(絶望の山)塔ノ岳 〜三ノ塔経由 20180324

2018年03月24日(土) [日帰り]

• GPS: 10:27
• 距離: 17.4km
• 登り: 1,571m
• 下り: 1,560m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:48
• 休憩: 0:29
• 合計: 10:17

8:00 大倉バス停
8:28 8:28 三ノ塔尾根道入口
9:05 9:06 牛首
10:49 10:54 三ノ塔
11:13 11:13 三ノ塔地蔵菩薩
11:45 11:46 烏尾山荘
11:55 11:55 烏尾山
12:21 12:32 行者ヶ岳
12:57 12:57 政次郎ノ頭
13:12 13:12 書策新道分岐
13:29 13:29 新大日茶屋
13:34 13:34 新大日
13:35 13:36 新大日茶屋
13:53 13:54 木ノ又小屋
13:56 13:57 木ノ又大日
14:34 14:34 塔ノ岳
15:12 15:12 尊仏山荘
15:12 15:12 塔ノ岳
15:28 15:28 金冷シ
15:33 15:33 花立
15:41 15:41 花立山荘
16:05 16:05 天神尾根分岐
16:29 16:31 堀山の家
16:39 16:40 堀山
16:47 16:48 駒止茶屋
17:07 17:07 一本松
17:22 17:22 見晴茶屋
17:29 17:29 雑事場ノ平
17:47 17:47 観音茶屋
18:05 18:05 丹沢クリステル
18:09 18:09 大倉山の家
18:17 18:27 大倉バス停
18:28 ゴール地点

天候

曇り、風、突風、暴風
山頂では低体温症になるかとおもた
雪が多くて足元取られすぎわろた

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

雪が残ってて嬉しかったけども、踏み入れて程なくして後悔した。アイゼンあっても滑る時は滑るし、普段と歩き方違うから疲れる

写真

3/24 7:38

大倉バス停からスタート
車で8時前に到着した場合は周辺の駐車場に停める事になります。1日500円が相場です。私はこの施設の隣のどんぐり荘に停めました。

3/24 8:06

吊り橋っぽい橋
大倉バス停から見える吊り橋っぽい橋から三ノ塔を目指します。最高のスタートでした。

3/24 9:05

登山口
大倉バス停から歩いて20分ぐらいで着きました。

3/24 9:26

残雪あり
少し登ると雪が残っていましたが、全然へいきへいきって思っていました。そのときは、、、

3/24 10:48

分岐
しばらくすると登山道が雪に覆われてきます。積雪２０センチ〜４０センチといったところでしょうか。アイゼンが無いと歩きが不安定になり、転んだり、無駄に体力を消費してしまいます

3/24 10:54

三ノ塔山頂
ここで昼食をとってさ、下山していればこの後起こる悲劇を経験しなくて済んだかもしれない。
リーダーはこの先に進むか、ここで引き返すか的確な判断をしなければなりません

3/24 11:13

塔ノ岳への尾根。
あの向こう側のガスってる中にこれからいこうとしているのです。天気予報では晴れでした。ポジティブな我々のパーティーは進む以外の選択肢はありませんでした。もし映画なら前の二人は速攻で死んでいるでしょう。

3/24 11:46

烏尾山荘
ただあるだけの小屋。

3/24 13:31

新大日山頂
写真撮るときは誰もいなかったのに、今見ると人が写っている。多分、霊的なものだと思われます。
これから起こる悲劇はそんな山の霊の仕業なのかもしれません

3/24 13:54

絶望の小屋
おそらくこの世で最も人を落胆させたであろう小屋です。毎年数万人がこの小屋をゴールだと思い進み、結果、目的地でなかったと絶望のどん底に落とされる。
「どちらまで？」
そんな声がどこからともなく聞こえてくる。

3/24 14:34

塔ノ岳山頂
背景を白く塗りつぶしたのはこの山の神
私はマイナス2度の中、心眼で富士の山を拝んだ。
世の中には晴れ男、雨男がいるらしいが私は間違い無く「ガス男」である。ツイッターではバズってる？なんて言われるが山ではガスってる？って言われる。
家では、別の意味でガス(放屁)ってる

3/24 14:52

すき焼き
インスタ映えするかな？って思って、フライパン持って行って、すき焼きの具材持って行ったけど、手がかじかんで、もうどうでも良かった。でも作らないと食べる物が無いから鼻水垂らしながら作った。
すき焼きは山で食べずに、料亭で食べよう。

3/24 18:05

丹沢クリステルを撮る登山者
毎年数万枚とほぼ同じ構図の写真を量産するオブジェを記念に撮る登山者を記念に撮った。
私のタイプはクリステルでは無くキャサリン。
垂れ目な女が好みです。
嫁はキツネ目の女

撮影機器：

EOS Kiss X7 CANON

iPhone 7 Plus Apple

感想

hariwake

数日前に雪が降り、遭難のニュースが話題となっている中、山行しました。その日は晴れで良かったねなんて山行に行かないメンバーから言われいつもより気合を入れました。
結論から言わせていただくと「貴重品はファスナー付きの袋の中に入れろ。必ずそうしろ！」って事です。
車で2時間、電車で2時間、電車で2時間、車で2時間。
そんな自体も起こり得るという事です。
自分だけは大丈夫。今回だけは大丈夫。
そんなことはありません。
自分が一番危ない。今回が一番危ない。そんなネガティブな気持ちも併せ持つ冷静さが山では必要なんだと思います。
巷に溢れているポジティブな自己啓発本を読んで、さも自分はこの世の万物を知り得た顔をする輩が多いが、山ではそんな戯言など通用しない。むしろ自分の非力さ愚かさに気づくことだろう。
今回の山行で得た絶望的な教訓は私をさらに臆病にさせたが、アーバンライフでは決して経験することの無い時間を過ごした事は間違いない。
「油断とは心の鍵が開いていること。いつも心に鍵をかけ、鍵をきちんとファスナー付きの中にしまっておけ」
もし塔ノ岳で何かの鍵を見つけたらとりあえず私に一報ください。(切望)