雲上の絶景と優美な高山植物〜乗鞍岳

2018年07月17日(火) [日帰り]

• GPS: 10:29
• 距離: 12.7km
• 登り: 585m
• 下り: 590m

コースタイム

日帰り

• 山行: 0:50
• 休憩: 0:40
• 合計: 1:30

17:59 乗鞍白雲荘
18:19 18:20 魔王園地
18:31 19:10 魔王岳（乗鞍）
19:29 乗鞍白雲荘

日帰り

• 山行: 5:37
• 休憩: 3:11
• 合計: 8:48

4:18 乗鞍白雲荘
4:43 5:06 大黒岳（乗鞍）
5:29 5:32 鶴ヶ池
5:39 6:52 乗鞍白雲荘
6:54 6:54 鶴ヶ池
7:23 7:38 富士見岳（乗鞍）
7:57 7:58 摩利支天分岐
8:10 8:18 肩ノ小屋
8:19 8:19 剣ヶ峰口
9:01 9:02 朝日岳（乗鞍）
9:15 9:19 蚕玉岳
9:34 10:24 乗鞍岳
10:31 10:34 乗鞍岳頂上小屋
11:19 11:25 肩ノ小屋
11:47 11:47 不消ヶ池
12:06 12:07 鶴ヶ池
12:35 12:38 畳平のお花畑
13:06 乗鞍白雲荘

レコは日帰りで登録してますが、実際は7月16日〜17日の2日間です。

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

自家用車は「ほおのき平」にて駐車。
ほおのき平からバスにて畳平。

コース状況／危険箇所等

◇畳平バスターミナル⇔魔王岳
危険個所ありません。ロープが張ってあるため路も明瞭ですが、ロープの外には出ないように。
◇畳平バスターミナル⇔大黒岳
岐阜／長野県境の登山口からのピストン。危険個所ありません。10分ほどで山頂です。
◇畳平バスターミナル⇔富士見岳⇔肩ノ小屋
富士見岳山頂経由の場合でも危険個所ありません。急登箇所もありますが、一瞬です。なお、山頂経由せず巻いていく場合は（一般車両除く）車道です。
肩ノ小屋近くにトイレあります。
◇肩ノ小屋⇔蚕玉岳
朝日岳直下の肩までは砂礫混じりのガレ場です。
ほぼ直登ですが朝日岳直下で若干の九十九折。
ほぼ全線に岩がありますので、路は明瞭なれど足元注意（滑らないように）です。特に下り。しっかりした装備が必要です。
朝日岳から蚕玉岳までは勾配緩やかな稜線歩きです。
◇蚕玉岳⇔剣ケ峰山頂
ガレ場の急登とも言えますが一瞬です。
頂上小屋経由と直接山頂と2回りありますが、どちらも同じようなガレ場ルートです。
なお、山頂は「剣」だけに狭いです。
少し混雑しているだけで休憩場所確保が難しくなります。

写真

7/16 18:13

夕食を済ませてからスタートです。陽が長いって素敵。

7/16 18:00

山小屋のまわりにも花がいっぱい
イワキキョウ

7/16 18:00

ヨツバシオガマ

7/16 18:01

イワツメグサ

7/16 18:08

コマクサ

7/16 18:08

見頃をむかえた可愛い姿

7/16 18:19

数分で最初のピーク。魔王園地2761m。

7/16 18:22

夕陽でダイヤモンド恵比須岳^^;

7/16 18:30

続いてのピークは魔王岳。2764m。

7/16 18:32

さきほど登頂した焼岳が眼下になってしまいました。右奥は槍ヶ岳。壮大なパノラマです。

7/16 18:38

高山植物の女王さま、なんと輝かしいこと。

7/16 18:54

足長〜〜〜

7/16 19:06

夕日に染まる乗鞍の山々
最奥が剣ヶ峰

7/16 19:08

日没です

7/16 19:22

明日の天気も期待できそう

7/16 19:30

今夜お世話になる白雲荘
素敵な山小屋でした

7/17 4:10

2日目の朝です。鶴ヶ池も神秘的。

7/17 4:28

岐阜と長野県境。ここは長野県側のバスルートと大黒岳、富士見岳の登山路、鶴ヶ池へと続く路、剣ヶ峰・摩利支天方面への道路の起点となる要の交差点。

7/17 4:39

大黒岳の台形稜線を山頂に向かいます。

7/17 4:45

大黒岳山頂。2772m。ここでご来光待ちです。

7/17 4:41

雲上に頭を出す槍と穂高連峰。

7/17 4:52

ご来光は残念ながら雲の中から、でした。

7/17 4:54

朝日を浴びる剣ヶ峰が実に美しい。

7/17 4:55

影大黒岳。

7/17 4:57

平日ですが、ご来光のために何人もの方々が訪れていました。では下山します。

7/17 5:22

大黒岳の斜面にもコマクサがいっぱい

7/17 5:27

高山植物の宝庫

7/17 5:28

ヨツバシオガマも群生

7/17 5:29

里見岳と恵比須岳の谷間に見えるは白山ですね。

7/17 5:29

ハクサンイチゲ

7/17 5:31

ウサギギク

7/17 5:32

コマクサに癒される

7/17 5:33

下山後、振り返ると鶴ヶ池の向こうに、ダイヤモンド大黒岳^^;

7/17 5:36

いったん宿泊先の乗鞍白雲荘まで戻ります。

7/17 6:49

朝食後、再び畳平バスターミナルから出発です。

7/17 6:52

まずは正面の富士見岳を目指します。

7/17 6:59

富士見岳登山口から見上げる山頂。

7/17 7:01

コマクサの向こうは南アルプス

7/17 7:05

7/17 7:06

コマクサと塩見岳・悪沢岳。

7/17 7:07

コマクサと八ヶ岳（奥）

7/17 7:10

中央奥にうっすら（左から）根子岳・大スキマ・四阿山。

7/17 7:10

中央奥にうっすら（左から）湯の丸山・篭ノ登・黒斑山・浅間山。

7/17 7:28

富士見岳山頂に到着しました。
2818m。

7/17 7:30

鶴ヶ池も低く見えます。

7/17 7:31

雲海にいくつもの島々

7/17 7:31

焼岳が愛らしい。

7/17 7:34

不消池（きえずがいけ）に落ち込む万年雪。

7/17 7:34

息をのむような美しさ。青がとっても素晴らしい。

7/17 7:45

富士見岳を下りて振り返ります。なかなか素敵な容姿です。

7/17 7:48

7/17 7:50

コマクサの大群落

7/17 7:51

こちらはミヤマダイコンソウ

7/17 7:53

7/17 8:05

正面の剣ヶ峰を目指します。本日のメインイベント。
この下の大雪渓は夏スキーのメッカ

7/17 8:03

ハイマツの実

7/17 8:09

肩ノ小屋。

7/17 8:19

乗鞍山頂は「あそこだ！」

7/17 8:20

剣ヶ峰口（肩ノ小屋の裏手）からガレ場になります。さぁ上るぞー♪

7/17 9:09

朝日岳下の稜線に立つと権現池が見えてきます。こちらも美しい青。

7/17 9:11

大きなガレ場を進みます

7/17 9:15

ひとつピークを踏みます。蚕玉岳（こだまだけ）山頂。2980m。

7/17 9:31

山頂は空の中。

7/17 9:35

とうちゃこー！とっても思い出深い山、乗鞍岳の主峰。でも剣ヶ峰山頂は初めて。

7/17 9:35

一等三角点にピースタッチ。ありがとう。

7/17 9:36

目の前には御嶽山。

7/17 9:39

剣ヶ峰の南西、大日岳と屏風岳。

7/17 9:39

歩いてきた蚕玉岳。その向こうは朝日岳。

7/17 9:39

いっぱい写ってます。手前から摩利支天や（右）富士見岳や大黒岳。右上近くに焼岳。最奥は左から北ノ俣岳、黒部五郎、薬師岳とその前に笠ヶ岳、奥大日岳、小さく剣と立山。。。

7/17 10:34

槍ヶ岳ズーム。左に進むと、小さく白馬、針ノ木、旭岳。手前に戻ると野口五郎岳。中央手前は愛しき焼岳。

7/17 9:40

中央奥に槍ヶ岳。その右には西穂、奥穂、前穂。さらに右に大天井、横通、常念、蝶。

7/17 10:36

荒々しい一面もあります。

7/17 10:10

さぁ、下山します。

7/17 10:42

青空と白い山肌のコントラスト。

イワカガミ 終盤です

アオノツガザクラ

7/17 11:52

なんと、通行止め。ここからお花畑へ行きたかった。

7/17 12:04

鶴ヶ池経由でお花畑へ
足元には花・花・花

7/17 12:10

イワキキョウもあちこちに

7/17 12:13

楽しみにしていたお花畑突入です(^^)ノ

7/17 12:12

ハクサンイチゲ
ほぼ終盤でしたが、ここだけは綺麗に咲いています

ミヤマキンポウゲ

艶々してます

7/17 12:16

クロユリ

7/17 12:21

楽しみにしてました

7/17 12:31

恵比須岳とお花畑。

7/17 12:37

シラネニンジン

7/17 12:35

お花畑の終点。

チングルマ

可愛い花、まだ穂になっていません

ミヤマキンバイ

7/17 12:55

クロユリの会話が聞こえそう

7/17 12:56

シナノオトギリ

ミツバオウレン

7/17 12:58

ハクサンイチゲ

7/17 13:00

コバイケイソウ

おまけ・・20年前に息子たちと一緒に

拙いレコ、最後までご覧いただきありがとうございました。

撮影機器：

EOS Kiss X7i CANON

サイバーショット DSC-RX100M6 SONY

感想

TAKEGAKU

乗鞍岳。
その昔は畳平までマイカーで来れましたが、今はマイカー規制。
「郷に従え」でバス利用させていただきましたが、自動車で畳平2700mまで上がることには変わりありません。
いくつもの峰が連なる乗鞍岳を巡るには、畳平は重要な起点になりますね。
起点が2700mもありますから、周辺の山に上るのに時間がかかりません。
10分くらいだったり、とか。
そしてピークに上がると、畳平を背にして広大なパノラマを拝することができるんです（みなさん、既知のことと思いますが敢えて）。
剣ヶ峰はさすがに簡単にはいきませんが、その山頂では日本の屋根に立ったような気分になります。
周りの乗鞍の山々は屋根の下の2階部分だったり1階だったり（笑）。
今回、乗鞍で感動を得たのはこの2階や1階でした。
歩くと足元には高山植物や数々の池と万年雪。目の高さにイワヒバリが飛んでいて、見上げると緑や岩を湛えた厳かな山々。
「乗鞍」という小宇宙を散歩しているようでした。
広大な大自然に感謝です。

KAZU10106

乗鞍岳　思い出のたくさんある山です。
昔はマイカーで畳平まで行くことができたので、絶好のドライブコースでした。
年月がたち、今はしみじみ乗鞍岳を味わうことができます。
日帰りではもったいないと山小屋に1泊しました。
夕日に染まる山々、手が届きそうな星空、山頂から見る御来光
足元には可憐な高山植物
何ものにも代え難い2日間になりました。