猛獣の足跡とともに - 御正体山 1682m 〜 道坂トンネル口往復
- GPS
- 06:08
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 985m
- 下り
- 1,009m
コースタイム
09:18 道坂トンネル登山口(道志側) 気温5.3℃
09:33 道坂峠
09:48 ガンギ沢ノ頭
10:29 岩下ノ頭(ケンカ沢ノ頭)
10:38 ぶどう峠
11:36 白井平分岐
12:39 御正体山山頂 気温10℃
15:24 道坂トンネル登山口(道志側)
所要6時間8分 距離10.1km 標高差+-1055
天候 | 曇りときどき晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2012年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
道坂トンネルの辺りが登山口だが、道坂トンネル付近は標高1020mですので、路面凍結にはご注意。 地元の車は路面状況関係なしとばかりにビンビン飛ばしています。付近では主要な通りらしく交通量も多し。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆登山口・駐車場 ○道坂トンネル道志村側 未舗装で4〜5台程度。「御正体山登山口駐車場」などといった表記は一切なく、ただの路肩のようにも見える。 トンネルの出入り口付近にあるので直ぐに分かります。トイレなし。 ○道坂トンネル都留市側 舗装で4〜5台程度。こちらは、今倉山登山口の看板がある。 ※トンネルの上部で合流するので、どちらからでも御正体山にも行けるが、都留市側からの方が少しばかり距離が長くなる様子。 ◆登山ポスト 道坂トンネルの都留市側も、道志村側も見つかりませんでした。 ◆車中泊 ○道の駅道志 舗装。未泊。本当はここで車中泊する予定だったが、出発が遅くなったのと、県道24号線を深夜に越えるのは、路面凍結が心配だったので、中央道の談合坂サービスエリア(下り)にした。 上り線の談合坂SAのように乗用車とトラックが完全分離している静かなSAかと思っていたら、他にあるようなトラックと乗用車が混然一体の駐車場で、一晩中、アイドリング・トラックには参った。二度と行くか・・・みたいな〜。 ◆トイレ ○道の駅道志 付近のトイレはここくらいかも。現在、男性用トイレは仮設。 ◆危険箇所等 積雪は登山口からあって、3cmから10cm。ごく稀に深いところで20cm。 北斜面には雪がついているが、日当たりの良い場所は地面露出。滑落を心配するような箇所はほぼ無いが、スリップによる転倒にはご注意。 距離が長く、尾根上ルートなので上り下りが多し。ほとんど樹林帯の中で眺望ほぼなし。 山頂に至るまで、動物以外の先行足跡なし。登山口から200メートルくらいで引き返した足跡はあり。 翌日の御正体山は、雪の予報なので私の足跡も消えていることでしょう。 アイゼン着脱は、白井平分岐がよろしいかと。今回はですが。 ◆温泉 ○道志温泉・日野出屋旅館 山梨県南都留郡道志村大久保7176 0554-52-2641 ¥500 10:00-21:00 未湯 ○道志温泉・道志の湯(日帰施設) 平成24年3月末日まで改修工事休業中。未湯 ○道志川温泉・紅椿の湯(日帰施設)¥1000! 未湯 http://benitubaki.com/ ○法能温泉・旅館法能温泉 山梨県都留市法能635-1 0554-43-2094 ¥500 10:00-17:00 都留市側にあります。 |
写真
感想
2、3日前、山梨県東部と富士五湖周辺は大雪に見舞われたらしい。
というわけで、御正体山に積雪が。するとつまり、マウンテンガールのために、私がトレースをつけようではないかという発想になる。
下心に裏打ちされた陰険な使命感に身を焦がしながら、私は、単身、山梨へと向かった。御正体山に登るガールがいるのだろうかという海より深い疑念は置き去りにして。
結果として、トレースはありませんでした・・・と言いたいところですが、複数のアニマル達のトレースがほぼ尾根上につけられている。主に犬。たまに熊。
このお犬様は姿こそ見えなかったが、トレースが山頂までついていた。ずーっとね。親切なお犬だね。山頂からどちらに行ったのかはわかりませんでしたが。
白井平分岐までは、小さなアップダウンを無数に繰り返します。樹林帯の中なので、視界なし。標高も1300メートル前後を登ったり降りたりと横ばい状態が続くという中々のストイックさ。
白井平分岐から先が、やっと急な登り。ここらには雪面に足を引きずったような動物の足跡が。明らかに犬よりはるかに大きい。冬眠明けにはまだ早くないか。
足を引きずるようにして歩く大きな動物とは。困るね。冬眠しないのかい。私は力一杯、鈴を振った。冬眠時期にも個体差があるらしい。暖かくて出てきてしまったか。
山頂まで無人だったので、このまま誰にも会うことなく、終了するかと思いきや、山頂には2グループ計4名が休憩していた。それぞれがどの方向から来たのかは分かりませんでした。
山頂も眺望一切なし。もう、ここへ来ることは二度と無いだろうことを確信して、下山することにしました。事前に分かってはいたことだが、ルート設定がまずかったのだろうね。あはは。
でも、この山は別のルートでもう一度歩いてみたいというほどの山でもなかったりして。
富士山は直ぐ近くにあるのですが、今回のルートですと御正体山の向こう側にあるので、見えるところでも4分の1くらいしか見えません。
山頂についても、樹林に覆われているので、富士山は全く見えません。とにかく、禁欲的な山なので山伏になりたい人にはもってこいです。
下山後は、道の駅どうしにて土産でも買おうかと。近所のお子様数名が道の駅の中で携帯ゲーム機に興じている。遊び場になっているようだ。
近辺にこれだけの自然が溢れていても、子供達にとってはテレビゲームの方が楽しいか。まあ、冬だし、外で遊ぶのにも限界があるか。
暇をもてあましたとみえる近所のおばあちゃんも、遊びに来る。人口は2000人足らずの村。いつまでも生気の横溢した「村」であってもらいたいもの・・・というのは、平野に住む者の身勝手な思い上がりかな。
温泉は、道志温泉・日野出屋旅館。カーナビを見ながらでも、場所が分からず3回、前を通り過ぎて、4回目に前を通ったときに、やっとたどり着く。目印は、道志村公衆便所。トイレの方が目立つ。
しかしこれがまた、本日はお休みだそうで。道志の湯は、改修工事中で休業だと聞くし、他に入れる温泉を訪ねると、道志川温泉・紅椿の湯がありますとのこと。
調べてみますと、名称が聞くからにして日帰り入浴施設で入浴料金1000円だそうで。
日帰り入浴施設に1000円も払うくらいならばと、入らずに帰宅。帰りは、道志道を通って相模湖インターから中央道に。
真っ暗だし、逆方向だから富士など見えないから、また県道24号を通って都留インターから帰っても良かったかもしれません。
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