ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 1469547
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥秩父

道間違い遭難【伊豆ヶ岳〜武川岳〜武甲山】

2018年05月20日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
07:22
距離
21.9km
登り
2,328m
下り
2,368m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:31
休憩
0:51
合計
7:22
8:01
8
8:09
8:09
6
8:15
8:16
31
8:47
8:47
15
9:02
9:02
21
9:23
9:23
49
10:12
10:23
96
11:59
12:18
19
12:37
12:37
23
13:00
13:03
19
13:22
13:30
26
13:59
14:08
2
14:12
14:12
17
14:29
14:29
30
14:59
14:59
19
15:23
15:23
0
15:23
ゴール地点
過去天気図(気象庁) 2018年05月の天気図
アクセス
スタート
まずは伊豆ヶ岳
山頂。先を急ぎます
山頂。先を急ぎます
この後 最大のピンチに!
1
この後 最大のピンチに!
GPSを開いた時は「カタクリ」の「カ」のあたりにいました。写真は登山道に復帰した時に撮ったものです。
GPSを開いた時は「カタクリ」の「カ」のあたりにいました。写真は登山道に復帰した時に撮ったものです。
意地で予定通り武甲山まで行きました!
意地で予定通り武甲山まで行きました!
こちらが私の奮戦の記録でした笑
1
こちらが私の奮戦の記録でした笑

感想

武川岳〜妻坂峠間でプチ遭難しました。本当に怖い思いをしました。

武川岳を過ぎて間もなく急勾配の下り道に入り込み、ガンガン降りてしまいました。「アレっ?」と思いGPSを開くと写真の通りです。登り返そうと見上げると、それはものすごい大変な事のように思われました。ここで少し水平移動して様子を見ようとしたのが大間違いでした。もう少し進むと見晴らしの良さそうな所がある、とさらに進みます。その道は既に非常に困難な道になっていました。辿り着くとそこはそれ以上進むことを許さない崖でした。マズイと引き返しますが、もう戻る道すらわかりません。しかもとんでもない斜面に居り、四方どちらに進むのも難しいような場所に自分が居たのです。

ここでようやく自分の窮地を理解しました。もう一度GPSを開き、地形などからこの後進むべき道を考えます。自分のいる場所は急傾斜の崖地です。もう水平移動は不可能です。下手に動いたがために そこから登り返すのが非常に難しい状況を作ってしまいました。出した結論は「とにかく下るしかない」というものでした。幸い木々のまばらな山肌はずっと下まで見通せます。地図を見ると行く手を遮る沢などはありませんし、200mほど標高を下げれば登山道にぶつかることも間違いありません。死ぬことはないと思いました。怪我さえしないように十分に気を付けようということだけ自分に誓いました。覚悟を決めました。時計を見るとまだ11時です。空は澄み渡り暖かです。「よしっ」。長袖を身につけ、水を飲み気合を入れなおして下を目指します。

とにかく酷い斜面なので2足で歩くことができません。作戦としては木から木へ猿のように捕まりながら移動をするわけです。次はこの木、その次はあの木という具合です。ところがまばらな林であるが故に時として木を頼れない場所に出くわします。そういう時はお尻を付けて滑っていきます。またある所ではどうにもならず2mくらい飛び降りなければならないような所もありました。等高線の狭さが表すように とにかくずっと崖でした。

 しばしの悪戦苦闘の後、涸れ沢に達した時には心底ホッとしました。なぜならそこは川底のような岩道になったからです。まちがいなくこの先は下ります。傾斜は相変わらずでしたが、ようやく手も使ってですが2足歩行をすることができました。GPSを見ると登山道まであとひと頑張りだということもわかりました。
 
登山道にたどり着きました。確認すると腕は擦過傷だらけ。タイツが破れ、もも裏から少し出血していました。ホッとし過ぎて何を勘違いしたか、そこから妻坂峠に「戻って」しまいました! その後は意地で計画通り武甲山へ向かいました。ペットボトルも運びました!!

 以上、私のこれまでの最大のピンチについて振り返ってみました。お読みくださった方々、ありがとうございました。この出来事は私の大きな財産になっています。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:859人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 奥武蔵 [日帰り]
正丸駅からの縦走〜武甲山〜
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら