【鈴鹿】藤原岳 駆け足の春を追って
- GPS
- 09:26
- 距離
- 17.8km
- 登り
- 1,260m
- 下り
- 1,250m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※満車の場合は旧西藤原小学校(廃校)北の「いなべ市観光用駐車場」へ 【問い合わせ】いなべ市農林商工部 商工観光課[藤原庁舎]電話:0594-46-6309 |
コース状況/ 危険箇所等 |
孫太尾根〜大貝戸表登山道の周回 ※GPSログには西藤原駅〜東藤原駅間の電車移動3.5Kmが含まれています。 【大貝戸〜東禅寺】三岐鉄道三岐線利用 西藤原駅〜東藤原駅 2駅170円 下り始発AM5:31 ダイヤほぼ30分に1本 東藤原駅から北勢町別名の入山口まで約3.5Kmの車道歩き 【孫太尾根〜展望丘】 案内はありませんが、良く踏まれた尾根道です。 多志田山南面と展望台南面は急です。雪解けや雨天はスリップ注意。 【藤原山荘〜大貝戸登山口】 良く整備されて分かりやすい道です。雪解け時や雨天はスリップ注意。 |
その他周辺情報 | 藤原岳自然科学館(藤原文化センター内)いなべ市藤原町市場493-1 http://www.city.inabe.mie.jp/shisetsu/bunkashisetsu/bunkashisetsu/1002725.html 開館時間:午前9時から午後5時 休館日 :月曜日・火曜日(祝日は開館) 阿下喜温泉 あじさいの里 http://ajisainosato.com/ 営業時間:11:00〜21:00(最終受付20:30) 入浴料金:平日550円 土日祝650円 休業日:毎週木曜日(祝日の場合は翌平日) ※モンベルクラブ会員特典:入浴の方にタオルプレゼント(会員のみ) ※産直コーナー併設 六石温泉 あじさいの湯 http://www.rk-hotel.com/hotspring.html 六石高原ホテルの右隣(端っこ)にあります 営業時間:月曜日〜金曜日 16:00〜22:00(最終受付21:30) 土・ 日曜日・祝日 13:00〜22:00(最終受付21:30) 入浴料金:800円(バスタオル/フェイスタオルのレンタルを含む。※ソフトドリンク1杯無料サービス ※タオル・ドリンク無しは200円引き)無休 ※モンベルクラブ会員特典:入浴料100円引き(会員のみ) |
写真
感想
ご訪問ありがとうございます。
先週天候不良で中止した山行きを実行してきました。
今回は中旬にsireotokoさんが歩かれたルートをそっくりマネさせていただきました↓
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1401845.html
ありがとうございました。
藤原岳はこの時期すでに多くのレコがアップされていて今さら感は否めませんが、花の写真を撮ろうと出かけてきました^^;
このところ一気に暖かくなり、麓ではカタクリもサクラもすでに満開。春は駆け足で通り過ぎてしまいそうな勢いです。花の命は儚いもの(ephemeral)、はたして藤原岳の妖精達は微笑んでくれるのでしょうか?そんな私達の不安をよそに、現地では多くの花々に会うことができました。
※展望台(展望丘)下の県境稜線・南斜面の福寿草群生地ですが、鑑賞に訪れるハイカーの踏み跡が四方に広がり、このままだと生育に支障が生じるのは確実です。極力東寄りの尾根筋を通行するようお願いできたらと思います。孫太尾根の丸山付近もそうですが、大貝戸表道の様にロープ規制が必要だと感じました。
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【福寿草について】
「藤原岳」を代表する春の花ですが、田中澄江氏がここを花の百名山に選んだ理由は福寿草ではなくミノコバイモ(著書ではアワコバイモ)、ちょっと意外ですね^^
・日本の自生種はこれまで1種類とされていたそうですが、現在は4種に分類されているとのこと。そのうち藤原岳で確認されているのは、
(エダウチ)フクジュソウとシコクフクジュソウの2種。
参考ページ:「藤原岳の自然を守る会」ブログ
「シコクフクジュソウAdonis sikokuensis Nishikawa et Koji Itoを三重県鈴鹿山系にて2カ所で記録」→https://mamorefmt.exblog.jp/20035373/
・福寿草に関連した興味深いレポート
開花条件は日光ではなく、気温が8度を超えた時。温度傾性(傾熱性)
参考ページ:岐阜県まるごと学園→http://gakuen.gifu-net.ed.jp/
興味がある方はトップページから下記の順に辿ってみて下さい。
高等学校→理科(全般)→高校実験講座→春咲き植物の花の開閉運動と傾熱性
【藤原鉱山】
・この山を歩く方は良くご存じですが、藤原岳はセメント原料の採掘により東面が削られて無残な姿となっています。イヌワシの確認によって一時期自粛されていましたが、数年前に環境アセスが済み、この先50年間の採掘が認められたようです。先に紹介しました「藤原岳の自然を守る会」ブログではこの件について多くが割かれています。この1年で開発が活発化し、東端にあった三角点が廃点となりました。藤原岳に隣接する御池岳までの広い範囲をこの企業が所有しているとのことで、将来広い範囲で山体が変化する可能性があります。秩父の「武甲山」も同様ですが、できうる限り開発は最小限にとどめて欲しいと願うばかりです。
参考ページ:三重県環境アセスメント↓
http://www.pref.mie.lg.jp/eco/assess/45383006484.htm
こんばんは teppanさん
藤原岳へ行ってきたんですね。私のコースを使っていただきありがとうございます。孫太の取り付きわかりやすいでしょ。道のりは治田からでも変わらないと思います。
セツブンソウやフクジュソウ、他の花も咲いているし、花をしっかり堪能できたようでうらやましい。シコク=これがおもしろい。さすがよくご存じで。私もフクジュソウを調べ4種のことを知りました。
木和田の方は回る時間がなかったようですね。こっちも面白いですよ。
おはようございますsireotokoさん
先日のレコを参考にさせて頂きました。
新町の駐車スペースはお墓参り用で、登山者が駐めるとスペースがなくなって困っているそうですが、こちらからなら迷惑をかけずに済みそうですね。
藤原の福寿草ですが、シコクは標高6〜700m近辺で、エダは標高1000m付近だということです。今回シコクはどこにあるか確認できませんでした。入道のはシコクだと思われます。
木和田は時間が足りなかったので、またいづれ歩いてみます。
テッパンさん、こんにちは。
花の百名山、花に溢れていますね
ミノコバイモは地味に見える花ですが、昨年、本場の美濃の山で見ることができ感動しました!
この花が藤原の花でしたか!
猿投のセンボンヤリと言い、さすが田中澄江氏、目の付け所がマニアックです
セツブンソウとアマナとフクジュソウ、春を代表する花たちにコバイモが加わり見事なものです。
フクジュソウは4種類あるとは知りませんでした。
普通のとシコクの区別は難しそうです。
現地で見たら全く分からないと思います
鉱山開発は、毎日コンクリートの恩恵をあずかっている身としては複雑ですが、御池までの一帯がなくなったら、とても寂しいのは確かです。
私たち人間も罪深くなければ、今は生きられません。
今ある自然との調和が少しでも続けば良いと感じました。
おはようございますtotokさん
孫太尾根は今回初めてでした。皆さんのレコにアップされているとおり、花の種類が多かったです。特に丸山〜草木間は貴重な野草が咲き素晴らしい所でした。
コバイモがこの山の花だとは意外でした。以前はきっとたくさん咲いていたのでしょう。今回福寿草の違いは良く分かりませんでしたが、今後は気にして観察してみたいと思います。
開発の件は口を挟める立場ではありませんが、今後も魅力ある藤原であり続けて欲しいと願います。
teppan2013さん 今晩は。
「春に三日の晴れ無し」と言われる季節ですが、今週は晴天続きで
花の尾根を楽しまれましたね。
孫太尾根から見る袴腰の無残な姿は悲しくなりますが、長大で魅力溢れる静かな尾根から一気に賑わう展望台に上がる、このシチュエーションも
良いですね。
おはようございますonetotaniさん
先週は雨に祟られ散々でしたが、今回は良いお天気に恵まれ良かったです。
後半天狗岩から木和田尾も考えましたが、ペースを考えこの周回になりました。山頂近くの福寿草は今が最盛期、平日にも関わらず大勢の登山者で賑わっていて人気の高さがうかがえました。
おっしゃるとおり、この尾根歩きは開放感抜群で、藤原に登頂するルートとしては秀逸だと思いました。
藤原岳は良い山ですよね。うちの子供達もここを登って山が好きになった、魅力ある所のひとつです。この時期の孫太は良いですよねー、福寿草が4種もあるんですか!花の百名山がミノコバイモとも知りませんでした! テント担いで登るにはキツいかな
三角点が廃点ってあるんですね! 、開発が一気に進んだと知りとても残念です。現状では、鈴鹿国定公園・第三種特別地域に開発の手が入ってないようですが、影でこっそり挿げ替えられてる事は多々あるで注視したいと感じました
おはようございますkaruさん
人気が示すとおり藤原岳は良い山ですね。この花の時期がイチオシではありますが、四季それぞれ魅力的なのもこの山の良さです。
孫太尾根は貴重なミノコバイモの花が見られる素晴らしいルートですが、ハイカーの数が増え、今後整備が必要となるでしょう。
国定公園指定地域はごく限られていますので、そこまで開発が至ることは当分の間ないでしょうが、必要以上の開発はしないで欲しいと願っています。
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