棒ノ嶺-惣岳山縦走【梅雨の合間に沢登り】

2018年06月24日(日) [日帰り]

• GPS: 10:13
• 距離: 14.0km
• 登り: 1,258m
• 下り: 1,271m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:30
• 休憩: 1:38
• 合計: 10:08

8:39 さわらびの湯バス停
9:02 9:06 白谷沢登山口
10:40 10:41 岩茸石
11:08 11:08 権次入峠
11:22 12:09 棒ノ嶺
12:22 12:22 権次入峠
12:42 12:48 黒山
13:13 13:19 逆川ノ丸
14:21 14:21 興越山
14:49 14:49 名坂峠
15:00 15:20 岩茸石山
15:35 15:40 馬ぼとけ峠
15:56 15:56 馬仏山
16:36 16:45 惣岳山
18:47 御嶽駅

天候

晴れ (出発時，東京は雨が降っていた)

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

【往路】
池袋駅 06:30 -レッドアローちちぶ3号-07:32 飯能駅 07:40-国際興業バス 名郷ゆき-08:21 さわらびの湯
【複路】
御嶽駅 19:07-青梅線-19:28 青梅駅 19:34-青梅線-20:05 立川駅 20:09-中央線快速 東京ゆき- 20:56 御茶ノ水駅

コース状況／危険箇所等

【白谷沢】
・小さな沢を複数回徒渉する．
・有名なゴルジュなど，岩場・鎖場が多い．
・登山道は整備されており，濡るのさえ気をつければ，危険ではない．
・岩はほとんどがチャートであり，岩が角張っているため，以外と滑りにくい．
・沢を歩くことも可能．前日の雨にも関わらず，水量はそれほど多くない，
【岩茸石〜棒ノ嶺】
道はよく整備されており，迷うことはない．
【権次入峠〜岩茸石山】
・基本的に道は整備されているが，一部岩場などで，踏み跡が不明瞭な箇所がある．
・岩場を除いては，埼玉県側よりも道幅が広い．
・稜線上のピークを越える急斜面な箇所がある．
【岩茸石山〜御嶽駅】
・道はよく整備されており，道幅も広い．
・急なアップダウンは少ない．

その他周辺情報

御嶽駅周辺にセブイレブンあり．御嶽駅構内に観光案内所(19:00には閉まっていた)．

写真

6/24 8:41

さわらびの湯から出発

6/24 8:48

名前が分からないが，小さな花が集まった花．

6/24 8:50

有間ダムの堰堤を通過する

6/24 9:03

ここから本格的な登山道(白谷沢ルート)に入る

6/24 9:21

ところどころに岩場がある．ほとんどがチャートだった．

6/24 9:23

植林された杉林の間を登る

6/24 9:29

滝が出てきた．

6/24 9:29

小さな沢の徒渉を繰り返す．

6/24 9:35

小さな滝の連続．

6/24 9:37

思い切って沢水に浸かり，小さな滝を登ってみる．

6/24 9:37

意外と簡単に登れた．

6/24 9:40

沢を登るのが涼しくて楽しい！

6/24 9:43

沢水をジャボジャボ．

6/24 9:47

この大きな滝はさすがに登れなかった(落差3mほど)．

6/24 9:48

滝がさらに続く．

6/24 9:56

有名なゴルジュ帯を通過．

6/24 9:57

中には鎖場もある．

6/24 10:02

白孔雀の滝を上から望む．

6/24 10:16

白谷沢に沢山咲いていたヤマアジサイの花．

6/24 10:18

上流に来るとさすがに沢水は少なくなる．

6/24 10:32

沢の行き止まりで急斜面を登る．

6/24 10:34

急斜面をトラバースし，尾根に取り付く．

6/24 10:40

岩茸石に到着．

6/24 10:49

ここから尾根道になる．

6/24 10:54

杉の根元にギョリンソウが咲いていた．

6/24 10:58

都県境の稜線をゆく．右手が埼玉，左手が東京．

6/24 11:09

ゴンジリ峠を通過．

6/24 11:09

緩やかな尾根道を歩く．

6/24 11:22

樹間から日が射してきた．

6/24 11:23

棒ノ嶺山頂に到着！

6/24 11:24

奥武蔵の山々が一望のもとに...

6/24 11:24

伊豆ヶ岳や奥武蔵の山々の向こうには赤城山が望めた．

6/24 11:37

武甲山(左から2番目のピーク)と武川岳(右側のなだらかな山)．その間には遠く榛名山が望める．どれも思い出深き山々．

6/24 11:38

右手には武蔵野．右の白いのは西武ドーム．

6/24 12:09

山頂の展望案内図．

6/24 12:11

山頂の片隅に咲いていたニガナの花．

6/24 12:11

同じく，コアジサイの花．

6/24 12:32

棒ノ嶺山頂を後にして．岩茸石山に向かう．

6/24 12:49

黒山を通過．

6/24 12:58

初夏の木漏れ日．

6/24 13:14

樹間から高水山と岩茸石山を北側から望む．

6/24 13:17

同じく樹間から青梅市街と西武ドームが望めた．

6/24 13:34

こちらは武蔵御嶽山と大岳山，御前山．懐かしき奥多摩の山々．

6/24 14:02

この辺は泥岩が出ている．

6/24 14:26

木の根の下に咲いていた白い花

6/24 14:26

後日調べたところ，花ではなく「ツチグリ」というキノコらしい

6/24 14:47

名坂峠を通過．

6/24 14:55

倒木に生えていたサルノコシカケ

6/24 15:10

高水山と青梅市街を望む．

6/24 15:10

棒ノ嶺から歩いてきた稜線を振り返る．

6/24 15:11

岩茸石山の西に聳える川海苔山．

6/24 15:11

川海苔山の向こうには奥多摩の女王，雲取山が鎮座する．

6/24 15:12

岩茸石山に到着！

6/24 16:37

時間をかけて惣岳山山頂に到達．お堂に山行の無事を感謝する．

6/24 17:14

植林された杉林の中を歩く．

6/24 18:07

日が次第に傾いてきた．

6/24 18:45

何とか日没前に人里に到着．麓のお堂(お社？)に山行の無事を感謝する．

6/24 18:47

御嶽駅近くの登山口に無事下山．

6/24 18:48

踏切を渡って...

6/24 18:52

無事に御嶽駅に到着！

撮影機器：

D5100 ニコン

感想

Hetareman

この2ヶ月間，仕事が忙しくて全く山に行けなかった．
この日曜日は晴れそうだったので，思い切って，前から計画していた棒ノ嶺縦走に挑戦することにした．

棒ノ嶺へ登るのは白谷沢ルートを選択した．ゴルジュ帯の沢を歩いてみたかった．実際に言ってみると，登山道から沢が近く，水量も少ないため，簡単に沢に下りることができた．この区間ではシャワークライミングのまねごとをしながら，なるべく沢を歩くようにした．沢ノ中はとても涼しく，気持ちよく，とても楽しかった．はしゃぎしすぎて羽目を外し，いつの間にか膝を岩場にぶつけてしまったらしい．これが後々災いを招くことになった．

30分遅れで登り始めたにもかかわらず，棒ノ嶺山頂には予定時間よりも30分以上も早く到着した．山頂からは奥武蔵の山々を望むことができた．武甲山，武川岳，伊豆ヶ岳...その向こうには榛名山，赤城山...どれも思い出深い山々だ．関東の山に郷愁を感じる日が来るとは思わなかった．

棒ノ嶺を後にして，岩茸石山に向かう．黒山を過ぎたあたりから右膝に激痛が出てきた．右足に体重をかけて膝を屈伸すると，膝の皿の裏あたりがかなり痛む．歩くスピードがみすみす落ちてゆき，岩茸石山山頂に到着した時には予定時刻を大幅に過ぎていた．

岩茸石山からは比較的なだらかな尾根道だったため，何とか歩くことができた．惣岳山を通り，御嶽駅には日没時間ギリギリに到着できた．

後半の右膝の痛みは大変だったが，沢で水遊びをし，心地よい風を感じ，奥武蔵・奥多摩の山々と再会することができた．とても達成感のある山行だった．

【今回見ることができた山野草】...キノコを含む
・白く細かい花 (名称不明)
・ヤマアジサイ
・コアジサイ
・ギョリンソウ
・ニガナ
・サルノコシカケ
・ツチグリ
...青葉の季節を過ぎていたからか，林床の花の数・種類は少なかった印象．