いよいよ湯元への長い下りにとりかかる。延々と結構急な坂を下って行く。逆のコースで、これを登るのは、相当ハードな感じだった。やがてスキー場のゲレンデ脇に出れば、湯元まではすぐだ。バス待ちの時間があったので、湯ノ湖を湯滝まで歩くことにして、国道の対岸の遊歩道を行く。登山道に比べると、舗装道はとても歩きやすい。湖の水もとても綺麗だ。湯滝からは、金精峠、金精山、五色山といった今日の縦走路が見える。
湯滝について問題が発生する。バス停を探したが見当たらない!焦って東武鉄道に電話しても、なかなか要領を得なかったが、もっと下ったところにバス停があることが、ぎりぎりに判る。走ってバス停に向かい、1720のバスにとび乗る。インターネットのバス時刻表は「湯滝」となっているので、湯滝にバス停があると思ったが、実際には、もっと下った所に「湯滝入口」というバス停があったわけで、とても不親切な感じがした。せめて、「湯滝」に、下った所にバス停がある旨の表示が欲しかったところだ。
東武日光から、1841の電車に乗って下今市に出て、1852発の携帯予約した特急「きぬ138号」に乗り継ぐ。日光からの帰りの特急にしては珍しく空席がある。2022、いつものように北千住で下車し、半蔵門線で帰宅する。東京は、雨が降ったらしい。
超微速映像1: 金精山から日光連山、中禅寺湖
超微速映像2:弥陀ヶ池から日光白根山
超微速映像3:前白根山から日光白根山
超微速映像4:湯ノ湖から男体山
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