至仏山
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- GPS
- --:--
- 距離
- 10.3km
- 登り
- 856m
- 下り
- 839m
コースタイム
天候 | はれ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
岩場の蛇紋岩が滑ります。 |
その他周辺情報 | 日本ロマンチック街道沿いにある尾瀬市場には無料の足湯があります。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
昼ご飯
行動食
食器
地図(地形図)
ヘッドランプ
日焼け止め
ロールペーパー
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
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感想
少しでも涼しい山へと尾瀬を選びましたが、尾瀬の夏も暑かったです。
戸倉駐車場からバスで鳩待峠へ。以前は鳩待山荘前までバスが入っていたように記憶していましたが、今日は手前の駐車場で下ろされました。
駐車場から見上げると、これから向かう至仏山と小至仏山の稜線がきれいに見えています。
こうみると、近く感じてしまいます。
さて久しぶりの尾瀬、鳩待峠の雰囲気になつかしさを感じながら、身支度を整えます。
まずは山ノ鼻まで整備された木道を下ります。
木陰で涼しく、時々聞こえる沢のおともよい雰囲気。テンポよく下っていくとあっというまに山ノ鼻に到着しました。
広がる尾瀬ヶ原を見ながら、一端休憩してこれからの登りに備えます。
アミノバイタルゼリーを飲み込み、登山届を記入します。
書きながら先月苗場山でのリタイアの嫌な思い出が頭を掠めました。今日はなんとか無事に山頂へたどり着けますようにと、心の中で呟きました。
快晴の青空にきれいなみどりの稜線が浮かぶ至仏山を見ながら、木道を進みます。
そしていよいよ登山口へ、気合いを入れなおしました。「登り専用」と書かれた看板に、もう引き返せないんだ、と言い聞かせます。
進みはじめると樹林帯は蒸し暑く、急な階段に岩ゴロの急坂が続く嫌な登り。
早くもバテそうな気配だったので、途中途中で休憩をいれて体力を温存しながら、ゆっくり上ります。
一呼吸置いていると、後ろから二人組に追い付かれました。「暑くてバテますね」と、口に出して言ってみると少し気が紛れるようでした。
しかも「大丈夫だよ、もしバテてもここはすぐにヘリが助けてくれるから」と、折れそうな心を救う言葉をかけてくれました。
確かに今日はヘリの往来が激しく、ホバリングの音がよく聞こえてきています。
もちろんお世話になるわけにはいきませんので、自分のペースで再び登りにかかります。
しばらくいくと「森林限界」の看板があり、ひと登りで視界が開けました。
振り返るとすばらしい大展望\(^^)/
尾瀬ヶ原、燧ヶ岳、それを取り囲む山々!
晴天にも恵まれて、最高の景色を見ることができました。一瞬、ここまでの辛さを忘れるほどでした。
写真撮影をしながら、またもや休憩。
樹林帯を抜けたからか、吹く風が涼しさを運んできます。
元気が出たところで再び登り始めます。道は噂の蛇紋岩が続いていきます。
乾いていても滑らないように気をつけながら登りました。
太陽がジリジリと照らしつけ暑さでバテそうになったので、冷やしてきたキュウリの糠漬けを食べて塩分補給。
今日の登りは本当に休み休みで進んでいますが、それでなければバテそうでした。
蛇紋岩の登りが終わると、稜線をいく階段が現れます。所々壊れていて危なく、ここも慎重に進みます。
ただ斜度が緩み、尾根に吹く風が涼しかったので登りやすく感じて、足の運びが軽くなりました。
近そうに見える山頂は意外に遠く、延々と階段を登ります。そして人の声が聞こえてきたところで、なんとか山頂へ到着しました!
360度の見晴らしを、山頂らしい涼しい風を全身に浴びながら楽しみます。
暑さで食欲が落ちてしまったので、とりあえずおにぎりを一つだけ無理やり食べて、次なる小至仏山へ。
小至仏山への稜線歩きは、歩きづらい岩場もありながら、絶景を前後左右に見ながらのすばらしいコースでした。
下から吹き上がる風も冷たく、熱を持った体を冷ますかのようで気持ちよかったです。
風に耐えながら、様々なお花が咲いているのもまた、自然のすばらしさを感じることができました。
それほどきつくない登り返しで小至仏山山頂に到着し、至仏山と燧ヶ岳の絶景を目に焼き付けます。いつか燧ヶ岳にも登ってみたいと、強く思いました。
これから下る鳩待峠はとても遠くにかんじましたが、目標を定めたところでいざ下山開始。
所々木道が整備された歩きやすい道です。
ただ、下るにつれて暑さが。。すでにここまでで疲れている体を容赦なく襲います。
ペースが上がらないまま、ゆっくりのんびり下っていきます。
やがて樹林帯へと入り、オヤマ沢田代を過ぎた所に、オヤマ沢がありました。
飲用には適さないとありましたが、手をひたしてみるとひんやり冷たくて生き返りました。
ついでにハンカチを濡らして首もとに当てながら、またゆっくりと下山。
道はなだらかで歩きやすいので、最後は暑さとの戦いでした。
やっとの思いで木々の隙間から山荘が見え、なんとか戻ってくることができました。
次のバスまで 30分あるので、まずは自販機で冷たいお茶を買い一気に飲みます。体に染み渡りました。
アイスも気になったのですが、ほんとに食欲がなかったのでそのままバス停へ。
4人集まったので乗り合いバスで、駐車場まで向かいます。
荷物をおいて体を休めると、疲れがどっと襲ってきて、夏の登山は試練だとつくづく思い知らされました。
帰りの運転は本日の山行にまけないくらいゆっくりマイペースで下道を行き、足湯やらコンビニアイスやらに寄り道しながら元気を取り戻しつつ帰宅。
長かった一日でしたが、さらに尾瀬が好きになるいい山行になりました!
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