編笠山〜権現岳(観音平から周回)
- GPS
- 08:49
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 1,394m
- 下り
- 1,390m
コースタイム
天候 | 快晴のちガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
観音平駐車場に5時20分着 |
コース状況/ 危険箇所等 |
観音平登山口に登山ポスト。 青年小屋〜権現小屋、権現岳〜三ツ頭に鎖場、ガレた急斜面。鎖場は高度感があるので三点支持を意識しながら慎重に通過した。 コース上の水場は青年小屋から5分「乙女の水」だけ。 |
写真
感想
前回、常年岳の途中撤退で「高度感のある岩場コースに慣れておく」ことの必要性を痛感、自分の体力・技術レベルで挑戦できそうな権現岳を選ぶ。
観音平手前の水場(延命水)で水を補給。水量豊富だが足持ちがぬかるんでいて注意が必要。観音平駐車場に車を入れる。人気のある登山口だが平日5時20分は流石に余裕がある。
食事・身支度・体操・トイレを済ませて登山届を提出、登山道に入る。振り返ると、木々の間から甲斐駒ケ岳が顔を見せている。
初めはなだらかな広葉樹の樹林帯だが次第に登りがきつくなる。雲海で登山道の右側に富士山が見えた。雲海過ぎると針葉樹林に変わってきて、朝日は差し込んでいるのだが鬱蒼として暗い。足元にだんだん石が多くなってくると押出川。流れはないが水溜りがあちこちにある。降雨時は沢状態になりそうな場所だ。
押出川からは編笠山頂に向かって等高線を垂直に横切る急登。樹林帯が途切れると日差しが直撃して汗だくになるが、後ろに南アルプス連峰が見え、テンションも上がる。
青年小屋の看板(ビール、かき氷あります!)を過ぎると樹林帯が切れ、頂上に到着。登山道から見えていた富士、南アルプスに、中央アルプス、これから登るギボシ、権現岳、そして赤岳、阿弥陀岳、横岳の八ヶ岳主要部、さらに蓼科山まで一望でき、疲れも吹き飛ぶ。残念ながら北アルプス方面は雲が多く穂高連峰の一部、御嶽山しか見えないが、諏訪湖まで見渡せる好展望なので贅沢は言えない。
一息入れて青年小屋に向かう。ハイマツ帯から岩稜帯を下っていくと青年小屋。ザックをデポして水場へ。「水場まで5分」の看板に従い、西岳方面へ歩くと登山道脇に水が湧き出している(乙女の水)。水を補給して青年小屋に戻り、権現岳への登山道へ。
樹林帯を抜けるとノロシバ。目の前にギボシがそびえる。右斜面を巻いていくように登山道がついている。ここでストックをしまいヘルメットを装着。ザレた急斜面を登っていくと鎖場。下から見上げた時に思ったほど険しくはないが、三点支持を意識しないと危ないなと思うところも何カ所かある。なるべく下を見ないように、慎重に通過する。最初のピークをすぎてホッとする暇もなく二つ目のピークに取り付く。ここもかなりの高度感ある鎖場があり、慎重に通過する。
権現岳の直下にある権現小屋で一息入れる。飲み物でも頼もうと思ったが「ボッカ中」の看板があり無人。あきらめて小屋の前で食事休憩。
赤岳方面への分岐を過ぎてしばらく行くと権現岳山頂。しかし、下から上がってきたガスが次第に濃くなり、編笠山はかろうじて見えるものの赤岳方面はガスの合間からチラチラ見える程度。休憩もそこそこに三ツ頭方面へ降りていく。鎖場が1カ所、ザレたところも多いけれど思った程険しくなく高度感もそれほどではない。ガスさえなければ気持ちの良さそうな尾根歩きなのだが。1カ所、登山道なのかガレたがけなのか判断つかず道をロストしかけるが、コンパスで方向を確認して登山道に戻る。
登り返して三ツ頭に着くが相変わらずガスの中。雨が心配で休憩もそこそこにヘルメットをしまい、下山にかかる。三ツ頭から5分ほどで観音平への分岐。展望のない樹林帯をひたすら降りていく。途中からは笹原。キオンらしい黄色い花がそこかしこに咲いていて目を楽しませてくれるが、アザミのトゲが痛い。気持ちの良い風も吹くが、風がないととにかく暑い。
展望のあるところは少ないが、標高2100m付近のヘリポート跡地からは金峰山方面、清里方面が一望できた。笹原をさらに下ると金命水の看板。ただし飲用はできないと書いてある。水質検査を定期的にしているということか?
長い下りでかなり足にダメージが来たところで、八ヶ岳横断道路に合流。観音平に向かう。ほぼ投稿線に沿っているとはいえ、アップダウンはある。水なしの沢に向かって降りていく階段が足にきつい。沢を過ぎると最後の登り返し。観音平に戻る。
夏の登山は暑さとの闘い。水の補給がうまくできてよかった。自己最高の標高2700m超えができたので、来年はさらに上を目指そう。
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