白山
- GPS
- 28:15
- 距離
- 13.5km
- 登り
- 1,477m
- 下り
- 1,465m
コースタイム
別当出合7:40-8:19中飯場8:30-9:58甚之助避難小屋10:30-10:50南竜分岐10:55-11:23黒ボコ岩11:30-12:10室堂14:10-14:45御前峰15:03-15:37室堂
9月18日(エコーライン経由)
室堂7:55-9:25南竜分岐9:38-10:13甚之助避難小屋-10:30別当覗10:35-11:08中飯場11:20-11:55別当出合
天候 | 9月17日 雨 9月18日 曇りのち晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
マイカー規制日のため、市ノ瀬-別当出合はバスで移動。 週末でしたが、おそらく豪雨のため駐車場はすいていました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
砂防新道、エコーラインとも危険個所は特になし。 砂防新道は水場・トイレがあり。 甚之助避難小屋は定員20名ほど。まだ新しいようできれい。 南竜分岐-黒ボコ岩間の水場はよく分らず。延命水は細い。 市ノ瀬の白山温泉にて立ち寄り湯可。 *室堂には乾燥室がありますが、定員に比してスペースが狭いです。 ウェア類やタオルが幾重にも干されるので、所在確認に注意。 |
写真
感想
沖縄近海の台風が北上し、17日より18日の方が天気が悪いという予報が確か出ていました。実は昨年も計画して宿の予約までしたのですが、悪天候のため断念しました。それ以来、ずーっと登りたかった白山。どのみち良い条件ではありませんが、今年こそはの思いが勝り、予報を信じて出発したのですが。。。
道中は雨雨雨。ただ、川になるほどぬかるむ所はなかったように覚えています。個人的には雨の山歩きは、辺りの空気が違って感じられて嫌いではありません。南竜分岐-黒ボコ岩間に落石危険箇所があり、そこは急いで通過。黒ボコ岩からは強風。弥陀ヶ原は視界が悪く、景色もへったくれもなく、一路室堂へ。この間、雷鳴は聞かれず、悪天候用の装備もあるため十分注意すれば御前峰に行けるだろうと相方と判断しました。室堂で食事休憩・装備の修正をして、いざ頂上へ。
風の威力は想像以上でした。特にハイマツ帯を過ぎると遮るものがなくなり、突風が下から吹き上げ、バランスを保つのにひと苦労。いつの瞬間この風がさらなる猛威を振うのか。その想像にいっそう身をかがめ、一歩ずつ足に力を込めて踏ん張ります。絶え間なく続く轟音に襲われながら、ふと人生で一番強い風に吹かれているんじゃないか、終いには白山に怒られているような気までしてきました。そうして、ようやく頂上。石碑につかまって一息つくと、安堵と充実の感が訪れ、続いて「今日来れてよかった。明日はもっとひどいはずだ」とこの登頂を是とする自分がいました。なんにせよ、後は安全に下りるだけです。
ところが、残念というかなんというか、天気予報は外れました。例の台風は迷走の末にまさかの一時南進、18日の方が天気が良かったのです(しかも晴れ)。別当出合で誰かが「こんちくしょう」と恨み言を口にしていましたが、空の事情に文句は言えないと頭でわかっていても、自分もちょっと恨めしく晴れた山を見上げるのでした。
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