ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 270809
全員に公開
雪山ハイキング
槍・穂高・乗鞍

冬の上高地 〜今年も小梨平にテント泊

2013年02月16日(土) 〜 2013年02月17日(日)
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
28:37
距離
16.5km
登り
129m
下り
135m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

16日: 釜トンネル中の湯口10:15 - 11:20大正池ホテル - 12:40小梨平
17日: 小梨平13:45 - 14:50大正池ホテル - 15:50釜トンネル中の湯口
天候 16日: 曇り 時々 雪
17日: 晴れ のち 曇り
過去天気図(気象庁) 2013年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
松本駅前バスターミナルから 高山行き 中の湯下車 75分
 片道 2,150円  平湯までの往復 4,200円
コース状況/
危険箇所等
■登山ポスト:釜トンネル入り口ゲートにあり
■道の状況:
(釜トンネル)工事の車が入っているのであまり暗くないが、工事が休みの日曜日は殆どの照明が消えていた。要ヘッドライト携行。
(トンネル出口〜バスターミナル)トレースが明瞭でアイゼン、スノーシューがなくても歩ける。BTの敷地内のみトレースが拡散していて嵌まり込むこと多数あり。
 
【1日目】
中の湯バス停で下りて釜トンネル入り口へ
5-6人が下りた
2013年02月18日 22:49撮影 by  iPhone 4S, Apple
1
2/18 22:49
【1日目】
中の湯バス停で下りて釜トンネル入り口へ
5-6人が下りた
大正池からの穂高稜線は雲の中
2013年02月18日 22:48撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
2/18 22:48
大正池からの穂高稜線は雲の中
雪はサラサラなんだけど霧氷は付いてない
2013年02月18日 22:48撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
1
2/18 22:48
雪はサラサラなんだけど霧氷は付いてない
トレースはクリア
2013年02月18日 22:48撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
2/18 22:48
トレースはクリア
河童橋のツアー団体
挨拶返してくれない人が多かったのは、登山者と違う人種だから?
2013年02月18日 22:48撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
2/18 22:48
河童橋のツアー団体
挨拶返してくれない人が多かったのは、登山者と違う人種だから?
○○管理協会(忘れた)の人達が前日作ったシェルターをそのまま譲り受けた
風が強かったのでラッキー
2013年02月18日 22:48撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
2
2/18 22:48
○○管理協会(忘れた)の人達が前日作ったシェルターをそのまま譲り受けた
風が強かったのでラッキー
河童橋を渡ってロケハン
雲は全然取れず、風は強くなってきた
2013年02月18日 22:48撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
1
2/18 22:48
河童橋を渡ってロケハン
雲は全然取れず、風は強くなってきた
梓川左岸の堤に出てみる
正面に吊尾根があるはずなのだが
2013年02月18日 22:48撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
1
2/18 22:48
梓川左岸の堤に出てみる
正面に吊尾根があるはずなのだが
【2日目】
月が沈んでから空は晴れた
明神の頂から右上方へ銀河が流れる
2013年02月19日 14:42撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
11
2/19 14:42
【2日目】
月が沈んでから空は晴れた
明神の頂から右上方へ銀河が流れる
日の出前の穂高稜線
2013年02月18日 22:48撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
2
2/18 22:48
日の出前の穂高稜線
だんだん明るくなってきた
2013年02月18日 22:48撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
1
2/18 22:48
だんだん明るくなってきた
染まってきた
2013年02月18日 22:48撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
6
2/18 22:48
染まってきた
寄ってみる
雪煙も染まっている
2013年02月18日 22:48撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
9
2/18 22:48
寄ってみる
雪煙も染まっている
西穂高稜線
どれが西穂のピークか分かるかな?
2013年02月18日 22:48撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
12
2/18 22:48
西穂高稜線
どれが西穂のピークか分かるかな?
15mm魚眼で
2013年02月19日 09:15撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
2/19 9:15
15mm魚眼で
誰もいない河童橋と焼岳
2013年02月18日 22:48撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
1
2/18 22:48
誰もいない河童橋と焼岳
梓川の右岸から
2013年02月18日 22:48撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
3
2/18 22:48
梓川の右岸から
明神岳も雄厳
2013年02月18日 22:48撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
2/18 22:48
明神岳も雄厳
ビジターセンターの窓に映る焼岳
2013年02月18日 22:48撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
2/18 22:48
ビジターセンターの窓に映る焼岳
朝食の後に田代池まで出かけてみる
もう薄雲が出てきて林の影も柔らか目
2013年02月18日 22:48撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
2
2/18 22:48
朝食の後に田代池まで出かけてみる
もう薄雲が出てきて林の影も柔らか目
これは流れが刻んだというより、水を避けて雪が積んだということかな?
2013年02月18日 22:49撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
4
2/18 22:49
これは流れが刻んだというより、水を避けて雪が積んだということかな?
田代原から見る吊尾根ももうこんな感じ
2013年02月18日 22:49撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
1
2/18 22:49
田代原から見る吊尾根ももうこんな感じ
田代池に着いた
2013年02月18日 22:49撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
3
2/18 22:49
田代池に着いた
霧氷もなく、青空もなく、ただの水たまり
2013年02月18日 22:49撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
3
2/18 22:49
霧氷もなく、青空もなく、ただの水たまり
ツートーンの松葉
2013年02月18日 22:49撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
2
2/18 22:49
ツートーンの松葉
霞沢岳の上にぼやけた太陽
2013年02月18日 22:49撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
2/18 22:49
霞沢岳の上にぼやけた太陽
この氷の花、何ていうんだったかな?
この間ニュースで教えてくれたんだが…
2013年02月18日 22:49撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
4
2/18 22:49
この氷の花、何ていうんだったかな?
この間ニュースで教えてくれたんだが…
帰りは右岸を歩いてみた
2013年02月18日 22:49撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
1
2/18 22:49
帰りは右岸を歩いてみた
ケショウヤナギかな?
雪の中で色があると不思議な感じ
2013年02月18日 22:49撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
1
2/18 22:49
ケショウヤナギかな?
雪の中で色があると不思議な感じ
昼食を食べてから撤収
このシェルターは誰かまた使うかな?
2013年02月18日 22:49撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
2/18 22:49
昼食を食べてから撤収
このシェルターは誰かまた使うかな?
もう他のテントもあまり残っていない
2013年02月18日 22:49撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
2/18 22:49
もう他のテントもあまり残っていない
大正池へ向かって歩く一団
もうスノーシューは脱いでいる
2013年02月18日 22:49撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
2/18 22:49
大正池へ向かって歩く一団
もうスノーシューは脱いでいる
大正池ホテルを過ぎた辺りから
ここでもケショウヤナギの色がきれい
2013年02月18日 22:49撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
5
2/18 22:49
大正池ホテルを過ぎた辺りから
ここでもケショウヤナギの色がきれい
行きは気が付かなかったけど、落石注意の看板が
2013年02月18日 22:49撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
2/18 22:49
行きは気が付かなかったけど、落石注意の看板が
日曜日で工事も休み
2013年02月18日 22:49撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
1
2/18 22:49
日曜日で工事も休み
トンネルの中は昨日より暗かった
2013年02月18日 22:49撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
2/18 22:49
トンネルの中は昨日より暗かった
やっと出口
タクシーの呼び込みのおじさんが待っている
2013年02月18日 22:49撮影 by  NIKON D800, NIKON CORPORATION
2/18 22:49
やっと出口
タクシーの呼び込みのおじさんが待っている

感想

一昨年、昨年に続いて今年も冬の上高地へ。
天気と相談しながら小梨平に2泊の予定で出かける。
  昨年の記録 ⇒ http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-170335.html
  一昨年の記録 ⇒ http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-98312.html

【1日目】
松本に前泊して朝8時35分のバスで釜トンネル最寄りの中の湯まで。
ここで下りた登山客は他に5-6人いて結構多いな、と思う。

昨日の雪で松本からここまでずっと真っ白。
見上げる空は青いが、バスの中から稜線は雲で見えていなかったので初日はあまり期待しない。
昨年に比べるとカメラもレンズも重くなり、食糧2泊分とスノーシューを加えて荷物は30kgに近く、トンネルの中の登りが苦しい。

大正池まで来てみると案の定、吊尾根は雲の中。
昨日の雪にも係わらず風が強かったからか、霧氷も全く付いていない。
まあ、毎回初日はこんな感じだと、翌日に期待する。

時々ツアーのグループとすれ違いながらバスターミナルまではスノーシューも不要で歩く。
ところがバスターミナルの敷地内はトレースが散らばっていて、どこを通っても踏み抜く。
仕方なくここから小梨平まではスノーシューを履いて歩く。

意外に風が強いので、昨年のように梓川の堤にテントを張るのは避け、水場近くで場所を探す。
ちょうど○○管理局(聴き取れず)の職員という一行が撤収するところで、彼らが作った風除けをそのまま譲り受けることができた。
昨年は夏用のフライで寒くて懲りたので今回は冬用の外張りを用意。
いま一つ使い勝手がよく分からないが、何とか設営完了。

天気は下り坂なので、少し周囲をロケハンした後はこの日はずっとテントの中で暮らす。


【2日目】
夜中、何回か目を覚ますと外はずっと風が吹いていたが、夜半を過ぎてしだいに弱まってきた。
4時過ぎに目が覚めたので外へ出てみると、ほぼ風はなく、頭上には星が見える。

テントからは山は見えないが、川縁へ出て撮影をすることにする。
夜中の強風で全てのトレースが消えているので、スノーシューを履いて川へ出る。
目が慣れず、穂高の稜線が見えているのかどうか確かでないが、ともかく撮ってみようとカメラを設定してしてレリーズを切るが動作しない。
リモートコードの系統に不具合があるらしく、仕方なく指でシャッターを押す。
当然だがブレてしまった。

一旦テントに戻り、日の出の時間を待って再び撮影ポイントへ出かける。
雲がほとんどないので、雪煙のあがる稜線はきれいに赤く焼けてくれた。
暫く撮影してから河童橋付近へ移動すると、ここにはカメラを持った人が集まって来る。
残念ながらこの朝も霧氷は全然付いていないので、場所を変えてみてもなかなか納得する絵は見つからない。
テントに戻って朝食にする。

昨年の経験から、水を汲んだプラティパスは凍らないようにダウンに包んでおいた。
ところが食材の袋に放り込んでおいたオリーブオイルは完全固形化。
小物入れの中にあった携帯電話もあまりの寒さに電池が機能しない。
まだ色々と改善の余地があることが分かった。

朝食の後、スノーシューを履いて田代池まで出かけてみる。
しかし既に空には薄雲が広がり始め、田代池に着く頃には太陽は高曇りの雲に隠されている。
池の周りのカラマツにも霧氷は見られず、何とも面白くない景色。
それでも数枚を撮影して、帰りは川の右岸を回って小梨平へ戻る。

この後の天候は期待できず、また、翌日はさらに天気が下降しそうな気配なので、予定を短縮してこの日下山を決める。
急いで昼食を摂り、テントを撤収。風除けとサイトを修復して2時前に小梨平を出る。

何故か来た時より重く感じるザックを背負って歩くのはなかなかシンドイ。
午後になり既に人の影はずいぶんと減っている。
釜トンネルの近くになってダラダラとした長い登りがあるのは堪える。

なんとか4時前に中の湯側のトンネル出口に着き、中の湯の売店で暫く休憩。
4時15分の松本行きバスに乗った。



これで3年連続して冬の小梨平に泊まったが、素晴らしい景色の可能性への代償となる負担は大きい。
例えば坂巻温泉など、近くの旅館に泊まって早朝に上高地に入山するという、より楽な選択肢も考えようと思うようになってきた。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:7413人

コメント

いいですね
私もむかし冬の上高地を歩いたことあります。その時ここにテント張ったらいいだろうなぁと思ったことを思い出しました。

いつかしてみたいなぁ。

ためになる山行記録ありがとうございました。

http://www17.plala.or.jp/space-yk/
2013/2/19 17:44
こんばんは
spaceyasuさん、

コメントありがとうございました。
冬のテントはかなり冷えますが、外を覗いた時に見える星 は最高です。
ぜひ試してみてください
2013/2/19 22:38
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

雪山ハイキング 甲信越 [日帰り]
上高地 冬季 釜トンネル-大正池-河童橋
利用交通機関: 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
2/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら