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Yamareco

記録ID: 279513
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥秩父

棚洞山ーコンドウ丸ー大谷ヶ丸ーハマイバー大蔵高丸縦走

2013年03月23日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
08:20
距離
30.5km
登り
1,824m
下り
1,973m

コースタイム

笹子駅(7:10)-入道山(8:05)-棚洞山(8:25)-東峰(8:55-9:10)-大鹿山(9:35-9:45)-コンドウ丸(10:15)-大谷ヶ丸(10:55)-ハマイバ丸(11:45-12:00)-大蔵高丸(12:20-12:40)-湯ノ沢峠(13:00)-林道終点(13:35)-ハマイバ前バス停(14:15)-初狩駅(15:30)
天候 晴れ後曇り
過去天気図(気象庁) 2013年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
行き:JR笹子駅
帰り:JR初狩駅

感想

前回の山行で、中指山から小金沢連嶺を眺めて、まだ登っていない山があることを思い出した。今日は、未踏区間の大谷ヶ丸〜大蔵高丸を歩こうと思う。

大谷ヶ丸までは、少し遠回りになるけれど、お坊山の南東尾根から登ってみることにした。そうすれば、登ったことの無い山々にも登れる。

笹子駅は、いつも多くの登山者が降りるのに、今日は、私ともう1人だけだ。

車道を進み、稲村神社で北に折れる。中央自動車道の下をトンネルで抜けて、そのまま少し進むと「お坊山登山口」の看板が。この標識から10数メートルほど南に戻ると、そこに山腹を登って行く踏み跡があった。いきなりの急登で、道は不鮮明。
それでも、しばらく登ると、尾根に乗って道がはっきりし、傾斜も緩やかになった。

倒木帯を抜けると入道山に到着。本社ヶ丸が近い。新しい山名標がある。
棚洞山は、そのすぐ隣の山だ。山頂手前の急登で、踏み跡は尾根を巻くように登り、かなり大回りしている。山頂は松で囲われている。この辺り、小さな松ぼっくりが沢山だ。とても気持ちのいい尾根。

その先の東峰も近く、200mほど登ると山頂だ。お坊山の東峰ということだろうか。春の陽気の中、ベンチに横になって少し休憩すると、寝不足のせいか瞼が重くなる。

大鹿峠まで下ってしまうと、その後は、緩い登りが続く。巻き道を逸れ、大鹿山に寄った後、登ったことのないコンドウ丸に向かう。小さなシジュウカラがとても元気に飛び回っている。

コンドウ丸は、木に覆われた平らな山頂。今の時期は、まだ緑がない。少し休憩して、大谷ヶ丸に向かう。この先も、道形ははっきりしていて、傾斜は緩く、快適に進む。風がとても気持ちいい。

去年訪れた大谷ヶ丸で、ようやく1人の登山者に遭遇。この辺り、意外と人が入らないのかもしれない。

その先から、雪解け後のぬかるみ状態になった。落ち葉の下がドロドロになっているが、見た目で分からないので、不用意に足を乗せると滑る。
この先、木のかわりに笹が出て来て、視界が広がる。泥濘さえ無ければ、とても気持ち良さそうな稜線。少し時期が早かったのか、ドロドロの道を進む。

ハマイバまでも、なだらかな登りで疲れない。笹の背が高くなり、2m程になって来た。登山地図にササヤブと書かれている辺りも、登山道は刈り払われていて、全く問題ない。

山頂手前の南側が開けた、ケルンのある場所で、昼食休憩。予報通りに雲が増えて来て、富士山は、残念ながら見えず。
靴を脱いで素足になると、風が心地よい。

ハマイバの三角点のある山頂は、木に囲まれて、あまり展望がない。素通りして、大蔵高丸に向かう。距離は1.5kmもなく、アップダウンもないため、散歩気分で進める。植生保護で登山道の左右にロープが張られ、道は迷いようがない。

懐かしい大蔵高丸に着く。以前来た時は、富士山の眺めが良かったのだが、今日は、やはり見えない。そのかわり、黒岳、雁ヶ腹が大きい。
さっき休憩したばかりだけれど、時間もゆとりがあるので、山頂の岩の上で、少し昼寝をしていくことに。目を閉じると、とても静かだ。遠くで航空機の飛ぶ音だけがする。

湯の沢峠までの下りには、まだ雪が残っていた。人に踏まれて、凍っている。アイゼンを持ってこなかったので、恐る恐る体重をかける。意外と長い凍結地帯を過ぎると、また泥状になった。以前来た時(11月)も、ここはドロドロだったから、年中、ぬかるんでるのかもしれない。

湯の沢峠に着いて、避難小屋と水場を見ておきたいと、左に向かうと、なにやら大勢の人の声がする。避難小屋は、大きなザックの10数名の登山者で溢れていた。小屋は小さく、今日ここで全員泊まるとしたら、大変そうだ。

避難小屋の前で、小屋番っぽい人から「今日泊まるの?」と聞かれる。避難小屋なのに、小屋番がいるの?と思いながら「いえ、このまま帰ります」と答え、水場に向かう。水場は、意外と細い。手だけ洗って、再び、湯の沢峠に戻った。

天気は、下り坂で雲が増えて来た。道標に従って、桑西方面に降りる。沢に向かって下って行く、とても明瞭な道。笹が刈り払われていて、歩きやすい。すぐに沢が右手に出てくる。沢沿いには、コケに覆われた岩が多く、潤いがあっていい雰囲気。水の流れが綺麗で、つい沢に手を入れてしまう。

この先、道が交錯するも、道標多数で迷うこともなく、林道に降りられた。
ハマイバ前のバス停まで、小走りで下って行く。途中でゲートが閉じられているおかげで、車の通りは全くない。

ハマイバ前に着いて、バスの時間を確認すると、次のバスまで1時間ほどある。今日は、山頂ごとにゆっくり休憩したこともあって、まだ疲れていないから、駅まで歩くことに。

それにしても、ハマイバ前バス停からハマイバまでは遠い。ここからハマイバ丸まで行く人っているんだろうか、などと考えながら、駅へと向かう。天気はいつの間にか回復して、暖かい日差しが降り注いでいた。

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コメント

chinyamaでございます。
いつも熟読させていただいております。
今週師匠は、どちらの山に登られているんだろうと、
思いながら山行を続けております。
今週わたしは、金山鉱泉から雁ヶ腹摺山に初挑戦いたしました。登りに四時間もかかりヘトヘトでしたが、初挑戦は緊張感もあり、楽しめました。
今回の師匠のコースは、近いうちに是非挑戦したいと思います。
2013/3/25 8:18
ニアミスですね
chinyamaさん、お久しぶりです。

週末は、雁ヶ腹摺山に登られてたんですね。すごく近くを歩いていたようで、面白いものですね。あの天気だと、五百円札で有名な富士山は見れなかったでしょうか。

私も雁ヶ腹は1回しか登ったことが無いです。北側から登るルートでもう一度登りたいと思ってるんですが、なかなか時間的に難しいです。

私の歩いたルートは雪解けで、ぬかるんでますので、もう2〜3週間くらいしてからが良いかもしれません。気持ちのよい稜線歩きができます。

私の記録を毎回、読んでいただいているようですが、代わり映えのしない内容で、お恥ずかしい限りです。文才もユーモアも無いので、面白い記録は書けないです。

今週末は、残念ながら、仕事で山には行けそうにありません。
2013/3/25 23:31
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