布引の滝〜トゥエンティクロス〜桜谷〜掬星台〜青谷道〜春日野道



- GPS
- --:--
- 距離
- 15.9km
- 登り
- 812m
- 下り
- 819m
コースタイム
- 山行
- 4:36
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 5:19
天候 | 曇りのち晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2020年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
(帰り)青谷道登山口から徒歩で春日野道「HATなぎさの湯」まで |
コース状況/ 危険箇所等 |
「トゥエンティクロス」の崩落場所について 2019年08月03日の山行記録に書いた時の状況と殆ど変化していない印象。 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1953623.html 唯一変化していた点は、崩落の最上部に辛うじて立っていた木々の数がさらに減っているように見えたことか。現時点で4〜5本程度に見えたので、記憶は曖昧ではあるものの、風雨でさらに倒れて崩れたんだろうか。以下再掲。 崩落している区間は、「三笠岩」から「あじさい広場」へ登る「高雄山砂防ダム」の高巻き道のところ。以前はここに古びた石段道が続いていたが、それが完全崩壊状態で跡形もなくなっていて面影すらもない。 がしかし、最初の大規模な崩落から既にかなり日数が経過しているうえ、意外と多くの登山者が通行することで踏み跡がしっかりとつけられていて、斜面にはロープも下がっているので、進みやすさという面だけなら逆に以前よりも距離が短くなっていて歩きやすいかもしれない。ただし岩の転がった砂地斜面なので不注意で転倒したら相応の危険はある。 この先、再び台風や豪雨などの風雨が続いて追い打ちをかけると、追加の崩落が起きる可能性は否定できないので、雨の日や雨の直後などは、無理にここを通過しようとするのは止めた方がいいかもしれない。以前と同様の感想となるが、晴れの日がしばらく続いて地盤が落ち着いた後でないとリスクがあると思う。 なお「トゥエンティクロス」自体は通行禁止にはなっていない。通過には注意すること、ということのようだが、森林整備事務所の基本スタンスは迂回路を通ること、となっている。公的機関の対外発信としてはそう言わざるを得ないだろう。 なお迂回路だが、「布引貯水池」から上った場合は、(1)市ヶ原から縦走路を西へ進んで高雄山へ、(2)稲妻坂から天狗道経由で摩耶山へ、(3)黒岩尾根から摩耶山へ、(4)地蔵谷から天狗道経由で摩耶山へ、などがある。摩耶山周辺側から下ってきた場合は「あじさい広場」から、(1)分水嶺越林道経由で学習の森〜森林植物園へ、(2)分水嶺越林道経由で仙人谷〜再度公園へ、(3)分水嶺越林道経由で高雄山〜市ヶ原へ、という形になるのだろうか。ただ迂回すると距離・時間ともに相当大幅なロスが生じるので、正直いうと「迂回路」という言い方はそぐわない感じがするが。 |
写真
装備
個人装備 |
通常のトレッキング靴のみ
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感想
今回は同行者の希望を考慮してのコース組み。希望は山行帰りの温泉を「HATなぎさの湯」とすること。徒歩で向かうことを想定すると下りルートはかなり限られてくる。
ということで下りは素直に「青谷道」とした。となると基本は「摩耶山・掬星台」から下ることになるが、ではどこからどう登っていくか、が焦点。最近歩いていないルートで考えると結局のところ無難に「トゥエンティクロス〜桜谷」に決定。上りはきつくないが、距離はけっこう稼げる。「トゥエンティクロス」も「桜谷」も下り利用は多いが上りで使うことが最近なかったので、そういう意味では久しぶりだった。
上り、下り、両ルートとも超メジャールートで昨年と比べても道の状況に特に大きな変化はなかった。細かい点を言うと「桜谷」の上に位置する梵字石のある「産湯の井」の周囲が舗装されていて、説明看板が撤去されていたこと。説明がないと分からないんだけど、このままで良いのかなと思ってしまった。あとは、巨大な「八州嶺堰堤」周辺の草木がきれいに刈り取られていて見通しが良くなっていたことかな。
今回の山行で良く分かったのは、トレランごっこ集団の非常識ぶり、傍若無人ぶり。自己中心的で他者への気遣いや思い遣りのないことこの上ない。周囲の観察力、行動の判断力のなさはもとより知性の欠如すら感じてしまったぐらい。驚きを通り越して怒りしか湧かない。最近の土日は山も人出が多く、特に高齢者やファミリーが一気に多くなる。皆大人しく静かに山歩きのマナーを守りつつ楽しんでいるのに、それを自己中心的な行動で平気で破壊するのがトレランごっこ集団だ。自分達だけのマイルールを振りかざして横柄なこと。まさに「山の半グレ暴走族」という表現がピッタリだ。
トレラン愛好者の中にはマナーの良い人もいるが、長い経験上それは極めて一握りだ。単独で黙々と練習している人はマナーを守ってくれる思い遣りのある人が多い印象だが、複数4人以上の集団になると絶望的に悲惨だ。擦れ違い様の至近距離で、山じゅうに響き渡るような大声で声をかけてきたり、わざと顔をこちらに近づけてきて大声を発したり。今回は二十渉途中で擦れ違った上下とも全身黒のユニフォーム?を着用したトレランごっこ4人グループがまさにそれ。ヘラヘラ笑っててわざとなのでクズだなと思った。こういう阿呆な輩がトレラン自体のイメージを無駄に大きく悪化させているよね。いたずらに敵を増やすだけ。損しかないよ。この黒ずくめのごっこ集団の他にも、また別の4人集団に出会ったが、こちらもまるで深夜の居酒屋のような大声での会話をしながら歩いていた。やたら大声が響き渡っていたので、すぐ近くにいるのかなと思うとさにあらず、姿の見えない範囲の遠くからする声。もう驚きだ。スピードはあるのでやがて追い付いてきたのだが、大声はそのまま。そんなに馬鹿騒ぎしたいのなら山へ来ずに酒場へでも行けよと言いたくなる。何しに来たんだよ、と。多くの人は自然の風や木々の音や鳥の声など自然の空気感をそこはかとなく感じながら、街の喧騒から離れた静かな場所を歩いているのにな。
あと、速いから追い付いてきて抜こうとするのは別に良いんだけど、ピタっと背後に張り付くように接近して煽る人がいるのもいただけない。「煽り運転」はやっちゃだめ。やっぱり「暴走族」という表現が似合う。抜くのにはそれに適した場所というのがある。一人分位の極めて狭い道幅の途中で無理矢理に抜こうとするのは危険。二人分の幅が確保できる箇所が必ず出てくるので、抜くのならそこだ。そんなのは当たり前のことだが、それが出来ない、判断力に欠けるのがトレランごっこ集団のようだ。聞くところによると、そもそも休日に人の多くなるメジャールートを避けて走れば自由に楽しめるものを、わざと人の多いところを走ろうとするのが彼らの不思議な特徴のようだ。見て欲しいのかな。誰が見るかよって話だけど、それがトレランごっこ集団の「ごっこ集団」たる所以なのかもしれないな。ちなみに私は「GreatRace」のトップ選手の姿を見るのは大好きでリスペクトしています。
人間、4人以上の集団になると途端にモラルのタガが外れるという現象を再び目の当たりにした次第。4人以上となると大抵リーダー格が居るものだが、その人のモラルが崩壊するようなのでもう歯止めが利かない状態なんだろう。これが今の時代の世間一般の当たり前になったんだろうか。今の日本人ってもしかしたらこれが標準なのかと思うとちょっと寂しくなるなあ。なのでマナーの良い優しそうなハイカーに出会うこともけっこう多いんだけど、出会うと本当に清々しい気持ちになって嬉しくなるんだよなあ。自分もそうありたいもんです。優しい気持ちで歩けるように日々精進しよう。
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