お遍路第44〜51番札所大寶寺 他


- GPS
- 30:37
- 距離
- 107km
- 登り
- 2,640m
- 下り
- 2,623m
コースタイム
- 山行
- 3:27
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 3:27
- 山行
- 0:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:00
- 山行
- 6:07
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 6:07
- 山行
- 11:02
- 休憩
- 0:33
- 合計
- 11:35
- 山行
- 9:26
- 休憩
- 0:01
- 合計
- 9:27
5:31 大洲駅入り口 →5:50 大洲本町 → 6:06 大洲駅入り口 → 6:24 別格8番十夜ヶ橋 → 8:28 内子駅 → 8:45 道の駅内子 → 13:03 突合BS → 15:01 総津落合BS → 15:15 えびす屋
11/24(土) 42.3km 時速 3.66km/h
6:32 えびす屋 → 6:45 総津落合BS → 7:39 三嶋神社 → 8:17 下坂場峠 → 9:36 稗田峠 → 10:44 大寶寺 → 11:40 住吉神社 → 1404: 岩屋寺 → 14:48 古岩屋荘 → 15:56 住吉神社 → 16:41 国道33号コンビニ → 18:05 善根宿
11/25(日) 25.9km 時速 3.04km/h
6:39 善根宿 → 7:14 三坂峠 → 9:30 浄瑠璃寺 → 10:01 八坂寺 → 11:53 西林寺 → 12:44 浄土寺 → 13:26 繁多寺 → 14:28 石手寺 → 15:06 道後温泉
天候 | 11/23(金)早朝小雨のち曇り 11/24(土)雨のち曇 11/25(日)晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2012年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
崖崩れで岩屋寺-国民宿舎「古岩屋荘」間の遊歩道の半分通行止め 車道を歩く |
写真
感想
11/23(金)
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早朝5:27に夜行バスで大洲駅入り口に到着。心配された雨は止んでいた。
三連休で本来のバスが取れなかったため、前回区切った大洲本町まで戻り、そこでお遍路姿に着替えてスタートした。
再び大洲駅に来る頃には夜も明け始め、コンビニでスシを仕入れ朝食にした。
別格8番十夜ヶ橋近辺で3人の歩きお遍路さんとすれ違った。他にもここ迄歩きをしている人がいると思うと心強い。
既に季節は晩秋に移り、葉を落として冬支度をする木々を見ていると、物悲しくなる。
大瀬の休息所で街路樹の紅葉を見ていると、その正面の家からおばあちゃんが出てきて「冷たいけど…」と牛乳を出してくれた。おそらくいつもそうやって、ここに来るお遍路さんにお接待をされているのだろう。
ここの掃除が行き届いているのも、このおばあちゃんのおかげだろう。
途中無料の遍路宿があった。山小屋みたいに無人で勝手に泊まれるようだ。
谷あいを歩くと所々に崖崩れの守護で祠が設けてある。誰が祭ったか仏像の間に芸者ガールを見つけた。
林業の集落なのだろう、しめ飾りや門松用の杉の葉を出荷する風景を見ることができた。
今夜は総津落合から一キロほど離れたえびす屋に泊まった。
お店で仕出し料理もやっているので、夕食はごちそうだった。
前回ここまで来る女性の歩きお遍路さんはいないのだろうかと思っていたが、私と同じように区切っておられる女性3人組が同宿されていた。
11/24(土)
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天気予報に反して朝から結構な雨だ。雨具にスパッツまで装備して、夜明け前のえびす屋を出て総津落合まで戻る。
ここからは国道を離れ、車の通りは殆ど無い。しかし小学校などもあって所々に集落がある。
雨にけぶる山容は幽玄の趣があり、「雨もまたよし」だ。
稗田峠辺りは楽しみにしていた山道だ。徐々に雨も上がってきた。
久万高原が眼下に広がる頃は晴れ間が覗き、雨具を脱いで白衣に着替えた。
44番札所大寶寺でやっと札所も半分。峠を二つほど越え岩屋寺へ着く。修行場を経て裏の山門から入ると、崖に人が入れるほどの穴が幾つかあり圧巻だ。
国民宿舎「古岩屋荘」への道は渓流沿いの今日一番の楽しみだったが、崖崩れで半分のコースが通行止めだった。
岩屋寺で一時間半ほど遅れをとり、今夜泊めていただく善根宿に遅れることを電話した。日の暮れるのも早く、夜道の国道を1時間歩く。
5時までに到着すれば、夕食の出前や五右衛門風呂を沸かしていただけたのだが、着いたのは6時。残念…
ネットで調べた限りではドライブイン二階とあったが、今はその先2キロの工事現場用のプレハブに変わっていた。20畳ぐらいあるが、半分は物置に使われている。隣の隣の部屋は工事関係者が寝泊まりされているようだった。
泊まるのは月5人程度で今夜は私一人。コタツでウトウトしていると、私を呼ぶ母の肉声で目覚めた。夢は無声映画のようにモノクロで音声もない。肉声は聞こえなくても、何と言っているかを感じるのが夢だ。
しかし姿は見えないが玄関に来客があり、対応する母が私を呼ぶはっきりとした肉声が聞こえた。
「ああ、こんな声だった…」と懐かしかった。
11/25(日)
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今回は道後温泉で区切る。バスは深夜なのでゆっくりの起床でも良かったが、昨日の反省で、やはり6:30に出発した。松山市内は46〜51番札所が密集し、今までが嘘のように札所巡りが進む。
石手寺の参道で「○○はいかがですか」と売り込みの声を聞きながら本堂に着く。お寺を出た所で手押し車に果物を積んだおばあちゃんが「おひとついかがですか?」と声をかけてきた。私は先ほどの売り込み同様「結構です」と断った。
しかし困惑するおばあちゃんの顔を見て「しまった!」と思った。
物売りではなくお接待だったのだ。直ぐに「いただきます」と言い直せばいいのだが、とっさのことに言葉が出ず、そのまま過ぎ去ってしまった。
お接待はお受けするのが原則だ。おばあちゃんもお接待を断られることなどなかっただろうに。傷つけたのではないかと、後から慚愧の念に駆られた。
思いの他、早く道後温泉に到着し、夜行バスの出発まで8時間も時間を持て余すことになり、道後温泉本館、足湯めぐり、夜の公園散策、椿の湯と、温泉街をさまよった。
温泉街なので風俗店が数件あったが、呼び込みの兄ちゃんも、さすがお遍路さんには声をかけて来なかった。
コメント
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天候はいまひとつのようですが最後は晴れてよかったですね。
八丁坂から岩屋寺の山道は僕は好きな道です。
坂本屋は日曜日は開けてお接待もあるのですが、シーズンオフなのでやっていないのですね。
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