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Yamareco

記録ID: 177586
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥多摩・高尾

富士見台-堂所山-高尾山

2012年03月25日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
06:21
距離
20.5km
登り
1,472m
下り
1,466m

コースタイム

荒井バス停8:22→9:00尾根道合流→9:12熊笹山→9:25富士見台9:35→10:15狐塚峠→11:12関場峠11:15→11:40堂所山12:10→12:50景信山13:05→13:39小仏城山13:48→14:30高尾山14:35→15:20蛇滝登山口
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2012年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
高尾駅から小仏行バス荒井下車
復路は蛇滝口乗車
コース状況/
危険箇所等
 圏央道ジャンクション関連工事は終わり、荒井バス停から登山口までの道は指導標ともども整備された(バス停からの距離は荒井より摺差からの方が近いようだ)。ただし、ジャンクション側道からジグザグの急登を経ると徐々に整備の度合いが落ちる。1か所だけだが、倒木のせいで手を使わないと登れない所があった。
 堂所山までは細かいアップダウンの繰り返しでなかなかハード。道ははっきり踏まれ、指導標も要所にある。木々の葉が落ちている季節は右に大岳山が見え、狐塚峠を過ぎた杉ノ丸付近からは左に関東平野も望める。
 年度内終了予定という高尾山頂トイレはなお工事中。このため、山頂から直接に吊橋の4号路へ向かう道は通行止めだった。
 小仏行きバスは混雑したが日曜日は続行2台で運行している様子(11日も2台だった)。
荒井バス停前の梅は4分咲き程度
荒井バス停前の梅は4分咲き程度
ジャンクションに沿って歩きます
ジャンクションに沿って歩きます
小仏関所跡からの尾根道に合流
小仏関所跡からの尾根道に合流
拡大すると副都心の向こうにスカイツリーが(熊笹山手前)
拡大すると副都心の向こうにスカイツリーが(熊笹山手前)
富士見台より富士山(の裾)と小仏城山(左)
富士見台より富士山(の裾)と小仏城山(左)
南には丹沢の蛭ヶ岳一帯の稜線
南には丹沢の蛭ヶ岳一帯の稜線
右に大岳山の頭が見え隠れ
右に大岳山の頭が見え隠れ
狐塚峠到着
横浜方面を望む(杉ノ丸付近)
横浜方面を望む(杉ノ丸付近)
堂所山より陣馬山?を望む
堂所山より陣馬山?を望む
景信小屋です。乾電池は売っていなかった
景信小屋です。乾電池は売っていなかった
景信山より真っ白富士のほぼ全身。左は大室山
景信山より真っ白富士のほぼ全身。左は大室山
東を見ればこの絶景。手前の黒ビルが八王子市街
東を見ればこの絶景。手前の黒ビルが八王子市街
南には丹沢の大山
南には丹沢の大山
少し西に向けば二ノ塔から蛭ヶ岳の稜線
少し西に向けば二ノ塔から蛭ヶ岳の稜線
相模湖も見えた(以上景信山より)
相模湖も見えた(以上景信山より)
今度は小仏城山より富士
今度は小仏城山より富士
次いで一丁平より富士
次いで一丁平より富士
最後に高尾山頂から富士。すごい人出
最後に高尾山頂から富士。すごい人出
奥ノ院山門。観光地ですね
奥ノ院山門。観光地ですね
2号路から蛇滝口への分岐
2号路から蛇滝口への分岐
蛇滝の水行場を振り返る
蛇滝の水行場を振り返る

感想

 今年の丹沢はまだ雪深いようだ。当方、雪は歩くより滑る方が一番というクチ。ならば、2週間前の八王子城址「下見山行」で見た梅がぼちぼち見ごろかなと思い、北高尾山稜を踏破しようと再訪した。歩いてみると、忠実に小さなピークを拾う尾根道は思いのほかハード。梅も中央線の沿線が見ごろで、裏高尾はまだ咲き始めの時期だった。
 今回も富士見台までは4月のグループハイクの下見を兼ねる。荒井バス停からちょっと戻って北へ曲がり、三分咲きの梅を右手に中央線をくぐった。5分ほど歩いて体が温まったので、中央道をくぐる手前で防寒着を脱いだ。今年の春は遅れているが、陽だまりの南斜面は無風で暖かい。
 ジャンクションに沿って整備された道を歩き、圏央道の八王子城跡トンネル入り口の上を迂回すると、間もなく階段を登って登山口。中央道地下道からここまで10分ほどだ。
 整地した斜面をジグザグに急登し、雑木林に入る。だんだん道が細くなり、西へ回り込んだ斜面では倒木のためよじ登るような所も現れた。どこかで道を間違えたか?と不安がよぎったが、以後は問題なく、やがてモミの大木が見えて尾根に出た。まっすぐ辿ると、すぐに駒木野の小仏関所跡からの尾根道の合流点に着いた。
 谷を挟んで高尾山ケーブル駅付近の建物が望めるジグザグ道を過ぎると、その名の通りクマザサ茂る熊笹山。そして、一つ登り返した所が眺望期待の富士見台だったが、残念ながら富士はすそ野のごく一部を除いて雲の中だった。左手前の丹沢の北斜面は、まだ雪に覆われている。
 ここから指導標に従い、左へ杉沢の頭を目指した。いきなり急坂を下り、すぐ登り返す。以降はこの作業の繰り返しとなった。左は高尾山の尾根、右には特徴ある大岳山などが見え隠れする。板当山の先、保安林の看板と三角点?のあるピークで一瞬、分岐かと戸迷ったが、右の濃い踏み跡を辿ると間もなく林道に合流した。
 登山道は300mほど林道とつかず離れずに延び、ほどなく狐塚峠に至る。ここまで出会ったのは、男性のハイカー1人とトレイルランナー1人のみ。バスの混み具合からすると信じられないが、やはり皆高尾山か陣馬山を目指したのだろう。
 いい加減細かい上り下りに飽きてきたころ、遠く都心方面や横浜方面が見え始めて少し心が和んだ。左下に林道終点が現れると関場峠。さあ、後は登りだけだ。西からの冷たい風が尾根を渡るようになり、勾配が緩んで少し寒さを覚えだしたころ、堂所山に到着した。
 北西の方角が開けた頂上で、女性が1人ベンチで弁当を食べている。こちらも腰を落ち着けようとしたら、ドヤドヤ20人以上の“老人登山隊”が現れた。あいさつもなく傍若無人に周囲に座り込み、ふと見れば女性から遠からぬところでジイさんが小用に及んでいる。苦々しい思いで立ち上がり、陣馬〜高尾の縦走路合流点のベンチに移って昼食にした。
 堂所山からは一気に急坂で下るが、そこを過ぎれば道は北高尾山稜と比べて格段に整備が良く、傾斜も穏やかになる。行き交うハイカーも俄然増えた。30分ほど歩くと右下はるかに相模湖が見え、ほどなく景勝地の景信山に到着。東に関東平野、南から西には丹沢と相模湖、そしてその先に山体を雪で真っ白にした富士山が見えている。茶屋の周囲は景色と昼食を楽しむ人でいっぱいだ。
 こちらも絶景を存分に楽しんでからトイレに寄り、出発。家族連れも目立つ登山道をいったん小仏峠まで下り、最後の本格的な登り返しをクリアすれば電波中継施設が見えて小仏城山。ここも茶屋の前のベンチに大勢の人が座って景色を楽しんでいた。小屋の裏では燃料の薪割りをしている。
 時折現れる巻道を無視して歩いて行けば一丁平の展望台。ここも丹沢から富士の眺めがすばらしい。やがて、「そば」の幟を翻した茶屋が見えると、もみじ台。ここからは高尾山エリアで、一般観光客の姿も目立ちだす。案の定、山頂は大変な人出になっていた。
 売店で単3アルカリ乾電池を購入する。実は携帯が充電不足で切れてしまい、あわてず騒がず用意の充電器を取り出してみたものの、これが購入たった1年余で電池から塩を吹いていた次第。2本で350円也。
 さて、この先は蛇滝口へ下りるつもりだが、観光客を避けて4号路へ向かおうとすると、どうやら通行止めの様子。工事現場(山頂トイレだった)を横目に仕方なく1号路を辿る。登山客もいるにはいるが、スパッツ装備の完全武装は何だか気恥ずかしい。浄心門で2号路への分かれ道があったので、さっさと左折した。
 誰もいない2号路を進み、少し登り返すと蛇滝口への分岐に着いた。野草園付近からこちらへ合流する道からも1人ハイカーが降りてくる。いくらかは通る人がいるようだ。急勾配をどんどん下り、建物が見えれば蛇滝。この先は舗装路となり、やがて右上にかぶさるような圏央道の橋が見えてバス道路に着いた。
 結構疲れたが、この際、摺差バス停から八王子城跡トンネル上の登山口へのルートも下見しておこうと、小仏側へ戻ってみた。高尾駅方向へ歩くハイカーたちとすれ違いながら豆腐屋と摺差バス停の前を過ぎ、寺の先までバス通りを歩いてみたが、この辺で面倒になって、きびすを返してしまった。帰って調べると分かれ道はほんの少し先で、荒井バス停からの半分の距離で登山口まで着ける由。失敗した。
 さて、先を歩くハイカーにつられて蛇滝口まで歩いて戻ったが、高尾駅はまだ先だし、幸い3分後にはバスが来るようだ。満員バスに揺られて高尾駅へ戻り、ぐるりと踏切を迂回して健康ランド「ふろっぴぃ」の送迎バスへと急いだ。
 

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