八ヶ岳で雪山テント泊(天狗岳)
- GPS
- 56:00
- 距離
- 12.5km
- 登り
- 995m
- 下り
- 996m
コースタイム
1/9 6:55黒百合ヒュッテ-8:03東天狗岳-8:25西天狗岳-9:27黒百合ヒュッテ11:20-13:16渋の湯
天候 | 1/8快晴 1/9曇り風強め |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
茅野より渋の湯行きバス 片道1100円(往復で購入すると1900円でお得) 復路も同じ |
コース状況/ 危険箇所等 |
【渋の湯〜高見石】 アイゼン無しで問題なしでした。 賽の河原は岩と岩の間の隙間に足を突っ込まないよう注意です。 【高見石〜黒百合ヒュッテ】 中山からの下りが少し急で滑りそうでした。 ここで初めてアイゼン付けました。 【黒百合平〜天狗】 アイゼン未装着で出発したのですが、中山峠を過ぎてまもなく付けることに。 急なところは踏み跡が固くなって滑りやすく、あったほうが安心でした。 稜線東側が雪尻ぽくなってきていたので、視界不良時は東寄りに行き過ぎないよう注意です。 【黒百合〜渋の湯】 岩のごろごろしたところは、ほとんど雪で埋まっていたので歩きやすかったです。 登りの人もアイゼン有りと無しの人で半々くらいでした。 |
予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
感想
今年の初登りは八ヶ岳!
初めて冬の八ヶ岳を経験することになりました。
場所は、交通の便やコースタイム、自分の力量を考慮して、東天狗岳を目指すことに。
1日目、高速バスで昼過ぎに茅野駅に到着。
せっかくなので、Omaeさんの希望により八ヶ岳博物館へ。
なかなか面白い展示内容でした。
時間のある方はぜひ寄ってみてください。
4階展望室からの眺めもよかったです。
2日目、7時発の渋の湯行きのバスは乗客は8名ほど??
大きなザックでもゆったり座れました。
この日は快晴。
バスからも南八ツの稜線が輝いて見えます。気分はわくわく。
渋の湯に到着。駐車場はいっぱいに見えました。
さすが3連休、すごい人だ〜。
まっすぐに黒百合へ行ってもすぐに到着してしまう。
かといって天狗岳を往復すると、ちょっと遅くなりそう。
というわけで、高見石小屋を経由して歩くことに。
これが大正解!
あんなにたくさんの人がいたのに、高見石へは人が少なく、
のんびり静かな雪山を堪能することができました。
賽の河原も独特の雰囲気で面白いです。
ただ、岩場なので1歩1歩が大きくなりがち。
最近歩荷トレもせず運動もサボり気味の私は、体が持ち上がらずにひーひー言います。
Omaeさんには山行後に「あれはちょっとね、、」といわれて反省。
高見石小屋からは、半年前にOmaeさんと縦走した思い出の道へ合流。
同じ道なのに、季節、状況が違うとこんなにも違うものかと感動しました。
半年前のこの道、私たちは遠雷にビビリまくり、樹林帯が途切れる中山山頂は超ハイペースでスルー。
それがこの日はどうでしょう!この展望!!青空!!
御岳から北アルプスまでドドーんです。
明日登る天狗岳も綺麗に見えます。天気が心配ですが、登れますように!!
さてさて、景色を堪能した後は黒百合ヒュッテまでひょひょいと降ります。
の、つもりが、
ここまでアイゼンを付けてなかったのですが、すってんころりん転びました。
実は腰痛持ちの私。
これ以上何か衝撃があってはと、あとちょっとの距離ですがアイゼンを付けることに。
無事にテント場に到着です。
夕食はチーズ鍋!!
まともに食事を作ったのは、これが初めてではないかな??
ホットワインやら、ブランデー入りミルクティやらを作ってくれるので、
ぽかぽかで眠ることができました。
ちなみに私がOmaeさんのぬくぬく寝袋を借りて、Omaeさんはかわいそうに、私の3シーズン寝袋を使っていました。
寒くてあまり寝られなかったようです。
(耐寒訓練?だそうで、本人の申し出があったのです。念のため)
3日目、朝から黒百合平でも風が強め。
4時半起床。
とりあえず大阪で買っておいたうどんやのしょうが湯をすすります。
昨日の鍋の食べすぎで、ちょっと胃痛。
そんなこんなで予定時間をオーバーして(いつものこと・・汗)出発です。
今日のルートは大きな岩がごろごろしている夏の印象があり、
雪の付き方によってはアイゼン無しのほうがいいかなと(慣れていないので)、とりあえず無しで出発。
みんなアイゼン付けてるな〜と横目で見てはいたのですが・・・・
中山峠を過ぎて、岩の周りも雪が結構多いので「やっぱり付けとく」と意見修正。
寒い中、立ち止まらせてごめんなさい。
樹林帯を抜けると風が冷たくて顔が痛い。
昨日とは全然違う雰囲気、まるで天国と地獄です。
ただ、身の危険を感じるほどの寒さや風の強さではなく、なんとか凌ぎながら歩き続けることができました。
そもそも高所の冬山はこれが初めてです。
これくらいなら平気とか、怖いとか、
体で感じて経験を積んでいくのも大事なのかなと思いました。
それを思えば、この日は快晴無風の登山でなくてよかったのかもしれません。
強風の中、なんとか東天狗岳に到着。
東天狗には、これが3度目の登頂となります。
時間的にも余裕があったので、そのまま西天狗へ。
西は初登頂です。
風もゆるいので、ちょっとお茶を飲んで休憩してから下山します。
帰ってきたときには眉毛もまつげもパリパリに凍っていました。
「ばあさん、ばあさん」とOmaeさんが言うので、何かと思ったら髪の毛も真っ白く凍っていました。
テントを撤収して、渋の湯へ下山します。
黒百合〜渋の湯のシラビソ、トウヒの樹林帯もまた美しく、
八ヶ岳がますます好きになりました。
渋の湯が近づくと、硫黄のにおいがしてきました。
あぁ、もう降りてしまう、山が終わってしまう・・・、
名残惜しくて仕方がありません。
でも帰らないわけには行かないしね。
また何度も来ることになるでしょう。
八ヶ岳、魅力的すぎて困っちゃいますね。
padmaさん Omaeさん こんにちは
半年前とはまるっと景色が違うこれまた
素晴らしい八ヶ岳ですね
八ヶ岳博物館、知らなかったです
こんど行ってみます!
ところで…
我々の山友達のtamaoさんが急遽
転勤で東京から大阪に2月に引越します…
もし機会があれば一緒に関西の山に登ってあげて下さい
では本年もよろしくお願い申し上げます。
冬の八ヶ岳でテン泊・・・
私にとって究極の憧れの世界ではありますが・・・写真を食い入るようににらみながら、感想を一言ももらさず読みながら、自分がそこにいる想像がまだできません
もう少しステージを上げて八ヶ岳の舞台に立てるように修行を積みますよ
テントの中の夕食と朝食・・・うまそうでした
to4さん、こんばんは
同じ道を季節を変えて歩くのもいいものですね。
何度も行くにはちょっとお金と時間が大変なのですが、
毎回毎回素敵な表情を見せてくれる八ヶ岳が大好きです。
tamaoさん、大阪にいらっしゃるのですね!!
いつも楽しい記録を拝見してますよ〜。
ゆるゆる登山でよろしければ、ぜひご一緒したいですね〜
monsieurさん、こんばんは!
行きしなの高速バスで、霊仙のそばを通ったとき、ちょうどmonsieurさんの記録を思い出して話してたんですよ〜。
私たちが今回行ったルートなら、積雪期のトレースのない比良山のほうがずっと難しいと思いますよ〜
ただ、私の場合はOmaeさんのサポート無しではちょっと難しかったですが・・・
夕食、なぜかいつもレトルトカレーになるのですが、
今回は割りとまともに作りました!!
うまそうとのコメント、うれしいです
to4さん、どうも
八ヶ岳博物館は駐車場もあり、茅野から1時間2本くらいバスも出ています。
八ヶ岳付近の文化に触れたくれます、暇つぶしには良いかと。
関東から関西に来られる方いるのですね。
関西は百名山も高峰も少なく地味な感じですが、マニアックな山を楽しめると思います。
monsieurさん、どうも
monsieurさんのヤマレコからすると、八ヶ岳充分楽しんで歩けるかと思います。
ただ、テント泊となると八ヶ岳は寒いです。
寒さを楽しめるなら是非!
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