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Yamareco

記録ID: 176043
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

八ヶ岳 赤岳日帰り山行 

2012年03月16日(金) [日帰り]
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GPS
09:20
距離
17.5km
登り
1,465m
下り
1,467m

コースタイム

4:00八ヶ岳山荘-4:20美濃戸口発-5:30美濃戸登山口-7:30行者小屋7:50-9:10赤岳頂上9:30-11:15行者小屋-11:47赤岳鉱泉-12:37美濃戸-13:30美濃戸口
天候 薄い雲がある快晴
過去天気図(気象庁) 2012年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
行きは南沢から文三郎道を登りましたが、日蔭が多いようで雪が締まって急斜面ではありますが登りやすかったですが、問題は下りで使った地蔵尾根で、こちらは時間的にも日が出てきたことと、ふだんから日当たりがあるようで雪がサラサラのパウダースノーの状態で、下山には不向きなルートでした。
まだ星明り、月明かりの中スタート。早く着けてよかったです。
まだ星明り、月明かりの中スタート。早く着けてよかったです。
白みがかってきました
白みがかってきました
比較的きつめの登りの南沢の序盤を越えると、てくてく歩く緩やかな道
比較的きつめの登りの南沢の序盤を越えると、てくてく歩く緩やかな道
ようやく大きな山容が姿を現し始めました
ようやく大きな山容が姿を現し始めました
まだかまだかと歩くと、急に行者小屋が現れました。テントひと張り。後ですれ違いました。
まだかまだかと歩くと、急に行者小屋が現れました。テントひと張り。後ですれ違いました。
文三郎道。ここからピッケル。雪は締まっていていいです。
文三郎道。ここからピッケル。雪は締まっていていいです。
雪山の朝 日本じゃないみたい。
雪山の朝 日本じゃないみたい。
急な登りから斜度がゆるくなると、そこまでの登りが見えなくなりました。
急な登りから斜度がゆるくなると、そこまでの登りが見えなくなりました。
岩を迂回していきます。先行者のお二人になかなか追いつけません。
岩を迂回していきます。先行者のお二人になかなか追いつけません。
雄大な雪山の景色が右側に広がります。
雄大な雪山の景色が右側に広がります。
結構ハードな登り、分岐が見えてきました。
結構ハードな登り、分岐が見えてきました。
文三郎の最上部から下を見る
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文三郎の最上部から下を見る
着きました。
富士山、少し曇りでうっすらと・・
富士山、少し曇りでうっすらと・・
この斜面・・・
頂上を振り返る
天望荘へ向かう稜線
天望荘へ向かう稜線
きれいですね
はるか下に行者小屋
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はるか下に行者小屋
下ります
景色が良いです
地蔵からだとこれを登ります
地蔵からだとこれを登ります
振り返る
このナイフリッジ。ここまではまだよかったが、この先で・・・
このナイフリッジ。ここまではまだよかったが、この先で・・・
3月だともう岩肌が結構見えます。
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3月だともう岩肌が結構見えます。
この地蔵の斜面・・サラサラの雪で非常に危なかったです。
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この地蔵の斜面・・サラサラの雪で非常に危なかったです。
ようやく安心できるところまで下りてきました。
ようやく安心できるところまで下りてきました。
北沢 木漏れ日
まだつかない
アイスキャンディー
アイスキャンディー
北沢・・長い
ようやく美濃戸ですが、ここからの歩き・・長い。
ようやく美濃戸ですが、ここからの歩き・・長い。
疲れ切った足で、延々歩く
疲れ切った足で、延々歩く

感想

はじめての雪山山行では、すこしほろ苦い勉強をさせられることとなりました。アイゼンを付けるタイミングが早すぎて、行者小屋に着くまでに足がバテばてになりました。行者小屋では食糧補給をしておくために、おにぎりを食べましたが、手袋をはずしてパッケージを剥がしていたら、手が痛い。そんなはずないと、そのまま素手で食べていたら、手があっという間に冷え切ってしまいました。マイナス10度くらいの世界は、こんなにも危険なのかとおびえ、そのあと足の指先が冷えていることが怖くなりました。このまま行ったら、まさか凍傷?と迷いましたが、登り始めてハーハー登っているうちに足先は冷え切った状態を脱していました。
その後の登りは順調で、気を付けながらも頂上につけました。すれ違う人や頂上で会うひとが多いのはやはり人気の赤岳ならではです。写真も撮っていただきました。下りはせっかくなので違うルートで行こうと少し冒険したのが失敗でした。
地蔵の痩せ尾根を注意深く下った直下で、雪質が登りと違いサラサラになっていることを軽視したために、前向きで下山していた際に左足を置いた場所がそのまま崩れ1メートルほど足が流れ気がつくと仰向けになり、なんと、体がそのまま滑り始めました。手を広げて体を押さえつければ止まるというのがいつもの雪のある斜面の経験だったのですが、サラサラの雪では止まらず、そこで初めてしまった!と思いました。まずい・・と動揺して制止行動に入るのに1秒くらいかかってあわてて体を反転させピッケルを雪に力いっぱい打ち込みました。一発しかないな・・と思ったのは自分でもよく考えられたなと後で思いました。5メートルほど痩せ尾根を滑走。そのあとは後ろ向きに足場をしっかりラッセルしながら膨大な時間をかけて慎重に下山を続けました。地蔵のサラサラ雪の急斜面は非常に長く続き、いつまでたっても安心できる場所までつきませんでした。
後あと考えると、やはり事故は下山途中。
事故にならなかったからよかったですが、いい勉強になりました。
天気は晴れでしたが、青空は望めませんでした。
帰りの北沢、美濃戸から美濃戸口までの歩きが、ものすごく長かったです。

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体力レベル
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体力レベル
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