北横岳-三ツ岳-雨池山( 予想外のロクスノ )
- GPS
- 06:00
- 距離
- 8.4km
- 登り
- 356m
- 下り
- 826m
コースタイム
天候 | 晴れ後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
山頂駅〜北横岳はスノーハイキングコース。危険箇所はないが、山頂は風が冷たく、寒い。 三ツ岳周辺は岩雪地帯。岩に中途半端に雪が付いている状態。 また、雪によって穴が隠されており、場所によっては落ちたら自力では登れない可能性あり。トレースがないときは近寄りたくない。 雨池山周辺は普通の雪道。あまり踏み固められておらず、ふかふかの雪が楽しめる。 |
写真
感想
三が日最後の日は、雪山ハイキングがしたいとの事で北横岳に行ってきました。
佐久南IC経由で雪道を走り、7時半にピラタスロープウェイ山麓駅に到着。
軽く仮眠を取り、8時前に起床。
トイレを済まし、準備。
今回はスノーシューハイキングを計画していたが、山を見ると、雪が少なそう。
そのため、スノーシューは止め、12本アイゼンで攻めることにする。
連れはそれでもスノーシューと12本アイゼンを持ってロープウェイへ。
私はストックのバケットを大きなものに変更し、ハードシェル上下を着込み、出発。
それでも8時半過ぎ。
ロープウェイが動くまで30分弱。
まだ4,5人しか並んでいない。
連れが一番前に並んでおり、チケットを受け取って後ろへ並ぶはずだったが、近くの人のご好意により、前に入れてもらうことに。
ロープウェイが動くまで、そこら辺の人と登山談義を楽しんだ。
9時ごろにロープウエイに乗り込み、山麓駅を出発。
5分ほどで山頂駅に到着。
やはり雪は少なそう。
私は12本アイゼンを履く。
連れはそれでもアイゼンではなく、スノーシューを履く。
そして出発。
天気は曇っており、当初は山頂が見えなかったが、次第に晴れてきた。
しかし、太陽に雲が時折掛かり、曇りも多々ある。
坪庭付近は岩が露出しており、雪の少なさを物語っている。
ここから北横岳まで緩やかな坂をジグザグに上っていく。
気温は-8℃と低いが、歩いていると暑くなり、体から蒸気が上がり、サングラス、メガネを曇らせる。
ハードシェルの脇下のベンチレータを開けようとするが、中々開けられない。
片方は開けられたが、もう片方があけられず、いらいらしてくる。
もうこのまま進むと決めて、進むも片方が寒く、片方が暑いと言う変な感じに気持ち悪くなり始めたため、連れにお願いして開けてもらう。
そうしたら、気持ち悪さもなくなり、快適な歩行ができるようになった。
しかし、今度はメガネの曇りが取れない、
何故かゆがんで見える。
めがね、サングラスを外してみてみると、凍ってる。
手袋でごしごしし、氷を除去すると、視界もすっきり。
やはり、雪山で汗をかくのは致命的である。
反省反省。
そして、汗をかかないようにゆる〜りと歩いていくと、北横岳ヒュッテに到着。
連れはスノーシューを12本に交換。
まあこの積雪量ではスノーシューは意味ないだろうし。
横でゆったりしながら待つ。
そして、交換を確認したら出発。
空は青空時々曇り。
まあまあの天気。
展望期待。
ここから山頂までは樹林帯。
15分ほど歩くと、南峰に到着。
展望良好。
蓼科は良く見える。
八ヶ岳はかなり曇っているのが見える。
そして、周りの景色は茶色が多く、雪がまだぜんぜん積もっていないことが分かる。
やはり時期が早かった。
そして、直ぐに北峰を目指す。
5分ほどで到着。
北峰からは蓼科の全容が見える。
積雪期の蓼科に登ってみたいものです。
ここで記念撮影し、軽く小休止。
しかし、寒いのでさっさと北横岳ヒュッテまで戻る。
北横岳ヒュッテで会った人がこれから三ツ岳に行くとの事。
我々は下山してから縞枯山に行くつもりであったが、三ツ岳も興味はあった。
なので、取り合えず行ってみる事にする。
駄目なら引き返せばよいし。
この時点で三ツ岳があんな場所だとは思わなかったが・・・。
北横岳ヒュッテを後にし、三ツ岳と下山路の分岐まで戻り、三ツ岳に進む。
看板には岩場の警告。
身を引き締めて進む。
しかし、その先にあったのはあまり踏み固められていない雪道。
モフモフした雪にテンション上がる。
途中まで進むと、三ツ岳の方から人が下山してくる。
1グループ目はストックに軽アイゼンの二人組み。
話を聞いてみると、鎖はあるが平気とのこと。
そんなに危険ではないかなと楽観。
2グループ目は12本にピッケル装備。
話を聞いてみると、雪が中途半端で道の状態はかなり悪いとのこと。
危険と警告され、かなり不安になってくる。
三ツ岳手前で連れのアイゼンが外れかけていることに気付く。
適当な箇所でアイゼンを付け直す。
私は念のため、ストックを仕舞い、ピッケルに持つ。
そして、出発。
三ツ岳山頂直下の鎖場。
ここで先ほどヒュッテでお会いした二人組みが追いついてくる。
先に行ってもらい、我々は後から攻める。
鎖場なので連れのストックの1本をザックにしまい、1本ストックにする。
私は殿で攻める。
雪の付いた鎖場は結構怖かったが、何とか抜け、山頂に到着。
二人組みはここで小休止するとの事で、我々は先に進む。
ここからが怖かった。
岩場の稜線。
岩と岩の間の穴に雪がのり、穴が分からない状態。
穴は深い。
そこで私が先行し、ルートを確認し、連れに足の置き場や何処が安全かを指示しながら進んでいく。
途中からトレースと正常ルートが違うように見えた。
先ほどのグループからもトレースが正常ルートから外れていて悪かったとの情報を得ていたので、正常ルートを進んでみる。
悪くはなさそうだが、トレースがないため穴が分からない。
安全そうな岩、雪をピッケルなどで確認しながら進み、それを連れに教える。
そして、トレースに再び合流。
この時点で緊張で疲労していたため、小休止を取る。
正直怖い。
岩雪ルートでは入門以下かもしれないが、やはり初めてのことは怖い。
しかし、同時に楽しさも覚える。
時折、掛かりの良さそうな岩にピッケルのアックスを引っ掛けたりしながら、進むのは無性に楽しい。
しかし、楽しい楽しいと思っていると、危険なので、集中力を高めながら、出発。
ここから先はそんなに悪くはなかった。
鎖が再び出てきたが、危険はなく、無事通過。
後はほとんど普通の雪道で急降下。
そして、雨池山との鞍部に到着。
ここから雨池山まで登り。
それ程急坂でもなく、危険はないが、先ほどまでの緊張で疲労感が出ており、一寸疲れ気味。
それでも何とかピークまで到着。
ここから雨池峠まで下り。
展望は良い。
縞枯山を眺めながら、下山。
そして、折りきった時点で昼食。
緊張で空腹感はなかったが、雨池山あたりで空腹感が半端なくなっていた。
昼食を取っていると、先ほどの二人組みも下山。
軽く雑談をした後、山頂駅に向かっていった。
我々もすでに縞枯山に登る気はなくなっていたので、昼食後、ロープウェイ駅を目指す。
但し、今回はロープウェイではなく、徒歩で下る予定。
駅に到着後、標識に示されている通りに進み、下山路に入る。
後は一気に下り、山麓駅に到着。
帰路に着いた。
ferminさん
あけまして、おめでとうございます。
今年もよろしくです〜
今年は雪が少ないらしいですが、写真を見る限り景色はいいですね。
ああ、行きたいなあ…
kanemaru
kanemaruさん
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
雪があるように見えますが、全体的に薄いです。
そのため、当初予定していたスノーシューハイキングが出来なかったわけで・・・
まあそれが原因で三ツ岳に攻め込み、入門用ロクスノを楽しめたのだから良しと考えています
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