美ヶ原/王ヶ頭・王ヶ鼻
- GPS
- 03:50
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 179m
- 下り
- 168m
コースタイム
- 山行
- 3:20
- 休憩
- 0:21
- 合計
- 3:41
天候 | 晴れ後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
山本小屋ふる里館前の駐車場を利用。当初計画では三城いこいの広場を目指したが県道460号線(ビーナスライン)が冬季閉鎖のため、国道142号から県道178号を経由して山本小屋ふる里館に向かった。三城いこいの広場は松本側からアクセスできるかもしれない。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆道の状況 積雪が少ないため特に問題は無く、アイゼンも不使用。平坦な地形なので積雪が多い時やホワイトアウトした際にはルートも見失う危険性が高いと思われる。GPSとスマホアプリの利用が有効だろう。 ◆登山ポスト 登山ポストは見られなかった。 |
写真
感想
今年の最初の山行はどこか手近な所でと言うつもりでしたが、美ヶ原へ行くことに。本当は三城いこいの広場から少し登ってと言う計画だったが岡谷ICから進んで行くとビーナスラインは冬季閉鎖、仕方なく山本小屋ふる里館まで出て安楽なハイキングと相成った。それでも明らかに例年よりも雪が少ないけれど、ここに来ないと見られない景色を存分に楽しむことができました。
突然決まった計画なので装備は?ルートは?時間は?解らないままに前日の山行(飲み会)から帰ってパッキングし、湘南を4時過ぎに発った。岡谷ICで中央高速を降りてR142から県道460号のビーナスラインに進路を取ると間も無くゲートに突き当たり進めなくなった。T字路を逆方向に行くともしかしたら三城に辿り着けたのかもしれないが1/4の山行記録で山本小屋ふる里館からのを見ていたので、では山本小屋にナビの進路を変更しようとなった。一旦戻りR142号から県道178号に進み九十九折りの道で標高を稼いで行くとやがて美ヶ原の台地に辿り着いた。クルマの外気温計は-10℃を指していた。既に夜は明けて星空を目当てにしていた人達は休息の時間に入ったかもしれない。
適当に準備をしてのんびりと王ヶ頭を目指して歩き出す。通信塔が立ち並ぶ王ヶ頭は一目でそれと解る。積雪は例年に比べるととても少ないと思うが雪原が拡がる向こうに通信塔を抱えた丘のような王ヶ頭はまるでモンサンミッシェルを想起させる。やや青空が拡がるものの雲も多く天気の成り行きは微妙な様子。霧氷も美しいが本来ならば全ての小枝がこの美しさなんだろうと思う。美しの塔で鐘を響かせたがその後に様々な遭難碑に出合った。ともかく大雪原なので距離感が普段と違う。王ヶ頭はすぐ近くに見えたが実際には3km程の距離があった。
途中で数台の雪上車とすれ違ったが王ヶ頭ホテル等から客を美しの塔まで運ぶ様子だった。会社の同僚から王ヶ頭ホテルはプラチナチケットだとも聞いた。確かに乗客は山屋っぽくは無かったなぁ。雪上車は行ったり来たり中々忙しそうだ。塩くれ場を経て王ヶ頭に登るとその石碑のある辺りからは北アルプスの展望がすこぶる好い。勿論振り返れば八ヶ岳、富士山、南アルプス、中央アルプス、更に北には鹿島槍と全周の大展望が拡がり、絶景が楽しめた。昨年末に登った前常念も臨むことができたが、ほぼ常念岳に登っているねと皆納得した次第。
王ヶ頭から少し降り台地の西端の王ヶ鼻にも立つ。ここも好展望地だ。美しの塔には尾崎喜八氏の美ヶ原讃歌が刻まれていたが確かに好い所だ。四季それぞれ楽しめそうだ。帰路は同じ道では味気ないので王ヶ頭の麓からトラバースするアルプス展望ルートを採った。こちらは台地の縁を回って行くようだ。あちらこちらに瓦のような石の堆積が見られたが、烏帽子岩はその棟梁のようなもので上に立つと軽い虚ろな音がするのが気味悪いものだ。
一周して昼前に駐車場に戻って来た。余りにも安楽なハイキングだったので何にと言う訳ではないが少し申し訳ない。今度はきちんと下から登ろう。ここから望まれた山々も好い山ばかりだ。今年は少し百名山に登ることにしますか?
防寒テムレス(No.282)を使用。薄手のインナーグローブと併用したが歩き始めは指先が冷たく、グローブの中ではグーで寒さ(冷たさ)に耐える。歩いているうちに温かくなり、パーでも冷たさを感じなくなった。名前の通り「蒸れ」は無かった。
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