朝日連峰「小屋ブロッケンで大はしゃぎ」針生平〜大朝日岳〜竜門小屋(泊)〜祝瓶山

2018年10月13日(土) 〜 2018年10月14日(日)

• GPS: 33:19
• 距離: 37.5km
• 登り: 3,570m
• 下り: 3,557m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:50
• 休憩: 0:59
• 合計: 8:49

5:28 大石橋
5:34 5:34 大石沢小屋
5:51 5:54 荒川吊橋
6:17 6:23 角樽小屋
6:57 7:00 大玉沢出合
7:58 7:58 蛇引清水
8:51 8:52 分岐
9:06 9:25 北大玉山
9:52 9:52 平岩山南西尾根水場
10:19 10:21 平岩山
11:30 11:41 大朝日岳
11:50 11:55 大朝日岳山頂避難小屋（大朝日小屋）
12:17 12:17 中岳
13:08 13:17 西朝日岳
14:04 14:04 竜門山
14:17 竜門山避難小屋

2日目

• 山行: 9:56
• 休憩: 1:16
• 合計: 11:12

3:30 竜門山避難小屋
3:49 3:49 竜門山
4:37 4:38 西朝日岳
5:31 5:32 中岳
5:55 6:04 大朝日岳山頂避難小屋（大朝日小屋）
6:15 6:18 大朝日岳
7:11 7:18 平岩山
7:37 7:38 平岩山南西尾根水場
8:05 8:05 北大玉山
9:09 9:20 大玉山
10:05 10:06 赤鼻水場
10:14 10:31 赤鼻
11:49 11:51 分岐
12:01 12:13 祝瓶山
12:22 12:32 分岐
12:50 12:51 一の塔
13:58 13:58 鈴出の水
14:35 14:35 大石沢小屋
14:40 14:40 大石橋
14:42 ゴール地点

天候

10/13(土) くもり時々晴れ
10/14(日) くもり時々晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

小国町内より県道261号で五味沢集落を通り針生平(はんなりだいら）へ
道路は砂防ダムまで舗装路、その先は舗装路と砂利道が混じる林道。特にぬかるみもなく走行しやすいが、車道幅が狭いので対向車が来た場合は所々にあるすれ違いスペースを利用しましょう。
針生平の駐車場は駐車台数7〜8台程度
少し手前にも駐車スペースあり

コース状況／危険箇所等

■針生平〜大玉川出合
大石橋の吊橋の他に3つの吊橋がある
一本丸太の吊橋は橋の幅よりも狭い、丸太はフラットではなく丸いまま、真っ直ぐに足を置くと滑りそうなので足を横向きに置いて進んだ、結構揺れる

■大玉川出合〜北大玉山
稜線までは約820mの登り、登り始めが傾斜がキツイ
時折り木々の間から袖朝日が見える

■北大玉山〜平岩山〜大朝日岳
稜線は特に危険個所はなし、ちょうど紅葉の見頃でした

■大朝日岳〜中岳〜西朝日岳〜竜門山〜竜門小屋
メインの縦走路、危険個所はない

■北大玉山〜大玉山〜祝瓶山
北大玉山から先はあまり人が入らないコースのようで登山道は草が生い茂っている
とは言っても踏み跡はしっかりしている。トラバース気味に歩くので足が疲れる。
大玉山への登り山頂直下が急登になる、木々を掴かまないと登れないほど。
アップダウンが激しく体力が少々必要になる。

■祝瓶山〜鈴振尾根〜針生平
一の塔から817P付近まで急坂が続く、約400mの急下降

▼竜門避難小屋
宿泊協力金：1500円
水場は小屋の目の前
※尚、竜門小屋は10/14で小屋閉め、管理人さんもいなくなり冬季避難小屋状態になります。

写真

10/13 5:22

今年まだ行けていない大朝日岳
未踏コースも踏破しようとやって来たのは針生平

10/13 5:26

大石橋を渡って出発

10/13 5:42

祝瓶山との分岐
ここから先が未踏になる
さて、どんなコースなのか楽しみ

10/13 5:48

一つ目の吊橋

10/13 6:04

ブナ林の森
まだ平坦で歩きやすい

10/13 6:05

ナメコ
季節の恵み

10/13 6:15

2つ目の吊橋は…
これが噂の一本丸太の吊橋か！
足の幅より狭い丸太、めちゃくちゃ揺れる

10/13 6:21

角樽小屋
中は確認しなかったが雨風凌げればって感じ？

10/13 6:54

3つ目の吊橋
大玉沢出合

10/13 7:06

いよいよ本格的に急登が始まる
稜線まで約820mの登り

10/13 7:11

西朝日岳への尾根
写真はどのピークを撮ったものだったか
桧岩屋山だろうか

10/13 7:19

急登で旅のお供をGET！
manimani は 木の棒 を装備した

10/13 7:55

祝瓶山
明日登る予定だけど、晴れてくれないかな

10/13 7:58

蛇引清水
水場は確認しなかったが
尾根から3分下るらしい

10/13 7:58

落葉の登山道

10/13 8:21

ふぅ、やっと傾斜が緩み景色も開けた
中央のピークは袖朝日岳
だと思う

10/13 8:21

西朝日のピークはガスの中かな？

10/13 8:22

北大玉山までまだ結構ありそうだ

10/13 8:29

標高1200〜1300mのラインが紅葉の見頃

10/13 8:29

紅葉の中を登ってきていたのね

10/13 8:30

この辺が丁度見頃

10/13 8:30

鮮やか

10/13 8:41

主稜線の紅葉はもう見頃を終えたが
まだ十分に堪能できる

10/13 8:41

大玉山

10/13 8:49

分岐に到着
休憩したかったけど北大玉山まで頑張ろう

10/13 8:53

北大玉山への登り
稜線に出ればこっちのものだ

10/13 8:58

袖朝日の沢
毛無沢になるんだろうか、未だ雪渓が残る
もう今年は溶けそうにないでしょう

10/13 8:59

祝瓶山へ続く稜線
紅葉の盛りだ

10/13 9:04

北大玉山(1469m)
特に標識はないようだ
ここで小休止

10/13 9:36

北大玉山を振り返る

10/13 9:49

平岩清水
ここも稜線から下った所にあるらしい
確認はせず

10/13 10:06

大朝日岳のピークのガスが中々取れてくれない

10/13 10:16

平岩山(1609m)分岐に到着

10/13 10:17

ホントのピークは少し歩いた所にあった

10/13 10:18

御影森山へ続く尾根
ここもいずれ歩かなくては

10/13 10:18

祝瓶山への稜線
アップダウンが激しそうだ

10/13 10:32

あそこがピークかな？
と思うが奥にみえちゃった・・・

10/13 10:50

後から物凄いスピードで追いつき抜いていった方
朝日鉱泉から御影森経由できたとか

10/13 11:10

山頂に大勢の人影が見える
あともう一登り

10/13 11:27

大朝日岳(1870.8m)
今年初めての大朝日の頂
ガスで何も見えず！

10/13 11:41

とりあえず小屋行きましょ

10/13 11:46

朝日の主稜線が伸びる

10/13 11:48

大朝日避難小屋
ここに泊まっても良かったのだけど
この時期の大朝日小屋は激混みで溢れてテントまで張ることになるほど、それはできれば避けたい、時間もまだあるので竜門小屋まで足を延ばそう

10/13 12:00

主稜線を進む、中岳はピークは通らず巻く感じ

10/13 12:01

金玉水付近
また水場は寄らなかったけど、ここは多分出ている

10/13 12:17

黄金の草原を進む

10/13 12:43

この時期にまだハクサンイチゲ？
もう秋なんですけど…

10/13 13:06

西朝日岳
本当のピークは少し先にあるのだが、登山道はない

10/13 14:02

竜門山
気づかず通り過ぎてしまうほど何にもない
” 竜門小屋 ”って立派な小屋があるのにピークは何もない。
看板でも立ててもいいんじゃないですかねぇ？

10/13 14:04

日暮沢分岐
春に日暮沢から歩いたので、今年も朝日の主稜線は踏破できたかな

10/13 14:12

クワガタめっけ！
寒さでもう動きもゆったり、明日まで生き延びれるだろうか。

10/13 14:15

本日の宿の竜門小屋に到着
中に入ると明日小屋閉めの予定で丁度西川山岳会が宴会が行われていた。まだ日が高いのにえらい盛り上がりだ。
この日は約30人の宿泊だったかな？

10/13 15:06

日本海が光り輝く

10/13 15:07

小屋前すぐにある水場

10/13 15:24

昼飯と言う名の晩飯
ツナマヨパスタに蒙古タンメン+おにぎり

10/13 16:27

夕暮れを鑑賞しようと外に出る
そこでふと直感が閃いた
『あれ、この太陽の角度と雲のかかり具合、もしかしてブロッケン現象でるんじゃないか？』
太陽の反対側を見てみると―――

10/13 16:30

ブロッケン本当に出てた！

10/13 16:32

良く見ると竜門小屋が投影されている

10/13 16:34

こっちの方がくっきりしてるかな

10/13 16:42

小屋で宴会をしていた面々も集まりだした
皆さん酔っているのか大はしゃぎ
そして起こるバンザイコール
バンザーイ！バンザーイ！バンザーイ！
え、なにこれ？(笑)
はしゃぎ過ぎて2名ほど草むらに転がり落ちたのには笑ってしまった。

10/13 16:44

自分と竜門小屋のブロッケン

10/13 16:45

ブロッケンもいいけど夕日も見なきゃ

10/13 16:47

ブロッケンは続く
写真撮影や手を振って楽しむ人

10/13 16:58

夕焼けに染まる山肌

10/13 17:00

太陽が沈むまで観賞は続いた

10/13 17:04

下町ロケットで見た！

10/14 2:53

おはようざございます
ぎゅうぎゅう詰めで寝返りを打つのも大変、あまり良く寝れませんでした^~^
竜門山とオリオン座とシリウス

10/14 2:55

以東岳方面
天の川がうっすら見える

10/14 3:41

寝ている皆さんを起こさないように静かに出発
朝ご飯はうるさくなるので遠慮しときました

10/14 4:35

まだ真っ暗なのでサクサク進みましょう

10/14 5:05

ようやく明るくなってきた

10/14 5:21

西朝日岳

10/14 5:25

昨日は見えなかった月山も今日は見える

10/14 5:25

隣の葉山

10/14 5:30

中岳から見る大朝日岳
見事な三角形

10/14 5:46

タカネマツムシソウ
まだ咲いているのか

10/14 5:56

大朝日小屋で小休止

10/14 5:56

さっき歩いて来た、中岳と西朝日

10/14 5:56

月山、雲海の上に鳥海山の頭だけが見える

10/14 6:13

大朝日岳山頂
今日は以東岳まではっきり見える

10/14 6:15

袖朝日方面

10/14 6:15

これから歩く稜線
一番奥に今日のラスボス、祝瓶山が待ち受ける

10/14 6:42

右から中岳〜西朝日岳

10/14 6:42

袖朝日
朝日連峰には朝日が付く山が4つある

10/14 6:42

大朝日のピークではないよ！

10/14 7:09

平岩山の分岐

10/14 7:09

大朝日岳を振り返る

10/14 7:17

待ち受ける3つのピーク

10/14 7:19

お、磐梯山もうっすうら見えたぞ

10/14 7:19

手前から北大玉山〜大玉山〜祝瓶山
奥には飯豊連峰が連なる

10/14 8:04

北大玉山より
祝瓶山の雲は取れたようだ

10/14 8:07

日が射すと紅葉は映える

10/14 8:14

大玉山との分岐
ここから大玉山へと進む

10/14 8:22

人があまり歩かないコースのためかコースは少し草が生い茂る
それとトラバース気味に歩くので足が痛い…
でも景色は最高です

10/14 8:26

北大玉山はちょうど紅葉のピークのようだ

10/14 10:07

木地山ダム
ダムから先は現在通行止めだったような

10/14 10:07

祝瓶山が良く見える

10/14 10:12

赤鼻に到着
ラスボス手前に少し休憩〜

10/14 10:30

祝瓶山、長井側の登山口からのコースと合流地点になる赤鼻

10/14 11:21

祝瓶山の稜線は約1350m赤鼻から少し下って400m一気に登る

10/14 11:26

祝瓶山も紅葉が見頃

10/14 11:27

疲れた…でももうすぐ稜線だ

10/14 11:49

稜線に到着
後は山頂まで少しの登り

10/14 11:59

祝瓶山(1417.4m)
二度目になる祝瓶山
前回は新緑シーズンだったかな

10/14 12:00

木地山ダム

10/14 12:00

祝瓶山荘も見える

10/14 12:01

今日歩いて来た稜線
竜門山は見えないが西朝日岳はみえる、あの更に向こうから歩いて来たんだなぁ

10/14 12:09

大玉山から赤鼻への下り
ここは傾斜も緩く歩きやすい

10/14 12:09

赤鼻から祝瓶山への登り
きつそうに思えたがそれほどでもなかったかな

10/14 12:12

鈴振尾根の紅葉も素晴らしい

10/14 12:44

10/14 12:48

祝瓶山西側斜面の紅葉が鮮やか

10/14 12:49

一の塔を通過
ここから急斜面になったはず

10/14 13:43

817Pより一の塔を見上げる
400mの急降下
足が悲鳴をあげはじめた>w<
この急坂が真のラスボスだ！

10/14 14:24

祝瓶山分岐まで下って来た
後は平坦歩き

10/14 14:24

相棒の木の棒とはここでお別れ
君が居なければもっと苦労したはずだろう、助かりました！

10/14 14:39

大石橋の吊橋を渡り2日間の縦走は幕を閉じた

撮影機器：

PowerShot S120 CANON

装備

個人装備

小屋泊装備寝袋 銀マット

感想

manimani

一年一度は大朝日岳に登らなくては！と
まだ未踏の針生平からのコースで登ってみました。
往路は特に苦も無く登れましたが、帰路が大変。
大朝日岳から平岩山〜北大玉山〜大玉山〜祝瓶山へと続く稜線
アップダウンが激しく、とにかくきつかった。
北大玉山からの登山道は余り人が入らないコースの為か若干荒れ気味。
下りはコースタイムも全然減らせなくほぼコースタイム通り。
登りのほうが楽なのは間違いない…

宿泊に使ったのは久しぶりの竜門小屋、大朝日小屋でもよかったが紅葉シーズンは激混み必死、少しでも人が少なそうな竜門小屋まで歩くことにした。
しかし竜門小屋も小屋閉め前の宴会が行われていて大賑わい。自分のスペースはマット分だけでした。
　夕方、夕日を眺めているとブロッケンが出そうな気象条件になっていることに気づいた。太陽を背にしてみると案の定ブロッケン現象が出ていた。
小屋で宴会していた人たちもそろぞろと出てきてみんな大はしゃぎ。
はしゃぎ過ぎて2名ほど草むらに転がり落ちた(笑)
皆テンションが高い、万歳三唱までやる羽目に(笑)

なかなかハードな山行でしたがブロッケンや紅葉も良いものが見れてたし
大変充実した2日間になりました。

コメント

korisu06

初めて見ました。
小屋ブロッケン初めて見ました。黄色い光の中に浮かび上がると、とても神聖な建物に見えますね。紅葉も美しかったです。

manimani

Re: 初めて見ました。
korisu06 さん、はじめまして、こんばんは
自分も小屋のブロッケンなんて初めてで興奮しました。
この日は竜神様がお忍びでやって来たのかもしれませんね

chicken_man

祝瓶山まで
小屋までブロッケンするんですねぇ。聞くのも初めてきれいな光景で自分の目でも見てみたくなります。
大玉山あたりはかなり足に堪えるコースだった記憶がよみがえります。私はこれにやられて祝瓶はあきらめてしまったので、manimaniさんの記録を拝見して祝瓶チャレンジしたくなりました。

manimani

Re: 祝瓶山まで
ブロッケン現象も久しぶりにお目にかかりましたが、まさか小屋も投影されてしまうとは驚きです
大玉山の登りが特に傾斜がきつく、草で足元が良く見えずずるっと滑ったりと苦労しました。でもあれ、chicken_manさん、まだ祝瓶山登られてなかったんでしたっけ？あの辺りは結構歩かれてたと思っていましたので意外です。祝瓶もぜひチャンレンジしてみてください