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Yamareco

記録ID: 1872732
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
アジア

世界第5位の高峰 Mt マカルー 8463m 隊員 1人 登頂 ヒマラヤ ネパール

2019年04月05日(金) 〜 2019年05月21日(火)
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コースタイム

極地式なのでコースタイムはありません。
2014年は絶不調(咳が止まらず)で山人生初のギブアップをしました。
その時のコースタイムはクランポンポイントからC2まで5時間掛かりましたが、今回は3時間6分と絶好調でした。
天候 晴 曇り 雨 吹雪 強風
過去天気図(気象庁) 2019年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 飛行機
カトマンズ→トゥムリンタール(国内線)
トゥムリンタール→ヌン(車)
ヌン(高度1560m)→シィドゥワ(高度1500m)→タシゴン(高度2100m)→コンマ(高度3500m)→ドバード(高度3800m前後)→ヤングリカルカ(高度3500m前後)→ランマリカルカ(高度4150m前後)→ヒラリーBC(高度4808m)→マカルーABC(高度5653m)
キャラバンは今年もヘリを使わず車止めのヌンから歩きました。
昨今のヒマラヤではBCまでヘリを使っての入りが圧倒的に多いです。
色んな考え色んな登山が有りますが、果たしてこれで山頂に登った場合、心底登頂?って言えるのでしょうか・・・。
yakouseiは登山なので当然毎回車止めからは歩きます。
コース状況/
危険箇所等
標高7500m以上に有ったブルーアイスが年にもよると思いますが、数か所有、アイゼンが僅かに乗る感じでのトラバースがとても危険と思いました。
8000m峰は8回目のチャレンジですが、毎回ベストシーズン&ノーマルルート、シェルパ、酸素(ラストキャンプから使います)有りで登っています。
エベレスト以外の7回の登山は隊員1人シェルパ1人でチャレンジしています。
*時には1人で行動もするが、殆どの場合、雇ったシェルパと行動を共にする。
またトレースやFIXロープ&梯子を使う事から単独とは言わない。
公募隊には参加していません。
基本シェルパを1人雇って自分の荷物は自分で持ちます。
極々稀に寝袋やワンピースダウンを持ってもらっていますが、他の隊員と違うのは荷物が多い事、国内に居る時から一人で手配から準備までしています。
最大の拘りは自分のお金で登る事。
スポンサーや他人は全く当てにしていません。
過去に約束を破る方々が居て計画が直前で中止になった苦い経験が遭った事で以後、「自力で遠征をする」と心に決めました。
当てにすると登れる山も登れなくなるのと、登山は自分の足、自力で登るスポーツなので資金面も他力本願にならず、自分のお金で登る事にしました。
他人を当てにせず自腹でチャレンジしてこそ登山であって、登山の醍醐味があり、登頂し心底達成感を味わいたいと思います。(プロやお仕事は別)
そう自分の頭、手、足を存分に使いたいと思います。
無スポンサーでも隊員1人でも8000m峰にチャレンジ出来る事をこのレコ通して少しでも多くの方々にお伝え出来たら幸いです。

yakousei
その他周辺情報 マカルーから西に20kmの位置には世界最高峰のエベレスト&ローツェが双耳峰に見えました。
今回もエアーはKE
羽田→仁川→カトマンズ
2019年04月06日 02:18撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
2
4/6 2:18
今回もエアーはKE
羽田→仁川→カトマンズ
仁川にてトランジット
2019年04月06日 04:54撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
1
4/6 4:54
仁川にてトランジット
僅かにヒマラヤ山脈が見える。
2019年04月06日 20:51撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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4/6 20:51
僅かにヒマラヤ山脈が見える。
荷物をピックアップ
23kgX2個で助かります。
2019年04月06日 21:51撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
2
4/6 21:51
荷物をピックアップ
23kgX2個で助かります。
期間中この類の料理で後半はゲンナリ・・・。
2019年04月06日 23:24撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
2
4/6 23:24
期間中この類の料理で後半はゲンナリ・・・。
ボーダーナードにて安全祈願
2019年04月07日 17:31撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
2
4/7 17:31
ボーダーナードにて安全祈願
確りとお祈りしました。
2019年04月07日 17:43撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
3
4/7 17:43
確りとお祈りしました。
左エベレスト&ローツェ、右マカルー
2019年04月09日 14:50撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
3
4/9 14:50
左エベレスト&ローツェ、右マカルー
国内線でトゥムリンタールへ向かう途中。
目的のMtマカルー8463mを遠望
2019年04月09日 14:53撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
3
4/9 14:53
国内線でトゥムリンタールへ向かう途中。
目的のMtマカルー8463mを遠望
トゥムリンタール着。
暑い暑い(汗)
2019年04月09日 15:15撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
4/9 15:15
トゥムリンタール着。
暑い暑い(汗)
勿論探しました(笑)
2019年04月09日 16:18撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
1
4/9 16:18
勿論探しました(笑)
道が良くなっていて驚きました。
2019年04月09日 18:06撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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4/9 18:06
道が良くなっていて驚きました。
順調
2019年04月09日 18:07撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
4/9 18:07
順調
3時間掛からずヌンに到着
2019年04月09日 19:26撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
1
4/9 19:26
3時間掛からずヌンに到着
5年前に比べると大分新しい建物が確認出来ました。
2019年04月09日 19:26撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
4/9 19:26
5年前に比べると大分新しい建物が確認出来ました。
2014年と同じ宿に。
そこでその時にヤマレコの貼った名刺がそのまま!
素晴らしい!
2019年04月09日 19:28撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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4/9 19:28
2014年と同じ宿に。
そこでその時にヤマレコの貼った名刺がそのまま!
素晴らしい!
翌日、キャラバン開始。
8000m峰14座中、カンチェンジュンガの次に大変な道のりです。
ABCまでは歩いて10日ほど掛かります。
エベレスト街道を歩くより2ランクは大変です。
2019年04月10日 15:26撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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4/10 15:26
翌日、キャラバン開始。
8000m峰14座中、カンチェンジュンガの次に大変な道のりです。
ABCまでは歩いて10日ほど掛かります。
エベレスト街道を歩くより2ランクは大変です。
初日は一旦600m下り600m登る
無事シィドゥワー着。
ポーターは一人だけ雇いました。
ABCまではシェルパとポーター1人とyakouseiの3人で行動した。他の荷物はヘリで荷上げした。
ポーターのミンゲルさんはカンチェンジュンガでもお世話になりました。
取扱が優しくて確実です。有難う御座いました!
2019年04月10日 17:39撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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4/10 17:39
初日は一旦600m下り600m登る
無事シィドゥワー着。
ポーターは一人だけ雇いました。
ABCまではシェルパとポーター1人とyakouseiの3人で行動した。他の荷物はヘリで荷上げした。
ポーターのミンゲルさんはカンチェンジュンガでもお世話になりました。
取扱が優しくて確実です。有難う御座いました!
翌日。
棚田。
2019年04月11日 11:51撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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4/11 11:51
翌日。
棚田。
田植えの最盛期です。
2019年04月11日 11:54撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
1
4/11 11:54
田植えの最盛期です。
元気な子供たちと触れ合う。
2019年04月11日 13:04撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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4/11 13:04
元気な子供たちと触れ合う。
キャラバンの風景
2019年04月11日 14:18撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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4/11 14:18
キャラバンの風景
ようやく会えた!
タシゴンにて
2019年04月12日 11:13撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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4/12 11:13
ようやく会えた!
タシゴンにて
5000m峰が見えた。
2019年04月12日 12:20撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
3
4/12 12:20
5000m峰が見えた。
キャラバンの風景
2019年04月12日 13:46撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
4/12 13:46
キャラバンの風景
コンマ着
2019年04月12日 17:50撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
4/12 17:50
コンマ着
今年は雪が多いそうです。
2019年04月12日 17:50撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
1
4/12 17:50
今年は雪が多いそうです。
BCまでの最大の難関、コンマ・ラ(峠)越え
4か所ほどのアップダウン有。
アイゼン無で通過出来ました。
2019年04月13日 12:52撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
1
4/13 12:52
BCまでの最大の難関、コンマ・ラ(峠)越え
4か所ほどのアップダウン有。
アイゼン無で通過出来ました。
何とか天気はもってくれた。
2019年04月13日 12:55撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
1
4/13 12:55
何とか天気はもってくれた。
2014年は一気にヤングリカルカまで行きました。
今回は刻んでドバードにて就寝。
少し雨漏りがしてた。
2019年04月13日 17:27撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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4/13 17:27
2014年は一気にヤングリカルカまで行きました。
今回は刻んでドバードにて就寝。
少し雨漏りがしてた。
翌日500m下る。
2019年04月14日 12:26撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
4/14 12:26
翌日500m下る。
標高の高い場所に有る石楠花はまだまだ。
2019年04月14日 13:14撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
1
4/14 13:14
標高の高い場所に有る石楠花はまだまだ。
左からの落石に注意しながらヤングリカルカまで行く。
2019年04月14日 14:02撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
1
4/14 14:02
左からの落石に注意しながらヤングリカルカまで行く。
橋がある。
2019年04月14日 16:15撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
3
4/14 16:15
橋がある。
ヤングリカルカ着。
登山者によっては此処までヘリで入る人もいる。
2019年04月15日 11:06撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
4
4/15 11:06
ヤングリカルカ着。
登山者によっては此処までヘリで入る人もいる。
翌日。
2019年04月15日 12:40撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
2
4/15 12:40
翌日。
4000m前後が残雪多かった。
4500m過ぎると雪が一旦無くなっていた。
2019年04月15日 14:43撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
2
4/15 14:43
4000m前後が残雪多かった。
4500m過ぎると雪が一旦無くなっていた。
蝶、殆ど虫の息。
2019年04月15日 15:20撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
2
4/15 15:20
蝶、殆ど虫の息。
ヤンメリカルカからマカルーBCを目指す。
2019年04月16日 10:27撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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4/16 10:27
ヤンメリカルカからマカルーBCを目指す。
今年は宿での煙をくらう事なく快適でした。
2019年04月16日 11:20撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
2
4/16 11:20
今年は宿での煙をくらう事なく快適でした。
周辺
2019年04月16日 11:20撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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4/16 11:20
周辺
周辺の景色
2019年04月16日 11:27撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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4/16 11:27
周辺の景色
BCに目指す
2019年04月16日 13:48撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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4/16 13:48
BCに目指す
見上げると
2019年04月16日 13:52撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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4/16 13:52
見上げると
BC前の茶屋
2019年04月16日 14:23撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
2
4/16 14:23
BC前の茶屋
遂にマカルーが見えた!
2019年04月16日 15:33撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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4/16 15:33
遂にマカルーが見えた!
ヒラリーBC(マカルーベースキャンプ)
トレキングの終点
沢山のポーターたちでに賑わう。
2019年04月17日 10:32撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
16
4/17 10:32
ヒラリーBC(マカルーベースキャンプ)
トレキングの終点
沢山のポーターたちでに賑わう。
アップ
2019年04月17日 13:09撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
11
4/17 13:09
アップ
翌日は高度順応の為標高5100mまでトレーニング
左奥に見える白い山はローツェ
2019年04月17日 13:35撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
5
4/17 13:35
翌日は高度順応の為標高5100mまでトレーニング
左奥に見える白い山はローツェ
何と此処にも犬が!
エベレストBC、カンチェンジュンガBC、マナスルBCにも犬が居た。6000m近まで登ってくるようだ・・・。
2019年04月18日 22:07撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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4/18 22:07
何と此処にも犬が!
エベレストBC、カンチェンジュンガBC、マナスルBCにも犬が居た。6000m近まで登ってくるようだ・・・。
流石はウィンディーマウンテン
上部は強風だ。
2019年04月19日 09:47撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
9
4/19 9:47
流石はウィンディーマウンテン
上部は強風だ。
3連泊して確りと高度に慣れた所で最終目的地マカルーABCに向かう事にした。
ポーターの荷物を参考までに背負ってみた。
重量は大したことないが、紐が頭にしか無く、バランスが大事だと言う事が分かった。
2019年04月19日 10:58撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
13
4/19 10:58
3連泊して確りと高度に慣れた所で最終目的地マカルーABCに向かう事にした。
ポーターの荷物を参考までに背負ってみた。
重量は大したことないが、紐が頭にしか無く、バランスが大事だと言う事が分かった。
中には長靴で登るポーターも居た!
2019年04月19日 11:02撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
5
4/19 11:02
中には長靴で登るポーターも居た!
シェルパニコルとの分岐近くからモレーンに降りる。
2019年04月19日 12:29撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
2
4/19 12:29
シェルパニコルとの分岐近くからモレーンに降りる。
右にはずっとマカルーが見える。。
2019年04月19日 12:47撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
6
4/19 12:47
右にはずっとマカルーが見える。。
何んとポーターたちは水も行動食も持たずに歩荷しているではないか!
yakouseiのを少しあげました。小休止の一コマ。
2019年04月19日 14:15撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
9
4/19 14:15
何んとポーターたちは水も行動食も持たずに歩荷しているではないか!
yakouseiのを少しあげました。小休止の一コマ。
浮石だらけにも関わらず軽快に歩荷する。
2019年04月19日 15:34撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
5
4/19 15:34
浮石だらけにも関わらず軽快に歩荷する。
目指す最終目的地ABCは近い。
2019年04月19日 15:38撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
3
4/19 15:38
目指す最終目的地ABCは近い。
ようやくマカルーABC高度高度5643m着
2019年04月19日 17:08撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
11
4/19 17:08
ようやくマカルーABC高度高度5643m着
登って来たルートを見下ろす。
世界最難関のトレッキングルートを見る。(最高高度約6100m)
イーストコル又はシェルパニコルからウエストコル、バルンツェBCそしてアンブラプツァを越えチュクンに行くルートが有る。今回無傷で終えれば歩く予定だった。
2019年04月19日 17:10撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
10
4/19 17:10
登って来たルートを見下ろす。
世界最難関のトレッキングルートを見る。(最高高度約6100m)
イーストコル又はシェルパニコルからウエストコル、バルンツェBCそしてアンブラプツァを越えチュクンに行くルートが有る。今回無傷で終えれば歩く予定だった。
ABCでの食事をシェアする会社のテントを見る。
他の隊員はまだ誰も来ていない・・・。
2019年04月19日 17:20撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
7
4/19 17:20
ABCでの食事をシェアする会社のテントを見る。
他の隊員はまだ誰も来ていない・・・。
ダイニングテント
2019年04月19日 17:23撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
2
4/19 17:23
ダイニングテント
このセンスは・・・。
2019年04月19日 17:23撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
7
4/19 17:23
このセンスは・・・。
ABCの様子
2019年04月20日 11:19撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
2
4/20 11:19
ABCの様子
ABCからの景色
2019年04月20日 11:19撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
8
4/20 11:19
ABCからの景色
マカルーを見上げる
2019年04月20日 11:23撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
2
4/20 11:23
マカルーを見上げる
翌日クランポンポイントからC3の有るマカルー・ラを見る。
2019年04月21日 15:21撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
4/21 15:21
翌日クランポンポイントからC3の有るマカルー・ラを見る。
何か所かブルーアイスが有る。
2019年04月21日 15:24撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
2
4/21 15:24
何か所かブルーアイスが有る。
夜のABC
2019年04月21日 22:52撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
3
4/21 22:52
夜のABC
晴天時はダウンを天日干しする。
2019年04月22日 13:57撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
4/22 13:57
晴天時はダウンを天日干しする。
今回のバイブル
2019年04月22日 20:43撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
4
4/22 20:43
今回のバイブル
今日はC2まで高度順応と荷上げ
2019年04月24日 14:13撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
2
4/24 14:13
今日はC2まで高度順応と荷上げ
C1は飛ばす
2015年の地震の影響かクレパスがかなり大きく不安定になっていた。
2019年04月24日 17:24撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
1
4/24 17:24
C1は飛ばす
2015年の地震の影響かクレパスがかなり大きく不安定になっていた。
画像では見えないが下までの大きさは40m位は有る。
2019年04月24日 17:24撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
2
4/24 17:24
画像では見えないが下までの大きさは40m位は有る。
C2直下
2019年04月24日 17:24撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
1
4/24 17:24
C2直下
C2が見えた。
2019年04月24日 18:02撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
1
4/24 18:02
C2が見えた。
左側
2019年04月24日 18:02撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
4/24 18:02
左側
クレパス多し
2019年04月24日 18:02撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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4/24 18:02
クレパス多し
ABCに向け下山開始
2019年04月24日 18:58撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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4/24 18:58
ABCに向け下山開始
無事CP到着。
アイゼン&ハーネスを外す。
2019年04月24日 19:28撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
1
4/24 19:28
無事CP到着。
アイゼン&ハーネスを外す。
キッチンテント
2019年04月26日 11:38撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
1
4/26 11:38
キッチンテント
あと一人インド人がABCに来ていないがプジャが始まる。
2019年04月26日 13:51撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
4
4/26 13:51
あと一人インド人がABCに来ていないがプジャが始まる。
安全祈願をした事によってHCで寝る事がようやく許される。
2019年04月26日 15:06撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
4/26 15:06
安全祈願をした事によってHCで寝る事がようやく許される。
マカルーの山頂は常に強風だ。
2019年04月26日 18:13撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
3
4/26 18:13
マカルーの山頂は常に強風だ。
翌日C2に泊まる。
2019年04月27日 14:02撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
4/27 14:02
翌日C2に泊まる。
2007年チョーオーユー8201mとアマダブラム、そして2008年にエベレストで大変お世話になったシェルパ、パサンに偶然会った!
彼は今年K2の仕事が入っていると言う。
2019年04月27日 14:44撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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4/27 14:44
2007年チョーオーユー8201mとアマダブラム、そして2008年にエベレストで大変お世話になったシェルパ、パサンに偶然会った!
彼は今年K2の仕事が入っていると言う。
C1直下の氷壁を見る。
2019年04月27日 16:07撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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4/27 16:07
C1直下の氷壁を見る。
C2前のクレパス
5月に入って幅が広がって一か八かのジャンプで突破する。
2019年04月27日 18:13撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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4/27 18:13
C2前のクレパス
5月に入って幅が広がって一か八かのジャンプで突破する。
C2着。
2014年はCPからC2まで5時間掛かりましたが、今回は3時間6分と絶好調でした!
2019年04月27日 18:25撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
4/27 18:25
C2着。
2014年はCPからC2まで5時間掛かりましたが、今回は3時間6分と絶好調でした!
C2からエベレスト&ローツェを見る。
2019年04月27日 20:21撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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4/27 20:21
C2からエベレスト&ローツェを見る。
アップ
2019年04月27日 21:33撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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4/27 21:33
アップ
シルエットも圧巻。
2019年04月27日 22:50撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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4/27 22:50
シルエットも圧巻。
パノラマで
左奥にはメラピーク、7000m峰のバルンツェ、アマダブラムと絶景を堪能
2019年04月29日 13:28撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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4/29 13:28
パノラマで
左奥にはメラピーク、7000m峰のバルンツェ、アマダブラムと絶景を堪能
C2まではG5で登ると決めていた。
今回高度6920mまで行けた。
晴天なら7000m峰前半は可能と思われる。
軽くて動きやすい!
2019年04月29日 13:36撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
4/29 13:36
C2まではG5で登ると決めていた。
今回高度6920mまで行けた。
晴天なら7000m峰前半は可能と思われる。
軽くて動きやすい!
一旦ABCに下ります。
此処まで順調。
今年のヒマラヤは早期決着か。
2019年04月29日 13:50撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
4/29 13:50
一旦ABCに下ります。
此処まで順調。
今年のヒマラヤは早期決着か。
クレパスに注意しながら下る。
2019年04月29日 13:51撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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4/29 13:51
クレパスに注意しながら下る。
振り返る。
2019年04月29日 13:58撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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4/29 13:58
振り返る。
今日も天候に恵まれた。
2019年04月29日 14:04撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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4/29 14:04
今日も天候に恵まれた。
氷壁を下る。
2019年04月29日 14:22撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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4/29 14:22
氷壁を下る。
ポーランド人の誕生会がABCで行われた。
とても良い思い出になった。
2019年05月01日 23:26撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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5/1 23:26
ポーランド人の誕生会がABCで行われた。
とても良い思い出になった。
シェルパたちも盛り上げてくれたw
2019年05月01日 23:49撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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5/1 23:49
シェルパたちも盛り上げてくれたw
今年も調子は良い。
2019年05月02日 09:27撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
5/2 9:27
今年も調子は良い。
暫く天気は安定せずクランポンポイントまでエクササイズした。
2019年05月06日 14:38撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
5/6 14:38
暫く天気は安定せずクランポンポイントまでエクササイズした。
クランポンポイント近くからABCを見下ろす。
2019年05月06日 14:50撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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5/6 14:50
クランポンポイント近くからABCを見下ろす。
夜のABC
月面着陸したようだ。
2019年05月07日 23:36撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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5/7 23:36
夜のABC
月面着陸したようだ。
期間中残念ながら死者が出てしまった・・・。
一番強いと言われていたペルー人ガイドがC2のテントの中で亡くなっていた(合掌)
2019年05月10日 21:36撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
5/10 21:36
期間中残念ながら死者が出てしまった・・・。
一番強いと言われていたペルー人ガイドがC2のテントの中で亡くなっていた(合掌)
我々のサミットプッシュの日がやって来た。
14,15日が良いとの事。
晴天を祈りながらスタートした。
2019年05月13日 13:05撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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5/13 13:05
我々のサミットプッシュの日がやって来た。
14,15日が良いとの事。
晴天を祈りながらスタートした。
2014年のリベンジなるか。
2019年05月13日 13:08撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
5/13 13:08
2014年のリベンジなるか。
今日はC2を目指す。
しかし13、14日は吹雪の予報だった。
それでも信じて上を目指す。
2019年05月13日 15:45撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
5/13 15:45
今日はC2を目指す。
しかし13、14日は吹雪の予報だった。
それでも信じて上を目指す。
C2から上部はワンピースダウンと高所靴で臨む。
2019年05月14日 11:58撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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5/14 11:58
C2から上部はワンピースダウンと高所靴で臨む。
あの中に突っ込む。
覚悟のクライミングです。
2019年05月14日 12:36撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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5/14 12:36
あの中に突っ込む。
覚悟のクライミングです。
所々ブルーアイスが有る。
少しのミスも許されない。
2019年05月14日 15:45撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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5/14 15:45
所々ブルーアイスが有る。
少しのミスも許されない。
難関マカルーラ(峠)に向かって登攀。
C3の高度は7400m
2019年05月14日 19:31撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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5/14 19:31
難関マカルーラ(峠)に向かって登攀。
C3の高度は7400m
吹雪は抜けたが今度は強風との戦いが待っていた。
2019年05月14日 20:40撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
5/14 20:40
吹雪は抜けたが今度は強風との戦いが待っていた。
C3着。
振り返るとエベレスト&ローツェが圧巻!
2019年05月14日 21:42撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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5/14 21:42
C3着。
振り返るとエベレスト&ローツェが圧巻!
C3から山頂を見る。
2019年05月15日 11:55撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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5/15 11:55
C3から山頂を見る。
アップ。
シェルパからこの時ようやくFIXが張られたと言う聞いた。
ギリギリではあったが、登頂の確率がかなり高くなった。
2019年05月15日 11:55撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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5/15 11:55
アップ。
シェルパからこの時ようやくFIXが張られたと言う聞いた。
ギリギリではあったが、登頂の確率がかなり高くなった。
良く見ると山頂直下にシェルパの姿が確認出来た。
本当にご苦労様です。
2019年05月15日 12:19撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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5/15 12:19
良く見ると山頂直下にシェルパの姿が確認出来た。
本当にご苦労様です。
C3からエベレスト方面。
2019年05月15日 12:36撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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5/15 12:36
C3からエベレスト方面。
間もなくスタート。
殆ど寝ずに山頂を目指す事に。
2019年05月15日 22:27撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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5/15 22:27
間もなくスタート。
殆ど寝ずに山頂を目指す事に。
今回ラストキャンプのC4は飛ばしC3からスタートした。
山頂までの道のりは思ったより厳しい。
トラバースの連続で歩き辛かった。
2019年05月16日 00:05撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
5/16 0:05
今回ラストキャンプのC4は飛ばしC3からスタートした。
山頂までの道のりは思ったより厳しい。
トラバースの連続で歩き辛かった。
ゆっくりとゆっくりと確実に高度を稼ぐ。
2019年05月16日 00:51撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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5/16 0:51
ゆっくりとゆっくりと確実に高度を稼ぐ。
この辺りのブルーアイスがとても危険と感じた。
2019年05月16日 03:05撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
5/16 3:05
この辺りのブルーアイスがとても危険と感じた。
東の空から希望が見えて来た。
2019年05月16日 07:39撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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5/16 7:39
東の空から希望が見えて来た。
間もなく山頂稜線に出る。
2019年05月16日 08:21撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
5/16 8:21
間もなく山頂稜線に出る。
エベレストと同じ高度にも見える。
2019年05月16日 09:23撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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5/16 9:23
エベレストと同じ高度にも見える。
チベット方面。
2019年05月16日 09:23撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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チベット方面。
C3を出て始めて腰を下ろした。
2019年05月16日 09:23撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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5/16 9:23
C3を出て始めて腰を下ろした。
あれが山頂か・・・。
2019年05月16日 09:37撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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5/16 9:37
あれが山頂か・・・。
振り返る。
我がシェルパは常にサポートしてくれた。
2019年05月16日 09:37撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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5/16 9:37
振り返る。
我がシェルパは常にサポートしてくれた。
今シーズントップのクライマーがテッペンに立っている。
しかも凄い迫力!
2019年05月16日 09:42撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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5/16 9:42
今シーズントップのクライマーがテッペンに立っている。
しかも凄い迫力!
雪庇の向こう側を覗いてみる。
2019年05月16日 09:49撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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5/16 9:49
雪庇の向こう側を覗いてみる。
本当の山頂はまだ奥に有った。
あれが間違いなく山頂。
2019年05月16日 10:08撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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5/16 10:08
本当の山頂はまだ奥に有った。
あれが間違いなく山頂。
また雪庇の方を覗く。
二度と見られない景色だ。
2019年05月16日 10:37撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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5/16 10:37
また雪庇の方を覗く。
二度と見られない景色だ。
振り返る。
緊張の連続が続く。
2019年05月16日 10:38撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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5/16 10:38
振り返る。
緊張の連続が続く。
2019年5月16日10時39分(日本時間)
世界第5位の高峰Mtマカルーに登頂。
2019年05月16日 10:39撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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5/16 10:39
2019年5月16日10時39分(日本時間)
世界第5位の高峰Mtマカルーに登頂。
初登頂したフランス隊の「まるで鉛筆の先の様に尖った・・・」と言う名言がありましたが・・・。
山頂は立つ事が出来ないと言われていたが思ったほど尖っていなかった。
流石に立つ事は不可能でしたが両手で確りとタッチはした。
2019年05月16日 10:41撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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5/16 10:41
初登頂したフランス隊の「まるで鉛筆の先の様に尖った・・・」と言う名言がありましたが・・・。
山頂は立つ事が出来ないと言われていたが思ったほど尖っていなかった。
流石に立つ事は不可能でしたが両手で確りとタッチはした。
山頂は狭く高度感は半端ない。
後ろからもクライマーが来ていて長居は出来なかった。
2019年05月16日 10:49撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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5/16 10:49
山頂は狭く高度感は半端ない。
後ろからもクライマーが来ていて長居は出来なかった。
非常に狭い山頂と帰路での入れ違いに時間は掛かった。
エベレストを遠望。
2019年05月16日 11:40撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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5/16 11:40
非常に狭い山頂と帰路での入れ違いに時間は掛かった。
エベレストを遠望。
慎重に下る。
2019年05月16日 13:02撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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5/16 13:02
慎重に下る。
やや苦戦したブルーアイス。
殆どアイゼン利きません。
2019年05月16日 14:44撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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やや苦戦したブルーアイス。
殆どアイゼン利きません。
無事にC3着
2019年05月16日 15:28撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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無事にC3着
C2着
2019年05月16日 19:54撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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5/16 19:54
C2着
何とその日の内にABCまで下り皆の度肝を抜いた。
左我がシェルパ、真ん中インド人クライマー(インド人女性最年少で2013年エベレスト登頂)プリアンカ、そしてyakousei
2019年05月17日 00:25撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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5/17 0:25
何とその日の内にABCまで下り皆の度肝を抜いた。
左我がシェルパ、真ん中インド人クライマー(インド人女性最年少で2013年エベレスト登頂)プリアンカ、そしてyakousei
翌日最後のメンバーがABCに下りて来た。
感動のゴール。
2019年05月17日 21:48撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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5/17 21:48
翌日最後のメンバーがABCに下りて来た。
感動のゴール。
2019年マカルーのスタッフとても優秀でした。
2019年05月18日 00:01撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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5/18 0:01
2019年マカルーのスタッフとても優秀でした。
とても良い思い出になりました。
2019年05月18日 00:04撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
5/18 0:04
とても良い思い出になりました。
レアな角度からのアマダブラム。
2019年05月18日 13:27撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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5/18 13:27
レアな角度からのアマダブラム。
解散は早いw早速カトマンズへ。
2019年05月20日 16:32撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
5/20 16:32
解散は早いw早速カトマンズへ。
直ぐに帰国w
2019年05月21日 22:18撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
5/21 22:18
直ぐに帰国w
中国上空。
多分上海。
2019年05月22日 04:43撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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5/22 4:43
中国上空。
多分上海。
日本の上空に入った、能登半島を見下ろす。
2019年05月22日 19:02撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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5/22 19:02
日本の上空に入った、能登半島を見下ろす。
新潟上空から雪山を見下ろす。
2019年マカルー遠征は無事に終わった。
大変お疲れ様でした。
2019年05月22日 19:07撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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5/22 19:07
新潟上空から雪山を見下ろす。
2019年マカルー遠征は無事に終わった。
大変お疲れ様でした。

感想

2014年春Mtマカルー8463mに隊員1人でチャレンジし無念の敗退をした。
前年の秋Mtマナスル8163mに隊員1人でチャレンジし満足な天気予報を得られず敗退した経験を活かし衛星電話を持参した。
しかしABCで地形の影響なのか電波状況が悪く5時間歩き回って、やっと通話が出来る環境。
その時、喉をやられ以後、咳が止まらず登山を続けるのが困難になった。
それでも頑張ってサミットプッシュしたがC3にいた別の隊のシェルパが風が強くて動けない、FIXロープを張るのは厳しいとの情報を得た。
一旦ABCに下りたが私は2回登り直す体力が無く、そこでEXPの終了を決意、山人生初のギブアップとなった。
高所登山に限らず、体調が万全では無いと良いパフォーマンスは発揮できない。
例えば小さな棘が刺さっている、虫に刺された、何所かぶつけた等々ちょっとしたトラブルが有ると中々集中出来ず何時まで経っても気になって楽しく登山が出来ない、高所登山では猶更。
次回からはマスクを大量に持参し、手洗い、うがい、食事等々自己管理を徹底し遠征に臨む事にした。少々高い授業料だと今では思う様になった。
セカンドトライの為、C3のマカルー・ラ(峠)高度約7400mまでは体は覚えている。
特に登り方に関してのタクティスは考えず決めつけず、楽しもう、余裕を持って行動しようと考えながらマカルーの懐に入る事にした。
登山の醍醐味である「自由」を満喫する為に。
サミットプッシュまではゆっくりゆっくり荷上げと高度順応をし決して焦らず、周りの景色を堪能しながら登る。
今年のヒマラヤは4月は安定していた。
思ったより早く決着が付きそうだとおもったが5月の上旬は風が強く待機待機の日々が続いた。
天気予報はABCに居た山仲間から情報を交換し熟慮した上で5月15日に頂上に立つと決め12日にABCを出発。
12日の天候はまずまず、13日は吹雪、14日午前中は強風との予報であった。
16日からは暫く天候が悪いとの予報、ワンチャンスにかける。
特に13日は悪天の中、難関マカルーラ(峠)越をしなければならない。
何名か敗退する者、到着した者の中には夜になったりとそれなりに大変な1日だった。
14日にようやくFIXチームが山頂までロープを張る事に成功する。
夜、予報通り少し風が弱くなる、予定通り出発。
先頭集団の中に入って頂上を目指す事に。
今回C1とC4(ラストキャンプ)は建設しなかった。
サミットプッシュを含めてC2に3泊C3に1泊して頂上に臨んだ。
次の難関はフレンチクーロアールになる。
しかしそのポイントに至るまでにもブルーアイスが3か所ほど有り、アイゼンがほとんど利かないトラバースがやや難儀した。
先頭集団にも関わらず幸いにもラッセルは無く順調にフレンチクーロワールに着く。
FIXを張ったとは言え所々にしかなく、慎重にゆっくりと高度を稼ぐ。
やがて東の空から希望の光を確認する。
山頂と思われる独特に尖った岩を確認。
稜線に出れば山頂は直ぐとの事前の情報を得ていたのと天候も全くと言って良いほど問題ない。
核心も無事通過し頭の中では「登頂」の文字が過って来た。
稜線で本日初めて腰を下ろした。
周りを見下ろすと絶景がほぼ360度見渡せる事が出来た。
しかし山頂と思われた岩は実は山頂では無く、その奥に有った。
そこまでの道のりは距離は短いが高度感が半端無く、思った以上に険しかった。
特に登山者とのすれ違いに物凄い神経と慎重さを要した。
山頂は事前の情報通り立つ事が不可能。
その分、両手で確りと思いを届け、自分なりのセレモニーを行い、山の神に感謝そして自分のシェルパに感謝しゆっくりと下山をした。
全てが順調でその日の内にABCまで下り周りの人々の度肝を抜いた。
ABCで食事をシェアしたメンバー、シェルパ、コック、キッチンボーイそして知り合いのシェルパと喜びを分かち合い下界にそして住み慣れた我が日本に帰郷した。
最後に今年Mtマカルーでは1人のシェルパー同じ目標を持った3人の一般登山者が亡くなってしまった。
自己責任と一言で片付けられてしまうケースも有るが、自然を相手にしている以上、絶対に安全な登山など無い。
良い山を登るには時には、ちょっと無理しないといけないケースも有る。
亡くなった方々に哀悼の意を表するとともに登頂よりも全員が無事に家に還る事が、とても大事だと言う事を改めて痛感した。










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