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Yamareco

記録ID: 1697194
全員に公開
雪山ハイキング
八ヶ岳・蓼科

美ヶ原/王ヶ頭・王ヶ鼻

2019年01月06日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
1
日帰りが可能
GPS
03:50
距離
10.0km
登り
179m
下り
168m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:20
休憩
0:21
合計
3:41
8:15
10
8:31
8:33
10
8:43
8:44
38
9:22
9:22
2
9:24
9:25
31
9:56
10:07
50
10:57
11:00
25
11:25
11:25
6
11:31
11:32
7
11:39
11:39
5
11:55
11:56
0
11:56
ゴール地点
天候 晴れ後曇り
過去天気図(気象庁) 2019年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
◆駐車場
山本小屋ふる里館前の駐車場を利用。当初計画では三城いこいの広場を目指したが県道460号線(ビーナスライン)が冬季閉鎖のため、国道142号から県道178号を経由して山本小屋ふる里館に向かった。三城いこいの広場は松本側からアクセスできるかもしれない。
コース状況/
危険箇所等
◆道の状況
積雪が少ないため特に問題は無く、アイゼンも不使用。平坦な地形なので積雪が多い時やホワイトアウトした際にはルートも見失う危険性が高いと思われる。GPSとスマホアプリの利用が有効だろう。
◆登山ポスト
登山ポストは見られなかった。
山本小屋ふる里館から出発。外気温は-10℃とそれなりに寒いがAki-CLさんは「涼しい」と表現。
2019年01月06日 08:13撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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山本小屋ふる里館から出発。外気温は-10℃とそれなりに寒いがAki-CLさんは「涼しい」と表現。
八ヶ岳連峰の上に陽が昇る。編笠の右手には富士山も望める。
2019年01月06日 08:15撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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八ヶ岳連峰の上に陽が昇る。編笠の右手には富士山も望める。
準備も整い出発。積雪が少なく凍結もさほどしていないのでアイゼンも持参して装着せず。
2019年01月06日 08:17撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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準備も整い出発。積雪が少なく凍結もさほどしていないのでアイゼンも持参して装着せず。
青空が出ていると気分も晴れ晴れする。
2019年01月06日 08:18撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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青空が出ていると気分も晴れ晴れする。
右手の柵の向こうは牧場かな?すぐに山本小屋が近く。
2019年01月06日 08:19撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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右手の柵の向こうは牧場かな?すぐに山本小屋が近く。
霧氷。
2019年01月06日 08:24撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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霧氷。
雪原の向こうに小山のように王ヶ頭が出ている様子はモン・サン・ミシェルを想起させる。
2019年01月06日 08:25撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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雪原の向こうに小山のように王ヶ頭が出ている様子はモン・サン・ミシェルを想起させる。
前方右手に鐘が見えて来た。
2019年01月06日 08:25撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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前方右手に鐘が見えて来た。
王ヶ頭の右には常念岳が見えて来た。陽を浴びて光っている。こう見ると前常念はもう殆ど頂上だね。
2019年01月06日 08:26撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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王ヶ頭の右には常念岳が見えて来た。陽を浴びて光っている。こう見ると前常念はもう殆ど頂上だね。
ねころび広場。
2019年01月06日 08:29撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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ねころび広場。
美しの塔。昭和29年建立で昭和58年に建て替えられている。
2019年01月06日 08:29撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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美しの塔。昭和29年建立で昭和58年に建て替えられている。
美しの塔に立ち寄り鐘を響かせる。
2019年01月06日 08:30撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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美しの塔に立ち寄り鐘を響かせる。
正面には尾崎喜八翁の美ヶ原の詩文が掲げられている。「世界の天井が抜けたかと思う」と言う。
2019年01月06日 08:30撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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正面には尾崎喜八翁の美ヶ原の詩文が掲げられている。「世界の天井が抜けたかと思う」と言う。
裏側には美ヶ原の開祖山本俊一のレリーフが嵌め込まれている。美ヶ原は濃霧で遭難が多発したため鐘を備えたこの避難塔が建立されたとのことだ。
2019年01月06日 08:31撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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裏側には美ヶ原の開祖山本俊一のレリーフが嵌め込まれている。美ヶ原は濃霧で遭難が多発したため鐘を備えたこの避難塔が建立されたとのことだ。
王ヶ頭ホテルから客を乗せた雪上車が美しの塔に向かう。
2019年01月06日 08:36撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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王ヶ頭ホテルから客を乗せた雪上車が美しの塔に向かう。
塩くれ場(牛に塩をやった場所)に到着。中央分水嶺トレイルと言うルートがあるようだ。
2019年01月06日 08:42撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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塩くれ場(牛に塩をやった場所)に到着。中央分水嶺トレイルと言うルートがあるようだ。
こちらは美ヶ原の案内板。
2019年01月06日 08:45撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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こちらは美ヶ原の案内板。
再び王ヶ頭を目指すが、近くに見えて結構距離があったようだ。
2019年01月06日 08:47撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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再び王ヶ頭を目指すが、近くに見えて結構距離があったようだ。
穂高から槍の稜線も見えて来た。
2019年01月06日 08:59撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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穂高から槍の稜線も見えて来た。
穂高連峰と王ヶ頭。斜面に雪が無いのが少し寂しいが。
2019年01月06日 08:59撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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穂高連峰と王ヶ頭。斜面に雪が無いのが少し寂しいが。
雪上車がお客さんを入れ替えて再出動。結構忙しいね。
2019年01月06日 09:09撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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雪上車がお客さんを入れ替えて再出動。結構忙しいね。
浅間山も天辺が覗いている。
2019年01月06日 09:10撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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浅間山も天辺が覗いている。
王ヶ頭への最後の登り。と言う程では無いのだが思ったよりも高度差があった。大平原は距離感も高度感も狂わせるようだ。
2019年01月06日 09:15撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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王ヶ頭への最後の登り。と言う程では無いのだが思ったよりも高度差があった。大平原は距離感も高度感も狂わせるようだ。
美ヶ原高原の道標。アンテナ群が物々しい。
2019年01月06日 09:17撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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美ヶ原高原の道標。アンテナ群が物々しい。
王ヶ頭ホテルはプラチナチケットらしい。
2019年01月06日 09:18撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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王ヶ頭ホテルはプラチナチケットらしい。
裏の社は天狗が守っている。
2019年01月06日 09:22撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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裏の社は天狗が守っている。
穂高が正面に見える南西隅に王ヶ頭の石碑があった。13KさんとI久保さんが彫り込み部分に雪を詰め込んだ。
2019年01月06日 09:25撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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穂高が正面に見える南西隅に王ヶ頭の石碑があった。13KさんとI久保さんが彫り込み部分に雪を詰め込んだ。
穂高とピース。
2019年01月06日 09:27撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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穂高とピース。
左手が標高を隠してしまったので。
2019年01月06日 09:30撮影 by  SO-02H, Sony
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左手が標高を隠してしまったので。
王ヶ頭の西、台地の突端の王ヶ鼻と北アルプスの絶景。
2019年01月06日 09:29撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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王ヶ頭の西、台地の突端の王ヶ鼻と北アルプスの絶景。
八ヶ岳、南アルプス方面。
2019年01月06日 09:31撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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八ヶ岳、南アルプス方面。
王ヶ鼻を目指し下る。
2019年01月06日 09:32撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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王ヶ鼻を目指し下る。
王ヶ頭を振り返る。
2019年01月06日 09:35撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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王ヶ頭を振り返る。
途中に遭難碑があった。
2019年01月06日 09:43撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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途中に遭難碑があった。
これも13Kさんが雪を詰めて読めるようにした。昭和25年のことだったようだ。
2019年01月06日 09:44撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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これも13Kさんが雪を詰めて読めるようにした。昭和25年のことだったようだ。
王ヶ鼻にも電波塔が複数立っている。
2019年01月06日 09:47撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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王ヶ鼻にも電波塔が複数立っている。
王ヶ鼻は本当に台地の突端だった。石仏が数多くある。
2019年01月06日 09:55撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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王ヶ鼻は本当に台地の突端だった。石仏が数多くある。
そしてここからの槍穂高連峰の眺望。
2019年01月06日 09:56撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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そしてここからの槍穂高連峰の眺望。
日本百名山の1/3を臨むことができるそうだ。王ヶ頭からぐるりと白馬までで25座あったから確かにそうだろう。
2019年01月06日 09:56撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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日本百名山の1/3を臨むことができるそうだ。王ヶ頭からぐるりと白馬までで25座あったから確かにそうだろう。
ヒロ&マコと刻まれた岩。こんな感じでそこらの岩にはいろいろと彫り込まれていた。
2019年01月06日 10:04撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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ヒロ&マコと刻まれた岩。こんな感じでそこらの岩にはいろいろと彫り込まれていた。
北アルプスの展望を楽しむ登山者。
2019年01月06日 10:06撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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北アルプスの展望を楽しむ登山者。
お昼休憩。Aki-CLさんはI久保さんのお誕生日祝いにプリンをプレゼント。
2019年01月06日 10:12撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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お昼休憩。Aki-CLさんはI久保さんのお誕生日祝いにプリンをプレゼント。
I久保さんからはみんなにフォーチュンクッキーの振る舞い。それぞれ小吉、中吉、大吉。
2019年01月06日 10:12撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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I久保さんからはみんなにフォーチュンクッキーの振る舞い。それぞれ小吉、中吉、大吉。
ベンチで休憩
2019年01月06日 10:13撮影 by  SO-02H, Sony
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ベンチで休憩
中央アルプスでは空木だけが輝いている。白銀が詰まっている所が千畳敷だろう。
2019年01月06日 10:16撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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中央アルプスでは空木だけが輝いている。白銀が詰まっている所が千畳敷だろう。
王ヶ頭に戻る途中で見た足跡。偶蹄類っぽいからカモシカ?歩幅が狭いので子供?
2019年01月06日 10:26撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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王ヶ頭に戻る途中で見た足跡。偶蹄類っぽいからカモシカ?歩幅が狭いので子供?
こっちはねころび広場。
2019年01月06日 10:27撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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こっちはねころび広場。
瓦のような石が多い。片石(へけいし)と言って実際瓦の代用として屋根に拭かれたようだ。
2019年01月06日 10:29撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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瓦のような石が多い。片石(へけいし)と言って実際瓦の代用として屋根に拭かれたようだ。
王ヶ頭をトラバースするアルプス展望コースへと進むが徐々に雲とガスが拡がり展望は無くなっていった。
2019年01月06日 10:41撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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王ヶ頭をトラバースするアルプス展望コースへと進むが徐々に雲とガスが拡がり展望は無くなっていった。
右手の突端が烏帽子岩。
2019年01月06日 10:48撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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右手の突端が烏帽子岩。
烏帽子岩。
2019年01月06日 10:56撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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烏帽子岩。
烏帽子岩に乗るとさっきの片石の巨大版みたいで歩くと妙に虚ろな音が響く。居心地の良い所ではない。
2019年01月06日 10:57撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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烏帽子岩に乗るとさっきの片石の巨大版みたいで歩くと妙に虚ろな音が響く。居心地の良い所ではない。
百曲り経由三城への分岐。単独行の登山者2人が三城に降りて行った。
2019年01月06日 11:14撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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百曲り経由三城への分岐。単独行の登山者2人が三城に降りて行った。
石臼のように天辺が窪んだ岩。これが牛に塩をやった岩かな?
2019年01月06日 11:18撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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石臼のように天辺が窪んだ岩。これが牛に塩をやった岩かな?
荒船山も展望できる。
2019年01月06日 11:20撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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荒船山も展望できる。
ここにも遭難碑。松本二中、昭和10年9月と刻まれていた。こんなに平坦な地形なのに本当に遭難が多かったんだなぁ。
2019年01月06日 11:29撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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ここにも遭難碑。松本二中、昭和10年9月と刻まれていた。こんなに平坦な地形なのに本当に遭難が多かったんだなぁ。
美しの塔まで戻って来た。
2019年01月06日 11:37撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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美しの塔まで戻って来た。
帰り道の霧氷
2019年01月06日 11:45撮影 by  SO-02H, Sony
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帰り道の霧氷
山本小屋。Hakuba47のロゴが書かれた軽自動車改造半装軌車。
2019年01月06日 11:43撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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山本小屋。Hakuba47のロゴが書かれた軽自動車改造半装軌車。
こちらは全装軌車。旅客輸送に使われていたものより旧型。
2019年01月06日 11:44撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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こちらは全装軌車。旅客輸送に使われていたものより旧型。
コメツガには綿毛のような雪。
2019年01月06日 11:45撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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コメツガには綿毛のような雪。
トラックを全輪に付けたハイラックス。ナンバー付きだから冬季だけ改修してこうなのかも?面白いクルマがいろいろと見られるもんだ。
2019年01月06日 11:54撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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1/6 11:54
トラックを全輪に付けたハイラックス。ナンバー付きだから冬季だけ改修してこうなのかも?面白いクルマがいろいろと見られるもんだ。
お疲れ様でした。と言う程疲れていない?(笑)
2019年01月06日 11:55撮影 by  NIKON D7200, NIKON CORPORATION
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お疲れ様でした。と言う程疲れていない?(笑)

感想

今年の最初の山行はどこか手近な所でと言うつもりでしたが、美ヶ原へ行くことに。本当は三城いこいの広場から少し登ってと言う計画だったが岡谷ICから進んで行くとビーナスラインは冬季閉鎖、仕方なく山本小屋ふる里館まで出て安楽なハイキングと相成った。それでも明らかに例年よりも雪が少ないけれど、ここに来ないと見られない景色を存分に楽しむことができました。

突然決まった計画なので装備は?ルートは?時間は?解らないままに前日の山行(飲み会)から帰ってパッキングし、湘南を4時過ぎに発った。岡谷ICで中央高速を降りてR142から県道460号のビーナスラインに進路を取ると間も無くゲートに突き当たり進めなくなった。T字路を逆方向に行くともしかしたら三城に辿り着けたのかもしれないが1/4の山行記録で山本小屋ふる里館からのを見ていたので、では山本小屋にナビの進路を変更しようとなった。一旦戻りR142号から県道178号に進み九十九折りの道で標高を稼いで行くとやがて美ヶ原の台地に辿り着いた。クルマの外気温計は-10℃を指していた。既に夜は明けて星空を目当てにしていた人達は休息の時間に入ったかもしれない。

適当に準備をしてのんびりと王ヶ頭を目指して歩き出す。通信塔が立ち並ぶ王ヶ頭は一目でそれと解る。積雪は例年に比べるととても少ないと思うが雪原が拡がる向こうに通信塔を抱えた丘のような王ヶ頭はまるでモンサンミッシェルを想起させる。やや青空が拡がるものの雲も多く天気の成り行きは微妙な様子。霧氷も美しいが本来ならば全ての小枝がこの美しさなんだろうと思う。美しの塔で鐘を響かせたがその後に様々な遭難碑に出合った。ともかく大雪原なので距離感が普段と違う。王ヶ頭はすぐ近くに見えたが実際には3km程の距離があった。

途中で数台の雪上車とすれ違ったが王ヶ頭ホテル等から客を美しの塔まで運ぶ様子だった。会社の同僚から王ヶ頭ホテルはプラチナチケットだとも聞いた。確かに乗客は山屋っぽくは無かったなぁ。雪上車は行ったり来たり中々忙しそうだ。塩くれ場を経て王ヶ頭に登るとその石碑のある辺りからは北アルプスの展望がすこぶる好い。勿論振り返れば八ヶ岳、富士山、南アルプス、中央アルプス、更に北には鹿島槍と全周の大展望が拡がり、絶景が楽しめた。昨年末に登った前常念も臨むことができたが、ほぼ常念岳に登っているねと皆納得した次第。

王ヶ頭から少し降り台地の西端の王ヶ鼻にも立つ。ここも好展望地だ。美しの塔には尾崎喜八氏の美ヶ原讃歌が刻まれていたが確かに好い所だ。四季それぞれ楽しめそうだ。帰路は同じ道では味気ないので王ヶ頭の麓からトラバースするアルプス展望ルートを採った。こちらは台地の縁を回って行くようだ。あちらこちらに瓦のような石の堆積が見られたが、烏帽子岩はその棟梁のようなもので上に立つと軽い虚ろな音がするのが気味悪いものだ。

一周して昼前に駐車場に戻って来た。余りにも安楽なハイキングだったので何にと言う訳ではないが少し申し訳ない。今度はきちんと下から登ろう。ここから望まれた山々も好い山ばかりだ。今年は少し百名山に登ることにしますか?

防寒テムレス(No.282)を使用。薄手のインナーグローブと併用したが歩き始めは指先が冷たく、グローブの中ではグーで寒さ(冷たさ)に耐える。歩いているうちに温かくなり、パーでも冷たさを感じなくなった。名前の通り「蒸れ」は無かった。

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