丹沢・水無川本谷と背戸ノ沢右俣遡行
- GPS
- 30:31
- 距離
- 9.6km
- 登り
- 1,396m
- 下り
- 1,377m
コースタイム
4日:戸沢8:15〜水無川本谷遡行〜F1滝8:50/9:25〜セドノ沢遡行〜二俣9:40〜右俣遡行〜大滝11:35/14:00〜H1030枝沢〜正次郎尾根登山道14:20〜戸沢15:10着
天候 | 3日曇り 4日晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
※水無川本谷最後の堰堤の巻きは左に鎖有り、堰堤の所にも左にアブミらしき物が下がっている ※水無川本谷F5に掛かっていた鎖は切れていて使えない |
写真
感想
11/3
今年も渓友塾同窓会のお誘いが来た〜今回は8期だけでなく9期の人も参加するとのことで楽しみです。集合場所は秦野駅で1番遠い私に合わせて貰い7時40分集合、電車の中も登山者が一杯でこの週末丹沢方面に行く人が多そうだ。2台の車で戸沢の駐車場に向かう、水無川水域は渓友塾のレスキュー訓練で新茅ノ沢とモミソ谷しか遡行したことが無く、ここまで入ったのは初めてです。結構広い駐車場にはたくさんの車が駐まっていてびっくり、ここから塔ノ岳などに登る人が多いのか河原も広くテントを張っている人達も居た。今回の参加者は総勢7名、その内逍遙では無いのは私とMさんだけなので足を引っ張らないようにしないとね。
予定では一日目は水無川本谷から沖の源次郎沢を遡行して流レノ沢を下ってくると書かれていた。早速支度をして出発、しばらくは登山道を歩いて大きな堰堤の所に出た。どう越すのかなと思ったら左に新しい鎖が付いた捲き道が有り越えら水無川本谷に降り立ちました。しばらくゴーロを歩いて行くとF1 10mの滝に到着右にちゃんと看板が掛かっている、今日は左の捲き道を巻いて登るが明日は直登しますからねとリーダーY田さん言うけど登れるのかしら。
巻いて滝上に出たら右から明日遡行する予定のセドノ沢に出合う、少し行くとF2-6m、私とMさんはロープを出して貰い左壁沿いに登り後の人は右壁をフリーで登った。しばらくゴーロを歩いてゴルジュになるとF3-8mの直瀑、濡れそうなので左壁に付いている鎖沿いをトラバースぎみに巻きましたがなんとも怖い巻きだった。その上の小滝をいくつか登っていくと今日の核心F5-9mの滝に到着、見ると左に鎖がたれている、去年さわねで遡行した記録を見るとその時はまだ鎖は健在だったようで結構太い鎖だけどいつ切れたのでしょうか。A木さんがリードで右壁を登り後続も続く、見た目よりもしっかりとフリクションが効きホールドも有った。
F5の上に出ると書策新道が横切っていて古い看板が有った、少し登ると左に大きな壁が見えて来てここが沖ノ源次郎沢だという水は流れていなく涸れ沢。ここで二班に分かれる予定でしたが、時間的にこのまま登っても下山が遅くなってしまうのでここで岩トレすることになりました。F1は左ルートをF2も左から登り懸垂で下りて岩トレは終了〜この岩トレが明日の大滝登攀の良いトレーニングになりました。下山は書策新道を下りて戸沢に戻り河原でキャンプ、美味しいお酒とキムチ鍋を食べていつものごとく途中から記憶がなくなってしまいました。
11/4
今日は快晴、丹沢の山々が綺麗に見える。さて私達も支度をして出発しますが昨日のお酒がみんなまだ抜けていない模様。今日の先頭はY部さん、彼はお酒が飲めない人なので朝から元気です。最初の堰堤も昨日巻いたルートは取らずに堰堤左に有るアブミらしき物を使ってよじ登った。F1までは昨日と一緒、昨日言われたとおり今日はF1を登る。左の水流沿いをY部さんがリードで登り後続を確保、滝下にいると寒いみんなカッパを着込んでからトライ。なるべく濡れたくないけど水流の中にホールドが有り濡れてしまうがなんとか登れた、上で待っていると寒くて震えます。
すぐにセドノ沢の出合いなので右のセドノ沢に入ると、左上の尾根に4人の人影があり沢登りの人達でも無さそうだし何だったのかいまだに謎です。セドノ沢に入りF1・F2を越えると二俣、右俣に入ると二段の滝が出てきました2段目が難しそう、Y部さんが登りロープで確保して貰い左壁沿いに体を斜め気味にして登るが滑りそうで怖かった。すぐに次の滝右俣F2 8mの滝は左から登ったが登り初めが難しく足を押さえて貰い登る、ここを登れれば後は水流沿いから左に回り込み滝上に登れる。
トイ状の滝は右から登りしばらくゴーロを歩いて行くといよいよ右俣のハイライト35mの大滝に着いた、見上げるような岩壁で水流が一条になって落ちてきている。なんだか登れるような気がしないのですが、みんな登る気満々なので私も気合いを入れる。最初にY部さんがテラスまで登り、次にY田さんとHさんがテラスまで登って先にY田さんがリードして上部のビレイ点まで登っていった。残りはY部さんに確保されて登る。テラスに着くと日が差して暖かい、下で待つA木さんは冷凍庫にいるようだと嘆いている。全員テラスに登り暖かい日を浴びでひと息、さて次はどう登ったらいいのだ。SさんY部さんと登っていき次に私の番、テラスのビレイ点からは直登できずに少し左に回り込んでから登りはじめる。ホールド・スタンスも細かくて難儀しましたが丁度良い場所に残置があったりして何とか登る事が出来ましたはぁ〜怖かった。リードと6人のビレイをしてくれたY田さんは疲れたと思う、ありがとうございました。ビレイ点から左にロープが張られていてロープ沿いに捲き道が伸びていて踏み跡をたどり滝上に下りられた。全員が登り終えたるのに2時間以上掛かり滝上に出たときは14時になっていたので最後まで詰めずに右からの支流を詰めて政次郎尾根の登山道に出て戸沢に戻った。
今回、8期から参加したのは逍遙以外では私とMさんだけで私達2人とも渓友塾の時には落ちこぼれ組だったので、今回も滝の登攀に時間が掛かり足を引っ張ってしまったが皆さんのお掛けでなんとか無事に遡行出来たと思うありがとうございました。
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