鬼場倉ノ頭（おんばぐらのずこ）1969m 猫又谷から無名谷を行く

2019年05月12日(日) [日帰り]

• GPS: 08:10
• 距離: 22.0km
• 登り: 1,933m
• 下り: 1,926m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:37
• 休憩: 0:28
• 合計: 8:05

3:28 スタート地点
8:45 9:13 鬼場倉ノ頭
11:33 ゴール地点

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

○林道
洞杉の駐車場から発電所までは除雪済み。後は雪が出たり切れたり。途中徒渉一か所あるが大したことはない。

○最終堰堤から猫又谷1450m
猫又谷は徒渉なし。1450mまではスベスベ。デブリも気にならない。

○1450mから無名谷経由鬼場倉ノ頭
無名谷はデブリも少なく東芦見尾根まで雪付きも良くまっすぐ伸びていて、目視できるので安全。スキー歩行でジグを切るのが面倒になって1750mで西側の尾根にトラバースしたがこれが良くなかった。地図より細く急、無難に無名谷へ登った方がよい。東芦見尾根へ登れば広い稜線歩き。アップダウンを繰り返しながら鬼場倉ノ頭。

○鬼場倉ノ頭からの滑走。
条件によっていくつかの谷を滑る事ができるだろう。今回は2055からの無名谷しか雪付きがなく登り返しての滑走とした。

写真

5/12 3:19

洞杉の駐車場で闇の中準備。車両通行止めのガードパイプをどけたりしない優良山スキーヤーだ。

5/12 3:21

いざ出発。今年初めてのMTB。

5/12 4:05

雪が出て来たらデポ。

5/12 4:26

デポしてから雪が切れてかなり歩いた。気がする。

5/12 4:45

外しては穿くの繰り返しで辟易。

5/12 4:50

何度か来たがルートはうる覚えで右往左往。のぞいて見るもイマイチ。ルート取りが怪しい。

5/12 5:07

林道の徒渉は一か所。

5/12 5:29

堰堤の乗越は大したことはない。

5/12 5:57

猫又谷へ。堰堤乗越後に徒渉はない。

5/12 6:25

猫又谷から東芦見尾根へ登る谷や尾根を探りながら進む。

5/12 6:51

猫又谷1450から2055への無名谷を登行ルートする。

5/12 7:20

無名谷を進むも上部が急なため比較的ゆるそうな西側の尾根へ転進することに…　これからが今日の核心。

5/12 7:30

広いと思われた尾根は激狭。しかも日が当たりだしてグズグズの雪。アイゼンに履き替えよう。

5/12 7:38

ごめんよカリスマ…　こんな所の連れて来て。

5/12 7:44

細尾根が過ぎたら急な壁。グズグズだから先週登った早月尾根よりたちが悪い。

5/12 7:58

雪切れも複数。

5/12 8:06

細尾根からようやく目指す鬼場倉ノ頭が。

5/12 8:52

東芦見尾根に出たらルンルンハイク。

5/12 8:58

2055から下って登ったら山頂。向かいは剱と早月尾根。

5/12 9:01

山頂ではスイーツタイム

5/12 9:03

フルーツとゼリーで女子会ではなくオジサン会。

5/12 9:10

補給したら山頂から滑ろう。山スキーヤ―は山頂から滑ってなんぼ（YSHR先生談

5/12 9:23

でも30mほど落としたら2055へ登り返しなんだ(笑)

5/12 9:23

東芦見尾根と猫又山。右俣左俣ともバッチリ稜線からつながっている。

5/12 9:25

鬼場倉ノ山バイバイ。

5/12 9:58

2055から剱。池ノ谷や西仙人谷が良く見える。

5/12 9:58

池ノ谷が気になるカリスマ。俺は行かないぞ。

5/12 10:14

谷へ降りる前に眺望を見直す。2度目はないだろう。

5/12 10:06

2055から無名谷へドロップイン。出だしはスベスベ。

5/12 10:07

徐々に荒れて来る。

5/12 10:10

緩んでるから荒れてても平気。

5/12 10:20

ナイスザラメ。

5/12 10:20

下部に見えるのが猫又谷。ガンガン落とす。

5/12 10:22

斜度もそこそこで意外と楽しめる無名谷だった。

5/12 10:24

猫又谷へ降りてきた。

5/12 10:33

一気に下ろう。下山パーティーが2組居た。

5/12 10:43

堰堤まで来たら後は消化試合。

5/12 10:59

トボトボ歩く。

5/12 11:06

短いけど濃厚な山だった。

5/12 11:19

無事にデポ地点。

5/12 11:15

MTBに跨ると一気に下る。

5/12 11:20

乗ったり降りたりの繰り返し。

5/12 11:15

ここは発電所近く。落石多し。

5/12 11:20

洞杉の分岐の流水で機材を洗う綺麗好きオジサン。

5/12 11:39

無事下山。天日干しで殺菌オジサン。

撮影機器：

EOS Kiss X7 CANON

COOLPIX W300 ニコン

感想

1073BC

山スキーシーズン終盤、お互い休みが合うのは今日が最後。小窓や剱岳などお腹いっぱいの山行続きだったので手ごろで行った事の無い山を検討。マイナー峰ではあるが越中の百山、鬼場倉ノ頭を目指すことにする。

鬼場倉ノ頭は細蔵山や東芦見尾根経由で登られる事が多いが何れも稜線コースでアップダウンが多く山スキー向きではない。山スキー向きのコースを検討した結果、猫又谷から東芦見尾根へ登り上げて鬼場倉ノ頭へ向かうことにする。猫又谷から鬼場倉ノ頭へのルートは地図上では幾つか考えられるが正直見てみないと分らない。そんな訳で猫又谷へ入ってから東芦見尾根を目視で観察しながら進むことにする。猫又谷を進むと1450mでスベスベの無名谷が確認できたのでこれを登る事に。谷は東芦見尾根2055に直登しているので安全だ。無名谷へ入ってジグを切りながらスキーで登るもなかなか進まない。嫌気がさして1750mで西側の地図では広い尾根にトラバースしようと転進、これがホントまずかった。尾根は激細の急登で雪切れやクラックも多い。とは言え、戻るのも困難なので進むしかない。日が差して雪はグズグズ、アイゼンに履き替えダブルピックを刺し込み、雪崩れないか心配しながらゼイゼイハアハア、汗だくで急いで尾根を目指す。

何事も無く東芦見尾根へ取り付いて一安心。稜線は広くルンルンハイク。アップダウンをこなして鬼場倉ノ頭へ登頂。稜線はめんどくさいのでアイゼンのままだった。

展望を楽しんだ後はいよいよ山頂からの滑走だ。猫又谷から目視で確認済みだが山頂から続く谷や尾根は雪切れで無理。山頂から往路を30m鞍部まで滑り東芦見尾根を登り返して2055から無名谷を滑る事に。

無名谷は多少のデブリもあるが概ねスベスベ。日射でナイスザラメで猫又谷まで一気に落とす。

猫又谷は広大な雪原、ザラメを堪能し最終堰堤へ戻れば後は消化試合だ。