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記録ID: 274010
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雪山ハイキング
蔵王・面白山・船形山

泉ヶ岳〜黒鼻尾根から北泉、袖泉 なれど微妙な空模様

2013年03月03日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
07:07
距離
14.9km
登り
1,096m
下り
1,032m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

8:08泉ヶ岳駐車場-8:32関口-9:23稜線-10:16 957P-10:45 1115P-11:13北泉ヶ岳
11:17北泉ヶ岳-11:40三叉路-12:15泉ヶ岳
12:22泉ヶ岳-12:33袖泉コース-13:00水神碑-13:43岡沼-14:10旗頭-14:50三角山
15:02三角山-15:16採草地(GPS切)〜時間つぶし〜泉ヶ岳駐車場15:40
天候 小雪。風は弱い。
降りるときになって曇り時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
泉ヶ岳少年自然の家バス停(仙台市営バス:泉中央より770円)
コース状況/
危険箇所等
道の状況
・一般コースは特に危険個所なし
・関口〜黒鼻尾根 800m位まで道形は大半わかるし赤布も多い
・黒鼻尾根 957Pへの登り870〜920m付近は東側に雪庇。樹間が狭くうるさい所も
      それ以外は尾根広く、ガス時は道迷い注意
      赤布、青テープもあるが、少ないので当てにせず
・三叉路上1115P 南から直登は最後雪庇越えがあるが、樹を利用すれば容易
・袖泉コース 雪庇発達。雪庇が切れる1060m付近から尾根は急降下。
       GPSはしばし尾根を下っているが、早めに南東側へ尻セードが吉
・岡沼東端から旗頭 東側に雪庇あるが、樹間広めで問題なし
シジュウカラが迎えてくれる
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シジュウカラが迎えてくれる
関口渡渉点
また来たよ。今回は雪が堅く、快調。
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また来たよ。今回は雪が堅く、快調。
盛り土も健在
黒鼻尾根を北泉へ向かう。だだっ広い尾根だ。
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黒鼻尾根を北泉へ向かう。だだっ広い尾根だ。
樹間に957Pがうっすら見える
樹間に957Pがうっすら見える
尾根がやせて来ると西斜面の木々は黒々だが
尾根がやせて来ると西斜面の木々は黒々だが
東の雪庇下は着雪で真っ白
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東の雪庇下は着雪で真っ白
泉ヶ岳がボーッ。見慣れぬアングルのはずだが余り印象は変わらず?
泉ヶ岳がボーッ。見慣れぬアングルのはずだが余り印象は変わらず?
957ピークの下りは気持ちいい
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957ピークの下りは気持ちいい
三叉路上の1115Pの頂稜には雪庇の城壁。木を利用して越える。
三叉路上の1115Pの頂稜には雪庇の城壁。木を利用して越える。
雪庇上はこんな感じ
雪庇上はこんな感じ
北泉方面に下ると鞍部で一般コースに合流
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北泉方面に下ると鞍部で一般コースに合流
北泉山頂。なんも見えねー。頂上の標識も雪の下。
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北泉山頂。なんも見えねー。頂上の標識も雪の下。
重そうですね。
雪見大福?
樹々の足回りも春の装い
樹々の足回りも春の装い
泉ヶ岳の登り。北泉もうっすらしか見えない。
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泉ヶ岳の登り。北泉もうっすらしか見えない。
袖泉、雪庇育ってます。
頂上で袖泉を下ると言ったら、(小生より少し上の)おじさんが仲間に加わった。
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袖泉、雪庇育ってます。
頂上で袖泉を下ると言ったら、(小生より少し上の)おじさんが仲間に加わった。
袖泉に入りましたが、雪激しくなる
袖泉に入りましたが、雪激しくなる
おじさん、ずんずん進む。
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おじさん、ずんずん進む。
途中から振り返る。
今回も晴れなかったな〜。
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途中から振り返る。
今回も晴れなかったな〜。
雪庇末端で乾杯の用意をしていると、おじさんはどんどん下るので、あわてて追う。あっという間に袖泉終了。
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雪庇末端で乾杯の用意をしていると、おじさんはどんどん下るので、あわてて追う。あっという間に袖泉終了。
岡沼東端から雪原と化した岡沼。無雪期は見れないアングルだが、この天気じゃ・・・
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岡沼東端から雪原と化した岡沼。無雪期は見れないアングルだが、この天気じゃ・・・
旗頭へ向かう尾根上も東に雪庇
降雪でレンズ曇ってます
旗頭へ向かう尾根上も東に雪庇
降雪でレンズ曇ってます
旗頭も展望なし
兎平からお別れ峠に向かうと袖泉と水神コースの雪庇が見えてきた
兎平からお別れ峠に向かうと袖泉と水神コースの雪庇が見えてきた
泉ヶ岳もうっすらとだが姿を見せてきた。
やな予感。
泉ヶ岳もうっすらとだが姿を見せてきた。
やな予感。
三角山に向かっていると、ほら陽が差してきた。
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三角山に向かっていると、ほら陽が差してきた。
三角山で袖泉で飲み損ねたノンアルビール
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三角山で袖泉で飲み損ねたノンアルビール
水神登山口に直接下る
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水神登山口に直接下る
お、このお尻は?
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お、このお尻は?
コゲラ君ですか?でも、なかなか顔を見せてくれません
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コゲラ君ですか?でも、なかなか顔を見せてくれません
それとも蝙蝠ですか?
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それとも蝙蝠ですか?

感想

 快晴との予報はないが、強風吹き荒れた土曜日よりはまし、と翌日曜日泉ヶ岳へ。懸案だった黒鼻山と北泉を結ぶ黒鼻尾根(でいいのか?)を歩きに。1月の黒鼻山訪問時は深雪で難渋したが、雪も締まってきているのでなんとかなるかと。なおこのルートは、先月ma-kuroさん、keen2さんが逆コースで歩かれており、参考にさせていただきました。なお、今回いろいろうっかりロスや、小さいルートミスを繰返しているので、GPSは見苦しいことに。
 出だしから、関口でスノシュを履いて出立したはいいが置き忘れたストックを取りに戻り、ちょっとタイムロス。それでも締まった雪でスノシュは踝位までしかもぐらず、快調に登る。黒鼻山を往復できそうかとも思ったが、これから未踏の道を辿るのでやはり自重。ほぼ尾根上に出たところで、ちょっとショートカットのつもりがオーバーランで西の支尾根方面に行きそうになる。
 黒鼻尾根に入るとカラマツ林で最初の鞍部付近もだだっ広い。天気は良くないものの視程はある程度効くのでまだいいが、ガスに巻かれると大変そう。雪面が適度に堅いのが救い。登りにかかるとカラマツ林が終わるが、今度は樹間が狭くなり歩きにくい。傾斜がやや急になると尾根らしくなり、東側に雪庇が出てくる。すると、クラスト状と深雪の部分が交互に出てきて歩きにくい。920mを越えると傾斜も緩み、尾根はまただだっ広くなり、堅い雪面に戻る。957Pの気分よい下りをいくと、右下から北泉コースを行く登山者が見えてくる。ウグイス坂上でコースに合流し、先行者に追いつくと前にはトレースはない。しばし登山道をトレースし、1080m付近から三叉路上の1115Pへ直登する。頂稜に近づくと、目の前に城壁の様な雪庇が横たわっているが、低めの所を樹木を利用して簡単に越えることができた。南西に雪庇がずっと続いている。一般コースからちょっとなので、登る価値ありかも。
 北泉への鞍部方面への下りも愉しい。鞍部にはSVから来たと思われる30人ほどの大部隊が休憩中で、その先にはトレースはない。先行するが、スノシュを付直している時、単独のおじさん(小生も十二分なおじさんですが、もう少し年配の方)が先行し北泉頂上には本日のニ登。何も見えない。
 おじさんより先に下り泉ヶ岳に向かうが、三叉路をうっかり通り過ぎ、水神方面にしばらく歩いて気がつき戻る。実は三叉路から泉ヶ岳へはノントレースだったようですが、オーバーランしている間に先のおじさんが先行したようです。袖泉分岐付近でおじさんの後姿を捉えるが、結局頂上まで追いつかなかった。分岐付近には袖泉へのトレースが付いていて、1人が袖泉に向かう後ろ姿も見えた。
 泉ヶ岳で昼食をとる。先のおじさんと話をして、天気は今一だが袖泉を下るつもりというと、おじさんも行くという。にわかパーティーで、袖泉にGOとなった。
 ところが、おじさんここでもすぱすぱ進む。袖泉は気分いいけど短いんですけど・・・と思う間もないうちに雪庇の末端に。ここで、樹林帯への尻セード降下前に乾杯(ノンアルですが)の用意をしていると、おじさんが尾根どおしの急斜面を下り始めたのであわてて後を追う。結構クラストした急斜面はスノシュだと却って危ないから、南西の斜面を滑りましょと促す。やはりあっという間にに楢の木林の水神コースに出てしまった。おじさんとは水神碑で別れた。
 次のバスは4時前なので、岡沼〜旗頭の稜線を繋ぎに行くことに。お別れ峠からは薄いトレースを追うが、それに惑わされてちょっと寄り道。岡沼を横切り東端で先月辿ったコースと合流。ここから南に稜線通しを辿る。この稜線も東に雪庇が出ている。途中岡沼南東の800mコンターのピークに寄り道。高低差がないのでわかりにくいが、白樺の木当りが最高点か。藪も特になく旗頭に出る。ここから定番のチョイ足しコース三角山へと兎平を戻る。すると泉ヶ岳がうっすら見えてきてやな予感。三角山に着くころには陽ざしが漏れ始めた(やっぱり)。三角山で、袖泉で飲み損ねたノンアルビールを開けたのでした。
 今回のハイクで、泉ヶ岳スキー場東の小尾根からカモシカコースを経て黒鼻山まで、つぎはぎではありますが、尾根通しでマイルートの赤線がつながりました。今冬のプチ目標とりあえず達成です。
 
 

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コメント

お疲れ様でした
odaxさんらしい独創的なルート、愉しませて頂きました。特に黒鼻尾根を登る、という発想は全くなかったので、オドロキです。

いつぞやの二回登りで4ルート完全制覇といい、泉ヶ岳はまだまだイロイロ楽しめそうで、奥が深いですね。
2013/3/4 7:59
こんばんは、derakkumaさん。
 拙レコにコメありがとうございます。
 若い時の体力もなく、メンタルもチキンなodaxは、深い山では、derakkumaさんのような大胆な山行は望むべくもありません。でも泉ヶ岳は、冬でも入山者が多く、登山口からの距離も適当なので、未踏のルートも比較的気軽にチャレンジできます。ま、身の丈にあったスケールの山域といったところでしょうか。愉しませてもらってます。
 なお、昨秋の泉ヶ岳2回登りで4ルートのレコは、泉ヶ岳のルート「完全制覇」ではありません。泉ヶ岳への直接登路としては北泉コースが残っています。いや、この時期は袖泉も含め6ルートか。ところで、この6ルート、下から全部は流石に無理でしょうが、泉ヶ岳には兎平〜水神の中腹トラバースルートがあります。表コースを登路にとり、このトラバースを利用すれば、日帰り6ルート完全制覇も視野に入ってきます。derakkumaさんの熊パワーをもってすれば、楽勝かも?
2013/3/4 22:10
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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