早朝5時15分に自宅を出発。この日は晴天で大山から仏果山まできれいに見えましたので、素晴らしい天気ですが、反面灼熱地獄も覚悟して道志を目指します。
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早朝5時15分に自宅を出発。この日は晴天で大山から仏果山まできれいに見えましたので、素晴らしい天気ですが、反面灼熱地獄も覚悟して道志を目指します。
野原吊橋駐車場には7時15分に到着。準備を整えて7時24分に登山開始しました。
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野原吊橋駐車場には7時15分に到着。準備を整えて7時24分に登山開始しました。
すぐ後ろの野原吊橋を渡り、そのまま後に続く尾根から登るルートを往路で使います。もちろん目指すは高低差1000m以上の大室山です。
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すぐ後ろの野原吊橋を渡り、そのまま後に続く尾根から登るルートを往路で使います。もちろん目指すは高低差1000m以上の大室山です。
吊橋から見た道志渓谷。青々としています。
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吊橋から見た道志渓谷。青々としています。
道志渓谷遊歩道に曲らずに涸れ沢沿いに直進します。去年設置した道標は少しは役に立ってるのかな?
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道志渓谷遊歩道に曲らずに涸れ沢沿いに直進します。去年設置した道標は少しは役に立ってるのかな?
渡渉地点。ここを渡って左に見えるトラロープを掴んで斜面を左に登って進みます。
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渡渉地点。ここを渡って左に見えるトラロープを掴んで斜面を左に登って進みます。
もう一つトラロープを吊っておいたやつがあり、これを掴んで一段上の方を左にトラバースしながら登ります。
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もう一つトラロープを吊っておいたやつがあり、これを掴んで一段上の方を左にトラバースしながら登ります。
下の方は曖昧ですが、途中からこうして踏み跡もちゃんとあります。マーキングもしっかりやってあるので、踏み跡が分かりづらいところではリボンを探せば問題ないです。登りながらのトラバースを意識して、ちょっと上の方を確認する感じが良いです。
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下の方は曖昧ですが、途中からこうして踏み跡もちゃんとあります。マーキングもしっかりやってあるので、踏み跡が分かりづらいところではリボンを探せば問題ないです。登りながらのトラバースを意識して、ちょっと上の方を確認する感じが良いです。
尾根の尻に出ました。これが上から見た画像になりますが、下山時はここを左折してトラバース区間を下ります。
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尾根の尻に出ました。これが上から見た画像になりますが、下山時はここを左折してトラバース区間を下ります。
ここからはしばらく勾配のキツ目のもじゃもじゃ地帯になりますが、適当に歩きやすいところを見付けて進めば問題ないです。一応歩きやすそうなところにマーキングがあります。
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ここからはしばらく勾配のキツ目のもじゃもじゃ地帯になりますが、適当に歩きやすいところを見付けて進めば問題ないです。一応歩きやすそうなところにマーキングがあります。
去年、この手製道標を見付けて「大渡つり橋」はこっちなんだと思って正規の大渡吊橋ルートから大幅に逸れて、結果として野原吊橋ルートを見付けて、その翌週に細かく手製道標を設置しましたが、この手前(下側)に支尾根があり、そっちに下らせるのがこの道標を付けた人の思惑だったようです。それなら、しっかりと先の支尾根分岐に道標を掛けておくべきで、中途半端な位置にあったために知らない人を道迷いさせるのですから、ちょっと問題ありかと思いますね。今はしっかりと自分で作った正確な道標とマーキングがあるので、問題はないかと思いますが、やるならきちんとしたものでないと困りますよね。
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去年、この手製道標を見付けて「大渡つり橋」はこっちなんだと思って正規の大渡吊橋ルートから大幅に逸れて、結果として野原吊橋ルートを見付けて、その翌週に細かく手製道標を設置しましたが、この手前(下側)に支尾根があり、そっちに下らせるのがこの道標を付けた人の思惑だったようです。それなら、しっかりと先の支尾根分岐に道標を掛けておくべきで、中途半端な位置にあったために知らない人を道迷いさせるのですから、ちょっと問題ありかと思いますね。今はしっかりと自分で作った正確な道標とマーキングがあるので、問題はないかと思いますが、やるならきちんとしたものでないと困りますよね。
しばらく勾配の緩んだ真っ直ぐな区間を進みます。この辺はそよ風が吹いていたので、心地良かったです。
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しばらく勾配の緩んだ真っ直ぐな区間を進みます。この辺はそよ風が吹いていたので、心地良かったです。
ウィンチの残骸のところに出ました。ここで650mほどの地点です。結構疲れた割りに、まだ100m位しか登ってませんねぇ。
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ウィンチの残骸のところに出ました。ここで650mほどの地点です。結構疲れた割りに、まだ100m位しか登ってませんねぇ。
このルートは最後まで森林地帯ですので、今の時期は木々に葉が付いているために見晴らしはサッパリですが、ちょっとだけ見えるところがありました。東側ですから、手前が鐘撞山、真ん中が袖平山、左奥が八丁坂ノ頭か黍殻山でしょうか。
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このルートは最後まで森林地帯ですので、今の時期は木々に葉が付いているために見晴らしはサッパリですが、ちょっとだけ見えるところがありました。東側ですから、手前が鐘撞山、真ん中が袖平山、左奥が八丁坂ノ頭か黍殻山でしょうか。
こんな感じで緩い区間は本当に有り難いですね。でももう汗でシャツはビッショリで、お茶もかなり飲んでます。
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こんな感じで緩い区間は本当に有り難いですね。でももう汗でシャツはビッショリで、お茶もかなり飲んでます。
右からの尾根の突起を避けるようにして先で合流します。バリルートながら、この辺は踏み跡がくっきりと残ってます。
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右からの尾根の突起を避けるようにして先で合流します。バリルートながら、この辺は踏み跡がくっきりと残ってます。
そしてほどなく大渡ルートへの分岐に到着。初めて下山で使った時に、ここに左に進むように「大渡つり橋→」となった手製道標が掛かり、右にはテープこそあれ、道標はなかったので、左に誘導されて混乱させられました。すぐ翌週にその道標は正規の大渡ルートに下ったところに移動させて間違えないように設置し直し、ここには左側直進が野原吊橋方面、右が大渡吊橋方面の道標を掛けておきました。これも皆さんには有効になっていてくれたら嬉しいですが、何しろマイナールートですから、あまり人目に付かないでしょうね。
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そしてほどなく大渡ルートへの分岐に到着。初めて下山で使った時に、ここに左に進むように「大渡つり橋→」となった手製道標が掛かり、右にはテープこそあれ、道標はなかったので、左に誘導されて混乱させられました。すぐ翌週にその道標は正規の大渡ルートに下ったところに移動させて間違えないように設置し直し、ここには左側直進が野原吊橋方面、右が大渡吊橋方面の道標を掛けておきました。これも皆さんには有効になっていてくれたら嬉しいですが、何しろマイナールートですから、あまり人目に付かないでしょうね。
ここからもしばらくきれいなストレート尾根を登ります。暑くても心地良いですね。
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ここからもしばらくきれいなストレート尾根を登ります。暑くても心地良いですね。
勾配がキツくなってきました。もうそろそろ久保・大渡分岐でしょう。
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勾配がキツくなってきました。もうそろそろ久保・大渡分岐でしょう。
結構長い登り区間の途中に尾根分岐があります。ここはまだ全体の1/3程度の地点なんですよね〜。先ほど感じていたそよ風もなくなり、とにかく暑いです。
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結構長い登り区間の途中に尾根分岐があります。ここはまだ全体の1/3程度の地点なんですよね〜。先ほど感じていたそよ風もなくなり、とにかく暑いです。
勾配もご覧の通りの斜面ですので、かなりキツいですが、さすがは正規ルート。多少なりともS字に曲げられていて、わずかながらでも登りやすく踏み跡が付いています。
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勾配もご覧の通りの斜面ですので、かなりキツいですが、さすがは正規ルート。多少なりともS字に曲げられていて、わずかながらでも登りやすく踏み跡が付いています。
厳しい登りは終わりますが、勾配がなくなる訳ではないので、やはり疲れます。いつしか杉の植林地帯は終わりブナやカエデ・モミジ等の原生林になります。
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厳しい登りは終わりますが、勾配がなくなる訳ではないので、やはり疲れます。いつしか杉の植林地帯は終わりブナやカエデ・モミジ等の原生林になります。
ふと目をやると足元にギンリョウソウが。今回もこれ1つだけ見付けましたが、子供の小指くらいの小ささでした。
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ふと目をやると足元にギンリョウソウが。今回もこれ1つだけ見付けましたが、子供の小指くらいの小ささでした。
近くにはこんな立派なキノコが。なんだか椎茸みたいですが、採って食べたらヤバそうですね。
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近くにはこんな立派なキノコが。なんだか椎茸みたいですが、採って食べたらヤバそうですね。
正面が大変急な勾配になったところは、こうして左にトラバースして、少しでも傾斜の緩い尾根の側から登るようになっています。
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正面が大変急な勾配になったところは、こうして左にトラバースして、少しでも傾斜の緩い尾根の側から登るようになっています。
その急勾配の尾根を避けて左から尾根の中央に合流するところ。踏み跡がはっきりしていますので、道迷いの心配はないです。
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その急勾配の尾根を避けて左から尾根の中央に合流するところ。踏み跡がはっきりしていますので、道迷いの心配はないです。
ここにもこんなキノコが。前のやつよりは小さいですが、見た目に美味しそうです。
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ここにもこんなキノコが。前のやつよりは小さいですが、見た目に美味しそうです。
やっと中間地点にある道標に到着。標高は1100mほどのところですから、まだ500m近くあるんですよねぇ…。気持ちが折れそうになります。もう2度倒木に腰掛けて休んでいますが、ここでもちょっと休憩。
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やっと中間地点にある道標に到着。標高は1100mほどのところですから、まだ500m近くあるんですよねぇ…。気持ちが折れそうになります。もう2度倒木に腰掛けて休んでいますが、ここでもちょっと休憩。
こんな小さなキノコが木の根元に密集したやつがありました。数日のうちに傘を一斉に広げるんでしょうね。
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こんな小さなキノコが木の根元に密集したやつがありました。数日のうちに傘を一斉に広げるんでしょうね。
そのうち足元が草だらけになった区間を通過します。山頂近くも草だらけですが、さすがにまだまだ先ですので、ここは一時的な草地です。登り初めから小蝿みたいなやつは多かったですが、タップリ虫除けスプレーを吹いておいたのに、ブヨが左肘上の服の袖の内側に入り込んで刺されました。本当にウザイですね。
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そのうち足元が草だらけになった区間を通過します。山頂近くも草だらけですが、さすがにまだまだ先ですので、ここは一時的な草地です。登り初めから小蝿みたいなやつは多かったですが、タップリ虫除けスプレーを吹いておいたのに、ブヨが左肘上の服の袖の内側に入り込んで刺されました。本当にウザイですね。
茅ノ尾根は崩落地点はほどんどありませんが、ここはかつて地滑りがあったんでしょうね。木の根も必死で土を掴んでいる感じです。
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茅ノ尾根は崩落地点はほどんどありませんが、ここはかつて地滑りがあったんでしょうね。木の根も必死で土を掴んでいる感じです。
いつの間にかまた杉の木が多く見えるようになりましたがブナと混在するところから、自然に繁殖したものなんでしょう。右のひん曲がった幹は座るのにドンピシャな高さなので、ここに来るといつも一休みさせてもらってます(^∇^)b
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いつの間にかまた杉の木が多く見えるようになりましたがブナと混在するところから、自然に繁殖したものなんでしょう。右のひん曲がった幹は座るのにドンピシャな高さなので、ここに来るといつも一休みさせてもらってます(^∇^)b
2/3ほどの地点にある道標。言われなくても分かってますってと言う感じのシンプルさです(笑。ちなみに、今回持って行ったフィルムカメラはアサヒ・ペンタックスMEで、75年のKシリーズでバヨネットマウントを採用したすぐ後の76年に、MXと一緒にコンパクト路線でデビューしたTTL-AE専用一眼レフです。シャッタースピードダイアルを廃した大胆な設計で、最もボディが小型でした。レンズは標準以外に28mmと135mmを持って行きましたが、135mmは天気が曇ってしまって使わずじまいでした。
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2/3ほどの地点にある道標。言われなくても分かってますってと言う感じのシンプルさです(笑。ちなみに、今回持って行ったフィルムカメラはアサヒ・ペンタックスMEで、75年のKシリーズでバヨネットマウントを採用したすぐ後の76年に、MXと一緒にコンパクト路線でデビューしたTTL-AE専用一眼レフです。シャッタースピードダイアルを廃した大胆な設計で、最もボディが小型でした。レンズは標準以外に28mmと135mmを持って行きましたが、135mmは天気が曇ってしまって使わずじまいでした。
山頂からしばらくは幅広尾根で草が多くなります。ここも踏み跡がはっきりしていますから問題はないですが、隣の北尾根の方は草がルートを覆ってしまいがちで、訳分からなくなる人も多そうです。
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山頂からしばらくは幅広尾根で草が多くなります。ここも踏み跡がはっきりしていますから問題はないですが、隣の北尾根の方は草がルートを覆ってしまいがちで、訳分からなくなる人も多そうです。
小さな白い花が咲いているなと思って写真を撮っておいて、後で確認したらどうもクワガタソウみたい。今でもまだ咲いているんですね。
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小さな白い花が咲いているなと思って写真を撮っておいて、後で確認したらどうもクワガタソウみたい。今でもまだ咲いているんですね。
5-6月にあんなにたくさん勢い良く葉を広げていたバイケイソウは、もうパワーダウンして葉が茶色くなって倒れたものも多いですが、何本回に1本は花を付けるやつがあり、汚らしくなった葉とは裏腹に、きれいな白い花が見られます。
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5-6月にあんなにたくさん勢い良く葉を広げていたバイケイソウは、もうパワーダウンして葉が茶色くなって倒れたものも多いですが、何本回に1本は花を付けるやつがあり、汚らしくなった葉とは裏腹に、きれいな白い花が見られます。
そのうち、山頂直下の道標地点に到着。これが見えたらもう目と鼻の先です。勾配は普通の登山道並みです。しかし、この山はとにかく1000mもの一気登りになるので、今の時期はとにかく汗が噴き出しますね。もう2Lもお茶を飲んでしまいました。
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そのうち、山頂直下の道標地点に到着。これが見えたらもう目と鼻の先です。勾配は普通の登山道並みです。しかし、この山はとにかく1000mもの一気登りになるので、今の時期はとにかく汗が噴き出しますね。もう2Lもお茶を飲んでしまいました。
そしてようやく大室山山頂に到着! これまでのキツさに、思わず「大室半端ないって!」と叫びたくなりました(笑。時間は11時37分ですから、およそ4時間10分くらい掛かっています。途中消えてしまったそよ風は、1300mほどの地点からまた流れてきて、山頂はいい感じで涼しかったです。今年の年始に登頂して以来の大室山ですが、個人的に5本指に入る大好きな山です。
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そしてようやく大室山山頂に到着! これまでのキツさに、思わず「大室半端ないって!」と叫びたくなりました(笑。時間は11時37分ですから、およそ4時間10分くらい掛かっています。途中消えてしまったそよ風は、1300mほどの地点からまた流れてきて、山頂はいい感じで涼しかったです。今年の年始に登頂して以来の大室山ですが、個人的に5本指に入る大好きな山です。
さて、お腹が減っていたので、早速荷物を広げてラーメンタイム。今の時期、温かいラーメンは暑苦しいかなと思いきや、木陰の山頂は気温が20度くらいのイメージで、そよ風も涼しく、まだまだ大丈夫でした。ちなみに今回は「ラ峰豚骨醤油味チャーシューワン丹」麺でした。
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さて、お腹が減っていたので、早速荷物を広げてラーメンタイム。今の時期、温かいラーメンは暑苦しいかなと思いきや、木陰の山頂は気温が20度くらいのイメージで、そよ風も涼しく、まだまだ大丈夫でした。ちなみに今回は「ラ峰豚骨醤油味チャーシューワン丹」麺でした。
ゆっくり休んでいたら、晴れていた天気が曇り始めてしまいました。大室山山頂は木々に覆われて展望がなく、東か西に移動しないと景色は楽しめないので、ちょっと西に進んで富士山の見えるところまで歩いてみます。でも雲が出たので富士山は無理っぽいです。
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ゆっくり休んでいたら、晴れていた天気が曇り始めてしまいました。大室山山頂は木々に覆われて展望がなく、東か西に移動しないと景色は楽しめないので、ちょっと西に進んで富士山の見えるところまで歩いてみます。でも雲が出たので富士山は無理っぽいです。
途中、南に目をやると檜洞丸がくっきり見えました。こちらに向かう尾根は熊笹ノ峰から大笄・小笄の稜線ですね。右側奥に石棚山稜に阻まれて頭だけちょこんと出している同角ノ頭が微笑ましいです。
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途中、南に目をやると檜洞丸がくっきり見えました。こちらに向かう尾根は熊笹ノ峰から大笄・小笄の稜線ですね。右側奥に石棚山稜に阻まれて頭だけちょこんと出している同角ノ頭が微笑ましいです。
道志側からの尾根道には、春でもあまり花は豊富ではないんですが、国境尾根はそこそこ咲いています。今はさすがにかなり少なくなりましたが、まだこんな花が。ニガナと言うやつの仲間のようです。
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道志側からの尾根道には、春でもあまり花は豊富ではないんですが、国境尾根はそこそこ咲いています。今はさすがにかなり少なくなりましたが、まだこんな花が。ニガナと言うやつの仲間のようです。
犬越路分岐に到着。この下り始めの地点も富士山の絶景ポイントになります。
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犬越路分岐に到着。この下り始めの地点も富士山の絶景ポイントになります。
もう少し前大室側に下りますと、富士山方面が見えるところがありますが、雲はご覧のようにビッシリで全く見えません。ただし、高いところに雲が掛かっているようで、左の愛鷹山はしっかり見えますね。
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もう少し前大室側に下りますと、富士山方面が見えるところがありますが、雲はご覧のようにビッシリで全く見えません。ただし、高いところに雲が掛かっているようで、左の愛鷹山はしっかり見えますね。
富士山が見えないのでUターン。さっさと大室山山頂に戻ります。
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富士山が見えないのでUターン。さっさと大室山山頂に戻ります。
当初左側の北尾根で下山する予定でしたが、往路で見た大渡吊橋へのショートカットの支尾根が気になり、何も知らない人が下山時にその支尾根分岐に立った際に、左の野原吊橋側にはマーキングがあって問題ないものの、右の支尾根にも先にマーキングがあり、それを見ると混乱しかねないので、それぞれの尾根の入口に何らかの情報を示す必要があると思い、茅ノ尾根を往復する形で戻ることにしました。
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当初左側の北尾根で下山する予定でしたが、往路で見た大渡吊橋へのショートカットの支尾根が気になり、何も知らない人が下山時にその支尾根分岐に立った際に、左の野原吊橋側にはマーキングがあって問題ないものの、右の支尾根にも先にマーキングがあり、それを見ると混乱しかねないので、それぞれの尾根の入口に何らかの情報を示す必要があると思い、茅ノ尾根を往復する形で戻ることにしました。
山頂直下の草地にはこんなブーメラン形の葉みたいなものがたくさん落ちていましたが、良く見ると真ん中が膨れているので、どうも木の実みたいですね。何の木なんでしょうか。
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山頂直下の草地にはこんなブーメラン形の葉みたいなものがたくさん落ちていましたが、良く見ると真ん中が膨れているので、どうも木の実みたいですね。何の木なんでしょうか。
こんな巨大なブナの木もあります。この地帯はブナの美林地帯ですね。
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こんな巨大なブナの木もあります。この地帯はブナの美林地帯ですね。
この鮮やかな濃いピンク色のやつはキノコなのかコケなのか分かりませんが、菌類なんでしょう。
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この鮮やかな濃いピンク色のやつはキノコなのかコケなのか分かりませんが、菌類なんでしょう。
下の方の草地では一瞬ズリッと滑ってコケそうになりました。葉に隠れて、下に湿った根が縦にむき出しになったところに足が掛かり滑ったんですが、1月のように骨を折るようなこともないとは言えないので、要注意です。
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下の方の草地では一瞬ズリッと滑ってコケそうになりました。葉に隠れて、下に湿った根が縦にむき出しになったところに足が掛かり滑ったんですが、1月のように骨を折るようなこともないとは言えないので、要注意です。
尾根が細まったこの辺で1月に滑って骨折したんですが、さすがにあの時と違って落ち葉はほとんど吹き飛ばされていますね。勾配は大したことがないものの、落ち葉の下に横向きの枝が潜んでいて、それに乗っかってスパーンと一瞬で滑ってしまいましたが、運悪く左足を変に捻ってボッキリ。ラーメンを忘れたことを山頂で気付き、急いで足早に下っていたのが仇となった出来事でした(;´д`)。
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尾根が細まったこの辺で1月に滑って骨折したんですが、さすがにあの時と違って落ち葉はほとんど吹き飛ばされていますね。勾配は大したことがないものの、落ち葉の下に横向きの枝が潜んでいて、それに乗っかってスパーンと一瞬で滑ってしまいましたが、運悪く左足を変に捻ってボッキリ。ラーメンを忘れたことを山頂で気付き、急いで足早に下っていたのが仇となった出来事でした(;´д`)。
急な尾根区間を右側に巻いて下ってから戻るところ。歩きやすくなっています。
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急な尾根区間を右側に巻いて下ってから戻るところ。歩きやすくなっています。
久保・大渡分岐に到着。午前中と同様に大渡方面に進みます。
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久保・大渡分岐に到着。午前中と同様に大渡方面に進みます。
スッキリした尾根区間。こんなところがずっと続けば天国みたいなんですけどね。
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スッキリした尾根区間。こんなところがずっと続けば天国みたいなんですけどね。
野原吊橋ルートの尾根分岐。ここをしばらく野原吊橋方面に下ります。
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野原吊橋ルートの尾根分岐。ここをしばらく野原吊橋方面に下ります。
途中木の間から見える野原の集落。バイクや車の排気音がしばらく前から響いてました。
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途中木の間から見える野原の集落。バイクや車の排気音がしばらく前から響いてました。
ウィンチの残骸に到着。この少し先に尾根分岐があり、そこが大渡吊橋へショートカットする支尾根の始まりです。
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ウィンチの残骸に到着。この少し先に尾根分岐があり、そこが大渡吊橋へショートカットする支尾根の始まりです。
左の幹にはマーキングがいくつかあり、朝、間違えないように赤テープを巻いて「←野原吊橋」とマジックで書いておきました。右は一見尾根に見えないものの、先を覗き込むと尾根になっていて、ピンクリボンも見えます。何も知らずに左を見落として右を見てマーキングに気付いて下る人もいるかも知れないので、そちらにもテープを巻いて情報を記しておきました。
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左の幹にはマーキングがいくつかあり、朝、間違えないように赤テープを巻いて「←野原吊橋」とマジックで書いておきました。右は一見尾根に見えないものの、先を覗き込むと尾根になっていて、ピンクリボンも見えます。何も知らずに左を見落として右を見てマーキングに気付いて下る人もいるかも知れないので、そちらにもテープを巻いて情報を記しておきました。
こんな具合です。でも、まだこのショートカットの支尾根は歩いたことはないんで、ここで検証して、ダメならテープは剥がしてしまうつもりです。
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こんな具合です。でも、まだこのショートカットの支尾根は歩いたことはないんで、ここで検証して、ダメならテープは剥がしてしまうつもりです。
最初からそこそこ急な勾配ながら、良くありがちな勾配と言うレベルで特に問題はないものの、足元がザレ気味だったのは気になりました。すると、すぐにこんな急勾配になり、しかも悪いことにこの浮いたザレになっていました。ここだけ短いロープがありましたが、とにかく下ると「ザラザラザラ」と砂利がこぼれていくようなところで、滑落注意でした。時間を掛けて慎重に下ります。長く続くならチェーンスパイクが欲しくなるところでした。
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最初からそこそこ急な勾配ながら、良くありがちな勾配と言うレベルで特に問題はないものの、足元がザレ気味だったのは気になりました。すると、すぐにこんな急勾配になり、しかも悪いことにこの浮いたザレになっていました。ここだけ短いロープがありましたが、とにかく下ると「ザラザラザラ」と砂利がこぼれていくようなところで、滑落注意でした。時間を掛けて慎重に下ります。長く続くならチェーンスパイクが欲しくなるところでした。
やっと勾配が緩みました。マーキングはありますので、この辺までは道迷いはしないでしょう。
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やっと勾配が緩みました。マーキングはありますので、この辺までは道迷いはしないでしょう。
気の早いタマゴ茸。もうそろそろこいつらの時期になってきましたね。
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気の早いタマゴ茸。もうそろそろこいつらの時期になってきましたね。
急な区間が終了したところの支尾根分岐。ここはマーキングのある右に進みます。
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急な区間が終了したところの支尾根分岐。ここはマーキングのある右に進みます。
勾配はもう緩んでますが、こんな岩場の上を通ります。コケがあるものの、ザラザラした花崗岩のために滑りませんでした。脇は斜めになっていて滑りそうですから上を通りました。
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勾配はもう緩んでますが、こんな岩場の上を通ります。コケがあるものの、ザラザラした花崗岩のために滑りませんでした。脇は斜めになっていて滑りそうですから上を通りました。
黒いパイプが向こうの尾根から送電線のようにびしっと通っていました。これはこの周辺にたくさんあるもので、この中を冷たい天然水が通っています。外気温との温度差で結露していました。
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黒いパイプが向こうの尾根から送電線のようにびしっと通っていました。これはこの周辺にたくさんあるもので、この中を冷たい天然水が通っています。外気温との温度差で結露していました。
リボンは大体マメに結ばれていましたが、倒木が重なったところを越えるとはっきりした二又尾根になっていました。この重大な分岐地点でマーキングがないんですよね。これをやった人が、最初に手製道標を掛けた時も、最後の重大な分岐点に何も置かずに人を惑わす結果になりましたが、その後でマーキングをタップリやったのは良いとしても、また同じようなミスをしていることになります。左は大渡吊橋の真横の尾根になり、とても下っていけないことを知っているので、ここは右に進んでみます。
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リボンは大体マメに結ばれていましたが、倒木が重なったところを越えるとはっきりした二又尾根になっていました。この重大な分岐地点でマーキングがないんですよね。これをやった人が、最初に手製道標を掛けた時も、最後の重大な分岐点に何も置かずに人を惑わす結果になりましたが、その後でマーキングをタップリやったのは良いとしても、また同じようなミスをしていることになります。左は大渡吊橋の真横の尾根になり、とても下っていけないことを知っているので、ここは右に進んでみます。
先の方でピンクリボンがありましたので、やはりこちらで良かったことになりますが、あの倒木の支尾根ではまだこっちが正しいかどうか確証はなかったために、そこにはテープを巻いてこなかったのが悔やまれます。
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先の方でピンクリボンがありましたので、やはりこちらで良かったことになりますが、あの倒木の支尾根ではまだこっちが正しいかどうか確証はなかったために、そこにはテープを巻いてこなかったのが悔やまれます。
その次のリボンが尾根の真っ直ぐと言うかわずかに右側の木に巻かれていましたが、先は急勾配になっていました。ちょっと下るのは難儀しそうだなと思ったら、左の谷間にマーキングが見えました。そっちを意識すると、その谷間の右に下ることができそうで、その下り立ったところが大渡吊橋の正規ルートのようでした。
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その次のリボンが尾根の真っ直ぐと言うかわずかに右側の木に巻かれていましたが、先は急勾配になっていました。ちょっと下るのは難儀しそうだなと思ったら、左の谷間にマーキングが見えました。そっちを意識すると、その谷間の右に下ることができそうで、その下り立ったところが大渡吊橋の正規ルートのようでした。
正規の大渡吊橋ルートに立ち、下りてきたところの尾根を指しています。真っ直ぐあそこを下るにはやはり無理があって、横から斜めに下るようになっています。また、去年自分で道標設置してデタラメ道標を直した時に、この上の木に「←大渡吊橋」と逆方向に向いていたやつを、下側に移して正しい向きに直したやつがありました。多分そうかなとは思っていましたが、やはりこの尾根が道標を最初に設置した人が示したつもりになっていたルートのようですが、その時はマーキングも皆無で、この周辺に詳しくない大多数のハイカーは100%混乱するような手製道標でした。
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正規の大渡吊橋ルートに立ち、下りてきたところの尾根を指しています。真っ直ぐあそこを下るにはやはり無理があって、横から斜めに下るようになっています。また、去年自分で道標設置してデタラメ道標を直した時に、この上の木に「←大渡吊橋」と逆方向に向いていたやつを、下側に移して正しい向きに直したやつがありました。多分そうかなとは思っていましたが、やはりこの尾根が道標を最初に設置した人が示したつもりになっていたルートのようですが、その時はマーキングも皆無で、この周辺に詳しくない大多数のハイカーは100%混乱するような手製道標でした。
降り立ったのは正規ルートのトラバース区間の残り1/4ほどの地点でした。少し進むと吊橋がちらりと見えて、このロープの柵のあるトラバース地点になります。先ほどの支尾根は、確かにショートカットすることはできますが、大変滑りやすい浮いたザレの急勾配はちょっと危険ですね。ロープはもっと長くないと、途中掴まる木が離れたところもあり、正直言ってあまりお勧めはできません。
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降り立ったのは正規ルートのトラバース区間の残り1/4ほどの地点でした。少し進むと吊橋がちらりと見えて、このロープの柵のあるトラバース地点になります。先ほどの支尾根は、確かにショートカットすることはできますが、大変滑りやすい浮いたザレの急勾配はちょっと危険ですね。ロープはもっと長くないと、途中掴まる木が離れたところもあり、正直言ってあまりお勧めはできません。
正規ルートは距離こそ長くはなりますが、変化に富んでいて面白いルートです。大渡吊橋を使うなら、こちらが一番ですね。ちなみにヒルは大渡キャンプ場を渡った三段の滝側にいますので、今の時期キャンプ場ルートは別の意味で危険ですが、大渡吊橋ルートもショートカットルートもヒルはいませんでした。でも、もう数年で道志東部もヒルまみれになっちゃうんでしょうねぇ…。
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正規ルートは距離こそ長くはなりますが、変化に富んでいて面白いルートです。大渡吊橋を使うなら、こちらが一番ですね。ちなみにヒルは大渡キャンプ場を渡った三段の滝側にいますので、今の時期キャンプ場ルートは別の意味で危険ですが、大渡吊橋ルートもショートカットルートもヒルはいませんでした。でも、もう数年で道志東部もヒルまみれになっちゃうんでしょうねぇ…。
大渡吊橋が見えてきました。さっきの倒木を越えたところのマーキングなしの支尾根を左に進んでしまうと、この左側の斜面に出て、谷間に転げ落ちることになります。ザレた砂はこの辺の尾根の地質なんで、ヒルはこの尾根で堰き止められているのかな。向こう側の野原吊橋側の地質は土質で落ち葉も多いですから、ヒルが入り込んだら繁殖しそうで怖いです。
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大渡吊橋が見えてきました。さっきの倒木を越えたところのマーキングなしの支尾根を左に進んでしまうと、この左側の斜面に出て、谷間に転げ落ちることになります。ザレた砂はこの辺の尾根の地質なんで、ヒルはこの尾根で堰き止められているのかな。向こう側の野原吊橋側の地質は土質で落ち葉も多いですから、ヒルが入り込んだら繁殖しそうで怖いです。
前の写真の大渡吊橋の手前のザレは、秋にはどなたかが歩きやすく平坦にしてくれていましたが、また上から被って斜めになってますね。最初に歩いた時は完全に斜めでしたからその時よりはマシですが、滑り落ちたら道志渓谷に真っ逆さまです。
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前の写真の大渡吊橋の手前のザレは、秋にはどなたかが歩きやすく平坦にしてくれていましたが、また上から被って斜めになってますね。最初に歩いた時は完全に斜めでしたからその時よりはマシですが、滑り落ちたら道志渓谷に真っ逆さまです。
吊橋を渡って、細い路をしばらく登って行って国道に出ますと、正面に大渡の天然水の水汲み場があります。ここで顔を洗ってスッキリ爽快になって舗装路を野原方面に戻ります。
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吊橋を渡って、細い路をしばらく登って行って国道に出ますと、正面に大渡の天然水の水汲み場があります。ここで顔を洗ってスッキリ爽快になって舗装路を野原方面に戻ります。
野原吊橋駐車場午後3時40分に到着。合計8時間15分ほどの山歩きになりましたが、さすがに大室山は裏丹沢側から登ると距離が短く一気に登る感じになる分ハードですね。でも、大室山のどっしり構えた山容は本当に魅力的で、登山ルートもたくさん選べて楽しい山ですね。
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野原吊橋駐車場午後3時40分に到着。合計8時間15分ほどの山歩きになりましたが、さすがに大室山は裏丹沢側から登ると距離が短く一気に登る感じになる分ハードですね。でも、大室山のどっしり構えた山容は本当に魅力的で、登山ルートもたくさん選べて楽しい山ですね。
これが今回歩いたコースMAP。茅ノ尾根を使うなら、野原吊橋ルートか大渡吊橋の正規ルートがお勧めです。しかし、他の尾根道との様々な組み合わせで周回できるのも魅力ですので、是非一度歩いてみて欲しいルートです。
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これが今回歩いたコースMAP。茅ノ尾根を使うなら、野原吊橋ルートか大渡吊橋の正規ルートがお勧めです。しかし、他の尾根道との様々な組み合わせで周回できるのも魅力ですので、是非一度歩いてみて欲しいルートです。
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