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Yamareco

記録ID: 214440
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

奥穂、前穂が真正面! 〜快晴の霞沢岳

2012年08月08日(水) 〜 2012年08月10日(金)
 - 拍手
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
51:00
距離
24.4km
登り
1,845m
下り
1,846m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

8日:上高地6:15 - 7:08明神 - 9:10徳本峠
9日:徳本峠4:33 - 5:39ジャンクションピーク - 7:42K1ピーク - 8:10K2ピーク - 8:41霞沢岳9:15 - 12:25ジャンクションピーク - 13:13徳本峠
10日:徳本峠7:00 - 8:18明神 - 9:15上高地
 
天候 8日: 晴れ
9日: 晴れ
10日: 晴れ
過去天気図(気象庁) 2012年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
沢渡駐車場からバス 片道1,200円(往復2,000円)
 
コース状況/
危険箇所等
■登山ポスト: 上高地BTに登山相談所あり
■道の状況:
(明神〜徳本峠)良く整備された歩きやすい道 危険箇所はない。
(徳本峠〜霞沢岳)K1ピーク直下まではほとんど樹林の中のアップダウン。木の根を踏んで歩く道が続く。K1へは厳しい急登。K1から霞沢岳の稜線も岩が多い。

■沢渡大橋近くに車を止めた場合は「梓湖畔の湯」が便利。700円。
 
【1日目】上高地BTで準備中
2012年08月10日 22:49撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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8/10 22:49
【1日目】上高地BTで準備中
河童橋傍から吊尾根を
2012年08月10日 22:49撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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8/10 22:49
河童橋傍から吊尾根を
明神の少し先に徳本峠への分岐がある
2012年08月10日 22:49撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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8/10 22:49
明神の少し先に徳本峠への分岐がある
沢沿いの林の中を登って行く
2012年08月10日 22:49撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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8/10 22:49
沢沿いの林の中を登って行く
明神から1時間余りのベンチで一休み
ここからはもう一息
2012年08月10日 22:49撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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8/10 22:49
明神から1時間余りのベンチで一休み
ここからはもう一息
穂高が見えた
2012年08月10日 22:49撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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穂高が見えた
お、着いたようだ…
2012年08月10日 22:49撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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8/10 22:49
お、着いたようだ…
徳本峠の標識と徳本峠小屋旧館
2012年08月10日 22:50撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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8/10 22:50
徳本峠の標識と徳本峠小屋旧館
小屋からすぐの展望台からの穂高
一番高く見えるのは前穂
奥に奥穂、ジャンダルムが見えている
2012年08月10日 22:48撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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8/10 22:48
小屋からすぐの展望台からの穂高
一番高く見えるのは前穂
奥に奥穂、ジャンダルムが見えている
小屋の前は盛況
二本の巨大なダケカンバの木が日陰を作る
2012年08月10日 22:49撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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8/10 22:49
小屋の前は盛況
二本の巨大なダケカンバの木が日陰を作る
テントからの眺めは西穂の稜線
2012年08月10日 22:50撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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テントからの眺めは西穂の稜線
日が傾いた頃の景色
日没前はガスが出て撮影できず
2012年08月10日 22:49撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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8/10 22:49
日が傾いた頃の景色
日没前はガスが出て撮影できず
【2日目】スタジオ・ジャンクションで朝日が当り始めるのを待って撮影
2012年08月10日 22:49撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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【2日目】スタジオ・ジャンクションで朝日が当り始めるのを待って撮影
ジャンクションピークを通過
2012年08月10日 22:50撮影 by  iPhone 4S, Apple
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8/10 22:50
ジャンクションピークを通過
南の方角が開けて乗鞍岳、御嶽が望める
2012年08月10日 22:49撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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南の方角が開けて乗鞍岳、御嶽が望める
道は大部分こんな感じの樹林の中
2012年08月10日 22:49撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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道は大部分こんな感じの樹林の中
P2を通過
以下5枚はiPhoneで撮影
2012年08月10日 22:50撮影 by  iPhone 4S, Apple
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P2を通過
以下5枚はiPhoneで撮影
P4を通過
2012年08月10日 22:50撮影 by  iPhone 4S, Apple
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P4を通過
峠から2時間半、やっと目指すピークが見えてきた
左から霞沢岳、K2、K1
2012年08月10日 22:50撮影 by  iPhone 4S, Apple
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峠から2時間半、やっと目指すピークが見えてきた
左から霞沢岳、K2、K1
K1ピークを見上げる
標高差150mの急登
2012年08月10日 22:50撮影 by  iPhone 4S, Apple
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K1ピークを見上げる
標高差150mの急登
K1を喘ぎながら登っていく
キツイ
2012年08月10日 22:50撮影 by  iPhone 4S, Apple
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K1を喘ぎながら登っていく
キツイ
着いた! K1ピーク
2012年08月10日 22:49撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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着いた! K1ピーク
そしてこの景色!
六百山の向こうに穂高、左奥に笠ヶ岳、眼下に帝国ホテルの赤い屋根
2012年08月10日 22:49撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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そしてこの景色!
六百山の向こうに穂高、左奥に笠ヶ岳、眼下に帝国ホテルの赤い屋根
これはK2からの展望
六百山がどいてくれたのでこちらの方が吊尾根の見え方は優れているかも
2012年08月10日 22:49撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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これはK2からの展望
六百山がどいてくれたのでこちらの方が吊尾根の見え方は優れているかも
霞沢岳に到達
徳本峠から4時間
帰りを考えるとドッと疲れが…
2012年08月10日 22:49撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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霞沢岳に到達
徳本峠から4時間
帰りを考えるとドッと疲れが…
少し右へ振って、通って来たK2ピーク、K1ピーク(ピラミッド状のピーク)
ずっと奥には常念山系
2012年08月10日 22:49撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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少し右へ振って、通って来たK2ピーク、K1ピーク(ピラミッド状のピーク)
ずっと奥には常念山系
山頂直下の花を入れて
2012年08月10日 22:49撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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山頂直下の花を入れて
【3日目】日の出時には東に雲があってきれいに焼けず
2012年08月10日 22:49撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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8/10 22:49
【3日目】日の出時には東に雲があってきれいに焼けず
峠から昨日登ったピークが見えている
一番左から霞沢岳、K2、K1
あんな所まで…、と思うほど小さい
2012年08月10日 22:49撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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峠から昨日登ったピークが見えている
一番左から霞沢岳、K2、K1
あんな所まで…、と思うほど小さい
6時近くになって山に日が当るようになってきた
2012年08月10日 22:49撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
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8/10 22:49
6時近くになって山に日が当るようになってきた
サッサと下りて上高地に戻って来た
2012年08月10日 22:50撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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8/10 22:50
サッサと下りて上高地に戻って来た
どうしてだろう、また眺めてしまう
2012年08月10日 22:50撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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どうしてだろう、また眺めてしまう
上高地BTに到着
2012年08月10日 22:50撮影 by  COOLPIX P300, NIKON
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8/10 22:50
上高地BTに到着

感想

穂高の眺望が素晴らしいという評判の霞沢岳で撮影したくなった。

前日に徳本峠小屋へ電話すると、9月末までほとんど予約がいっぱいなので前の日に電話貰っても無理、ということで急遽テント泊に切替えて出発。
2泊して朝、夕の景色もできるだけ撮る予定。


【1日目】
幕営装備とカメラ類で前回の山行( http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-211193.html )と同じく荷物は20kgを超過。
徳本峠までの標高差600mもキツイだろうと覚悟していたのだが、沢沿いの登山道は整備されて歩きやすく、上高地から3時間足らずで楽に着いてしまった。

テントを張り終えるとまだ10時前だったので、このまま霞沢岳を往復しようかとも思ったが、コースタイムで往復8時間弱であるのを計算して無理をしないことにする。

お昼頃になるとあちこちから到着する登山者で小屋の前は大盛況になってくる。
15張り分くらいのテント場も夕方までにはほぼ空きがなくなった。
ここがそんなに人の集まる場所とは思っていなかったので結構驚く。

小屋のすぐ上に穂高の展望台があって、前穂を正面に、奥に吊尾根と奥穂がある新鮮な角度の景色を望める。
午後は日向ぼっこをしながらゆっくり過ごし、夕方に撮影を、と思っていたら日没前後はガスが出てしまい不調に終わる。

【2日目】
この日も快晴。
4時半頃に峠を出発して登り始めるとすぐに東の空が明るくなってくる。
スタジオ・ジャンクションで三脚を立て、前穂の壁面に日の当り始めるのを待ち撮影する。

ジャンクションピークまではジグザグに斜面を登って1時間ほど。
ここまで来ると南側に展望が開け、乗鞍や御嶽を眺めることができる。
その後はだんだん下りながら深い林の中を歩いて行く。
道は分かりやすく迷うことはないが、ほぼ全行程で木の根が出たり、ぬかるんだりしていて歩き難い。
小さめのピークにはPで始まる番号が確認できた限り4番まで付いている。

ジャンクションピークから1時間ほど歩いたところで樹林を抜け、これから向かうK1、K2、霞沢岳が目に入ってくる。
その地点と稜線の標高差は200mに近く、まだまだ遠いという感じ。
先ずK1に取り付くが、これがかなりキツイ急登で息が上がる。
ここまで誰にも会わなかったのだが、この登りで後から来た若い登山者に抜かれる。

しかし、何とか登り詰めたK1ピークからの眺望は素晴らしかった。
目の前に六百山の尾根、その向こうにどっしりと穂高吊尾根と岳沢の正面からの姿がある。
この角度からの穂高を見るにはここへ来るしかないという眺め。
雲ひとつない空の下でこの景色を見ることができ、十二分の満足。
暫く撮影をして次のK2ピークへ向かう。

K2はK1より僅かに高く、また少し西に位置するので、六百山があまり邪魔にならずに岳沢全体を見渡せる。
K2からさらに20分ほどでようやく霞沢岳山頂に到着。
ここからは焼岳も正面にとても大きく見えるし、再び南方の乗鞍、御嶽もよく見える。

ここまで峠から約4時間かかったが、前日睡眠不足だったからか、かなりの疲労感。
もっと景色を見ていたいという思いも重なって、下山を決意するのに少し時間を要した。

帰路は小屋に泊まっていた人達が続々と登ってくるのとすれ違う。
みんなK1への急登に音をあげながらも楽しそう。
一方、こちらは疲れがどんどん増加して、なかなか下りの足も進まない。
特にダラダラと続くジャンクションピークへの登り返しはキツクて何度も腰を下ろして休まなければいけなかった。

結局、帰りも行きとほぼ同じ時間かかって峠に戻り、しばらくテントの中でダウン。
夕方に何とか復活して食事を摂り、夕方の撮影に備えるが、この日も空はあまりきれいに焼けず、期待した絵は撮れず。

【3日目】
夜中に風の音が強く心配したが、起きてみればガスも晴れていき、この日も快晴。
テントの撤収が雨の中でなくてよかった。

ゆっくり準備し、小屋泊まりの人達がひととおり出発した後に穂高を見ながら下山開始。
明神まで1時間余り、上高地まででも2時間余りで快調に到着。
全日最高の天気で手ごたえのある撮影もでき、大満足の山行だった。


Tadが所属する「山岳写真ASA」の山行ブログはこちら ⇒ http://sangakuasa.blog130.fc2.com/


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コメント

Tadさん こんにちは
レコ拝見しましたところ、やはり9日の徳本峠でお会いしてました。Tadさんのおっしゃる通り前に張ったテントが私のものです!最後から4枚目のお写真で分かりましたよ。

私も泊りで山に行く時はたいていテントですので、またお会いした時はこちらこそよろしくお願いします!
2012/8/15 18:34
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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