氷上山〜中央・玉山コース周回で、展望とプチラッセル満喫
- GPS
- 05:09
- 距離
- 17.7km
- 登り
- 971m
- 下り
- 978m
コースタイム
13:14氷上山-13:28登奈孝志荘-13:57稜線分岐-14:31玉の湯登山口-15:41陸前高田市役所
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
http://www.miyakou.co.jp/cms/express/desc/42/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所特になし ・復興工事のためか、持って行った地図での市役所付近からの最短路は工事中で通れず。市役所からGPSとは反対に出た方がよかった。 ・玉山コースはトレースがほぼ消えていたが、切り開けと赤テープでコースはわかる。雪は稜線上のトレースない箇所では、つぼ足でふくらはぎからひざ上程度。トレースない場合はスノーシューかかんじきがあった方がよい。 |
写真
感想
先日気仙沼に行った時、北に妙に白い平頂の山が見えた。方角からすると氷上山か五葉山か。調べてみると、この付近の山は冬の東北の山としては比較的積雪も少なく、冬型でも比較的天気も良いよう。で、自分でも登れるんじゃないかと。海を間近に望めるのもいいし。高速バスを使えばぎりぎり仙台から日帰りできる氷上山に、中央コースから玉山コース周回で。雪は比較的少ないはず、トレースも期待の甘い見込みで、装備は軽アイゼンのみで。
陸前高田市役所でバスを降りたはいいが、出鼻から道迷い。林道入口でも手前の施設の方に入ってしまい、ちょっと焦る。林道に入るとコゲラやカラ類が多く、歩が進まない。最初の分岐を車は入れそうもない右に折れると、先行1人分のトレースあり。林道状から左に山道に移ってしばしいくと中央コース登山口に着く。林道をもう一本過ぎ、しばらく行くと樹林が切れ室根山、広田湾が望める。このあたりからだんだん雪が深くなり、先行のトレースに感謝しながら行くとすずかけコースから来たというスノーシューの人が降りてくる。持って来てないんですが・・・・。
8合目付近から雪のためペースダウン。無人の祈祷ヶ原から山頂に向かうと風のため先行者のトレースが消えているところも。ツツジが多く、ウソのつがいが先導する道をゆっくり行くと、つぼ足の方が下ってくる。先行トレースの方の様で礼を述べる。さらに行くと右手に広田湾が望める場所あり。そこからしばしで山頂。山頂には盛方面(?)から来られたという単独の方のみ。
頂上からは、目前に雪姿の五葉山が大きい。六角牛山方面も見えているようだが、背稜方面は見えない。振り返ると期待通り広田湾、大船渡湾等の海岸線が美しいが午後のためか、やや霞んでいるのが残念。展望を愉しんだら、風を避けられる東御殿前で食事を取る。
祈祷ヶ原に戻ると、登奈孝志荘から2人出てきて山頂へ向かった。ここから、玉山コース方面を見ると、古いトレースは見えるが、本日は入っていないよう。最もポピュラーなコースなんじゃ?う〜ん、予約した4時前のバスに間に合わない可能性があるが・・・・。ま、その時は次のバスに変更して玉の湯で汗を流せばよし、とたかをくくって、予定通り玉山コースへGO。西の御殿まで登り返した後、緩やかに下り始めるとトレースはほとんど消えている。スノーシュー持ってこなかったのが悔やまれるが、まあ基本下りだから。展望はないが、天気もいいし、気分のいい林間をゆっくりズボズボ進む。時折トレースが現れるが、動物達のトレースの方が多い。動物達も残ったトレースをラッセル泥棒するようだ。
稜線から左に支尾根を下る道も楽しい。トラバース気味に尾根下を行く様になると雪は膝を超え気味に(登りに取らなくて良かった)。ジグザグに渓に下る様になるとトレースははっきりしてくる。一本杉を過ぎるとしばしで林道に出る。玉ノ湯前14時半。湯につかる余裕はないが、バスには十分間に合いそうだ。スパッツとジャケットを脱いで、1時間余りの車道歩きに移った。
氷上山。目の前にした印象は、遠路来た割にやや高さが物足りなく感じましたが、どうして、好天のもと頂上からの海山の眺望、頂部稜線のプチラッセルと愉しませてもらいました。惜しむらくは、もっと早い時間帯にその展望を味わいたかったところです(バス利用日帰りでは無理ですが)。なお、意図したわけではないんですが、GPS軌跡が人の顔に見えるような・・・。
コメント
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麓からだとあまり雪深くないようにみえますが、
つぼ足で雪道16kmを歩くとは恐れ入ります。
太平洋側はやはり天気いいですね。
山頂からの海は素敵です。
山形はまた寒波到来です。
私は近所の里山散策の日々です。
HITOIKIさん、コメありがとうございます。
16kmのうち10kmは緩やかな車道や林道です。おまけに雪深い山形周辺とは違い、南三陸の海際では平地には雪はありません。行程中で雪があったのは、顔に見える(?)GPS軌跡の髪の毛のある部分のみ(※)で、ラッセルといえるのは頭頂部のみでしたよ。
※個人差があるだろうというツッコミもあるでしょうが
愛宕山のレコ拝見しましたが、雪深い山形も今年は雪が少なめですか。というと、雪山スキルの低い 小生にも訪れ易い条件ということですね 。月末に仕事で山形市に行く予定があるので、その時天気が良ければ、手頃な山を物色してみようと思います 。
odax さんへ
こんにちは!
16kmのお山歩お疲れ様でした。
トレース消えちゃってたんですね。
たった一週間でも山の様子は変わりますね。
レコ楽しく拝見させていただきました。
odaxさんのレコには鳥の写真が登場することが多いのも楽しみです(*^_^*)
いつも上手に撮っておられますね
氷上山の小鳥達、すばやかったのですね。
でも可愛いツグミをみせてもらえて嬉しいです。
高速バスの旅もいいですね〜
waqueさん、コメありがとうございます。
計画当初、車道歩きが長いので気が進まないものの、スノーシューは背負ってくつもりでした。ところが、waqueさんのレコの「しっかりしたトレースがばっちり山頂まで」に、へーそうなんだと、勝手に安易に乗っかり、スノーシューぽいッ!でも、お陰でちょっと歯ごたえ+1のハイクを愉しめました。
< 氷上山の小鳥達、すばやかったのですね。
→ 古いデジカメの合焦と、何よりodax本人がどん臭いのみです。
鳥は初心者 です。以前は、ライチョウ以外は「野鳥」の一くくり。昨年山レコデビューしてから、感想でいつも「野鳥が」、「小鳥が」と書くのが気恥ずかしく、ボイスレコを持ち出し鳥の声を録音したり、覚え始めました。でも、写真に収めるのはなかなか。ところが、木々の葉が落ち始めると意外に野鳥が目に入るようになり、たまに写真に収めると、分類するのが愉しくなってきてますが、まだまだありふれた鳥を少しだけです。でも。美しい声で足を止め、愛らしい姿をチラッと見せては飛び去り、なかなか撮らせてくれない鳥に興味を持つって、これってツンデレ好み?
余談ですが、小生「トリ」は撮るだけ、摂りません!何故?それは共喰いになるから。
山歩き中常に熊に怯える、チキンなodaxでした (おそまつ)
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