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Yamareco

記録ID: 253887
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ハイキング
伊豆・愛鷹

曇りでも愛鷹 LOVES Mt.富士(黒岳〜越前岳)

2012年12月21日(金) [日帰り]
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GPS
06:00
距離
8.8km
登り
895m
下り
730m

コースタイム

愛鷹登山口 9:40
山神社駐車場 9:54-10:00(トイレ休憩)
愛鷹山荘 10:41-44
富士見峠 10:47
黒岳展望広場 10:59-11:20(昼食1)
黒岳山頂 11:27-32
富士見峠 11:52
鋸岳展望台 12:25-31
富士見台 13:11
越前岳山頂 13:39-46
平坦地 14:15-28(昼食2)
十里木高原 15:29
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2012年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
往路:御殿場駅9:10→愛鷹登山口9:39
復路:十里木16:50→三島駅17:51

御殿場駅発着:富士急バス
http://bus.fujikyu.co.jp/line/jikokuhyo/17.html
三島駅発着:富士急シティバス
http://www.fujikyu.co.jp/citybus/bustimetable/timetable2012_pdf/timetable_06.pdf

御殿場駅・三島駅発着とも、愛鷹登山口・十里木に行くバスがあります。
十里木は十里木高原の登山口から徒歩8分程度です。
コース状況/
危険箇所等
愛鷹登山口から舗装林道を奥に入った、山神社の駐車場は20台程度駐車可能です。トイレがありますが移動式の簡素なものです。登山ポストがあるという情報もありますが、見当たりませんでした。

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・山神社駐車場→富士見峠、富士見峠→黒岳
落ち葉などで踏み跡が薄い箇所もありますが、越前岳側と比較して登山道が保持されています。

・富士見峠→越前岳山頂
階段や登山道の一部がところどころ崩壊しかかっています。溝状の登山道とは別の細い踏み跡に沿って新しくテープがつけられているところがあります。富士見台〜越前岳山頂付近は薄い降雪の跡がありましたが、軽アイゼンは不要でした。

・越前岳山頂→十里木高原
登山道が何本もの深い溝となっています。非常に歩きにくいです。上部は日中も霜柱のままでしたが下に行くほどドロドロです。十里木高原には靴を洗う水道が用意されています。スパッツ必須。軽アイゼンは不要でした。
---

十里木高原側の登山口には広い駐車場、立派なトイレと、靴の泥を落とす水道があります(ブラシまで置いてある)。

登山口から道路を渡り、十里木バス停方面に1分程度のところに、レンガ色の建物のギャラリー喫茶「ABO」があります。水曜・木曜お休み(その他臨時休業もありそうです)。バス待ちに便利です。
電車で御殿場駅到着。既に駅前から富士山がドーンと。
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電車で御殿場駅到着。既に駅前から富士山がドーンと。
ぐりんぱ・イエティ行きのバスで出発します。季節によりダイヤが変わるので注意です。
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ぐりんぱ・イエティ行きのバスで出発します。季節によりダイヤが変わるので注意です。
演習場が広がる原野の脇を通り、愛鷹登山口バス停に着きました。
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演習場が広がる原野の脇を通り、愛鷹登山口バス停に着きました。
「山のぼり☆大好き〜♪」
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「山のぼり☆大好き〜♪」
植林の中の舗装林道をしばらく歩きます。
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植林の中の舗装林道をしばらく歩きます。
山神社の駐車場に到着。先客は2台。簡素なトイレがあります。
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山神社の駐車場に到着。先客は2台。簡素なトイレがあります。
本日のルートを再確認し、いざ登山道へ。
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本日のルートを再確認し、いざ登山道へ。
涸沢の渡渉。踏み跡からすると、この山を歩く人はそうは多くはなさそうです。
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涸沢の渡渉。踏み跡からすると、この山を歩く人はそうは多くはなさそうです。
ちょっとガレたところもあります。
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ちょっとガレたところもあります。
若干登りにくいハシゴも。ただし稜線まで特に危険な箇所はありません。
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若干登りにくいハシゴも。ただし稜線まで特に危険な箇所はありません。
ちいさな建物が見えてきました。
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ちいさな建物が見えてきました。
無人の愛鷹山荘です。6畳1間だとか。
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無人の愛鷹山荘です。6畳1間だとか。
反対側に淑女と大キジ用もあるのでご安心を。
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反対側に淑女と大キジ用もあるのでご安心を。
水場として少々古い地図には記載の銀名水。煮沸した方がよさそう。
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水場として少々古い地図には記載の銀名水。煮沸した方がよさそう。
水量もぎりぎり。すぐ上が稜線ですから仕方ないです。
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水量もぎりぎり。すぐ上が稜線ですから仕方ないです。
この時期だと、なじみでの忘年会・新年会登山なんかに使われているかも知れません。
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この時期だと、なじみでの忘年会・新年会登山なんかに使われているかも知れません。
小屋からほどなく、稜線の富士見峠に到着。地図だとすぐに見えますが、黒岳とはまだ標高差100メートルほどあります。
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小屋からほどなく、稜線の富士見峠に到着。地図だとすぐに見えますが、黒岳とはまだ標高差100メートルほどあります。
山頂への途中の、黒岳展望広場に着きました。樹林が切れ、右手に大きく富士山が広がります。
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山頂への途中の、黒岳展望広場に着きました。樹林が切れ、右手に大きく富士山が広がります。
ベンチでひと息。
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ベンチでひと息。
ちょうど宝永火口が真正面。すごい迫力です。
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ちょうど宝永火口が真正面。すごい迫力です。
その下のイエティちっさ。噴火したら一気に飲まれそう。
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その下のイエティちっさ。噴火したら一気に飲まれそう。
富士山の左手遠方には南ア南部の荒川・赤石が見えてます。こんな角度で見れるとは嬉しい!
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富士山の左手遠方には南ア南部の荒川・赤石が見えてます。こんな角度で見れるとは嬉しい!
太い杉の自然林が残る一帯を抜けて、山頂へ。
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太い杉の自然林が残る一帯を抜けて、山頂へ。
黒岳山頂に到着。駐車場の先客が山ゴハンを楽しんでいました。
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黒岳山頂に到着。駐車場の先客が山ゴハンを楽しんでいました。
三角点タッチ。
ここからもドーンと富士山が拝めます。
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ここからもドーンと富士山が拝めます。
何度見ても宝永火口がすごい。夏に歩いてきた登山道も見えます。
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何度見ても宝永火口がすごい。夏に歩いてきた登山道も見えます。
本当に裾野が広いなあ。側火山もボコボコいっぱいあるんだなあ。
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本当に裾野が広いなあ。側火山もボコボコいっぱいあるんだなあ。
この場所は箱根側の眺望もあります。大涌谷の噴気も見えました。
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この場所は箱根側の眺望もあります。大涌谷の噴気も見えました。
黒岳を後に、越前岳まで稜線歩きのスタートです。
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黒岳を後に、越前岳まで稜線歩きのスタートです。
さっき上って来た富士見峠を通過。
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さっき上って来た富士見峠を通過。
稜線の登山道は相当崩壊が進んでいました。せっかくの階段も壊れているので、巻きます。
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稜線の登山道は相当崩壊が進んでいました。せっかくの階段も壊れているので、巻きます。
道の窪みが激しく、霜柱漕ぎを強いられます。
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道の窪みが激しく、霜柱漕ぎを強いられます。
溝を避けるテープ・踏み跡もありますが、藪漕ぎっぽいです。
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溝を避けるテープ・踏み跡もありますが、藪漕ぎっぽいです。
鋸岳展望台に到着。
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鋸岳展望台に到着。
ギザギザしてます。古くは成層火山だったこの山の開析が進んでいるのがよくわかります。道理で登山道も脆い訳です。
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ギザギザしてます。古くは成層火山だったこの山の開析が進んでいるのがよくわかります。道理で登山道も脆い訳です。
位牌岳方面です。山を削り谷へと落ちる水の流れが想像できそうな山容です。いいですね。
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位牌岳方面です。山を削り谷へと落ちる水の流れが想像できそうな山容です。いいですね。
鋸岳です。ここを経由し愛鷹の南北を結ぶ縦走路が崩壊・閉鎖されていますが、この険しさでは巻き道も作れなさそうですね。
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鋸岳です。ここを経由し愛鷹の南北を結ぶ縦走路が崩壊・閉鎖されていますが、この険しさでは巻き道も作れなさそうですね。
更に稜線を進みます。標高900mの富士見峠から1500mの越前岳まで、ほぼ登り一辺倒です。
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更に稜線を進みます。標高900mの富士見峠から1500mの越前岳まで、ほぼ登り一辺倒です。
木々の間から絶えず富士山が見え隠れします。霜柱漕ぎがあるとはいえ、おそらく冬の方が楽しいでしょう。
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木々の間から絶えず富士山が見え隠れします。霜柱漕ぎがあるとはいえ、おそらく冬の方が楽しいでしょう。
富士見台に到着。木々が成長したので脚立が用意されています。グラグラしますが、乗って富士山を拝んでみましょう。
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富士見台に到着。木々が成長したので脚立が用意されています。グラグラしますが、乗って富士山を拝んでみましょう。
あ"ーーーっづ。めっちゃ雲が湧いてきてる。急いだほうが良さそうです。
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あ"ーーーっづ。めっちゃ雲が湧いてきてる。急いだほうが良さそうです。
キノコの木。
キノコの木の下の方。鍾乳石がついてるみたい。
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キノコの木の下の方。鍾乳石がついてるみたい。
愛鷹の最高峰、越前岳到着。
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愛鷹の最高峰、越前岳到着。
「二等」三角点です(一等は南端にある「愛鷹山」)。
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「二等」三角点です(一等は南端にある「愛鷹山」)。
駿河湾の弓なりの海岸線が見えます。晴れてたら良かったなあ。
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駿河湾の弓なりの海岸線が見えます。晴れてたら良かったなあ。
そして富士山・・・完全に消滅しました。
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そして富士山・・・完全に消滅しました。
何だか雪でも降りそうな空です。十里木方面に下山です。
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何だか雪でも降りそうな空です。十里木方面に下山です。
鳥がいるよ。
ヤマゲラらしき鳥がとまっています。
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ヤマゲラらしき鳥がとまっています。
十里木側は登山者が多いのか、木々の間をえぐれた登山道が何本も走り、とても歩きにくいし、木もかわいそうでした。眺望は良好です。
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十里木側は登山者が多いのか、木々の間をえぐれた登山道が何本も走り、とても歩きにくいし、木もかわいそうでした。眺望は良好です。
地図で「平坦地」とある場所に到着。一本調子の下りからしばし解放されます。
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地図で「平坦地」とある場所に到着。一本調子の下りからしばし解放されます。
ベンチはないので、シートをひいて休憩。
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ベンチはないので、シートをひいて休憩。
更に下ります。ふもとが見えているのになかなか着きません。
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更に下ります。ふもとが見えているのになかなか着きません。
傾斜がだいぶ緩くなってきました。越前岳はすっかり雲の中です。
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傾斜がだいぶ緩くなってきました。越前岳はすっかり雲の中です。
ベンチのある場所に到着。山と高原地図のコースタイムポイント、1098.9m地点でしょうか。
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ベンチのある場所に到着。山と高原地図のコースタイムポイント、1098.9m地点でしょうか。
ラストスパート。沿道に自衛隊施設が増えてきます。
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ラストスパート。沿道に自衛隊施設が増えてきます。
十里木高原展望台です。今日は富士山ではなく単に高原の別荘地を展望する台です。もうあと10分!
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十里木高原展望台です。今日は富士山ではなく単に高原の別荘地を展望する台です。もうあと10分!
最後長い階段を下り、無事下山しました!おつかれさま。
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最後長い階段を下り、無事下山しました!おつかれさま。
立派なトイレの横に、ブラシも置いてある靴洗い場完備。この下りが、普段からどれだけドロドロになるかの裏返しかと。
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立派なトイレの横に、ブラシも置いてある靴洗い場完備。この下りが、普段からどれだけドロドロになるかの裏返しかと。
登山口から至近のギャラリー喫茶「ABO」が開いていたので、こちらで1時間ほどバス待ちしました。コーヒーとアップルパイのセットが600円(柿はサービス)。しばし優雅な高原気分にまったりしてから帰宅しました(終)。
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登山口から至近のギャラリー喫茶「ABO」が開いていたので、こちらで1時間ほどバス待ちしました。コーヒーとアップルパイのセットが600円(柿はサービス)。しばし優雅な高原気分にまったりしてから帰宅しました(終)。

感想

guraも有休が取れたので登り納めに行こうと、我が家からさほど遠くない愛鷹山に行ってきました。

富士山でも特に宝永火口に興味がある私たちは、まず宝永火口を真正面に臨む黒岳に登り、そこから稜線を歩き、二百名山ハンター御用達の最高点・越前岳を経由して下山という縦走ルートにしました。

もともと富士山のような姿をしていたという愛鷹山、開析が進んでいまのような姿になったことは知っていましたが、登ってみるとその脆さ、人が歩くだけでも山が削られ崩れてしまうことを実感しました。登山で有名な山と比べると登山者は少なさそうですが、それでもこれ以上登ると破壊が進みそう、と心配になりました(表丹沢とかと一緒ですね)。

そういう意味でもオススメは黒岳です。こちらは登山口も山も標高が低いですが、登山道が比較的安定しているようです。越前岳ピストンではない黒岳側から入る縦走に加え、山神社駐車場基点の周回コースも取れるようです。

今回は冬曇りの空でしたが、やはり冬晴れの日には更に楽しめる山だと思います。

この1年、本当にいろいろな山に行くことが出来ましたが、これは間違いなく「また山にいきたくなる」ヤマレコとの出会いがあったからと思います。来年もいい年でありますように。皆さんもよいお年を。

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